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一年生
入学しました!
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召喚の光に包まれ、現れた薄汚れた白銀の女騎士の鎧。
マモリタイ…
確かに俺には、彼女の声が聞こえた気がしていたんだ。
花びらが舞う中、石畳の道を歩く。そんな俺の心の中は希望に満ちあふれていた。
それは何故かって?
憧れだった召喚師の学園に入学したからだ!
憧れのきっかけは感動の物語が……あるわけじゃあない。
結構単純な話。
両親は共働きだったため、じいちゃんに面倒を見てもらっていた。
じいちゃんはいつも楽しいことを教えてくれる俺の大好きな人だ。
そんなじいちゃんは俺を闘技場によく連れていってくれた。
円形の広いフィールドで闘う召喚師と召喚獣たち。
この国の一番の娯楽で子供たちの憧れでもある。
間近で迫力ある闘いを観て、格好いい!って心からそう思った。
成長し召喚師になりたい!と言った俺に両親は反対だと言う。
事故で死ぬかもしれないし、賭け事だからだめだって。
でもじいちゃんは喜んで賛成してくれて一緒に説得してもらったんだ。
そのおかげで両親もしぶしぶ認めてくれた!
それからは必死に一般教養などの試験内容を猛勉強……辛い日々を送ったよ。
なんとか厳しい入学試験も無事合格。
この春、村から出て学園都市ルードリアで寮生活することになった。
「ここがルードリアかぁ!うちの村とは全然違う!」
都会の風景を楽しみながら、学園の隣にある寮につく。
「でかい建物だな!」
感心して中に入り、きょろきょろと周囲を確認すると受付が目に止まる。
受付のお姉さんに、
「本日からお世話になるカイ・グランです。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします。入学の書類はお持ちですか?」
綺麗な長い銀髪にキリッとした目つき、冷たそうな雰囲気だがとびきりの美人だった。
ぽーっとみとれていると、
「どうしました?」
「いえ何でもありません!えーと書類はこれです!」
慌ててバックをあさり書類を取り出す。
お姉さんはそれに目を通し、
「はい、確認しました。私はルナ・ユーシアと申します。こちらは寮の規則をまとめたものになりますのでよく読んでおいてください」
厚めの書類を渡される。
「男子寮はこちらです」
左の通路へと案内をされる。
「これが部屋の鍵です。ルームナンバーがついているのですぐに分かると思いますが、もし分からなければ戻ってきてください」
「ありがとうございます!」
「いえ、ご入学おめでとうございます」
その時、ほんの少し微笑んだ気がした。
「えーと105は、と」
探しているとすぐに部屋を発見する。
鍵で開くと中には、机、ベッド、タンス、小型の魔力灯などが置かれていた。
荷物を置き、私物を片付ける。
それから寮のルールブックを読み、朝の起床、朝食、夕食、入浴時間などを叩き込む。
そうしている内にあっという間に時間は過ぎ、夕食時間になった。
新たな環境での生活が始まる。
再び心がワクワクし始めていく。
食堂に向かうとちらほらと学生がいた。
制服には袖にある線で学年がわかる様になっている。
一本線が一年だ。
二本線が二年、三本線が三年となっている。
ただ、食堂や風呂場などは学年毎に場所が違うので、ここにいるのは当然一本線の一年生のみ。
受付で今日のメニューをもらい座る所を探した。
カウンター席に空席があったのでもくもくと食べていると、
「隣いい?」
突然話しかけられる。
顔を見ると一瞬、女の子か?と思ったが、ズボンをはいているので男子だよな……?
「い、いいよ」
少しどもってしまう。
そんな彼?は物腰の柔らかい金髪でくせのないショート、育ちの良さそうな雰囲気だ。
そして二人で少し話をしながら食事をする。
「はじめまして。ぼくはルース・ファクトです」
「あ、俺はカイ・グラン。一応聞くけど……男だよな?」
「あはは……よく聞かれるけど男です」
「そ、そうか……いや分かってたけどね?」
談笑しながら、食事を終える。
その後二人で改めてよろしくと挨拶をして、お互いに部屋へと戻った。
……相手は男なのにちょっとドキドキしてしまった。
身長も低いし、食べ方も綺麗だし……かわいいし……
いや!相手は男だ!俺は女の子が好きだからな!
ぶつぶつと一人言を言いながら、制服から部屋着に着替え眠りにつこうとしたが、興奮してなかなか寝付けない。
いよいよ学園生活が始まるのか……明日からが楽しみだ!
俺は手を握りしめ、空へと突き上げた。
朝起きて支度をし寮を出る。
教室につくと、昨日俺の心を惑わした同級生のルースがいた。
「おはよう!ルース」
「おはよう」
笑顔で返してくれるルース。
きゃわいい。
始業まではまだ時間があるので、お互いの事を話し始める。
そうしているうちに思い出す。
ファクトという名前について。
「もしかして召喚師のランク一位にもなったヴィオラ・ファクトの関係者?」
「知ってるの?おじいちゃんなんだよね」
知ってるも何もじいちゃんに連れて行かれた闘技場での活躍を良く見ていた!
「いやぁ大ファンなんだよね!格好良かったよ!」
「えへへ……嬉しいな。僕も尊敬してるんだけど、ちょっと不安でもあるんだ……」
「どうして?」
「偉大なおじいちゃんと比べられちゃうから……」
少し悲しげなルース。
「気にすんな!ルースはルース。おじいさんと比べられたとしても自分らしくあればいいさ!お互い頑張ろうぜ?」
びっくりした顔のルースだったが、やがて笑顔になると、
「ありがとうカイ!なんだかすっきりしたよ!僕は僕なんだよね。うん!頑張るよ!」
俺の手を握り、顔が非常に近い場所まで迫る。
「お、おう……それと少し、離れてくれない?」
「ご、ごめんね?つい嬉しくて……」
頬を赤らめるな!
反応に困るじゃないか!
何とか平常心を取り戻し、ルースの隣に座る。
席順の指定が無いからとりあえずはどこでもいいだろう。
そうしている内に始業の鐘が鳴り響く。
クラスには30人ほどの生徒が集まっていた。
扉が開き入ってきたのは昨日受付にいたルナさんだ。
「この度は入学おめでとうございます。先日は皆さんの顔を覚えるため受付をしていましたが、皆さんの担任のルナ・ユーシアです」
相変わらず綺麗な人だ。
つい顔が緩む。
しかし厳しい口調で、
「皆さんは大変危険な世界に入ろうとしています。私もかつては召喚師を目指し卒業しました。しかし戦闘中に足に大きな怪我をし、引退をすることになりました。リハビリのおかげで歩けるようにはなりましたがまだ痛むときもあります。そして最悪の場合は死に至ることもあります。その覚悟はありますか?」
しーんと静まりかえる教室。
だが俺は!
「俺は召喚師になりたいです!事故があることも知っています!それでも召喚師の人たちの格好いい姿に憧れ、ここまで来ました!だからよろしくお願いします!」
その言葉を切っ掛けに賛同の声が響き渡った。
「わかりました。覚悟は出来ていると捉えます」
うなずくルナ先生。
「では基本的な事を教えていきますので、教科書を取りに来て下さい」
皆が教科書を受けとる。
「まずは自己紹介からしましょうか」
各自が自己紹介をしていく。
その中に気になった人がいた。
珍しいと思ったからだ。
「私はフレア・ラーカシア」
ぶっきらぼうに言い放ち、座る。
赤い髪を後ろに束ね、真剣な眼差しをしている。
ルナ先生とは対照的な美少女だ。
この学園は闘いの場ということで女子は圧倒的に少ない。
あとは二人だけだった。
「リーナ・ホリィです。皆さんよろしくお願いします」
うってかわって可愛い子だった。
ピンク色の髪を横に束ね、純真無垢といった雰囲気な子だ。
なぜこんな場所にいるのか不思議に思える。
最後の女子は、
「サリア・クロイド……」
そう言うと、無表情で座る。
クールではなく、感情がないといったイメージだ。
青い髪をショートにし、ぼんやりとした目をしている。
何も興味がないと言った印象だ。
しかしそれらを取っ払っても魅力的に感じるものがある!
お胸が大きいのだ!
身長は女子の中で一番小さいというのに!
ルナ先生も結構大きめではあるが、それを凌駕するボリューム!
フレアちゃんはその……まあ残念な感じだが、リーナちゃんはいい形のほどほどのお胸をしている。
いやぁ綺麗な担任の先生に、可愛い同級生!
楽しい学園になりそうだ!
ん、男の自己紹介?
全然聞いてなかったわ。
さあ自己紹介も終わったし、これからは授業のはじまりだ!
気合い入れていくぜ!
マモリタイ…
確かに俺には、彼女の声が聞こえた気がしていたんだ。
花びらが舞う中、石畳の道を歩く。そんな俺の心の中は希望に満ちあふれていた。
それは何故かって?
憧れだった召喚師の学園に入学したからだ!
憧れのきっかけは感動の物語が……あるわけじゃあない。
結構単純な話。
両親は共働きだったため、じいちゃんに面倒を見てもらっていた。
じいちゃんはいつも楽しいことを教えてくれる俺の大好きな人だ。
そんなじいちゃんは俺を闘技場によく連れていってくれた。
円形の広いフィールドで闘う召喚師と召喚獣たち。
この国の一番の娯楽で子供たちの憧れでもある。
間近で迫力ある闘いを観て、格好いい!って心からそう思った。
成長し召喚師になりたい!と言った俺に両親は反対だと言う。
事故で死ぬかもしれないし、賭け事だからだめだって。
でもじいちゃんは喜んで賛成してくれて一緒に説得してもらったんだ。
そのおかげで両親もしぶしぶ認めてくれた!
それからは必死に一般教養などの試験内容を猛勉強……辛い日々を送ったよ。
なんとか厳しい入学試験も無事合格。
この春、村から出て学園都市ルードリアで寮生活することになった。
「ここがルードリアかぁ!うちの村とは全然違う!」
都会の風景を楽しみながら、学園の隣にある寮につく。
「でかい建物だな!」
感心して中に入り、きょろきょろと周囲を確認すると受付が目に止まる。
受付のお姉さんに、
「本日からお世話になるカイ・グランです。よろしくお願いします」
「よろしくお願いします。入学の書類はお持ちですか?」
綺麗な長い銀髪にキリッとした目つき、冷たそうな雰囲気だがとびきりの美人だった。
ぽーっとみとれていると、
「どうしました?」
「いえ何でもありません!えーと書類はこれです!」
慌ててバックをあさり書類を取り出す。
お姉さんはそれに目を通し、
「はい、確認しました。私はルナ・ユーシアと申します。こちらは寮の規則をまとめたものになりますのでよく読んでおいてください」
厚めの書類を渡される。
「男子寮はこちらです」
左の通路へと案内をされる。
「これが部屋の鍵です。ルームナンバーがついているのですぐに分かると思いますが、もし分からなければ戻ってきてください」
「ありがとうございます!」
「いえ、ご入学おめでとうございます」
その時、ほんの少し微笑んだ気がした。
「えーと105は、と」
探しているとすぐに部屋を発見する。
鍵で開くと中には、机、ベッド、タンス、小型の魔力灯などが置かれていた。
荷物を置き、私物を片付ける。
それから寮のルールブックを読み、朝の起床、朝食、夕食、入浴時間などを叩き込む。
そうしている内にあっという間に時間は過ぎ、夕食時間になった。
新たな環境での生活が始まる。
再び心がワクワクし始めていく。
食堂に向かうとちらほらと学生がいた。
制服には袖にある線で学年がわかる様になっている。
一本線が一年だ。
二本線が二年、三本線が三年となっている。
ただ、食堂や風呂場などは学年毎に場所が違うので、ここにいるのは当然一本線の一年生のみ。
受付で今日のメニューをもらい座る所を探した。
カウンター席に空席があったのでもくもくと食べていると、
「隣いい?」
突然話しかけられる。
顔を見ると一瞬、女の子か?と思ったが、ズボンをはいているので男子だよな……?
「い、いいよ」
少しどもってしまう。
そんな彼?は物腰の柔らかい金髪でくせのないショート、育ちの良さそうな雰囲気だ。
そして二人で少し話をしながら食事をする。
「はじめまして。ぼくはルース・ファクトです」
「あ、俺はカイ・グラン。一応聞くけど……男だよな?」
「あはは……よく聞かれるけど男です」
「そ、そうか……いや分かってたけどね?」
談笑しながら、食事を終える。
その後二人で改めてよろしくと挨拶をして、お互いに部屋へと戻った。
……相手は男なのにちょっとドキドキしてしまった。
身長も低いし、食べ方も綺麗だし……かわいいし……
いや!相手は男だ!俺は女の子が好きだからな!
ぶつぶつと一人言を言いながら、制服から部屋着に着替え眠りにつこうとしたが、興奮してなかなか寝付けない。
いよいよ学園生活が始まるのか……明日からが楽しみだ!
俺は手を握りしめ、空へと突き上げた。
朝起きて支度をし寮を出る。
教室につくと、昨日俺の心を惑わした同級生のルースがいた。
「おはよう!ルース」
「おはよう」
笑顔で返してくれるルース。
きゃわいい。
始業まではまだ時間があるので、お互いの事を話し始める。
そうしているうちに思い出す。
ファクトという名前について。
「もしかして召喚師のランク一位にもなったヴィオラ・ファクトの関係者?」
「知ってるの?おじいちゃんなんだよね」
知ってるも何もじいちゃんに連れて行かれた闘技場での活躍を良く見ていた!
「いやぁ大ファンなんだよね!格好良かったよ!」
「えへへ……嬉しいな。僕も尊敬してるんだけど、ちょっと不安でもあるんだ……」
「どうして?」
「偉大なおじいちゃんと比べられちゃうから……」
少し悲しげなルース。
「気にすんな!ルースはルース。おじいさんと比べられたとしても自分らしくあればいいさ!お互い頑張ろうぜ?」
びっくりした顔のルースだったが、やがて笑顔になると、
「ありがとうカイ!なんだかすっきりしたよ!僕は僕なんだよね。うん!頑張るよ!」
俺の手を握り、顔が非常に近い場所まで迫る。
「お、おう……それと少し、離れてくれない?」
「ご、ごめんね?つい嬉しくて……」
頬を赤らめるな!
反応に困るじゃないか!
何とか平常心を取り戻し、ルースの隣に座る。
席順の指定が無いからとりあえずはどこでもいいだろう。
そうしている内に始業の鐘が鳴り響く。
クラスには30人ほどの生徒が集まっていた。
扉が開き入ってきたのは昨日受付にいたルナさんだ。
「この度は入学おめでとうございます。先日は皆さんの顔を覚えるため受付をしていましたが、皆さんの担任のルナ・ユーシアです」
相変わらず綺麗な人だ。
つい顔が緩む。
しかし厳しい口調で、
「皆さんは大変危険な世界に入ろうとしています。私もかつては召喚師を目指し卒業しました。しかし戦闘中に足に大きな怪我をし、引退をすることになりました。リハビリのおかげで歩けるようにはなりましたがまだ痛むときもあります。そして最悪の場合は死に至ることもあります。その覚悟はありますか?」
しーんと静まりかえる教室。
だが俺は!
「俺は召喚師になりたいです!事故があることも知っています!それでも召喚師の人たちの格好いい姿に憧れ、ここまで来ました!だからよろしくお願いします!」
その言葉を切っ掛けに賛同の声が響き渡った。
「わかりました。覚悟は出来ていると捉えます」
うなずくルナ先生。
「では基本的な事を教えていきますので、教科書を取りに来て下さい」
皆が教科書を受けとる。
「まずは自己紹介からしましょうか」
各自が自己紹介をしていく。
その中に気になった人がいた。
珍しいと思ったからだ。
「私はフレア・ラーカシア」
ぶっきらぼうに言い放ち、座る。
赤い髪を後ろに束ね、真剣な眼差しをしている。
ルナ先生とは対照的な美少女だ。
この学園は闘いの場ということで女子は圧倒的に少ない。
あとは二人だけだった。
「リーナ・ホリィです。皆さんよろしくお願いします」
うってかわって可愛い子だった。
ピンク色の髪を横に束ね、純真無垢といった雰囲気な子だ。
なぜこんな場所にいるのか不思議に思える。
最後の女子は、
「サリア・クロイド……」
そう言うと、無表情で座る。
クールではなく、感情がないといったイメージだ。
青い髪をショートにし、ぼんやりとした目をしている。
何も興味がないと言った印象だ。
しかしそれらを取っ払っても魅力的に感じるものがある!
お胸が大きいのだ!
身長は女子の中で一番小さいというのに!
ルナ先生も結構大きめではあるが、それを凌駕するボリューム!
フレアちゃんはその……まあ残念な感じだが、リーナちゃんはいい形のほどほどのお胸をしている。
いやぁ綺麗な担任の先生に、可愛い同級生!
楽しい学園になりそうだ!
ん、男の自己紹介?
全然聞いてなかったわ。
さあ自己紹介も終わったし、これからは授業のはじまりだ!
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