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第三章 魔王討伐という名の試練
魔王城は想定外の結界に覆われていました
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翌朝、最終砦の出口側を塞ぐ鉄格子を爆裂魔法で破壊して、僕らはトルスタンの三人と共に、魔王城へと向かう事になった。
最終砦の出口側の長い廊下を進んでいくと、気温がどんどん上昇していく。岬側は真夏の暑さで、でた時は、全員が汗だくになっていた。
最終砦は四月位の気温だったので、セーターは脱いできたが、下着は冬用で分厚いし、防具にも防寒対策処理がされていて、こんなに暑いとは予想もしていなかった。
「熱いな」 ブリットはそう言って、防具や服を脱ぎ始めた。
それを見て、ダニエルとボルドーも脱ぎ始める。
「ちょっと」 振り向いたユリが、上半身裸になった三人に気づき、顔を赤くした。
陽の全く当たらない大地がこんなに熱いのは異常だが、左右から、溶岩の熱気が立ち上ってくるので、この岬の辺りだけ、気温が高いみたいだ。
僕も、脱ぎたい気分だが、女性三人に悪い気がして、汗だくのまま歩いていたら、ローラが氷礫を地面にばら撒いて、対策してくれた。
普段は、魔力の無駄遣いだからと、魔法のこんな活用は決してしない女性だが、この暑さは耐えられなかったみたいだ。
それでも、暑いのは変わらないが、少しひんやりするので有難い。
二時間程歩き、魔王城を覆うオーロラの裾野に到着した。遠くからは、綺麗な色のオーロラにみえたが、風に揺れる空気のカーテンの様なものだった。
「これ、結界ね。なんの結界かしら」
「これは、スキル無効結界だ。わが国でも何カ所か配置されている」
ブリットがそう教えてくれたが、僕やアローンにとって、絶望的な結界だ。能力Bランクのまま底上げできないとなると、僕の戦力はガタ落ちだ。熟練度Sと言っても基本能力がB級なので、AAランク冒険者にも劣る。チームの要となるタンク役のアーロンもその役割を期待できなくなる。
もう一人、攻撃を引き受けてもらえるタンクが欲しいが、タンク向きの体格のダニエルは、タンクの素養がない。
フレイアの鑑定によると、体力は人並みで、耐久力や防御力は低いらしい。打撃力、破壊力、俊敏性の素養は、化け物級で、K1ファイタータイプが彼には最も合っている。
タンクになりうる人物は、全ての素養がSプラスのユリとなるが、今は片手剣の格闘剣士で、盾を持って来ていないので、ナイト役は期待できない。
「この結界、解除はできないのか」 僕は、トラップマスターのフレイアに尋ねた。
「これは魔法だから無理」
「結界を発生している装置を停止もしくは破壊するだけだが、おそらく魔王の部屋にあるんじゃないか」 ブリットが絶望的な事を告げた。
「ローラ、なんとかならない?」
「ちょっと、解析してみるけど、簡単じゃないと思う」
「まあ、凡人のBランクが二人もいるんだから、なんとかしたいのは分からなくもないが、時間の浪費だ。先に進むぞ」
虹色に揺れる透明カーテンの前で立ち止まっていた僕らを見捨てて、トルスタン国の三人は、さっさと、結界内に入って行った。空気のカーテンなので、普通に通れるのだ。
「お前らも来い。こっちは涼しいぞ」
彼らは、服や防具を着始めた。
それを聞いて、僕一人を残し、四人も直ぐに、カーテンを超えて、中に入って行った。
仕方がないので、僕も入ることにしたが、その前に基本性能を上げるすべてのスキルを発動し、ついでに確認のため、不可視を発動して、結界を潜った。
すると、エアカーテンを抜けた途端、不可視が解除された。底上げスキルを確認するため、垂直跳びしてみたが、やはりジャンプ力は普通で高く飛べなくなっていた。
「ユウスケ。努力と根性は、変わらない。スキルが使えなくとも、人一倍努力した結果はかわらずついてくるんだ。安心しろ」
アーロンはそう励ましてくれたが、僕はアーロン以上にスキル頼りで戦闘していただけに、それでも元気は湧いてこなかった。
因みに、この結界は断熱効果もあるようで、結界内は暑くも寒くもない春先の様な丁度いい気温だった。
結界内を全員で歩き、魔王城の城門に着いた。最終砦の門は、王城の正門より一回り大きい立派な門だったが、ここの城門は、その三倍もある巨大な金属製の門だった。
「頼もう。我らはプルキナス王国及びトルスタン合衆国より、魔王討伐の命を受けまいたもの。魔王様との対戦をお願い申す」
ユリが口上を唱えても、門は全く開く気配がない。
「そんなことしても、開くわけないだろう。ダニエル、頼む」
大男のダニエルは、その門を透視するかのよう、門の下からゆっくりと門の上まで視線を動かしていき、今度は正面を向いて目をつぶって、合掌を始めた。
何のお願いをしているのだろうと思いながら、暫く黙ってみていると、「閂は外した」とポツリと呟いた。
「こうやって力押しで開けれぱいいんだよ」
ブリッツを含むトルスタンの三人が門を押し始めた。僕らも顔を見合わせ、それに従って頑張って押したが、やはり門はびくともしない。
だが、フレイアが勇気の歌を唄い出すと、少しずつ、門が開いていき、通れる位に開くことができた。
門の裏側に回ると、確かに閂があり、それが外れていた。
スキル無効なのに、どうやって閂は外したのかを、ダニエルに尋ねると、「超能力」と応え、「情報は隠しておけといったろう」とブリッツに叩かれていた。
ダニエルは、透視やサイコキネシスの能力まで隠しもっていたのだ。
「超能力?」 賢者のローラでも、超能力については知らないみたいだ。
アーロンとフレイアも当然知らななかったので、スキルとも魔法とも違う魔法の様な能力で、透視してみることができたり、念じて物を動かしたりすることができるんだと教えてあげたら、ローラとフレイアの二人は慌てて僕らの背後に隠れた。トルスタンの三人がこっちを見ていたので、ダニエルが服を透視しているとでも思ったのかもしれない。
城の中は、王宮の様な佇まいで、広い玄関を進んだ正面には、レッドカーペットが敷いてある二階に通じる階段があった。
この城の高さから考えると三階建て位で、魔王は最上階にいるのが定番だが、ユリの事だから、一階に進むに違いないと思っていたのに、彼女はすたすたとその階段を上り始めた。
ゴツン、ドスン。 先頭を進んでいたユリとアーロンの二人が、途中の踊り場に上がろうとして、足を踏み外したのか、態勢を崩した。勿論、反射神経がいいので、とっさに反応し、転倒せずにその場に踏みとどまった。
ユリは前方に手を伸ばすと、踵を返して階段を降りていき、アーロンもあと追ったが、僕らは彼女の行動が分からず、その踊り場まで登って確認しにいった。すると、完全に透明な硬質ガラスの様なものがあった。
「これも結界ね。ここは通れないみたい」
「これが多分制御装置。この鍵穴で、解除できる」
階段横に、小型金庫位の大きさの箱があり、天井部分中央に鍵穴がある。
フレイアは、早速、開錠処理を始めたが、魔法キーがないと解除不可能との結果となった。
「やれやれ、一階ごとに鍵探しろというのかよ。面倒だな。賢者のお姉さんは、サーチ魔法とか持ってないのかよ」
「あるけど、その必要はないわ。一番奥の間と相場は決まっているから」
階下で待っていたユリが、先に一階の廊下に向かって進みだしたのを見て、ユリは気配感知の能力で、鍵の在処が分かっているに違いないと、僕らも慌てて二人の後を追った。
最終砦の出口側の長い廊下を進んでいくと、気温がどんどん上昇していく。岬側は真夏の暑さで、でた時は、全員が汗だくになっていた。
最終砦は四月位の気温だったので、セーターは脱いできたが、下着は冬用で分厚いし、防具にも防寒対策処理がされていて、こんなに暑いとは予想もしていなかった。
「熱いな」 ブリットはそう言って、防具や服を脱ぎ始めた。
それを見て、ダニエルとボルドーも脱ぎ始める。
「ちょっと」 振り向いたユリが、上半身裸になった三人に気づき、顔を赤くした。
陽の全く当たらない大地がこんなに熱いのは異常だが、左右から、溶岩の熱気が立ち上ってくるので、この岬の辺りだけ、気温が高いみたいだ。
僕も、脱ぎたい気分だが、女性三人に悪い気がして、汗だくのまま歩いていたら、ローラが氷礫を地面にばら撒いて、対策してくれた。
普段は、魔力の無駄遣いだからと、魔法のこんな活用は決してしない女性だが、この暑さは耐えられなかったみたいだ。
それでも、暑いのは変わらないが、少しひんやりするので有難い。
二時間程歩き、魔王城を覆うオーロラの裾野に到着した。遠くからは、綺麗な色のオーロラにみえたが、風に揺れる空気のカーテンの様なものだった。
「これ、結界ね。なんの結界かしら」
「これは、スキル無効結界だ。わが国でも何カ所か配置されている」
ブリットがそう教えてくれたが、僕やアローンにとって、絶望的な結界だ。能力Bランクのまま底上げできないとなると、僕の戦力はガタ落ちだ。熟練度Sと言っても基本能力がB級なので、AAランク冒険者にも劣る。チームの要となるタンク役のアーロンもその役割を期待できなくなる。
もう一人、攻撃を引き受けてもらえるタンクが欲しいが、タンク向きの体格のダニエルは、タンクの素養がない。
フレイアの鑑定によると、体力は人並みで、耐久力や防御力は低いらしい。打撃力、破壊力、俊敏性の素養は、化け物級で、K1ファイタータイプが彼には最も合っている。
タンクになりうる人物は、全ての素養がSプラスのユリとなるが、今は片手剣の格闘剣士で、盾を持って来ていないので、ナイト役は期待できない。
「この結界、解除はできないのか」 僕は、トラップマスターのフレイアに尋ねた。
「これは魔法だから無理」
「結界を発生している装置を停止もしくは破壊するだけだが、おそらく魔王の部屋にあるんじゃないか」 ブリットが絶望的な事を告げた。
「ローラ、なんとかならない?」
「ちょっと、解析してみるけど、簡単じゃないと思う」
「まあ、凡人のBランクが二人もいるんだから、なんとかしたいのは分からなくもないが、時間の浪費だ。先に進むぞ」
虹色に揺れる透明カーテンの前で立ち止まっていた僕らを見捨てて、トルスタン国の三人は、さっさと、結界内に入って行った。空気のカーテンなので、普通に通れるのだ。
「お前らも来い。こっちは涼しいぞ」
彼らは、服や防具を着始めた。
それを聞いて、僕一人を残し、四人も直ぐに、カーテンを超えて、中に入って行った。
仕方がないので、僕も入ることにしたが、その前に基本性能を上げるすべてのスキルを発動し、ついでに確認のため、不可視を発動して、結界を潜った。
すると、エアカーテンを抜けた途端、不可視が解除された。底上げスキルを確認するため、垂直跳びしてみたが、やはりジャンプ力は普通で高く飛べなくなっていた。
「ユウスケ。努力と根性は、変わらない。スキルが使えなくとも、人一倍努力した結果はかわらずついてくるんだ。安心しろ」
アーロンはそう励ましてくれたが、僕はアーロン以上にスキル頼りで戦闘していただけに、それでも元気は湧いてこなかった。
因みに、この結界は断熱効果もあるようで、結界内は暑くも寒くもない春先の様な丁度いい気温だった。
結界内を全員で歩き、魔王城の城門に着いた。最終砦の門は、王城の正門より一回り大きい立派な門だったが、ここの城門は、その三倍もある巨大な金属製の門だった。
「頼もう。我らはプルキナス王国及びトルスタン合衆国より、魔王討伐の命を受けまいたもの。魔王様との対戦をお願い申す」
ユリが口上を唱えても、門は全く開く気配がない。
「そんなことしても、開くわけないだろう。ダニエル、頼む」
大男のダニエルは、その門を透視するかのよう、門の下からゆっくりと門の上まで視線を動かしていき、今度は正面を向いて目をつぶって、合掌を始めた。
何のお願いをしているのだろうと思いながら、暫く黙ってみていると、「閂は外した」とポツリと呟いた。
「こうやって力押しで開けれぱいいんだよ」
ブリッツを含むトルスタンの三人が門を押し始めた。僕らも顔を見合わせ、それに従って頑張って押したが、やはり門はびくともしない。
だが、フレイアが勇気の歌を唄い出すと、少しずつ、門が開いていき、通れる位に開くことができた。
門の裏側に回ると、確かに閂があり、それが外れていた。
スキル無効なのに、どうやって閂は外したのかを、ダニエルに尋ねると、「超能力」と応え、「情報は隠しておけといったろう」とブリッツに叩かれていた。
ダニエルは、透視やサイコキネシスの能力まで隠しもっていたのだ。
「超能力?」 賢者のローラでも、超能力については知らないみたいだ。
アーロンとフレイアも当然知らななかったので、スキルとも魔法とも違う魔法の様な能力で、透視してみることができたり、念じて物を動かしたりすることができるんだと教えてあげたら、ローラとフレイアの二人は慌てて僕らの背後に隠れた。トルスタンの三人がこっちを見ていたので、ダニエルが服を透視しているとでも思ったのかもしれない。
城の中は、王宮の様な佇まいで、広い玄関を進んだ正面には、レッドカーペットが敷いてある二階に通じる階段があった。
この城の高さから考えると三階建て位で、魔王は最上階にいるのが定番だが、ユリの事だから、一階に進むに違いないと思っていたのに、彼女はすたすたとその階段を上り始めた。
ゴツン、ドスン。 先頭を進んでいたユリとアーロンの二人が、途中の踊り場に上がろうとして、足を踏み外したのか、態勢を崩した。勿論、反射神経がいいので、とっさに反応し、転倒せずにその場に踏みとどまった。
ユリは前方に手を伸ばすと、踵を返して階段を降りていき、アーロンもあと追ったが、僕らは彼女の行動が分からず、その踊り場まで登って確認しにいった。すると、完全に透明な硬質ガラスの様なものがあった。
「これも結界ね。ここは通れないみたい」
「これが多分制御装置。この鍵穴で、解除できる」
階段横に、小型金庫位の大きさの箱があり、天井部分中央に鍵穴がある。
フレイアは、早速、開錠処理を始めたが、魔法キーがないと解除不可能との結果となった。
「やれやれ、一階ごとに鍵探しろというのかよ。面倒だな。賢者のお姉さんは、サーチ魔法とか持ってないのかよ」
「あるけど、その必要はないわ。一番奥の間と相場は決まっているから」
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