クラス転移したからクラスの奴に復讐します

wrath

文字の大きさ
139 / 250
四章 武魔闘技全国大会

19話 死の狂想曲 6

しおりを挟む
俺が使ったのは幻惑魔法というもので相手に幻を見せる魔法だ。
これを使って冴島の視覚を幻惑でミリーナを暁音と思い込むようになっているのだ。もちろん幻惑なので周りからはただの可愛くて綺麗でナイスバディな女の子にしか見えないだろうが冴島から見れば自分の最も大切な人に見えてるんだろうな。
まぁ俺からはミリーナにしか見えないから別に良いんだが。

「ミリーナ、また……しないか?」
「またって……ここで?」

俺はミリーナ(冴島にとっては暁音)の耳元でそう呟くように聞いた。
ミリーナは恥じらいながらも少し逡巡してから軽く頷いた。

そこからは冴島の目の前でイチャイチャしまくった。
冴島から見れば敵である俺が暁音を犯しているように見えるのだろう。だがそれでいい。そうでなくては意味がない。
冴島はただただ何かが起こることもなく静かにその光景を見ていた。だが心の中では俺が憎くて憎くて仕方ないのか目だけは死んでおらず俺を殺すかのような鋭い眼をしていた。
俺はある程度ミリーナが満足してくれてから離れて冴島にかけていた幻惑を解いた。
すると、冴島は目の前の暁音がいなくなり違う女がいることな動揺し首をキョロキョロしていたがそんな冴島の耳元に近づいて俺は呟くように言った。

「誰がお前の女とやるかよ。それにお前の女はもういないんだよ」

俺がそう言うと冴島は眼を見開き歯ぎしりをたてながら泣いて俺に噛み付こうとしてきた。だが、俺はとっさに避けて冴島の頬におもいっきし左フックをお見舞いしてやった。

軽く脳震盪を起こしたみたいだがすぐに落ち着いてまた泣きながら歯ぎしりをたてて俺を殺すような眼をしてきた。

「そろそろお前と遊ぶのもつまらなくなってきた」

俺はそう言って冴島の顔に近づいた。

「呪術発動」

俺が使ったのは魔術の中では最も強力で最も惨忍で、もっとも苦しむ魔術だ。
この呪いは憎悪を吸収すればするほど質も能力も高いものに仕上がり呪いの範囲の指定もない。
今回は俺が持っている冴島へと今までに死んで言ったやつの憎悪を使いこの呪術を行使した。
憎悪が結構溜まっていたみたいで能力が強力なものになった。
ーーーーーーーーー
不死の呪い
・寿命以外で死ねなくなる
・1時間ごとに死ぬほどの痛みを味わう
・生きているうちに幸運なことには決してならない
・死ねば地獄のような苦しみを丸一日味わいながら蘇生する
・蘇生されてすぐには動けない
ーーーーーーーーー
と言った能力だ。今はただの邪魔でしかないので取ることにした。だが何もしないで取ることはしない。

魔法創造クリエイトマジック発動・魔法名:祝福ギフト・能力:相手に自分のステータスや状態異常などを譲渡する」

俺は自分の能力を相手に渡せる能力を作った。もう何をするかわかっただろうか。

「強奪。譲渡発動・対象 藍沢あいざわ 響紀ひびき・能力 不死の呪い」

俺は冴島から不死の呪いを奪いすぐに藍沢に渡した。
あ、因みに今ここにいる奴らのステータスは全部回収しているからスキルなんかは一切使えないようになっている。

「さぁて、今までの分も含めて覚悟しろよ」

俺はそのあとただ殴った。停止を要求されたが無慈悲に殴った。顔が変形しようが殴った。
しばらく殴っていると藍沢が苦しみ始めた。

「もうそんな時間か、じゃあな冴島」
「…………」

すでに受け答えもできないようになっていた冴島の髪を掴み今も猛々しく燃える炎の中に放り込んだ。

次も……その次も……そのまた次も……ただ俺の心が晴れるまで殴る蹴るをして遊び疲れたあとは蹂躙されている帝国にコイツらを転移させて思う存分性行為をさせたり殺しあいをさせたりした。
そこを軽くのぞいて見ると男女ともに這いつくばりながら人間の血肉を貪っていて既に人間とはかけ離れた存在になっていた。そのあともう一度こちらに戻し、魔法や拷問器具も使ったりもしながら徹底的に痛めつけて殺し、残ったのは1人となった。

ーーーーーーーーー
作者より。
今日も更新するぜ!。
お気に入り数が2700超えました~。みんなありがとう!
これからも頑張るから応援よろしくお願いします。
しおりを挟む
感想 505

あなたにおすすめの小説

転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜

ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。 アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった 騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。 今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。 しかし、この賭けは罠であった。 アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。 賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。 アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。 小説家になろうにも投稿しています。 なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜

サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」 孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。 淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。 だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。 1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。 スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。 それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。 それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。 増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。 一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。 冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。 これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。

レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない

あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

パーティーを追放されるどころか殺されかけたので、俺はあらゆる物をスキルに変える能力でやり返す

名無し
ファンタジー
 パーティー内で逆境に立たされていたセクトは、固有能力取得による逆転劇を信じていたが、信頼していた仲間に裏切られた上に崖から突き落とされてしまう。近隣で活動していたパーティーのおかげで奇跡的に一命をとりとめたセクトは、かつての仲間たちへの復讐とともに、助けてくれた者たちへの恩返しを誓うのだった。

処理中です...