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痛みではなく
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目を潤ませて自分を見つめるジュリアに堪らず、そっと唇を重ねた。
一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、すぐに瞼を伏せて身を預ける。
少し離れ様子を観察するが、特に問題はなさそうだ。
もう一度重ね、軽く啄むと首に腕を回した。
今更ニコラスに恐怖を覚えることはないだろうが、男女の触れ合いにはどう反応するか分からない。でもこの調子だと心配要らないようだ。
何度か唇を擦り合わせ、また離れると少し息が上がっている。初めてで余裕なんかない筈なのに、真っ赤な顔で嬉しそうにこちらを見つめる。そんな姿がどうしようもなくニコラスを煽る。
初めての口付けはジュリアが思っていたより遥かに優しかった。
姉や教師には最初から激しく求める殿方もいると聞かされていたのに。
ちなみに義兄は最初から舌を突っ込んだと聞かされ、その覚悟もしていた。万が一そうなっても、驚いて相手の舌を噛まないようにと、そればかりを考えていた。
それも姉の失敗談だが。
なのにニコラスの口付けはジュリアの反応を見て、どこまでなら大丈夫か探りながらのもので安心できる。
その余裕は彼が重ねてきた数多の経験によるものだとは思う。それでも胸に刺さる小さな棘はなるべく見ないで、これからを大切にしたい。
「大丈夫か?」
「え? あ、はい。気持ちいい、です」
「……ジリー、優しくされたいなら、煽るようなことを言うな」
自分の魅力が分からないのかと問い質したい。その原因は今までのニコラスの態度だと承知していても。
「優しくなんかしなくても大丈夫です。お好きなようにして下さい」
「君の閨教育係は何をしていたんだ」
生徒を危険に晒すような教育をしてどうする。相手が自分だから抑えが利くが、血気盛んな若者がジュリアにこんなことを言われたなら、一溜まりもなく食い散らかしていただろう。
そう思うニコラスは、自分が認識する以上に血気盛んだとは分かっていない。
「ああ、ニック様を煽るにはどうしたら良いかと相談にのってもらいました」
「本当に何をしているんだ」
頭を抱えるニコラスに笑みがこぼれた。いつも優しく見守ってくれるけれど、それと同時に絶対に踏み込めない一線を引かれていた。そんな彼が、自分の些細な言動に振り回されている。
自分を受け入れてくれた彼を困らせたくない。いつもそう思っていた筈で、出来るだけ良い子でいようと気を付けていた。なのに今は困惑する彼を見て喜びが抑えられない。
「お姉様も、最悪クビになったらカーティス侯爵家で雇うから、妹に協力してほしいと口添えして下さいましたよ」
「彼女はジリーを守ることに命を賭けていたんじゃないのか?!」
妹を守るにはどうしたら良いかを常に考え、そのために侯爵との縁談に頷いた女性が、積極的にジュリアを差し出すとは思わなかった。
しかも彼女の子はまだ幼児と生まれたての赤ん坊の二人だ。閨教育が必要になる年まで無駄に給金を払うつもりだったのか。そしてその程度のことにカーティス侯爵が文句を言う筈もない。もしもニコラスが彼女をクビにしていたら、本当にそうなっていたのだろう。
「お姉様は私が幸せになるのを望んで下さっているだけです。守る役目はニック様にお任せするそうですわ。
今では愛する旦那様と子供たちを守ることを考えておられますよ」
「クリス、報われて良かったよな」
彼女に惚れ込み、たとえ利用されるだけでも構わないからと婚姻したカーティス侯。彼は成婚から一年が経過して、ようやく妻に向き合ってもらえるようになった。
その時の緩みようは見ていられない程だったが、以前から気にかけていた若者が幸せになる姿に喜んで祝福したものだ。
ジュリアから見た姉夫婦は少し普通ではないけれど、似合いの二人だと思う。
それに引き替え自分たちは全くもって釣り合っていない。
もう二十年以上も最強の辺境伯として国の内外に名を轟かせているニコラスと、やっと学園の卒業資格を得たばかりの何も持たない自分。
馴れ初めなんて、亡父が自分をニコラスに押し付けただけの酷いものだ。納得いかない女性が多いのも無理もない。
それに卑屈になり、諦めようと思ったことだって何度もある。それでも諦められなかった。
自分には彼しかいない。
助けてもらったから、身近に安心できる男性が他にいないから勘違いしているだけ。そう思い込もうとしたけれど、その度に違うと分かる。
彼でないのなら誰もいらない。
そう思い、いつもジュリアに決定的なことは言わせないよう、話を逸らしてばかりの彼に玉砕覚悟で挑んだ結果が今だ。
少し不安もあるけれど、彼が与えるものならば何でも受け入れたい。そう思う。
うっとりと口付けの余韻に浸っていたジュリアに不思議な感覚が走った。
「んっ! なに?」
「くすぐったいか?」
そう質問するニコラスの声が少し掠れているように聞こえる。どうしたのかと思いながら、自分の首筋をかすめる指の感触をたどる。
「はい、だけどそれだけじゃないような……?」
「そうか、じゃあもう少し」
「え?」
ニコラスの顔が少し下がり、首に口付けられ舌でなぞられ身体が硬直した。
段々とくすぐったさが消えて何か違う感覚が強くなる。もどかしいような切ないようなそれ。
最初は何とか耐えていた。でもしばらくすると身体が震え、じっとしていられなくなる。その感覚に堪らず身を捩ろうとするのに、押さえられて逃げられない。
「あっ、何か、それっ、へんなの」
そんな反応を見るニコラスは、やめるべきかと思いながらも素直な反応をもっと見たくて続けてしまう。
「どう変なんだ?」
「そこで、喋っちゃ、いや」
今度は耳朶に口付け舐め上げられ、どうして良いのか分からないのに、その合間に訊かれても困る。
ただ首を振るしか出来ないジュリアは、自分を追いつめるニコラスに縋るだけだった。
もうこれ以上は無理だろうと分かっているのに、つい触れるのをやめられない。いい年をしたオッサンが何をがっついているのかと自嘲しながら赤く染まった耳に舌を入れる。
「なんで、そこも? んんっ、やあ……」
ただでさえ未知の感覚に翻弄されているのに、耳に響く水音と自分の上げる声に追い詰められ、まともに言葉を紡げない。
「これに耐えられないようじゃ、もう何も出来ないんだけどな」
苦笑まじりに言うニコラスの声は相変わらず掠れているようだけれど、ジュリアはもう息が苦しい程だ。
頭に霞がかかったように何も考えられない。
「んっ、だって、ああっ、なに? これ」
「ジリーは感じやすいんだな」
「かんじ、やすい……?」
「そう。良いことなんだけど、ちょっと辛いかも」
そう言いながら抱き寄せ、頭に口付けを落とし背を撫でる。
そんな軽い接触にも身を震わせるのを見て、相当な注意を払って触れないと、大変なことになりそうだと思った。
「どう、して? だい、じょうぶ、です」
「まだそんなに息が上がった状態なのに、さっきなんて目じゃないくらいの感覚に耐えられるのか?」
「めじゃ、ない?」
「そう、きっと泣き叫ぶ程の思いをする」
彼に与えられるなら破瓜の痛みだって耐えられると思っていた。なのに、全く違うものに耐えなくてはいけないらしい。
「そんなの、きいて、いませんでした」
「そこまで生々しい話を妹には出来ないだろうからな」
「はじめはいたいと」
「まあそうだな。だけど〝そこ〟にたどり着くまでに、さっきの何倍、いや、何十倍もの衝撃がやって来る。
知ったから和らぐようなものでもないが、せめて覚悟は必要だろう。
今は少し休憩しよう。このままだと確実に喉を痛める」
そう言いながらサイドテーブルからグラスをとったニコラスが何かを注ぎ、中身を確認してからジュリアの口に近付ける。
「ただの茶だから安心しろ」
「はい。あ、美味しい」
ジュリアが好きなお茶に蜂蜜が入れてあるこれは、風邪などで喉の調子が悪い時は必ず飲んでいたものだ。実家にいた頃から世話になっていた侍女たちが用意してくれたのだろう。
耐熱グラスがほんのり温まる程度にまで冷めていて飲みやすい。
夢中で飲み干す彼女を支えるニコラスの手に身体を預けるジュリアは、まだぼんやりしたままだ。
「これを用意するってことは、君が声を張り上げるような展開になると分かっていたのだろうな」
苦笑まじりに呟く彼の言葉は上手く聞き取れない。何を言ったか訊こうとしたらグラスを取り上げられ、また抱きしめられる。
この腕の中にいれば何も怖くない。どんな怖いものからも守ってもらえる。
この世で最も安心できる場所で思考が溶かされ、質問を忘れてしまった。
しばらくして完全に息が整い、ようやく意識がはっきりした。そして冷静に考えて不安になる。
「じゃあ、どうするんですか? 私は一生処女のままでいろとでも?」
「そんなことは言ってない。
少し落ち着く時間が必要だったから」
「そうやって私を宥めてごまかして、そのままいつまで経っても放置、なんてことに」
「ならないから安心しろ、俺だってそんなのは冗談じゃないからな」
ごまかされまいと意気込んでいたのに、軽く口付けられ力が抜けてしまう。
「何だか上手くはぐらかされているような気がします」
「違うよ。単に俺がしたいだけ」
「ニック様が、したい?」
「勿論。大好きなジュリアと一緒にいたら、触れたくなるのは当然だろう?」
~~~~~~
昨日投稿したばかりなのに、早速ブクマと評価がついていて驚きました。ありがとうございます。
どうしてもおかしな言動をするヒロインに手こずり、続きがなかなか書けなかったのですが励みになりました。
※次はR15と18の中間くらいの内容になります。
一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、すぐに瞼を伏せて身を預ける。
少し離れ様子を観察するが、特に問題はなさそうだ。
もう一度重ね、軽く啄むと首に腕を回した。
今更ニコラスに恐怖を覚えることはないだろうが、男女の触れ合いにはどう反応するか分からない。でもこの調子だと心配要らないようだ。
何度か唇を擦り合わせ、また離れると少し息が上がっている。初めてで余裕なんかない筈なのに、真っ赤な顔で嬉しそうにこちらを見つめる。そんな姿がどうしようもなくニコラスを煽る。
初めての口付けはジュリアが思っていたより遥かに優しかった。
姉や教師には最初から激しく求める殿方もいると聞かされていたのに。
ちなみに義兄は最初から舌を突っ込んだと聞かされ、その覚悟もしていた。万が一そうなっても、驚いて相手の舌を噛まないようにと、そればかりを考えていた。
それも姉の失敗談だが。
なのにニコラスの口付けはジュリアの反応を見て、どこまでなら大丈夫か探りながらのもので安心できる。
その余裕は彼が重ねてきた数多の経験によるものだとは思う。それでも胸に刺さる小さな棘はなるべく見ないで、これからを大切にしたい。
「大丈夫か?」
「え? あ、はい。気持ちいい、です」
「……ジリー、優しくされたいなら、煽るようなことを言うな」
自分の魅力が分からないのかと問い質したい。その原因は今までのニコラスの態度だと承知していても。
「優しくなんかしなくても大丈夫です。お好きなようにして下さい」
「君の閨教育係は何をしていたんだ」
生徒を危険に晒すような教育をしてどうする。相手が自分だから抑えが利くが、血気盛んな若者がジュリアにこんなことを言われたなら、一溜まりもなく食い散らかしていただろう。
そう思うニコラスは、自分が認識する以上に血気盛んだとは分かっていない。
「ああ、ニック様を煽るにはどうしたら良いかと相談にのってもらいました」
「本当に何をしているんだ」
頭を抱えるニコラスに笑みがこぼれた。いつも優しく見守ってくれるけれど、それと同時に絶対に踏み込めない一線を引かれていた。そんな彼が、自分の些細な言動に振り回されている。
自分を受け入れてくれた彼を困らせたくない。いつもそう思っていた筈で、出来るだけ良い子でいようと気を付けていた。なのに今は困惑する彼を見て喜びが抑えられない。
「お姉様も、最悪クビになったらカーティス侯爵家で雇うから、妹に協力してほしいと口添えして下さいましたよ」
「彼女はジリーを守ることに命を賭けていたんじゃないのか?!」
妹を守るにはどうしたら良いかを常に考え、そのために侯爵との縁談に頷いた女性が、積極的にジュリアを差し出すとは思わなかった。
しかも彼女の子はまだ幼児と生まれたての赤ん坊の二人だ。閨教育が必要になる年まで無駄に給金を払うつもりだったのか。そしてその程度のことにカーティス侯爵が文句を言う筈もない。もしもニコラスが彼女をクビにしていたら、本当にそうなっていたのだろう。
「お姉様は私が幸せになるのを望んで下さっているだけです。守る役目はニック様にお任せするそうですわ。
今では愛する旦那様と子供たちを守ることを考えておられますよ」
「クリス、報われて良かったよな」
彼女に惚れ込み、たとえ利用されるだけでも構わないからと婚姻したカーティス侯。彼は成婚から一年が経過して、ようやく妻に向き合ってもらえるようになった。
その時の緩みようは見ていられない程だったが、以前から気にかけていた若者が幸せになる姿に喜んで祝福したものだ。
ジュリアから見た姉夫婦は少し普通ではないけれど、似合いの二人だと思う。
それに引き替え自分たちは全くもって釣り合っていない。
もう二十年以上も最強の辺境伯として国の内外に名を轟かせているニコラスと、やっと学園の卒業資格を得たばかりの何も持たない自分。
馴れ初めなんて、亡父が自分をニコラスに押し付けただけの酷いものだ。納得いかない女性が多いのも無理もない。
それに卑屈になり、諦めようと思ったことだって何度もある。それでも諦められなかった。
自分には彼しかいない。
助けてもらったから、身近に安心できる男性が他にいないから勘違いしているだけ。そう思い込もうとしたけれど、その度に違うと分かる。
彼でないのなら誰もいらない。
そう思い、いつもジュリアに決定的なことは言わせないよう、話を逸らしてばかりの彼に玉砕覚悟で挑んだ結果が今だ。
少し不安もあるけれど、彼が与えるものならば何でも受け入れたい。そう思う。
うっとりと口付けの余韻に浸っていたジュリアに不思議な感覚が走った。
「んっ! なに?」
「くすぐったいか?」
そう質問するニコラスの声が少し掠れているように聞こえる。どうしたのかと思いながら、自分の首筋をかすめる指の感触をたどる。
「はい、だけどそれだけじゃないような……?」
「そうか、じゃあもう少し」
「え?」
ニコラスの顔が少し下がり、首に口付けられ舌でなぞられ身体が硬直した。
段々とくすぐったさが消えて何か違う感覚が強くなる。もどかしいような切ないようなそれ。
最初は何とか耐えていた。でもしばらくすると身体が震え、じっとしていられなくなる。その感覚に堪らず身を捩ろうとするのに、押さえられて逃げられない。
「あっ、何か、それっ、へんなの」
そんな反応を見るニコラスは、やめるべきかと思いながらも素直な反応をもっと見たくて続けてしまう。
「どう変なんだ?」
「そこで、喋っちゃ、いや」
今度は耳朶に口付け舐め上げられ、どうして良いのか分からないのに、その合間に訊かれても困る。
ただ首を振るしか出来ないジュリアは、自分を追いつめるニコラスに縋るだけだった。
もうこれ以上は無理だろうと分かっているのに、つい触れるのをやめられない。いい年をしたオッサンが何をがっついているのかと自嘲しながら赤く染まった耳に舌を入れる。
「なんで、そこも? んんっ、やあ……」
ただでさえ未知の感覚に翻弄されているのに、耳に響く水音と自分の上げる声に追い詰められ、まともに言葉を紡げない。
「これに耐えられないようじゃ、もう何も出来ないんだけどな」
苦笑まじりに言うニコラスの声は相変わらず掠れているようだけれど、ジュリアはもう息が苦しい程だ。
頭に霞がかかったように何も考えられない。
「んっ、だって、ああっ、なに? これ」
「ジリーは感じやすいんだな」
「かんじ、やすい……?」
「そう。良いことなんだけど、ちょっと辛いかも」
そう言いながら抱き寄せ、頭に口付けを落とし背を撫でる。
そんな軽い接触にも身を震わせるのを見て、相当な注意を払って触れないと、大変なことになりそうだと思った。
「どう、して? だい、じょうぶ、です」
「まだそんなに息が上がった状態なのに、さっきなんて目じゃないくらいの感覚に耐えられるのか?」
「めじゃ、ない?」
「そう、きっと泣き叫ぶ程の思いをする」
彼に与えられるなら破瓜の痛みだって耐えられると思っていた。なのに、全く違うものに耐えなくてはいけないらしい。
「そんなの、きいて、いませんでした」
「そこまで生々しい話を妹には出来ないだろうからな」
「はじめはいたいと」
「まあそうだな。だけど〝そこ〟にたどり着くまでに、さっきの何倍、いや、何十倍もの衝撃がやって来る。
知ったから和らぐようなものでもないが、せめて覚悟は必要だろう。
今は少し休憩しよう。このままだと確実に喉を痛める」
そう言いながらサイドテーブルからグラスをとったニコラスが何かを注ぎ、中身を確認してからジュリアの口に近付ける。
「ただの茶だから安心しろ」
「はい。あ、美味しい」
ジュリアが好きなお茶に蜂蜜が入れてあるこれは、風邪などで喉の調子が悪い時は必ず飲んでいたものだ。実家にいた頃から世話になっていた侍女たちが用意してくれたのだろう。
耐熱グラスがほんのり温まる程度にまで冷めていて飲みやすい。
夢中で飲み干す彼女を支えるニコラスの手に身体を預けるジュリアは、まだぼんやりしたままだ。
「これを用意するってことは、君が声を張り上げるような展開になると分かっていたのだろうな」
苦笑まじりに呟く彼の言葉は上手く聞き取れない。何を言ったか訊こうとしたらグラスを取り上げられ、また抱きしめられる。
この腕の中にいれば何も怖くない。どんな怖いものからも守ってもらえる。
この世で最も安心できる場所で思考が溶かされ、質問を忘れてしまった。
しばらくして完全に息が整い、ようやく意識がはっきりした。そして冷静に考えて不安になる。
「じゃあ、どうするんですか? 私は一生処女のままでいろとでも?」
「そんなことは言ってない。
少し落ち着く時間が必要だったから」
「そうやって私を宥めてごまかして、そのままいつまで経っても放置、なんてことに」
「ならないから安心しろ、俺だってそんなのは冗談じゃないからな」
ごまかされまいと意気込んでいたのに、軽く口付けられ力が抜けてしまう。
「何だか上手くはぐらかされているような気がします」
「違うよ。単に俺がしたいだけ」
「ニック様が、したい?」
「勿論。大好きなジュリアと一緒にいたら、触れたくなるのは当然だろう?」
~~~~~~
昨日投稿したばかりなのに、早速ブクマと評価がついていて驚きました。ありがとうございます。
どうしてもおかしな言動をするヒロインに手こずり、続きがなかなか書けなかったのですが励みになりました。
※次はR15と18の中間くらいの内容になります。
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