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第3章 アミサム王国 動乱
第102話 やっぱり姉弟
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騒動から、二週間。
すっかりおとなしくなった面々は、プローペの現状を確認。
縫製工場や、集合住宅。
一般家庭にまで来ている、上下水道。
おもしろがって造った公衆浴場。卓球台と、ビリヤード場完備。
そして、整然と整地され、豊作の農場とゆったりと生活を楽しむ農民。
動き回る、謎の魔道具。
「プローペは。ここだけ違う国です」
「ええ。道中の農村部とは全然違う。これはきっと、松田様や日本のてこ入れの結果。実に素晴らしい。街道もこの領内だけ全く違う。馬車や荷車専用道と、人用の通路を分け、人用の路面は少し柔らかい。あまり柔らかいと、逆に疲れるからとわずかですが」
げしげしと、地面を蹴ってみる、ビルギッタ。
「盗賊よけに、夜間は20mごとに外灯という物が点り、聖魔法の光で疲れと怪我が少しだけですが治るそうです。ですがまあ、この領内。盗賊はいなくなったようです。プローペへ赴き仕事がしたいと言えば、できる仕事を斡旋してくれるらしいですし、あの集合住宅で、素晴らしい暮らしができますからね」
「ええそうね。広くはありませんが、お風呂やトイレ。ええあの素晴らしいトイレが使える。それにあのベッド、王城のベッドなど馬の寝床ですわ」
今現在、周りに居る兵達は、集合住宅を満喫している。
2人の言葉を聞き頷く。
「もう、帰りたくないよな。食い物は美味いし住民は優しいし」
「そうだよな。仕事は斡旋してくれるみたいだから、この仕事が終わったら、家族を連れて引っ越してこようかな」
「これ。兵達。きっと婚儀の後。真一殿や松田様が、アミサム王国全体を変えてくださる。少し待つがいい」
「「「おおおっ」」」
そう言って、農民から、お土産にもらったピザを、大事そうに抱えるビルギッタ。
視察の際、当然のように始まる昼食。
見慣れぬ、食べ物。それを皆で分け合っている光景。
丸い形だが、乗っている物が違う。
特に、ピザマスターと呼ばれる男。ハッタ。
彼の作るピザは、和風にこだわり日々精進をされていた。
プローペへ帰るというと、お使いを頼まれたビルギッタ。
兵達は止めるが、ビルギッタは率先して、その言付けと品を受け取った。
「そうか、プローペへ帰るなら、松田様にこれを届けてくれ」
渡された、焼きそばピザ。薄切りトンカツと炒り卵ピザ。焼き鳥ピザ。
新作は、ソース系二種。焼き鳥ピザは、広大達が焼き鳥好きだから乗せてみた。
味見をしたが、濃厚なソースと、辛子。それにちりばめられた紅生姜。そして好みによって付ける、マヨネーズが絶品だった。ピザマスターハッタ恐るべし。ビルギッタは、箱に詰められたピザを自ら抱える。
プローペの城壁が見え始める頃。逆方向から、馬車が5台ほどやってくる。
「あの紋章は、アルテリウム?」
ビルギッタが、いぶかしげに眺める。
「おねえさま。随分と目が良くなりましたね」
クトゥルフも見るが、紋章など見えない。
「いや、これじゃ」
オペラグラスが出される。視察用に広大からもらったもの。
実際は貸すつもりだったが、ビルギッタの喜びように。広大がついあげると言ったもの。その晩は、抱えて眠った。
視察中の、ビルギッタ達が歩きなのは、馬車が修理中のため。
いま、魔改造中。
クスティに借りても良かったが、余すことなく見ると張り切り。歩きが決まった。
そんなのんびりした、一同と対象的に、やっとの思いでプローペ。クスティの元へたどり着いた、アルテリウム第1王子アルヴ17歳。
到着早々、クスティとの挨拶もそこそこに、爺やと落ち合い。情報のすりあわせを行う。
そこで、日本からの来訪者、松田に執着し、家へ押しかけていたことを知る。
まだ、17歳のアルヴ王子。話を聞き、王族が無下にされたと、理解をする。
そこで、クスティと話を聞けば良かったが、そこは、アウラと姉弟。
暴走を開始する。
到着し、話を聞いて即。兵を引き連れて、松田家へと向かう。
家を囲むが、見慣れぬ佇まい。
背後にいる、爺やや、兵達が距離を空け、立っていることに気がつかない。
門に手を掛け、開こうとするが、びくともしない。
この門。いい加減、来客が鬱陶しいので広大が造った門。
脇に通用口とインターフォンがある。
小さいが、どこかの城にありそうな大手門のような形。
扉は、一見すると木だが、最新の素材で積層構造。グレネード・ランチャー40mm。対人対戦装甲擲弾を食らっても平気である。
この王国にある破城槌など、意にも介さない。
無論耐物理と、耐魔法の魔道具が仕込んである。
そこに向かい、王子は魔法を放つ。
妹の、アウラは聖魔法使いであったが、アルヴは攻撃魔法の使い手。
ヘルムル家は、過去に幾人か勇者の血が入っている。
青く光る火球が形成され、撃ちだされる。
そして、攻撃対象の門は、広大が造ったもの。耐えるだけではつまらないので、魔法は反射する。
強力無比な魔法は放たれ、王子が、にやっと笑った瞬間。ぴよんと奇妙な音と共に帰ってくる。
魔法を放ち、僕ってかっこいいだろと、格好を付けていた王子は、体を躱したが体をかすめ。自ら放った炎により焼かれる。
「アルヴ様」
あわてて駆け寄るが、瀕死状態。
強力無比な魔法が徒となる。
爺やはあわてて、インターフォンのボタンを押す。
「松田様。助けてください」
すっかりおとなしくなった面々は、プローペの現状を確認。
縫製工場や、集合住宅。
一般家庭にまで来ている、上下水道。
おもしろがって造った公衆浴場。卓球台と、ビリヤード場完備。
そして、整然と整地され、豊作の農場とゆったりと生活を楽しむ農民。
動き回る、謎の魔道具。
「プローペは。ここだけ違う国です」
「ええ。道中の農村部とは全然違う。これはきっと、松田様や日本のてこ入れの結果。実に素晴らしい。街道もこの領内だけ全く違う。馬車や荷車専用道と、人用の通路を分け、人用の路面は少し柔らかい。あまり柔らかいと、逆に疲れるからとわずかですが」
げしげしと、地面を蹴ってみる、ビルギッタ。
「盗賊よけに、夜間は20mごとに外灯という物が点り、聖魔法の光で疲れと怪我が少しだけですが治るそうです。ですがまあ、この領内。盗賊はいなくなったようです。プローペへ赴き仕事がしたいと言えば、できる仕事を斡旋してくれるらしいですし、あの集合住宅で、素晴らしい暮らしができますからね」
「ええそうね。広くはありませんが、お風呂やトイレ。ええあの素晴らしいトイレが使える。それにあのベッド、王城のベッドなど馬の寝床ですわ」
今現在、周りに居る兵達は、集合住宅を満喫している。
2人の言葉を聞き頷く。
「もう、帰りたくないよな。食い物は美味いし住民は優しいし」
「そうだよな。仕事は斡旋してくれるみたいだから、この仕事が終わったら、家族を連れて引っ越してこようかな」
「これ。兵達。きっと婚儀の後。真一殿や松田様が、アミサム王国全体を変えてくださる。少し待つがいい」
「「「おおおっ」」」
そう言って、農民から、お土産にもらったピザを、大事そうに抱えるビルギッタ。
視察の際、当然のように始まる昼食。
見慣れぬ、食べ物。それを皆で分け合っている光景。
丸い形だが、乗っている物が違う。
特に、ピザマスターと呼ばれる男。ハッタ。
彼の作るピザは、和風にこだわり日々精進をされていた。
プローペへ帰るというと、お使いを頼まれたビルギッタ。
兵達は止めるが、ビルギッタは率先して、その言付けと品を受け取った。
「そうか、プローペへ帰るなら、松田様にこれを届けてくれ」
渡された、焼きそばピザ。薄切りトンカツと炒り卵ピザ。焼き鳥ピザ。
新作は、ソース系二種。焼き鳥ピザは、広大達が焼き鳥好きだから乗せてみた。
味見をしたが、濃厚なソースと、辛子。それにちりばめられた紅生姜。そして好みによって付ける、マヨネーズが絶品だった。ピザマスターハッタ恐るべし。ビルギッタは、箱に詰められたピザを自ら抱える。
プローペの城壁が見え始める頃。逆方向から、馬車が5台ほどやってくる。
「あの紋章は、アルテリウム?」
ビルギッタが、いぶかしげに眺める。
「おねえさま。随分と目が良くなりましたね」
クトゥルフも見るが、紋章など見えない。
「いや、これじゃ」
オペラグラスが出される。視察用に広大からもらったもの。
実際は貸すつもりだったが、ビルギッタの喜びように。広大がついあげると言ったもの。その晩は、抱えて眠った。
視察中の、ビルギッタ達が歩きなのは、馬車が修理中のため。
いま、魔改造中。
クスティに借りても良かったが、余すことなく見ると張り切り。歩きが決まった。
そんなのんびりした、一同と対象的に、やっとの思いでプローペ。クスティの元へたどり着いた、アルテリウム第1王子アルヴ17歳。
到着早々、クスティとの挨拶もそこそこに、爺やと落ち合い。情報のすりあわせを行う。
そこで、日本からの来訪者、松田に執着し、家へ押しかけていたことを知る。
まだ、17歳のアルヴ王子。話を聞き、王族が無下にされたと、理解をする。
そこで、クスティと話を聞けば良かったが、そこは、アウラと姉弟。
暴走を開始する。
到着し、話を聞いて即。兵を引き連れて、松田家へと向かう。
家を囲むが、見慣れぬ佇まい。
背後にいる、爺やや、兵達が距離を空け、立っていることに気がつかない。
門に手を掛け、開こうとするが、びくともしない。
この門。いい加減、来客が鬱陶しいので広大が造った門。
脇に通用口とインターフォンがある。
小さいが、どこかの城にありそうな大手門のような形。
扉は、一見すると木だが、最新の素材で積層構造。グレネード・ランチャー40mm。対人対戦装甲擲弾を食らっても平気である。
この王国にある破城槌など、意にも介さない。
無論耐物理と、耐魔法の魔道具が仕込んである。
そこに向かい、王子は魔法を放つ。
妹の、アウラは聖魔法使いであったが、アルヴは攻撃魔法の使い手。
ヘルムル家は、過去に幾人か勇者の血が入っている。
青く光る火球が形成され、撃ちだされる。
そして、攻撃対象の門は、広大が造ったもの。耐えるだけではつまらないので、魔法は反射する。
強力無比な魔法は放たれ、王子が、にやっと笑った瞬間。ぴよんと奇妙な音と共に帰ってくる。
魔法を放ち、僕ってかっこいいだろと、格好を付けていた王子は、体を躱したが体をかすめ。自ら放った炎により焼かれる。
「アルヴ様」
あわてて駆け寄るが、瀕死状態。
強力無比な魔法が徒となる。
爺やはあわてて、インターフォンのボタンを押す。
「松田様。助けてください」
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