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開花 ★
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ニコラスの方がジュリアの身体についてよく知っているのは納得できない。今日は何度そう思ったことだろう。
「ああっ? んっ、そこ」
「ああ、ここ、気持ち良くなってきた?」
ニコラスが内部に挿し込んだ指で腹の裏側にあたる部分を擦る。すると強く押し上げられるような快感が襲い、自分が指を締め付けるのを感じた。
彼はジュリアの反応を見ると内部を擦りながら手首を軽く回す。それにより快楽が強まり、声が更に大きくなり腰が跳ねる。
彼が擦っている箇所は、初めは痛みを伴っていた。なのに宣言通りにゆっくり慣らしてくれたおかげか、今はもう快感しかない。こんなにも快くなれるなんてジュリアは思わなかった。
最初にほんの少しの快感もあったけど、それよりも痛みの方が強いところだった筈。気持ち良くなれるだなんて言われても、ここまでとは想像もしていなかったのに。
「もう余裕そうだな、指を増やすぞ」
その言葉と共に一度抜かれた指が入り込んできた。さっきよりも明らかに質量が増えたそれが内部を擦るのが、気持ち良くて仕方ない。最初は指一本でも圧迫されて辛かったのに。
さっき気持ち良くなったところを、また指で擦られて腰が揺れるのが恥ずかしい。だけどやめてほしくない。もっとたくさん触ってほしい。
こんなに貪欲な自分が信じられなくて戸惑いながらも、ジュリアはその欲を抑えられなくなっている。
「キツくは、なさそうだな」
「うん、そこ、いい、もっと」
その言葉を聞いたニコラスはその部分を軽く押し上げながら、反対の手で外側から同じ箇所を押した。
「ふあっ?! あっ、それすごい」
「痛くない?」
痛いどころか凄まじい快感に手足が勝手に暴れ出している彼女は、その感覚をたどり震えるだけだ。
「いいの、それ、もっと、ああっ」
「凄いな、大洪水だ」
ジュリアの様子を見て更にもう一本指を挿れたニコラスは、それでも蕩けた顔のままの彼女に内心では驚愕していた。
あんなにキツかったのに、止めどなく蜜を溢れさせる内部は、すっかり綻び呆気なく指を咥え込んでいる。その上に激しく感じているせいか、締め付けが凄まじい。
内部がうねりながら奥へと引き込むような動きすら見せて、何も知らなかった乙女だとは思えない程だ。おまけにニコラスの指に合わせて腰を揺すり、自らの快感を増幅させている。
ここまで素直に快楽を享受するようになるとは。あまりに吸収が早いジュリアに、つい今日は避けるつもりだった奥への刺激を与え始めた。
「くうんっ! ふあ、うぅー、それ、強いぃ」
最初は何が起きたのか戸惑うくらいの強い衝撃が訪れた。痛い訳ではなく、だからと言って気持ち良いのでもない。ただ身体が跳ねて甘えるような声が出る。
どうにもならない身体を持て余し、堪らずジュリアはニコラスに縋りついた。
「ここ、痛くないならしばらく我慢して。この調子ならすぐに良くなるから」
敏感なジュリアに苦痛を与えないよう、羽で撫でるようにごく軽い刺激を与え続けながらニコラスは宥める。
今日は何度か頂点に導いたら彼女は寝落ちするだろうと思っていた。なのでここまでするつもりはなかったのに。
しっかり意識を保ったまま悦楽に浸る姿に煽られ、あらゆる快楽を教え込みたくなってしまう。自分なしでは夜を越せない程にしてやりたい。
そんな欲を自覚なしに解放してしまった彼は、更に彼女を追い込んでいく。
「ほんとに?」
「今日、俺が良くなるって言ったところは全部そうなっただろう?」
「そう、だけど、ふうぅんっ、うあっ」
「ほら、もう締め付けてる。ここ、好き?」
「あっ、好き、すきぃ」
彼が言った通り、ニコラスが優しく擽っている奥はすぐに気持ち良くなってしまった。触れられただけで腰が溶けそうな快楽に夢中になっているジュリアは、ただそれを受け入れ思う存分味わう。
今となっては彼が触れる全てが悦楽に染まっている。
「良さそうだな」
「気持ちいいの。もっと、おく、触って」
「っ、仰せのままに」
初めは淫らな女だと引かれないか怖かった。でもニコラスの様子を見てその心配は消えた。
あまりの気持ち良さに少し辛さも感じるけれど、それより快さが勝ってもっと欲しくなってしまう。もう淫らでも構わない。彼にだけそうなるのだから。
ニコラスは自分の手で花開くジュリアに快楽を刻み付けるのに夢中になっていた。
羞恥や未知の感覚への恐怖もかなぐり捨て、ひたすらに悦楽を追い求める彼女は、今や完全に女の顔をしている。
「何で子供だと思えたんだろうな」
「あっ、何?」
「俺の妻は世界で一番美しくて色っぽいなと思ったんだよ」
「淫らじゃ、なくて?」
「それもあるな。俺の前でだけ淫らで、普段は美しい淑女。最高だ」
そう言いながら指で内部を撫で擦り、小さな芽を軽く吸い上げ舌で弾いた。
「んんっ。もう、だめ、それぇ」
「気持ち良さそうだけど?」
口では拒絶しながらも、少し舌を離すとそちらに腰を移動させ、押し付けてくるジュリアは自分が何をしているのか分かっていない。
ニコラスはそんな淫靡な姿を自分にだけ無防備に晒すジュリアが愛しくて、もっと乱れさせたくなる。
「うん、いいの。でも、そんなにしたら、あっ、またイっちゃう!!」
「本当にイくのが上手くなってきた。でもそろそろジリーは限界かもな」
身体を震わせる彼女を宥めながら、今日は眠らせてあげようかと思うニコラスだった。
「ジリー、今日はもう疲れただろう? 寝ても良いから」
「イヤです! 絶対に最後までして下さい」
添い寝をしても眠らないジュリアに告げると、目を吊り上げて反発される。
「初めてなのに何回もイってるんだぞ、もう限界じゃないか?」
「抱いてほしいんです! 何としてでもこれを……えっ? 何これ」
彼が気を遣っているのは分かるが、ここで寝るなんて冗談ではない。
ニコラスが約束を違える男ではないと分かっている。だけどこれに関してはどうしても疑いが消えない。
もしも最後の一線を越えずに明日を迎えてしまったら。
冷静になった彼は、やはり自分を手放そうとするのではないか。そして自分を警戒するのではないか。
彼が本気になれば、自分が付け入る隙などない。こんな機会は二度と訪れないだろう。
だから何が何でもニコラスをその気にさせようと意気込み、夜着の中に手を入れたジュリアは硬直した。
経験がないので分からないが、聞いていたサイズからは逸脱している気がする。そして凄く硬くて上を向いている。まさかもう臨戦態勢だとは。
こんな状態で寝るつもりだったのかと驚いてしまう。
「何って、ナニだけど。そんなに顔を引きつらせなくても、無理に挿れたりしないから大丈夫だって」
「もしかして、かなり大きい方?」
授業で習ったことを思い出しながら刺激を与えると、少し震えて更に大きくなる。自分がニコラスに快楽を与えていることに嬉しくなって更に続けた。
「っ、そうだけど、握りながら言わないでくれるか? 我慢できなくなるだろう」
「私、今日はお昼寝してますから大丈夫です。最後までして下さい」
「あーっ、もう! 明日起きられなくなっても知らないからな」
彼の気遣いは要らないものだ。
忍耐や体裁など放り捨ててほしい。
ただの男になって自分を組み敷き、小骨の一本すらも残さない程に貪り尽くしてほしい。ニコラスでなければ誰が相手であっても、自分が与えられるものなど何一つないと世に知らしめる程に。
なのに彼はまだ保護者のつもりなのかとジュリアは呆れ、言い募る。
「私だけがあんなに、その、気持ち良くなって終わりだなんてイヤです。ニック様にも満足して欲しいの」
「分かった。だけどまた準備が必要だから我慢してくれ」
また途轍もない快楽に振り回される。強すぎる快感を恐れていたのが嘘のように胸が高鳴った。
完全にニコラスから与えられる悦楽を享受している。そんな自分を戸惑いながも受け入れ、ジュリアは頷いた。
「凄いな、ここ、搾り取ろうとしているみたいだ」
内部が激しく指を締め付け、何かを絞り出すように蠕く。ここに指ではないものを挿れたらと思うと、ニコラスはいっそう熱くなる。
「うん、ニック様に抱かれると思うと嬉しくて、ああっ、急にそんなにしたら」
「ごめん、つい興奮した」
彼女の言葉を聞き、ニコラスは内部の指を激しく動かしてしまった。それが引き金となり、ジュリアを追い立てる。
「あっ、待って! 何か……」
「収縮が激しくなってきた。このまま身を任せて」
迫る大きなうねりに抗おうと身を捩るのを押さえながら指を動かし、口付けを落とす。
「んんっ、これ、駄目」
「駄目じゃない、大丈夫」
最初の絶頂の比ではないくらいに大きな波に翻弄されながらも、ジュリアは意識がはっきりしていた。それでも身体の疼きが酷くてどうにかなりそうだ。
「ニックさま、ニコラス!!!」
「ジュリア、大丈夫だから」
何とかしたくてニコラスに縋る。その姿が彼をいっそう煽るのだが、ジュリアにはそれが分からない。だから更に彼の攻め立てが激しくなる。
立て続けに与えられる快感に、すぐに身体が跳ね上がった。
「んんんーっ!! んっ、ああっ」
「よしよし、中でも上手にイけたな」
ジュリアは激しい快楽に身を震わせながらもニコラスに縋りつき助けを求め、身体を擦り付ける。荒れ狂う快感が責め苛み、どうにもならない。
ここまで追いつめた張本人に縋る彼女を見てニコラスは少し罪悪感を覚えるものの、打てば響くような反応の良さに夢中になってしまう。
「胸でイった時点で予想はついていたが、もう中でもイけるとは」
髪を撫でながら宥めていると、更に激しく身体を震わせた彼女が声を上げる。
「つらい、中が疼くの。もう挿れて、お願い」
「ああっ? んっ、そこ」
「ああ、ここ、気持ち良くなってきた?」
ニコラスが内部に挿し込んだ指で腹の裏側にあたる部分を擦る。すると強く押し上げられるような快感が襲い、自分が指を締め付けるのを感じた。
彼はジュリアの反応を見ると内部を擦りながら手首を軽く回す。それにより快楽が強まり、声が更に大きくなり腰が跳ねる。
彼が擦っている箇所は、初めは痛みを伴っていた。なのに宣言通りにゆっくり慣らしてくれたおかげか、今はもう快感しかない。こんなにも快くなれるなんてジュリアは思わなかった。
最初にほんの少しの快感もあったけど、それよりも痛みの方が強いところだった筈。気持ち良くなれるだなんて言われても、ここまでとは想像もしていなかったのに。
「もう余裕そうだな、指を増やすぞ」
その言葉と共に一度抜かれた指が入り込んできた。さっきよりも明らかに質量が増えたそれが内部を擦るのが、気持ち良くて仕方ない。最初は指一本でも圧迫されて辛かったのに。
さっき気持ち良くなったところを、また指で擦られて腰が揺れるのが恥ずかしい。だけどやめてほしくない。もっとたくさん触ってほしい。
こんなに貪欲な自分が信じられなくて戸惑いながらも、ジュリアはその欲を抑えられなくなっている。
「キツくは、なさそうだな」
「うん、そこ、いい、もっと」
その言葉を聞いたニコラスはその部分を軽く押し上げながら、反対の手で外側から同じ箇所を押した。
「ふあっ?! あっ、それすごい」
「痛くない?」
痛いどころか凄まじい快感に手足が勝手に暴れ出している彼女は、その感覚をたどり震えるだけだ。
「いいの、それ、もっと、ああっ」
「凄いな、大洪水だ」
ジュリアの様子を見て更にもう一本指を挿れたニコラスは、それでも蕩けた顔のままの彼女に内心では驚愕していた。
あんなにキツかったのに、止めどなく蜜を溢れさせる内部は、すっかり綻び呆気なく指を咥え込んでいる。その上に激しく感じているせいか、締め付けが凄まじい。
内部がうねりながら奥へと引き込むような動きすら見せて、何も知らなかった乙女だとは思えない程だ。おまけにニコラスの指に合わせて腰を揺すり、自らの快感を増幅させている。
ここまで素直に快楽を享受するようになるとは。あまりに吸収が早いジュリアに、つい今日は避けるつもりだった奥への刺激を与え始めた。
「くうんっ! ふあ、うぅー、それ、強いぃ」
最初は何が起きたのか戸惑うくらいの強い衝撃が訪れた。痛い訳ではなく、だからと言って気持ち良いのでもない。ただ身体が跳ねて甘えるような声が出る。
どうにもならない身体を持て余し、堪らずジュリアはニコラスに縋りついた。
「ここ、痛くないならしばらく我慢して。この調子ならすぐに良くなるから」
敏感なジュリアに苦痛を与えないよう、羽で撫でるようにごく軽い刺激を与え続けながらニコラスは宥める。
今日は何度か頂点に導いたら彼女は寝落ちするだろうと思っていた。なのでここまでするつもりはなかったのに。
しっかり意識を保ったまま悦楽に浸る姿に煽られ、あらゆる快楽を教え込みたくなってしまう。自分なしでは夜を越せない程にしてやりたい。
そんな欲を自覚なしに解放してしまった彼は、更に彼女を追い込んでいく。
「ほんとに?」
「今日、俺が良くなるって言ったところは全部そうなっただろう?」
「そう、だけど、ふうぅんっ、うあっ」
「ほら、もう締め付けてる。ここ、好き?」
「あっ、好き、すきぃ」
彼が言った通り、ニコラスが優しく擽っている奥はすぐに気持ち良くなってしまった。触れられただけで腰が溶けそうな快楽に夢中になっているジュリアは、ただそれを受け入れ思う存分味わう。
今となっては彼が触れる全てが悦楽に染まっている。
「良さそうだな」
「気持ちいいの。もっと、おく、触って」
「っ、仰せのままに」
初めは淫らな女だと引かれないか怖かった。でもニコラスの様子を見てその心配は消えた。
あまりの気持ち良さに少し辛さも感じるけれど、それより快さが勝ってもっと欲しくなってしまう。もう淫らでも構わない。彼にだけそうなるのだから。
ニコラスは自分の手で花開くジュリアに快楽を刻み付けるのに夢中になっていた。
羞恥や未知の感覚への恐怖もかなぐり捨て、ひたすらに悦楽を追い求める彼女は、今や完全に女の顔をしている。
「何で子供だと思えたんだろうな」
「あっ、何?」
「俺の妻は世界で一番美しくて色っぽいなと思ったんだよ」
「淫らじゃ、なくて?」
「それもあるな。俺の前でだけ淫らで、普段は美しい淑女。最高だ」
そう言いながら指で内部を撫で擦り、小さな芽を軽く吸い上げ舌で弾いた。
「んんっ。もう、だめ、それぇ」
「気持ち良さそうだけど?」
口では拒絶しながらも、少し舌を離すとそちらに腰を移動させ、押し付けてくるジュリアは自分が何をしているのか分かっていない。
ニコラスはそんな淫靡な姿を自分にだけ無防備に晒すジュリアが愛しくて、もっと乱れさせたくなる。
「うん、いいの。でも、そんなにしたら、あっ、またイっちゃう!!」
「本当にイくのが上手くなってきた。でもそろそろジリーは限界かもな」
身体を震わせる彼女を宥めながら、今日は眠らせてあげようかと思うニコラスだった。
「ジリー、今日はもう疲れただろう? 寝ても良いから」
「イヤです! 絶対に最後までして下さい」
添い寝をしても眠らないジュリアに告げると、目を吊り上げて反発される。
「初めてなのに何回もイってるんだぞ、もう限界じゃないか?」
「抱いてほしいんです! 何としてでもこれを……えっ? 何これ」
彼が気を遣っているのは分かるが、ここで寝るなんて冗談ではない。
ニコラスが約束を違える男ではないと分かっている。だけどこれに関してはどうしても疑いが消えない。
もしも最後の一線を越えずに明日を迎えてしまったら。
冷静になった彼は、やはり自分を手放そうとするのではないか。そして自分を警戒するのではないか。
彼が本気になれば、自分が付け入る隙などない。こんな機会は二度と訪れないだろう。
だから何が何でもニコラスをその気にさせようと意気込み、夜着の中に手を入れたジュリアは硬直した。
経験がないので分からないが、聞いていたサイズからは逸脱している気がする。そして凄く硬くて上を向いている。まさかもう臨戦態勢だとは。
こんな状態で寝るつもりだったのかと驚いてしまう。
「何って、ナニだけど。そんなに顔を引きつらせなくても、無理に挿れたりしないから大丈夫だって」
「もしかして、かなり大きい方?」
授業で習ったことを思い出しながら刺激を与えると、少し震えて更に大きくなる。自分がニコラスに快楽を与えていることに嬉しくなって更に続けた。
「っ、そうだけど、握りながら言わないでくれるか? 我慢できなくなるだろう」
「私、今日はお昼寝してますから大丈夫です。最後までして下さい」
「あーっ、もう! 明日起きられなくなっても知らないからな」
彼の気遣いは要らないものだ。
忍耐や体裁など放り捨ててほしい。
ただの男になって自分を組み敷き、小骨の一本すらも残さない程に貪り尽くしてほしい。ニコラスでなければ誰が相手であっても、自分が与えられるものなど何一つないと世に知らしめる程に。
なのに彼はまだ保護者のつもりなのかとジュリアは呆れ、言い募る。
「私だけがあんなに、その、気持ち良くなって終わりだなんてイヤです。ニック様にも満足して欲しいの」
「分かった。だけどまた準備が必要だから我慢してくれ」
また途轍もない快楽に振り回される。強すぎる快感を恐れていたのが嘘のように胸が高鳴った。
完全にニコラスから与えられる悦楽を享受している。そんな自分を戸惑いながも受け入れ、ジュリアは頷いた。
「凄いな、ここ、搾り取ろうとしているみたいだ」
内部が激しく指を締め付け、何かを絞り出すように蠕く。ここに指ではないものを挿れたらと思うと、ニコラスはいっそう熱くなる。
「うん、ニック様に抱かれると思うと嬉しくて、ああっ、急にそんなにしたら」
「ごめん、つい興奮した」
彼女の言葉を聞き、ニコラスは内部の指を激しく動かしてしまった。それが引き金となり、ジュリアを追い立てる。
「あっ、待って! 何か……」
「収縮が激しくなってきた。このまま身を任せて」
迫る大きなうねりに抗おうと身を捩るのを押さえながら指を動かし、口付けを落とす。
「んんっ、これ、駄目」
「駄目じゃない、大丈夫」
最初の絶頂の比ではないくらいに大きな波に翻弄されながらも、ジュリアは意識がはっきりしていた。それでも身体の疼きが酷くてどうにかなりそうだ。
「ニックさま、ニコラス!!!」
「ジュリア、大丈夫だから」
何とかしたくてニコラスに縋る。その姿が彼をいっそう煽るのだが、ジュリアにはそれが分からない。だから更に彼の攻め立てが激しくなる。
立て続けに与えられる快感に、すぐに身体が跳ね上がった。
「んんんーっ!! んっ、ああっ」
「よしよし、中でも上手にイけたな」
ジュリアは激しい快楽に身を震わせながらもニコラスに縋りつき助けを求め、身体を擦り付ける。荒れ狂う快感が責め苛み、どうにもならない。
ここまで追いつめた張本人に縋る彼女を見てニコラスは少し罪悪感を覚えるものの、打てば響くような反応の良さに夢中になってしまう。
「胸でイった時点で予想はついていたが、もう中でもイけるとは」
髪を撫でながら宥めていると、更に激しく身体を震わせた彼女が声を上げる。
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