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第9章 愁いのロストフラグメント
24 願わくば
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レヴィside
シェフィールド侯爵邸にて療養していた俺の話を聞きつけ、父が突如来訪し暴れに暴れ迷惑をかけてしまい、更に母までもその姿を見せ、久方ぶりに話をすることが出来たその日から更に二日後。
外傷はもう既に完治していたが、精神が未だ不安定だった為に、まだ安静が必要と言われていた。
父の事があった手前、これ以上侯爵家には迷惑を掛けられなくて、大人しくしていたのだが、つい先程、エルの母、ローザさんに診察してもらったところ、もう大丈夫だろうとのお達しが出て、俺は漸く体を動かせるようになったのだった。
安静にしている間、エルが落ち着くからと治癒魔法をかけてくれており、その間俺はずっと眠ってしまっていたのだが、後から聞いた話、俺を怒鳴り散らし周りにも迷惑をかけた父の事はエルの父である、ディラン侯爵が対応してくれたらしい。部屋を出て行った父と暫く二人で話し合ったようだ。
と言っても父を落ち着かせる為ではなく、ある意味お説教だろう事は何となく察したが。
何せ、自分の溺愛している娘に暴言を吐いてしまったのだから当然だろう。侯爵の性格からしてもただでは済まさなかっただろうし。
自身の父親ながら恥ずかしいし、哀れにも思えるのが残念だが、だからと言って庇いはしない。
侯爵との話し合いの後、父はローレンス侯爵家に帰ったそうで、あれから俺は一度も会っていなかった。
今は落ち着いているようだが、俺の顔を見たらまた怒り出しそうで面倒だ。今は極力会わない方がお互いの為に良いだろうと俺も思い、俺から行動を起こすこともなかった。
そして母の事だが、こういうと失礼だが母は人が変わったかのように俺の事を心底心配してくれて、俺が眠っている間も傍にいてくれたらしい。ローレンス侯爵家に帰る事もなく、俺が動けるようになった今もシェフィールド侯爵邸に留まり続けている。
そんな母の気遣いは嬉しいのだが、正直今更で、俺もどう反応をしたらいいのか分かりかねている状態だった。
更に言えば兄までシェフィールド侯爵邸に未だ滞在しているのだが、心の中では有難く思っているし、そんな母と兄の存在が今の俺の心の支えになっていると言うのもまた事実だった。
そんな折、俺の体力がいくらか回復したのを見計らって、もう一度今回の件を話し合う機会をくれた。
俺自身やらかしてしまったと言う自覚はあるが、正確な事は未だ思い出せないでいる。頭に霧がかかってしまい、思い出そうとしても無駄だった。
だから謝罪をするにしても、まずは何があったのかを聞かなくては何も始まらないのだ。
話し合いには侯爵、エル、母と兄、そして俺。それから母がいる為姿が見えないが、恐らくウルティナもこの場にはいるのだろう。
ただ不思議なのは、こう言った話し合いの場には大体出席するエルの従者、ルーカスの姿がない。あいつなりに俺の事を気遣ってなのかは知らないが、今は正直助かる。今回の件でエルを危険な目に遭わせてしまったんだ。あいつと顔を合わせでもしたら何を言われるか分かったものではない。いや、何となく想像はつくが。
…結局のところ後で何かしら言ってくるだろうな。まあ自業自得なんだけどな。
自身が招いた事とは言え、後でルーカスに皮肉めいたことを言われるのが目に見えてしまい、思わず溜息が零れる。
話し合いでは、シュレーデル王国で遭遇した魔族が関わっている事、その魔族に俺が良いように利用された事、今は使用されていない神殿に連れていかれ、そこで魔族の力の源と言える水晶を俺が壊してしまい、魔族の強大な力を解き放ってしまった事、操られて兄に刃を向けてしまい、エル達にも大変な思いをさせてしまった事等を聞かされ、俺は自分が思っていたよりも大変な事をしでかしてしまっていた事に頭が真っ白になってしまった。
操られていたとはいえ、それでも取り返しのつかない事をしでかしてしまった。頭を抱えたくなる。
今なら、父があれだけ怒り狂っていたのも納得出来てしまう。
謝罪なんて生ぬるい。事はもっと重大で…。
侯爵が言っていたがこの件はもう俺達だけでは対策出来ない。
伝説上の存在と思われていた魔族が現れ、関わっているだけでなく、その力の一部が封印なのだろうか、されていた水晶。それをどういう理由があろうと俺が破壊してしまったのだ。
封印されていた力は元に戻り、本来の力を魔族は取り戻してしまった。
何を企んでいるのか…。ただ力を取り戻したかっただけならばまだ良いが、他に目的があり、こちらに害をなそうと目論んでいるのだとしたら……。そう思うと怖くなる。背中を汗が流れるのに、対して体はどんどん冷たくなっていく。
この話は既に国王陛下にも伝わっており、対策を講じているとの事だが、俺は此度の件をどう償えば良いのか。そればかりが頭を巡る。
……俺のせいで……。
今までにない程の後悔と暗い感情が俺を苛む。
そんな時だった。彼女の放った一言で少し救われた気がしたのは。
「レヴィ君のせいではないですよ。だからそんなに落ち込まなくて良いんです」
本当に何てことないように、場に合わない明るい声でエルが言う。
なんでそんな落ち着いていられるんだ。どうして笑っていられるんだ。
問いただしたくなる思いをぐっと堪え、俺は唇を強く噛み締める。
彼女は続けて、
「いつものレヴィ君でいて下さい。しおらしいレヴィ君と言うのもレアですけど、やっぱりいつものツンツンしているレヴィ君も、私は見ていて安心しますし好きですから」
そう慰めるのだ。
周りを見れば、そんな彼女と同じ気持ちだとでも言いた気な視線を俺に向ける、侯爵と母、そして兄と目が合う。
なんだこれ…。らしくもなく泣きそうだ。
涙腺が緩んでしまったのか、はたまた実はまだ精神が安定していないのか。どちらにしてもこんな気持ちになるのが初めてで、どうしていいか分からないとはまさにこの事だった。
俺には味方なんていなくて、ずっと一人だと思っていたのに。
それが実は自分の思い込みで、周りを良く見渡せば俺の味方になってくれる人達は、こんなにもいてくれていたのだ。そんな些細な事にさえ気づかなかったなんて。
けれど皆の気持ちに気づいた途端、胸が温かくなったのは確かに間違いではない。
エルシアside
心配していたレヴィ君の容体も大分落ち着き、母様の治癒魔法の助けもあって順調に回復に向かっていた。
外傷は直ぐに治ったものの、精神的にまだ安静が必要なタイミングで、レヴィ君の父親であるローレンス侯爵が突然来訪した時には本当に困ったけれど、父様の手助けもあり何とか大事にはならずに済んだのは幸いだった。
父様には感謝しかない。
咄嗟に侯爵に盾突くような形で異議を申し立ててしまい、あのまま父様が介入しなければ、もしかしたら怪我をしていたかもしれないのだ。
侯爵程ではないにしても私もあの時は頭に血が上ってしまっていて。
レヴィ君のせいではないのに、彼を責めるような物言いと侯爵の態度がどうしても許せなくて。
とは言え私も言い過ぎた気もするから反省はしないといけない。
そしてそんな中、レヴィ君の体調が回復したのを見計らい、再度彼も交えた話し合いが行われた。
内容は勿論今回の騒動と魔族の件。
レヴィ君はあまり覚えていないと言うので、それも踏まえて話をする事に。
彼は最後まで静かに聞いていたが、話が進むにつれて私の方が痛々しく感じるくらい顔が真っ青になっていって…。
以前彼から聞いていた家庭環境は複雑で、その影響が今回の件にも関わっていると言っても良い。
それにどうやら私が考えているよりもレヴィ君の心は疲弊していたようだった。その隙を魔族に狙われてしまったのだから。
とは言っても彼は被害者であり、何も自分を責める事はないのだ。
それでもレヴィ君の性格からして、事情はどうあれ、相手の掌の上で踊らされていた自分がきっと許せないのだろう。悔し気に顔を歪めるのがその証拠だ。
私はそんな彼を見る度に、何もできない自分が歯痒くて仕方なかった。
そんな時に、どういった心境の変化なのか、彼の母親であるセレスティーナ侯爵夫人が今は彼の傍にいてくれるのがまた幸いと言えた。
始めの内は彼女の行動に不信感があったものの、様子を伺っている内に、本当にレヴィ君の事を心配している母親の顔が見て取れ、少なくとも夫人は彼の味方であると、任せられると分かり私はほっとし警戒を解いた。
長年の勘違いとそれによって起きたすれ違いが、二人の間に壁を作ってしまっていただけで、夫人も心の中では息子を心配していたし、寄り添いたいと思っていたようだ。
今のレヴィ君には支えてくれる人が必要だったから、実の母親の夫人が傍にいてくれるのはとても有難い事と言える。長年面と向かって話を出来ていなかったと言っても、やはり親子だ。母親が傍にいてくれれば少しは安心出来るだろう。
願わくば侯爵とも和解をし、レヴィ君が心の底から家族と笑い合えるようになるようにと、そう願わずにはいられなかった。
シェフィールド侯爵邸にて療養していた俺の話を聞きつけ、父が突如来訪し暴れに暴れ迷惑をかけてしまい、更に母までもその姿を見せ、久方ぶりに話をすることが出来たその日から更に二日後。
外傷はもう既に完治していたが、精神が未だ不安定だった為に、まだ安静が必要と言われていた。
父の事があった手前、これ以上侯爵家には迷惑を掛けられなくて、大人しくしていたのだが、つい先程、エルの母、ローザさんに診察してもらったところ、もう大丈夫だろうとのお達しが出て、俺は漸く体を動かせるようになったのだった。
安静にしている間、エルが落ち着くからと治癒魔法をかけてくれており、その間俺はずっと眠ってしまっていたのだが、後から聞いた話、俺を怒鳴り散らし周りにも迷惑をかけた父の事はエルの父である、ディラン侯爵が対応してくれたらしい。部屋を出て行った父と暫く二人で話し合ったようだ。
と言っても父を落ち着かせる為ではなく、ある意味お説教だろう事は何となく察したが。
何せ、自分の溺愛している娘に暴言を吐いてしまったのだから当然だろう。侯爵の性格からしてもただでは済まさなかっただろうし。
自身の父親ながら恥ずかしいし、哀れにも思えるのが残念だが、だからと言って庇いはしない。
侯爵との話し合いの後、父はローレンス侯爵家に帰ったそうで、あれから俺は一度も会っていなかった。
今は落ち着いているようだが、俺の顔を見たらまた怒り出しそうで面倒だ。今は極力会わない方がお互いの為に良いだろうと俺も思い、俺から行動を起こすこともなかった。
そして母の事だが、こういうと失礼だが母は人が変わったかのように俺の事を心底心配してくれて、俺が眠っている間も傍にいてくれたらしい。ローレンス侯爵家に帰る事もなく、俺が動けるようになった今もシェフィールド侯爵邸に留まり続けている。
そんな母の気遣いは嬉しいのだが、正直今更で、俺もどう反応をしたらいいのか分かりかねている状態だった。
更に言えば兄までシェフィールド侯爵邸に未だ滞在しているのだが、心の中では有難く思っているし、そんな母と兄の存在が今の俺の心の支えになっていると言うのもまた事実だった。
そんな折、俺の体力がいくらか回復したのを見計らって、もう一度今回の件を話し合う機会をくれた。
俺自身やらかしてしまったと言う自覚はあるが、正確な事は未だ思い出せないでいる。頭に霧がかかってしまい、思い出そうとしても無駄だった。
だから謝罪をするにしても、まずは何があったのかを聞かなくては何も始まらないのだ。
話し合いには侯爵、エル、母と兄、そして俺。それから母がいる為姿が見えないが、恐らくウルティナもこの場にはいるのだろう。
ただ不思議なのは、こう言った話し合いの場には大体出席するエルの従者、ルーカスの姿がない。あいつなりに俺の事を気遣ってなのかは知らないが、今は正直助かる。今回の件でエルを危険な目に遭わせてしまったんだ。あいつと顔を合わせでもしたら何を言われるか分かったものではない。いや、何となく想像はつくが。
…結局のところ後で何かしら言ってくるだろうな。まあ自業自得なんだけどな。
自身が招いた事とは言え、後でルーカスに皮肉めいたことを言われるのが目に見えてしまい、思わず溜息が零れる。
話し合いでは、シュレーデル王国で遭遇した魔族が関わっている事、その魔族に俺が良いように利用された事、今は使用されていない神殿に連れていかれ、そこで魔族の力の源と言える水晶を俺が壊してしまい、魔族の強大な力を解き放ってしまった事、操られて兄に刃を向けてしまい、エル達にも大変な思いをさせてしまった事等を聞かされ、俺は自分が思っていたよりも大変な事をしでかしてしまっていた事に頭が真っ白になってしまった。
操られていたとはいえ、それでも取り返しのつかない事をしでかしてしまった。頭を抱えたくなる。
今なら、父があれだけ怒り狂っていたのも納得出来てしまう。
謝罪なんて生ぬるい。事はもっと重大で…。
侯爵が言っていたがこの件はもう俺達だけでは対策出来ない。
伝説上の存在と思われていた魔族が現れ、関わっているだけでなく、その力の一部が封印なのだろうか、されていた水晶。それをどういう理由があろうと俺が破壊してしまったのだ。
封印されていた力は元に戻り、本来の力を魔族は取り戻してしまった。
何を企んでいるのか…。ただ力を取り戻したかっただけならばまだ良いが、他に目的があり、こちらに害をなそうと目論んでいるのだとしたら……。そう思うと怖くなる。背中を汗が流れるのに、対して体はどんどん冷たくなっていく。
この話は既に国王陛下にも伝わっており、対策を講じているとの事だが、俺は此度の件をどう償えば良いのか。そればかりが頭を巡る。
……俺のせいで……。
今までにない程の後悔と暗い感情が俺を苛む。
そんな時だった。彼女の放った一言で少し救われた気がしたのは。
「レヴィ君のせいではないですよ。だからそんなに落ち込まなくて良いんです」
本当に何てことないように、場に合わない明るい声でエルが言う。
なんでそんな落ち着いていられるんだ。どうして笑っていられるんだ。
問いただしたくなる思いをぐっと堪え、俺は唇を強く噛み締める。
彼女は続けて、
「いつものレヴィ君でいて下さい。しおらしいレヴィ君と言うのもレアですけど、やっぱりいつものツンツンしているレヴィ君も、私は見ていて安心しますし好きですから」
そう慰めるのだ。
周りを見れば、そんな彼女と同じ気持ちだとでも言いた気な視線を俺に向ける、侯爵と母、そして兄と目が合う。
なんだこれ…。らしくもなく泣きそうだ。
涙腺が緩んでしまったのか、はたまた実はまだ精神が安定していないのか。どちらにしてもこんな気持ちになるのが初めてで、どうしていいか分からないとはまさにこの事だった。
俺には味方なんていなくて、ずっと一人だと思っていたのに。
それが実は自分の思い込みで、周りを良く見渡せば俺の味方になってくれる人達は、こんなにもいてくれていたのだ。そんな些細な事にさえ気づかなかったなんて。
けれど皆の気持ちに気づいた途端、胸が温かくなったのは確かに間違いではない。
エルシアside
心配していたレヴィ君の容体も大分落ち着き、母様の治癒魔法の助けもあって順調に回復に向かっていた。
外傷は直ぐに治ったものの、精神的にまだ安静が必要なタイミングで、レヴィ君の父親であるローレンス侯爵が突然来訪した時には本当に困ったけれど、父様の手助けもあり何とか大事にはならずに済んだのは幸いだった。
父様には感謝しかない。
咄嗟に侯爵に盾突くような形で異議を申し立ててしまい、あのまま父様が介入しなければ、もしかしたら怪我をしていたかもしれないのだ。
侯爵程ではないにしても私もあの時は頭に血が上ってしまっていて。
レヴィ君のせいではないのに、彼を責めるような物言いと侯爵の態度がどうしても許せなくて。
とは言え私も言い過ぎた気もするから反省はしないといけない。
そしてそんな中、レヴィ君の体調が回復したのを見計らい、再度彼も交えた話し合いが行われた。
内容は勿論今回の騒動と魔族の件。
レヴィ君はあまり覚えていないと言うので、それも踏まえて話をする事に。
彼は最後まで静かに聞いていたが、話が進むにつれて私の方が痛々しく感じるくらい顔が真っ青になっていって…。
以前彼から聞いていた家庭環境は複雑で、その影響が今回の件にも関わっていると言っても良い。
それにどうやら私が考えているよりもレヴィ君の心は疲弊していたようだった。その隙を魔族に狙われてしまったのだから。
とは言っても彼は被害者であり、何も自分を責める事はないのだ。
それでもレヴィ君の性格からして、事情はどうあれ、相手の掌の上で踊らされていた自分がきっと許せないのだろう。悔し気に顔を歪めるのがその証拠だ。
私はそんな彼を見る度に、何もできない自分が歯痒くて仕方なかった。
そんな時に、どういった心境の変化なのか、彼の母親であるセレスティーナ侯爵夫人が今は彼の傍にいてくれるのがまた幸いと言えた。
始めの内は彼女の行動に不信感があったものの、様子を伺っている内に、本当にレヴィ君の事を心配している母親の顔が見て取れ、少なくとも夫人は彼の味方であると、任せられると分かり私はほっとし警戒を解いた。
長年の勘違いとそれによって起きたすれ違いが、二人の間に壁を作ってしまっていただけで、夫人も心の中では息子を心配していたし、寄り添いたいと思っていたようだ。
今のレヴィ君には支えてくれる人が必要だったから、実の母親の夫人が傍にいてくれるのはとても有難い事と言える。長年面と向かって話を出来ていなかったと言っても、やはり親子だ。母親が傍にいてくれれば少しは安心出来るだろう。
願わくば侯爵とも和解をし、レヴィ君が心の底から家族と笑い合えるようになるようにと、そう願わずにはいられなかった。
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