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告白
しおりを挟む少し長めのキスに息が苦しくなり、第二皇子の胸を押す。
そして苦しそうにしている俺を見て、第二皇子が唇をゆっくりと離してくれた。
「はぁ...はぁ....、で、殿下、また....んっ....」
そしてまた、俺にキスをする。
「ん...ちょっ.....、で....んか....やめっ...んん....」
何度も何度も、止まる事のないキスに頭がくらくらしてきた。
(息、苦しいっ....逃げたいのに、頭抑えられて逃げられないっ.....
.....でも殿下の唇、すごく温かくて気持ちい......)
最初はどうにか逃げようと胸を押していたが、途中から抵抗を止め、キスを受け入れるように第二皇子の服を強く掴んだ。
そして第二皇子が唇をゆっくり離し、二人の吐息だけが誰もいない廊下に響く。
「クレノ....」
第二皇子が俺を見つめながら、両肩を強く掴んだ。
「好きだ。」
「....へ?」
「私はお前の事が好きなんだ。」
(え?殿下が....俺を好き....?.......嘘.....)
その言葉は、俺にとってとても信じる事ができないような言葉だった。
だが第二皇子の真剣な眼差しと震えた手が、今の言葉が嘘ではない事を物語っている。
「どうか、私の恋人になってくれないか?」
そう言われた瞬間、俺の心臓が今まで以上に大きく跳ね上がった。
(やばい...どうしよう......、すごく嬉しい.....)
不安なのか、第二皇子は黙ったままの俺を眉を下げながら見つめてくる。
(...俺なんかじゃ身分も容姿も、すべてにおいて殿下に釣り合わない....でも....)
俺の答えはすでに決まっていた。
「.......殿下.....俺みたいな凡人は、殿下には不釣り合いだと思います。
でも、そんな事どうでもいいって思えるくらい、俺も殿下の事が大好きです。
俺なんかでよかったら....その.....
恋人にしてください.....」
(うぅ....こんな事、今まで言われた事も言った事もないから、恥ずかしくて死にそう.....)
恥ずかしすぎて第二皇子の顔が見れない。
「......」
俺の答えを聞いた第二皇子は、石にでもなってしまったかのように動かなかった。
だがしばらく時間が経つと俺を強く抱き締め、俺の肩に顔を埋めた。
「俺なんかじゃない。クレノじゃなきゃ嫌なんだ。
....愛しているよ、クレノ。」
「っ..../////」
そう耳元で囁かれ、自分の身体が熱くなっていくのを感じる。
「クレノ.....」
名前を呼ばれ見上げれば、第二皇子の顔が近付いてきていた。
「ま、待って!!」
俺は咄嗟に、近付いてくるその唇を手で抑える。
「......なぜだ。」
第二皇子は眉間に皺を寄せながら不満そうに俺を見つめていた。
「だって....これ以上されたら、気持ちよすぎて足腰立たなくなっちゃう....から......」
その後暴走した第二皇子に幾度も口付けをされ、本当に足腰が立たなくなった俺は、抱きかかえられながら保健室へと連れていかれたのだった。
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