クラス転移したからクラスの奴に復讐します

四章 武魔闘技全国大会

１２話 従魔戦 初戦

第１第２第３と順調に進んでとうとうミリーナの番になった。
ミリーナは第３試合の３人になった時に転移で送った。
程なくして控え室に帰ってきたミリーナを俺の部屋に呼んで結果を聞いて見たところ圧勝だったらしい。
まぁフェニックスに勝てる魔物は限られてくるよなぁ。
俺はそう思いながらミリーナとともにくつろいだ。

そのあと何時間か経ったあと俺の出番になった。ミリーナには紅茶とお茶菓子を渡して控え室に転移させたから暇はしないはずだろう。まぁすぐに戻るつもりだけど。

扉が開くと、試合場は最初の一対一対決の時と変わってなかったが距離が均等に離れて試合場と繋がっている少し高くなっている司令塔が４つあった。
俺は自分から一番近い司令塔に登り周りを見た。
試合相手は見ても意味がないと思い見てなかったが少し後悔した。
なぜなら……俺の向かい側にいる女が帝国代表の勇者だからだ。
その女の名前は内田うちだ奈々なな。ボブヘアーに眼鏡をかけた図書委員で高校から知り合ってこいつは詞葉とともに俺を虐めてたやつだ。一番酷かったのは、詞葉が図書室で飲み物を飲んでおりそれをこぼしたのだがそれを内田がその場にいない・・・・・・・俺のせいにしたやつだな。俺は教室で掃除をしていたと言ったが証人はいるかと言われて自分一人で全部させられたのでしてましたと正直に言ったところ証人がいないんじゃ話にはならんと聞き入れてもらえず反省文と一定期間学校中の掃除と掃除以外での図書室の利用禁止を言い渡された。
あの時は辛かったな。炎天下の中、学校中を回って掃除をして場所を見つけて給水をしようものならどこから来たのか先生が現れて暴言を吐かれさらに掃除を追加される。そん時は軽く熱中症になって2日ほど学校を休んでしまった。その後学校に行くと俺の机は無くなっており先生に聞くと「あれ？お前いたんだな。てっきりいなくなったと思ってお前の机処分したわ」と悪びれもなくそう言ってきたのだ。
あー思い出しただけでも腹が立ってくる！。
勇者全員殺したら地球に行こう。そんであの学校潰そう。どうせ私立だし近くにはなんぼでも学校はあるんだから大丈夫だろう。うん、そうしよう。

俺は新しい目標を立てて少し落ち着いてから今の状況を確認した。
他は賭国と砂国の男で特にようもない。
一度目のゴングがなり俺以外の全員が長ったらしいを始めた。従魔試合では、一度目のゴングで従魔を呼び出して二度目のゴングで戦闘開始となっている。
砂国のやつが呼んだのは、サラマンダーという熱に強い魔物だった。砂漠だから熱に強い魔物じゃなきゃ役に立たないんだろうな。
賭国のやつが呼んだのは、ヘグアウルというフクロウに似たやつで大きさは腕に乗るぐらいだった。通常はねずみ色のを体毛をするしているがこいつは黒色の体毛をしていた。
内田の屑が呼んだのはグリムリーパーという鎌を持って黒いフードをかぶっている実体がない魔物だ。実体がないため物理攻撃は効かないが魔法攻撃に弱く特に光や聖魔法に弱い。だが強さは桁違いでこいつは従魔にすることが難しいのだが、なるほど。勇者だけあって才能はあるってことか。その従魔を含めて全てを奪われたたらどんな顔をするんだろうなお前は。

俺はその時の内田の顔を想像して少し気分が良くなった。
審判に即された俺は短縮詠唱でラグナロクを呼び出した。
短縮詠唱をこなした俺を周りの観客や選手は驚きさらに召喚されたラグナロクを見ていたが今はどうでもいい。

早く内田を殺したい！。

二度目のゴングが鳴り試合が始まった。

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作者より。
今日も更新できました！。
夏休みもあと少しなのに宿題終わらせてない……頑張らなくちゃ！」
これからも頑張るので応援よろしくお願いします。