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邪魔してあげる
しおりを挟む「わぁっ.......すごい!」
ここまで澄んでいて美しい青色の湖、なかなかお目にかかれないだろう。
(さすが皇宮の敷地内.....)
どれほどの大金が、美しいこの湖と豪華な装飾がされている船に掛かっているのだろうか。
「クレノ、こちらだ。」
「あ、はい!」
第二皇子に案内された場所にはテーブルとイスが用意され、テーブルの上には美味しそうな昼食が並んでいた。
「....?」
だが俺と第二皇子は二人なのに、用意されているイスが一つ多い。
「あの....なんだか席が一つ多いような「よかったわぁ、なんとか間に合ったようね。」
「「え?」」
声の主は....
「皇后陛下!?」
メイドを引き連れた皇后陛下だった。
「母上....なぜここが.....」
「女の勘ってやつよ。私も一緒に昼食を食べても良いかしら?」
「.....」
第二皇子の表情が一気に不機嫌になり皇后陛下を睨みつけているが、皇后陛下は気にせずに我先にイスへと腰掛けた。
そして座ってしまった皇后陛下を見て諦めたように大きなため息をつきながら、第二皇子も腰掛ける。
俺もそれに続いて着席した。
「母上は皇后陛下なのですから、何かと忙しいのでは?」
「今日は仕事が少なかったから側近の子にすべて任せてきたの。だから大丈夫よ。」
(それってつまり、側近の人に丸投げ....)
どうやら皇后陛下の側近は、とても苦労しているようだ。
「それにレイばかりずるいわ!私もクレノくんと沢山お話したいのに独り占めして!!」
「当たり前です。恋人を独り占めして何が悪いのですか?」
「私にもクレノくんとの時間をちょうだい!」
「嫌です。」
「......レイがその気ならいいわ。勝手について行って、二人の時間を邪魔してあげるから。」
「......」
そして皇后陛下は宣言通りに俺と第二皇子が皇宮に滞在していた一週間、俺達が行くところにはどこへでも現れ二人きりの時間を邪魔し、その度に第二皇子の機嫌が一層悪くなっていった。
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