158 / 229
第8章 ノスタルジア
9 森へ
しおりを挟む
リッカさんに案内され森へとやってきた私達。
だけど――。
「あれ?霧出てませんね…」
「おかしいですね…。今日の早朝までは確かに霧が出ていたのですが……」
私が首を傾げるとリッカさんも同じように首を傾げ考え込んでいた。
困惑するのも無理ない。森へと到着したのは良いものの、一日中発生し続けていると話に聞いていた瘴気の霧が綺麗さっぱり消えていたのだ。
これは一体どう言う事…?
「異常事態なんだ。俺達の推測の域を超える現象だってあり得るだろう?今日は偶々霧が消えただけかもしれない」
動揺する私達にレヴィ君が冷静に答える。
確かにその可能性もあるかもしれない。そもそも瘴気が大量に発生する事自体が異常な訳だし、それに霧が出ていたら調査も思うように進まないだろうし。
これはある意味好機だと捉えるべきかな。
「そうだな。気にはなるが霧が出ていないのならこちらとしては好都合。周囲に目を向けつつ調べて行くぞ」
「はい、そうですね」
殿下の言葉に私も続いて頷いた。
「それじゃ行くとするか」
レヴィ君も緊張感をまるで感じさせないいつもの調子で呟くと、泰然たる態度で先へと進んで行く。
『エルちゃん、気を付けてね』
よし!と私も後に続こうとしたらウルの忠告めいた声がする。咄嗟に辺りを見たものの姿はなく、けれど傍にいてくれていると言う事だけは分かった。
『嫌な感じがするわ…。まるであの時と同じような……』
「ウル…?」
姿なき彼女の言葉に違和感を覚えもう一度声のする方へ視線を向けるがやはりそこに彼女の姿はない。
今の…何かを警戒しているような…そんな感じだった。
『…何でもないわ。エルちゃんは気にしないで』
「……はい」
どうしたの?と聞きたいけど今は聞いちゃいけないようなそんな雰囲気で。
しかも当の本人に気にしなくて良いと言われては聞くに聞けない。
仕方なくその場は黙ってやり過ごし、後で聞こうと思い先に進んで行く皆の後を追う事にした。
昼間だと言うのに何かが出て来そうな程、鬱蒼として薄暗い森。一度入れば二度と出られないのではないかと錯覚してしまいそうな不気味さ。
だがそんな事言っている場合ではない。早く何とかしなくてはいけないのだから。その思いを胸に私は森へと足を踏み入れた。
今は誰もいなくて寂しい森だけど、こんな事にならなければ今頃国の人達が何人も訪れていた場所。
だからだろう。人が通る道が所々に出来ていて、その道にそって行けば一先ず迷う、と言う事はなさそうだ。
と言うかこんなところで迷ったら……無理……。絶対泣く…。
離れないようにしないと、と割と本気で考えていると前を歩いていたリッカさんが急に立ち止まった。
「どうした?」
黙って立ち止まったリッカさんを不思議に思ったのか殿下が声をかける。
すると彼女は神妙な面持ちでこちらを振り返って言った。
「何かおかしいです。…いえ、瘴気が発生しているこの状況もおかしいのですが…。何と言いますか静かすぎる気がしませんか?」
「ふむ。確かに妙だな。瘴気のせいで人が近づけないからだと思っていたが…。確かに静かすぎるな」
リッカさんに続いて殿下も何か違和感を感じとった様子。
私も違和感はあったけど何だろう?ってずっと不思議だったから、二人の会話で漸く合点がいった。
二人が言うように人気が無いから静かなんだと私も最初は思っていた。でも人がいないだけでここまで静まり返っているのはおかしい。
私達の話声と足音、そして風で気が揺れる音しか響いてこない。
獣達の気配もしない。
瘴気で獣達が逃げてしまった場合もあるけど、今は瘴気は発生していない。
警戒心が強い獣達ならまだしも、鳥達すらいないようだし。昼間には聞こえてくる囀りすら聞こえてこない。
静かすぎて別世界に来てしまったような感覚に陥りそう。
これも全部瘴気の影響なのかな……?
「瘴気の影響だけじゃなさそうだな」
「え?」
レヴィ君がポツリと零した言葉に心の内を読まれたのかと思って思わず肩がびくっと震えた。
「この奥って何かあるのか?」
そんな私に気が付いていないようで特に触れる事なく、今度はリッカさんに質問を投げかけていた。
「え、はい。奥には湖があります。神聖な水だと国の人々は大切にしてきたのです。ですが今は状況が状況ですので近づけず、私達も湖が今どうなっているのか分かっていないのです」
「なるほどな」
彼女の言葉を聞いて何かを考えこんでいるようだ。
「あの何か――」
分かったんですか?そう先を続けようとしたその時だった。
……っ!
それは本当に唐突に起こった。
急に全身に鳥肌が立ち、石になったように身体が動かなくなる。
頭が理解するよりも早く、何か得体のしれないものに身体が先に反応を示したのか、何が起こったのか分からなかった。
しかもそれに伴ってひんやりとした冷気が足元に流れてきて寒気がする。
説明のつかない現象に何が起こったの?とそう声を上げようとしたその刹那、
『エルちゃん気を付けてっ』
「何か来るぞっ」
ウルとレヴィ君二人の切羽詰まった声が同時に聞こえてきて――。
「きゃっ!」
「わぁ!!」
ゴオオオオオッ
またしても唐突に、今度は地響きと共に地面が揺れだした。地震だ。
立っていられない程ではないけど、この緊迫した状況下でいきなり地面が揺れたら驚くのも無理ない。
次々と起こる現象に私だけでなく殿下やリッカさんも混乱状態で、そんな中更に追い打ちをかけるように状況が目まぐるしく変わっていく。それも悪い方へと。
――ドタドタドタッ
次に聞こえて来たのは足音だ。何かが走っているような音。それも一人や二人ではなく…そもそも人なのかも分からないがとにかく沢山の足音がする。
重たいものが走っているようなそんな感じで。
しかもそれはこの森の奥から私達の方へと近づいて来ていた。
「レ、レヴィ君…」
「まずいな。おい、一先ずそこら辺に隠れるぞ!」
まだ状況が把握しきれていない皆にレヴィ君が声を張った。
呆然としていた殿下達もその声で我に返ったようで、彼の言葉に頷くと直ぐに行動に出る。
私も早く隠れないとと気持ちばかりが焦ってしまい、足が縺れ転びそうになりまた迷惑をかけてしまう。そう思った時――。
「ほらこっちだ」
そう言われ力強い腕に手を引かれた。
そしてそのまま引っ張られる形で近くの物陰へと身を潜める事が出来たけど、吃驚しすぎて心臓が飛び出すかと思った。
「本当にお前は魔法以外おっちょこちょいだよな~」
手を引いてくれたのはレヴィ君だった。
「す、すみませんっ!…ありがとうございます」
「全く世話のかかる奴だな」
「うう…」
呆れて物も言えないと言われ、でもそれに返す言葉が思いつかなくて…ただただ申し訳ない気持ちになった。
「おいそこの二人。お前達に緊張感と言うものはないのか?」
そこへ更に呆れた声が聞こえてくる。
声のした方を見れば少し離れた場所に、私達と同じく木の陰に身を潜める二人の姿があり、殿下にはジト目で見られ、リッカさんには苦笑いをされた。
すみません…と心の中でもう一度謝っておく。
しかしそれも束の間、
『来たわよ。気を引き締めて』
その言葉と共にウルが漸くその姿を現し、私の前に降り立つ。彼女は森の奥、音がする方を鋭く睨みつけていた。
同じように私も彼女の見つめる先を木の陰から覗き見てみた。
すると――。
え……?
見えてきたのは黒い塊のようなものが沢山集まり、真っ直ぐこちらに迫って来る姿。
森が暗いせいもあって目を凝らしてもその正体はハッキリとは見えない。
でも明らかにあれは無暗に触れてはいけないような、不気味で不穏な雰囲気を纏っていて…、ただただ恐ろしいと感じた。
その瞬間、ある光景が頭の中に浮かんできた。
それは‘‘私‘‘の記憶ではないもので。それでも鮮明に思い出される。
これと同じような光景を遥か昔に私は見ている……?根拠もなくそう確信してしまう程に鮮明な記憶だった。
だけど――。
「あれ?霧出てませんね…」
「おかしいですね…。今日の早朝までは確かに霧が出ていたのですが……」
私が首を傾げるとリッカさんも同じように首を傾げ考え込んでいた。
困惑するのも無理ない。森へと到着したのは良いものの、一日中発生し続けていると話に聞いていた瘴気の霧が綺麗さっぱり消えていたのだ。
これは一体どう言う事…?
「異常事態なんだ。俺達の推測の域を超える現象だってあり得るだろう?今日は偶々霧が消えただけかもしれない」
動揺する私達にレヴィ君が冷静に答える。
確かにその可能性もあるかもしれない。そもそも瘴気が大量に発生する事自体が異常な訳だし、それに霧が出ていたら調査も思うように進まないだろうし。
これはある意味好機だと捉えるべきかな。
「そうだな。気にはなるが霧が出ていないのならこちらとしては好都合。周囲に目を向けつつ調べて行くぞ」
「はい、そうですね」
殿下の言葉に私も続いて頷いた。
「それじゃ行くとするか」
レヴィ君も緊張感をまるで感じさせないいつもの調子で呟くと、泰然たる態度で先へと進んで行く。
『エルちゃん、気を付けてね』
よし!と私も後に続こうとしたらウルの忠告めいた声がする。咄嗟に辺りを見たものの姿はなく、けれど傍にいてくれていると言う事だけは分かった。
『嫌な感じがするわ…。まるであの時と同じような……』
「ウル…?」
姿なき彼女の言葉に違和感を覚えもう一度声のする方へ視線を向けるがやはりそこに彼女の姿はない。
今の…何かを警戒しているような…そんな感じだった。
『…何でもないわ。エルちゃんは気にしないで』
「……はい」
どうしたの?と聞きたいけど今は聞いちゃいけないようなそんな雰囲気で。
しかも当の本人に気にしなくて良いと言われては聞くに聞けない。
仕方なくその場は黙ってやり過ごし、後で聞こうと思い先に進んで行く皆の後を追う事にした。
昼間だと言うのに何かが出て来そうな程、鬱蒼として薄暗い森。一度入れば二度と出られないのではないかと錯覚してしまいそうな不気味さ。
だがそんな事言っている場合ではない。早く何とかしなくてはいけないのだから。その思いを胸に私は森へと足を踏み入れた。
今は誰もいなくて寂しい森だけど、こんな事にならなければ今頃国の人達が何人も訪れていた場所。
だからだろう。人が通る道が所々に出来ていて、その道にそって行けば一先ず迷う、と言う事はなさそうだ。
と言うかこんなところで迷ったら……無理……。絶対泣く…。
離れないようにしないと、と割と本気で考えていると前を歩いていたリッカさんが急に立ち止まった。
「どうした?」
黙って立ち止まったリッカさんを不思議に思ったのか殿下が声をかける。
すると彼女は神妙な面持ちでこちらを振り返って言った。
「何かおかしいです。…いえ、瘴気が発生しているこの状況もおかしいのですが…。何と言いますか静かすぎる気がしませんか?」
「ふむ。確かに妙だな。瘴気のせいで人が近づけないからだと思っていたが…。確かに静かすぎるな」
リッカさんに続いて殿下も何か違和感を感じとった様子。
私も違和感はあったけど何だろう?ってずっと不思議だったから、二人の会話で漸く合点がいった。
二人が言うように人気が無いから静かなんだと私も最初は思っていた。でも人がいないだけでここまで静まり返っているのはおかしい。
私達の話声と足音、そして風で気が揺れる音しか響いてこない。
獣達の気配もしない。
瘴気で獣達が逃げてしまった場合もあるけど、今は瘴気は発生していない。
警戒心が強い獣達ならまだしも、鳥達すらいないようだし。昼間には聞こえてくる囀りすら聞こえてこない。
静かすぎて別世界に来てしまったような感覚に陥りそう。
これも全部瘴気の影響なのかな……?
「瘴気の影響だけじゃなさそうだな」
「え?」
レヴィ君がポツリと零した言葉に心の内を読まれたのかと思って思わず肩がびくっと震えた。
「この奥って何かあるのか?」
そんな私に気が付いていないようで特に触れる事なく、今度はリッカさんに質問を投げかけていた。
「え、はい。奥には湖があります。神聖な水だと国の人々は大切にしてきたのです。ですが今は状況が状況ですので近づけず、私達も湖が今どうなっているのか分かっていないのです」
「なるほどな」
彼女の言葉を聞いて何かを考えこんでいるようだ。
「あの何か――」
分かったんですか?そう先を続けようとしたその時だった。
……っ!
それは本当に唐突に起こった。
急に全身に鳥肌が立ち、石になったように身体が動かなくなる。
頭が理解するよりも早く、何か得体のしれないものに身体が先に反応を示したのか、何が起こったのか分からなかった。
しかもそれに伴ってひんやりとした冷気が足元に流れてきて寒気がする。
説明のつかない現象に何が起こったの?とそう声を上げようとしたその刹那、
『エルちゃん気を付けてっ』
「何か来るぞっ」
ウルとレヴィ君二人の切羽詰まった声が同時に聞こえてきて――。
「きゃっ!」
「わぁ!!」
ゴオオオオオッ
またしても唐突に、今度は地響きと共に地面が揺れだした。地震だ。
立っていられない程ではないけど、この緊迫した状況下でいきなり地面が揺れたら驚くのも無理ない。
次々と起こる現象に私だけでなく殿下やリッカさんも混乱状態で、そんな中更に追い打ちをかけるように状況が目まぐるしく変わっていく。それも悪い方へと。
――ドタドタドタッ
次に聞こえて来たのは足音だ。何かが走っているような音。それも一人や二人ではなく…そもそも人なのかも分からないがとにかく沢山の足音がする。
重たいものが走っているようなそんな感じで。
しかもそれはこの森の奥から私達の方へと近づいて来ていた。
「レ、レヴィ君…」
「まずいな。おい、一先ずそこら辺に隠れるぞ!」
まだ状況が把握しきれていない皆にレヴィ君が声を張った。
呆然としていた殿下達もその声で我に返ったようで、彼の言葉に頷くと直ぐに行動に出る。
私も早く隠れないとと気持ちばかりが焦ってしまい、足が縺れ転びそうになりまた迷惑をかけてしまう。そう思った時――。
「ほらこっちだ」
そう言われ力強い腕に手を引かれた。
そしてそのまま引っ張られる形で近くの物陰へと身を潜める事が出来たけど、吃驚しすぎて心臓が飛び出すかと思った。
「本当にお前は魔法以外おっちょこちょいだよな~」
手を引いてくれたのはレヴィ君だった。
「す、すみませんっ!…ありがとうございます」
「全く世話のかかる奴だな」
「うう…」
呆れて物も言えないと言われ、でもそれに返す言葉が思いつかなくて…ただただ申し訳ない気持ちになった。
「おいそこの二人。お前達に緊張感と言うものはないのか?」
そこへ更に呆れた声が聞こえてくる。
声のした方を見れば少し離れた場所に、私達と同じく木の陰に身を潜める二人の姿があり、殿下にはジト目で見られ、リッカさんには苦笑いをされた。
すみません…と心の中でもう一度謝っておく。
しかしそれも束の間、
『来たわよ。気を引き締めて』
その言葉と共にウルが漸くその姿を現し、私の前に降り立つ。彼女は森の奥、音がする方を鋭く睨みつけていた。
同じように私も彼女の見つめる先を木の陰から覗き見てみた。
すると――。
え……?
見えてきたのは黒い塊のようなものが沢山集まり、真っ直ぐこちらに迫って来る姿。
森が暗いせいもあって目を凝らしてもその正体はハッキリとは見えない。
でも明らかにあれは無暗に触れてはいけないような、不気味で不穏な雰囲気を纏っていて…、ただただ恐ろしいと感じた。
その瞬間、ある光景が頭の中に浮かんできた。
それは‘‘私‘‘の記憶ではないもので。それでも鮮明に思い出される。
これと同じような光景を遥か昔に私は見ている……?根拠もなくそう確信してしまう程に鮮明な記憶だった。
0
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~
杵築しゅん
ファンタジー
戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。
3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。
家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。
そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。
こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。
身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる