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死んだ日~カグラside~
しおりを挟む『君と禁断の恋、レイ・スティード限定音声CD予約受付中!』
その広告を見た瞬間、僕は即予約した。
「レイ様の限定音声CD....ふふっ....」
想像するだけで最高だ。
そして待ちに待った発売日。
自宅配送より自分で取りに行く方が安かったので、今日だけは外に出る。
支度を整え、両親が仕事に行った事を確認してから家を出た。
電車に乗り込み、揺られならがレイ様の麗しい声で囁かれる事を妄想してニヤついてしまう。
ニヤついている僕を周りが変な目で見てきたが、気にしない。
そして揺られる事十分、駅に着いた僕は電車から降り、二十分かけて目的の店に行って念願のレイ様限定音声CDをゲットした。
「はぁ~~~....早く聴きたい~~~~....」
CDが入った袋を両手に持ちながら、帰りの電車を待っていた。
そして電車が駅にやってきたその時......
ドン____!!!
「......え....?」
突然、誰かに後ろから突き飛ばされた。
「お前なんか死んでしまえ。」
僕を突き飛ばしたその声には聞き覚えがあった。
『どうして...どうして私の息子が自殺なんかっ....!!』
僕よりも可愛いともてはやされ、僕よりも人に好かれていた人気者。そして今までの虐めの中で一番酷く、最期には自分の目の前で泣きじゃくりながら学校の屋上から飛び降り自殺した忌々しいあの男。
その葬式の最中、無様に泣き叫んでいた男の母親の声だった。
(クソ....こんなゴミに.....)
近くで電車の大きな音が響く。
(あぁ....レイ様の限定音声CD、聴きたかったな....)
一瞬の痛みと共に、僕の意識は途絶えた。
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