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第11章 紅姫と四黎公
4 怪しい影
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「エル様、分かっているとは思いますが、余り羽目を外し過ぎないように――」
「分かっていますよ。
わあ!良い匂いがしますね。この匂いは何処から――ああ!あのお店です!行ってみましょう、ルカ!アリンちゃん!」
「言った傍から……」
祝祭まで数日あると言うのに、美味しい匂い漂い賑わいを見せる城下町。
私はついその香りに誘われ、足が勝手にそちらへ向かってしまう。
付いて来てくれたルカは頭を抱えていたけれど、溜息を吐きつつも全く仕方がないですね、なんて言いながらいつもの如く付き合ってくれるんですよね。
一方アリンちゃんの方はと言うと、私達のやり取りに対して特に気にした様子もなく、彼女もいつもと変わらず私達の後を静かについて来るのだった。
「すみません。おすすめはありますか?」
「おや、いらっしゃい。見ない顔だねお嬢ちゃん」
私が気になったお店には、人当たりの良いお姉さんが一人店番をしていた。
私が声をかけると彼女は顔を上げ、私達に気が付くと気前良く歓迎してくれる。
「私達は友人に会いにオルデシア王国から来ました。
その友人から三日後に祝祭があると聞いて、城下町でも沢山のお店が出ると教えて貰ったので、その下見に来てみたところです。まだ祝祭ではないのに、ここはいつもこんな感じなのですか?」
「まあここ等はいつもこんな感じだよ。毎日がお祭り騒ぎみたいなもんだ。
それよりもお嬢ちゃん、あんたたち他国の人なら、外出中はなるべく一人にならないように気を付けな。特に人間は、ね」
お姉さんは気前の良い態度から急に真剣な眼差しになると、声の音量を下げそう忠告する。それも人間と言う部分を特に強調しながら。
「ここが吸血鬼の国だからですか?
もしかしてお姉さんも吸血鬼、なのでしょうか?」
私は単にここが他国だから気を付けろ、と言われているのかと思ったのだが、彼女は笑みを浮かべると、いいやと首を横に振った。
「吸血鬼の国って言うのもあるけど、その他にも理由は結構あるんだよ。
例えば吸血鬼の特殊な能力の事とかね。
ああ、それと私は人間だよ。旦那は吸血鬼だけどね」
この国には吸血鬼だけでなく、人間もいるという事を前々から知ってはいたが、お姉さんの話を聞いているとこの共存している状況の中にも何やら不安要素があるようだ。
「旦那さんが吸血鬼……それに特殊な能力って一体なんなのですか?」
「そうだね。彼らの能力は様々だが有名なものを上げると、ずば抜けた戦闘能力と赤い瞳の魅了だろうね。
戦闘に関してはそのままの意味で、超越した力を発揮するって事で、魅了についても言葉通り、まあ一種の催眠術みたいなものだね」
シェルバート伯爵家で起こった事件。元凶を作った先輩が使った魅了と同じようなもの。
ただ魔法か特殊な能力かの違いだ。
人が魅了魔法を使用する場合、呪文を唱え魔力を注ぎ、そして展開しなければならないが、吸血鬼の場合、それは既に自身に備わっている特殊能力であり、魔法のように順序だてる必要がない。
ただし使い方によっては勿論危険な代物にも十分成り得る。お姉さんもそう言う事が言いたいのだろう。
「まあ今は吸血鬼の真祖であり、頂点でもある姫様がいるわけだから、そこまで気負う必要はないと私は思うがね。
ただ姫様ほどのお方でも全ての吸血鬼を監視できる訳じゃない。中には野良の吸血鬼もいるのさ。そいつらがこの国の事情を知らない人間を狙う――なんて話がちょくちょくあるもんだからつい、いつもの癖でお節介を焼いてしまったと言う訳さ。折角楽しみに来たってのに悪かったね」
そう言ってお姉さんは頭を掻きながら苦笑する。
「いえ、お気になさらず。
それに私達はこの国の人間ではありませんが、いくらかアインフェルト王国の事情は知っているつもりでした。
ですがやっぱり現住民であるお姉さん達の方が詳しいのも事実ですし…。
なので寧ろ感謝します。お気遣い頂いてありがとうございました」
「そうかい?それは良かった。
じゃあ辛気臭い話はここまでにしようか。
後数日でお祭りなんだ。お嬢ちゃん達、アインフェルト王国の祝祭楽しんでってくれ」
「はい!ありがとうございます。」
最初の調子に戻った彼女に私は微笑み軽く挨拶を済ませると、私達は今度こそそのお店を後にした。
「先程のお姉さんも言ってましたが、凄い賑わいですね。人も時間が経つにつれて多くなっていっていますし」
店をあとにし、暫く城下町を散策していた私達だったが、徐々に増えていく人々の多さに驚きを隠せなかった。
オルデシアでも栄えている場所はこんな感じだが、やはり他国は他国。人が多い所を見慣れていると言っても、その国の特色が良く出ている。出店しているお店の売り出し物も自国とは違うものだ。
つまりは新鮮という事である。
「それもそうですが、エル様。
再三言っていますが、いつ、何処で、何があるか、わかりませんので、絶対に一人での行動は何があってもしないようにくれぐれもお願いしますよ」
一人での行動を控えるように――ではなく、絶対と言うところがまさしくルカらしい。
「もう分かってますよ。ルカは本当に過保護ですね」
なんていうルカとのいつものやり取りもしつつ、活気に溢れていて、皆も楽しそうで、見ているこちらも心なしかウキウキしてくる、そんな賑わいを見せる城下町を堪能する一日だった。
そんな中、最後にと思い、ちょうど目に入ったお店にいざ向かおうと足先をそちらに向けたその時――。
――おま――が、うわさ――、みつ――た―――。
突然見知らぬ声が聞こえてきて、私はふと周りを見回した。
はっきり聞こえた訳ではなく、途切れ途切れだったものの、確かに私には聞こえた。それも頭に直接響いてくるような不思議な感覚で。しかも何となく言っていた言葉が意味深にも聞こえた気が……。
……今のは一体……、あれ…?
周りをきょろきょろしているとふとある一点に目が留まる。
そこは路地になっており、人が一人通れるような細く薄暗い場所で。
その場所が気になり良く目を凝らして見ていると、急に何者かの影がぬるっとその場に姿を現したのだった。
しかしそれに驚き、はっとした時には既に遅く、まるで身体が金縛りに掛かってしまったかのように動かなくなっていて、瞬くことしか出来なくなっていた。
視線すら逸らす事を許されず、私はただただその闇を直視するしかなかった。
そしてその時やっと気づく。
目線の先、人影のようなものの一部が二つ、煌々と赤く光を放っているという事に。
あの赤い光は……もしかして瞳……吸血鬼……!?
と瞬間的にそこまで思い至ったものの、まだ体は自由が利かず、そして何故なのか思考する事を邪魔するかのように靄がかかり始める。
一体どう言う事なの…?でもあの赤い瞳をこのまま見続けていると良くない――。
瞬間的に本能でそう感じるのに、瞳は闇の中に浮かぶ赤い光に釘付けのままで。
――誰か、誰か…っ!
「――さま、――ル様っ、――エル様っ!」
時間にしてどれ程経った頃だろう。
誰かの声、いやルカの呼ぶ声に応えるように、沈みかけていた意識がふっと急激に上昇し、そうして漸く私は我に返ったのだった。
「――っ!!」
それはまるで悪夢を見て飛び起きた時のような感覚で……。
「…エル様、大丈夫ですか?何処か体調が優れないとか?先程からぼうっとしていましたが」
急に意識が戻ったと同時、金縛りも解けたようだが咄嗟に言葉が出ず、私は一先ずゆっくりと目の前にいるルカを見上げる形で顔を上げるのだった。
視線の先には思っていた通り、過保護で心配性なルカが私の顔色を窺っているところが目に入ってきた。
「……いえ、すみません。なんでもないです」
言った傍から心配をかけて申し訳なく思いつつも、私は意識して、いつも通りの笑みを浮かべると話をはぐらかした。
「本当ですか?体調が悪いのを黙っていたとか」
「本当に大丈夫です。すみません、そろそろルリ様のところに戻らないといけないと思いつつも、折角来たから最後に一か所寄って行きたいな、なんて思って悩んでいたら、ぼうっとしてしまっただけで。体調は勿論万全ですよ!」
ルカだけでなく、アリンちゃんにも気遣いの眼差しを向けられ、内心冷や冷やしながらもそれなりの言い訳を述べる。
と言いつつも、かくいう私も突然の事に何が何だか分からないのだが、二人の反応からして先程の現象は私にしか起こっていないようだったし、後々事情を話す事にはなるとしてもそれは今ではないと思ったから誤魔化したまでで。
「本当に何もないのなら良かったです。全く貴方という人は――」
「あ!それよりルカ、アリンちゃん、あちらのお店に美味しそうなものが並んでいますよ!帰るまでに行ってみましょう!さあ早く早く!」
何とか誤魔化せたらしいルカからまた小言が飛んでくる前に、私は二人の背中を押してその場から早々と離れる事にしたのだった。
離れる間際、ちらっとあの路地を見てみるが既にそこには赤い光どころか何もなく、唯々どこまでも続くような暗闇が広がっているだけだった――――。
「分かっていますよ。
わあ!良い匂いがしますね。この匂いは何処から――ああ!あのお店です!行ってみましょう、ルカ!アリンちゃん!」
「言った傍から……」
祝祭まで数日あると言うのに、美味しい匂い漂い賑わいを見せる城下町。
私はついその香りに誘われ、足が勝手にそちらへ向かってしまう。
付いて来てくれたルカは頭を抱えていたけれど、溜息を吐きつつも全く仕方がないですね、なんて言いながらいつもの如く付き合ってくれるんですよね。
一方アリンちゃんの方はと言うと、私達のやり取りに対して特に気にした様子もなく、彼女もいつもと変わらず私達の後を静かについて来るのだった。
「すみません。おすすめはありますか?」
「おや、いらっしゃい。見ない顔だねお嬢ちゃん」
私が気になったお店には、人当たりの良いお姉さんが一人店番をしていた。
私が声をかけると彼女は顔を上げ、私達に気が付くと気前良く歓迎してくれる。
「私達は友人に会いにオルデシア王国から来ました。
その友人から三日後に祝祭があると聞いて、城下町でも沢山のお店が出ると教えて貰ったので、その下見に来てみたところです。まだ祝祭ではないのに、ここはいつもこんな感じなのですか?」
「まあここ等はいつもこんな感じだよ。毎日がお祭り騒ぎみたいなもんだ。
それよりもお嬢ちゃん、あんたたち他国の人なら、外出中はなるべく一人にならないように気を付けな。特に人間は、ね」
お姉さんは気前の良い態度から急に真剣な眼差しになると、声の音量を下げそう忠告する。それも人間と言う部分を特に強調しながら。
「ここが吸血鬼の国だからですか?
もしかしてお姉さんも吸血鬼、なのでしょうか?」
私は単にここが他国だから気を付けろ、と言われているのかと思ったのだが、彼女は笑みを浮かべると、いいやと首を横に振った。
「吸血鬼の国って言うのもあるけど、その他にも理由は結構あるんだよ。
例えば吸血鬼の特殊な能力の事とかね。
ああ、それと私は人間だよ。旦那は吸血鬼だけどね」
この国には吸血鬼だけでなく、人間もいるという事を前々から知ってはいたが、お姉さんの話を聞いているとこの共存している状況の中にも何やら不安要素があるようだ。
「旦那さんが吸血鬼……それに特殊な能力って一体なんなのですか?」
「そうだね。彼らの能力は様々だが有名なものを上げると、ずば抜けた戦闘能力と赤い瞳の魅了だろうね。
戦闘に関してはそのままの意味で、超越した力を発揮するって事で、魅了についても言葉通り、まあ一種の催眠術みたいなものだね」
シェルバート伯爵家で起こった事件。元凶を作った先輩が使った魅了と同じようなもの。
ただ魔法か特殊な能力かの違いだ。
人が魅了魔法を使用する場合、呪文を唱え魔力を注ぎ、そして展開しなければならないが、吸血鬼の場合、それは既に自身に備わっている特殊能力であり、魔法のように順序だてる必要がない。
ただし使い方によっては勿論危険な代物にも十分成り得る。お姉さんもそう言う事が言いたいのだろう。
「まあ今は吸血鬼の真祖であり、頂点でもある姫様がいるわけだから、そこまで気負う必要はないと私は思うがね。
ただ姫様ほどのお方でも全ての吸血鬼を監視できる訳じゃない。中には野良の吸血鬼もいるのさ。そいつらがこの国の事情を知らない人間を狙う――なんて話がちょくちょくあるもんだからつい、いつもの癖でお節介を焼いてしまったと言う訳さ。折角楽しみに来たってのに悪かったね」
そう言ってお姉さんは頭を掻きながら苦笑する。
「いえ、お気になさらず。
それに私達はこの国の人間ではありませんが、いくらかアインフェルト王国の事情は知っているつもりでした。
ですがやっぱり現住民であるお姉さん達の方が詳しいのも事実ですし…。
なので寧ろ感謝します。お気遣い頂いてありがとうございました」
「そうかい?それは良かった。
じゃあ辛気臭い話はここまでにしようか。
後数日でお祭りなんだ。お嬢ちゃん達、アインフェルト王国の祝祭楽しんでってくれ」
「はい!ありがとうございます。」
最初の調子に戻った彼女に私は微笑み軽く挨拶を済ませると、私達は今度こそそのお店を後にした。
「先程のお姉さんも言ってましたが、凄い賑わいですね。人も時間が経つにつれて多くなっていっていますし」
店をあとにし、暫く城下町を散策していた私達だったが、徐々に増えていく人々の多さに驚きを隠せなかった。
オルデシアでも栄えている場所はこんな感じだが、やはり他国は他国。人が多い所を見慣れていると言っても、その国の特色が良く出ている。出店しているお店の売り出し物も自国とは違うものだ。
つまりは新鮮という事である。
「それもそうですが、エル様。
再三言っていますが、いつ、何処で、何があるか、わかりませんので、絶対に一人での行動は何があってもしないようにくれぐれもお願いしますよ」
一人での行動を控えるように――ではなく、絶対と言うところがまさしくルカらしい。
「もう分かってますよ。ルカは本当に過保護ですね」
なんていうルカとのいつものやり取りもしつつ、活気に溢れていて、皆も楽しそうで、見ているこちらも心なしかウキウキしてくる、そんな賑わいを見せる城下町を堪能する一日だった。
そんな中、最後にと思い、ちょうど目に入ったお店にいざ向かおうと足先をそちらに向けたその時――。
――おま――が、うわさ――、みつ――た―――。
突然見知らぬ声が聞こえてきて、私はふと周りを見回した。
はっきり聞こえた訳ではなく、途切れ途切れだったものの、確かに私には聞こえた。それも頭に直接響いてくるような不思議な感覚で。しかも何となく言っていた言葉が意味深にも聞こえた気が……。
……今のは一体……、あれ…?
周りをきょろきょろしているとふとある一点に目が留まる。
そこは路地になっており、人が一人通れるような細く薄暗い場所で。
その場所が気になり良く目を凝らして見ていると、急に何者かの影がぬるっとその場に姿を現したのだった。
しかしそれに驚き、はっとした時には既に遅く、まるで身体が金縛りに掛かってしまったかのように動かなくなっていて、瞬くことしか出来なくなっていた。
視線すら逸らす事を許されず、私はただただその闇を直視するしかなかった。
そしてその時やっと気づく。
目線の先、人影のようなものの一部が二つ、煌々と赤く光を放っているという事に。
あの赤い光は……もしかして瞳……吸血鬼……!?
と瞬間的にそこまで思い至ったものの、まだ体は自由が利かず、そして何故なのか思考する事を邪魔するかのように靄がかかり始める。
一体どう言う事なの…?でもあの赤い瞳をこのまま見続けていると良くない――。
瞬間的に本能でそう感じるのに、瞳は闇の中に浮かぶ赤い光に釘付けのままで。
――誰か、誰か…っ!
「――さま、――ル様っ、――エル様っ!」
時間にしてどれ程経った頃だろう。
誰かの声、いやルカの呼ぶ声に応えるように、沈みかけていた意識がふっと急激に上昇し、そうして漸く私は我に返ったのだった。
「――っ!!」
それはまるで悪夢を見て飛び起きた時のような感覚で……。
「…エル様、大丈夫ですか?何処か体調が優れないとか?先程からぼうっとしていましたが」
急に意識が戻ったと同時、金縛りも解けたようだが咄嗟に言葉が出ず、私は一先ずゆっくりと目の前にいるルカを見上げる形で顔を上げるのだった。
視線の先には思っていた通り、過保護で心配性なルカが私の顔色を窺っているところが目に入ってきた。
「……いえ、すみません。なんでもないです」
言った傍から心配をかけて申し訳なく思いつつも、私は意識して、いつも通りの笑みを浮かべると話をはぐらかした。
「本当ですか?体調が悪いのを黙っていたとか」
「本当に大丈夫です。すみません、そろそろルリ様のところに戻らないといけないと思いつつも、折角来たから最後に一か所寄って行きたいな、なんて思って悩んでいたら、ぼうっとしてしまっただけで。体調は勿論万全ですよ!」
ルカだけでなく、アリンちゃんにも気遣いの眼差しを向けられ、内心冷や冷やしながらもそれなりの言い訳を述べる。
と言いつつも、かくいう私も突然の事に何が何だか分からないのだが、二人の反応からして先程の現象は私にしか起こっていないようだったし、後々事情を話す事にはなるとしてもそれは今ではないと思ったから誤魔化したまでで。
「本当に何もないのなら良かったです。全く貴方という人は――」
「あ!それよりルカ、アリンちゃん、あちらのお店に美味しそうなものが並んでいますよ!帰るまでに行ってみましょう!さあ早く早く!」
何とか誤魔化せたらしいルカからまた小言が飛んでくる前に、私は二人の背中を押してその場から早々と離れる事にしたのだった。
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