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第1章 新しい世界
2 魔法
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「ふむふむ…、なるほど」
私は今、書庫で魔法書を漁り読んでいる最中。家の書庫は図書館のように膨大な本が集まっているので好きな本を漁り放題!!私には嬉しい限り。
その魔法書とは、って話だけど。
魔法書は言葉の通り魔法について書かれている本で、呪文や陣なんかが事細かく書かれているもの。
この魔法書達、中々に分厚いし重いから五歳と言え、まだ体が小さい私には本棚から持って来るだけでも大変なんだ。
とか言いながらももうこれは日常茶飯事で、実は三歳の時からこんなことしてたんだよね。もう家族や使用人の人達もすっかり見慣れてしまったようで、何も言われなくなりました。寧ろ懸命に読んでいる姿を見て、優しく見守ってくれてるくらいだよ。
あっ、そうそう。この世界の文字は四歳の時に習得済み!早いと思うでしょう?でもこれが本当に大変な道のりだった。
仕事で忙しい父様には聞けなかったけど、母様、それに姉様に教えてもらったり、紙にひたすら書いて覚えたりした。
思考が大人でも身体が追い付いていないので、指が上手く動かなかったりもしたし。思い返すと本当に大変だった事しか思い浮かばないよ……。頑張ったな、私。
それがあってこうして魔法書が読めるようになったから、苦労した甲斐はあったと思うし、このまま可能なら実践訓練もしたいなって思っていたり。
将来魔法学校に入りたいから、今の内に基礎の魔法を覚えておこうって寸法よ!
まだ年齢的に入る事は出来ないけど、今はとにかくそこへの入学が目標。なんでもそこに入学する生徒の多くが魔法士になる事が多いそうで、詳しくは分からないけど、とにかく魔法を使ってお仕事するんだろうね。いいなぁ。憧れるよね。
魔法学校は十歳になると入学が許されて、六年制だから入学してから六年間も魔法を学ぶ事が出来るし、無事、卒業出来れば一人前の魔法士の資格が取れるから、魔法士になる人が多いのはそう言う理由かもしれない。
早く十歳にならないかな。あと五年もあるのに今から胸が高鳴る!
「はぁ~。そろそろ終わりにしようっと」
ずっと読んでいて気がつかなかったけど、結構時間が過ぎていて時計を見てびっくり。眠気が襲ってきてあくびをしていると、そこへちょうど通りかかったのか姉様が顔を出した。
「エル、またここに居たのね」
「姉様!どうしたのですか?」
私が首を傾げると姉様は悪戯っぽく笑って頭を撫でてくる。
「あのね、少し早いかもしれないけど、エルに魔法を教えようかと思って。学校に入学する前でも少しくらい良いわよねって、父様達に話して許可ももらってきたの。貴方前から魔法使いたいって言っていたから。ね、どうかしら?」
「いいのですか!」
入学前に魔法を使用する場合は、保護者か既に入学している生徒が同伴していれば使用可って事になっている。
後で相談に行こうと思っていた所だったから、ナイスタイミング姉様!これは願ったり叶ったりだよ。
「エルさえやる気があれば良いって父様言っていたけど、その顔はやる気満々ね。じゃ、早速明日から実践をしてみましょうか!」
そう言えば姉様は今年から魔法学校に一足早く入学していたんだった。良いな。私も頑張らないとね。自分の望む将来のためにも魔法は必要になるだろうし、いざという時の武器になるはず。
夢の実現のため、今自分に出来る事は率先して頑張っていきたい。
「はい!お願いします」
元気良く返事をしたら姉様も嬉しそうに笑った。
その夜。寝ないといけないのに明日が楽しみで、中々寝付けなかったのは姉様には秘密。
私は今、書庫で魔法書を漁り読んでいる最中。家の書庫は図書館のように膨大な本が集まっているので好きな本を漁り放題!!私には嬉しい限り。
その魔法書とは、って話だけど。
魔法書は言葉の通り魔法について書かれている本で、呪文や陣なんかが事細かく書かれているもの。
この魔法書達、中々に分厚いし重いから五歳と言え、まだ体が小さい私には本棚から持って来るだけでも大変なんだ。
とか言いながらももうこれは日常茶飯事で、実は三歳の時からこんなことしてたんだよね。もう家族や使用人の人達もすっかり見慣れてしまったようで、何も言われなくなりました。寧ろ懸命に読んでいる姿を見て、優しく見守ってくれてるくらいだよ。
あっ、そうそう。この世界の文字は四歳の時に習得済み!早いと思うでしょう?でもこれが本当に大変な道のりだった。
仕事で忙しい父様には聞けなかったけど、母様、それに姉様に教えてもらったり、紙にひたすら書いて覚えたりした。
思考が大人でも身体が追い付いていないので、指が上手く動かなかったりもしたし。思い返すと本当に大変だった事しか思い浮かばないよ……。頑張ったな、私。
それがあってこうして魔法書が読めるようになったから、苦労した甲斐はあったと思うし、このまま可能なら実践訓練もしたいなって思っていたり。
将来魔法学校に入りたいから、今の内に基礎の魔法を覚えておこうって寸法よ!
まだ年齢的に入る事は出来ないけど、今はとにかくそこへの入学が目標。なんでもそこに入学する生徒の多くが魔法士になる事が多いそうで、詳しくは分からないけど、とにかく魔法を使ってお仕事するんだろうね。いいなぁ。憧れるよね。
魔法学校は十歳になると入学が許されて、六年制だから入学してから六年間も魔法を学ぶ事が出来るし、無事、卒業出来れば一人前の魔法士の資格が取れるから、魔法士になる人が多いのはそう言う理由かもしれない。
早く十歳にならないかな。あと五年もあるのに今から胸が高鳴る!
「はぁ~。そろそろ終わりにしようっと」
ずっと読んでいて気がつかなかったけど、結構時間が過ぎていて時計を見てびっくり。眠気が襲ってきてあくびをしていると、そこへちょうど通りかかったのか姉様が顔を出した。
「エル、またここに居たのね」
「姉様!どうしたのですか?」
私が首を傾げると姉様は悪戯っぽく笑って頭を撫でてくる。
「あのね、少し早いかもしれないけど、エルに魔法を教えようかと思って。学校に入学する前でも少しくらい良いわよねって、父様達に話して許可ももらってきたの。貴方前から魔法使いたいって言っていたから。ね、どうかしら?」
「いいのですか!」
入学前に魔法を使用する場合は、保護者か既に入学している生徒が同伴していれば使用可って事になっている。
後で相談に行こうと思っていた所だったから、ナイスタイミング姉様!これは願ったり叶ったりだよ。
「エルさえやる気があれば良いって父様言っていたけど、その顔はやる気満々ね。じゃ、早速明日から実践をしてみましょうか!」
そう言えば姉様は今年から魔法学校に一足早く入学していたんだった。良いな。私も頑張らないとね。自分の望む将来のためにも魔法は必要になるだろうし、いざという時の武器になるはず。
夢の実現のため、今自分に出来る事は率先して頑張っていきたい。
「はい!お願いします」
元気良く返事をしたら姉様も嬉しそうに笑った。
その夜。寝ないといけないのに明日が楽しみで、中々寝付けなかったのは姉様には秘密。
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