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それは私の知らない話Ⅱ~フランシス・クラウディア公爵~
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「あの子について、どう思う?」
仕事の区切りが付いたところで、フランシス・クラウディアは、書斎に侍女頭と執事を呼んだ。あの子とは、今日よりこの屋敷の侍女見習いになった、チヨ・ケーチャーのことだ。
今、彼らがいる書斎は研究室とは違い、重厚感のある高級な家財が使用され、壁には名画が掛けられた、高位貴族の持つそれだ。いつ壊れるか知れないのだからこんなことにお金をかけても、と渋るのに対し、客人が来た時に示しがつかないだろうと、懸命に執事が説き伏せたのだ。
その椅子に座るフランシスは、見た目が優美なだけあり、貴族の男性そのもの。……ただし、見た目だけ。
中身は骨の髄からの魔術オタクだ。つまり彼の興味も知識もひとえに魔術一色。魔道具や魔術式を次々と生み出すその才能は、神がかり、イヤ悪魔がかりとも言われる程に素晴らしく、同時に恐ろしい。故にこの国は、彼を手放せない。このわがままな天才を、手放せないのだ。
「……大人しい、頭の良い子だと思います。リドリー伯の弟子なだけに動作もキビキビした無駄のないものですし」
「先程の異変に対しても、いち早く動いてました。普段相当の訓練と実践を重ねた結果だと思われます」
ここまでは普通に報告していた2人だったが、そこでどちらも急にきまずそうな表情で黙ってしまった。フランシスのジッと見つめる視線に耐えかねたのか、ようやく口を開く。そして
「これはあくまで私見ですが……、物わかりが、あまりにも……良すぎる、気がします」
と、答えたのだった。
彼女位の年頃なら、家族と離ればなれになったらもっと不安がるものだ。なのに彼女は涙ぐむどころか、進んで屋敷の習慣になじみ、そこにある仕事に順応しようとしている。
上司としては好評価だ。……が、反面、子供らしさに欠けている。公爵に抱き上げられた時、顔を真っ赤にしていたのを見たのが最初だ。それ以降はほぼ無表情。何よりも――あの瞳。子供のそれとは思えない。枯れたというのか冷めたというのか。
だが今は私見を述べる所ではない、と……使用人としての義務を果たそうとする。
「調べた通り、彼女が森の中をさまよっていたのを男爵が拾ったのは確かです。そしてそのまま、養女として引き取ったことも」
「その美談についてはほとんどの貴族やその関係者は知っています。吹聴されているようですよ……ご本人達が、ね」
呆れている様子を隠すもなく、侍女頭は言ってのけた。……その頭の中では、自分が直接、ご婦人方から聞き出した情報が想起されている。
必ずゴテゴテしたワンピースを着た子供を横に座らせ、男爵夫人は語り出す。
その内容に対して皆、一様に“素晴らしい事をされましたね”などと言ってはいる。が……何人かは違和感を感じているそうだ。
いつもチヨの前には果実水一つ出された事が無い事や、ワンピースが前に着ていたのと同じで、成長期である故に体に合わなくなっている事などに。
それを指摘した夫人も過去にはいたらしい。その時、男爵夫人は一瞬だけギクッとしたが、すぐに“冒険者をしているだけあって、この子はちょっと変わっていて、同じものしか好んで身につけないのです”と、答えていたそうだ。
訊いた夫人はそれで納得したようだが……公爵は、リドリー伯からも話を聞いている。
“ガキに贅沢は早いとか言って、もらい物の防具すら取り上げるから、今度から防具は貸し出す事にしたよ。……全く、アイツを弟子にしたいって言った時、あのオヤジ1発目に“大切な娘に、そのような野蛮な……イヤ失礼、リドリー嬢の事ではありませんよ? 危険な事に関わらせるのはどうも”って渋っていたくせに、授業料はいらないどころか、討伐や任務で出た報酬もいくらか回せる……って話したらコロッと態度変えて“あのような娘でお役に立つのならどうぞどうぞ!”ってきたもんだ。……はっ! 最初の危険な事、ってのはどこに行ったんだか!”
と苦い顔で言っていた。報酬を手渡しから口座振り込みに変えることにしたのも、男爵が弟子にした事に対する報復なのかも知れない。
娘を上位貴族の家に奉公に出すというのは、時に悪い意味も含まれる。
一旦外に出し“どうぞよろしく”と言ったからには、そこからはほぼ相手の所有になったと同じ事。逆らったりミス一つすれば折檻や軟禁されたりは当然、女なら最悪、主人に手を付けられる場合もある。――自分は絶対、しないけど。
「しかもあの子のB級冒険者としての才能も。……それすらも、自分達の手柄のように語っているそうです」
「はっ……とんだ慈悲深いもあったものだ。……それ以前の情報については?」
「不明です。……これから徐々に、本人から訊いてみるつもりではありますが」
「そうしてみてくれ」
今はどうであれ、信頼関係が出来ればいずれは話してくれるだろう。
そして……人間の自分にも普通に、笑ってくれるようになって欲しい。
「……旦那様?」
急に黙り込んでしまったからか、執事達が不思議そうに呼びかけてくる。
「あ・いや……何でもないよ」
「……そうですか。後、気になる情報が……。男爵夫人が、王妃殿下に謁見をと野心を燃やしているようです」
「王妃殿下に?」
問い返された侍女頭が黙って頷く。
現王妃は小国の出身で、身分差があまり無い環境に育った為か、身分の隔てなく接し寄り添うことの出来る慈悲深い 王妃として国民から慕われている。
が、反面かなり人が良く、騙されやすい。そんな彼女に接近するのに、チヨを拾った美談をエサにするつもりのようだ。
立ち上がり、怒りのままに手の平で机を叩きつける。バン! と音が室内に響いた。
「冗談じゃない! あの子はもう、ここの子だよ? あんな奴らの思い通りにはさせない! ……いや……」
謁見した自分は、知っている。あの王妃はかなり人が良い。……が、それはあくまで相手を純粋に信頼しているからであって。
……もし、その信頼が裏切られたら?
「…………ふっ」
知らず笑いがこみ上げた。信頼を裏切った時、彼らはどのような報いを受けるのか、を。
「……面白い。それ、逆利用させてもらおうかな」
「アントニオさん。どうして旦那様はあの子に、そこまで拘るのだと思われますか?」
書斎を出て、並んで廊下を歩く執事に侍女頭はそっと尋ねてみる。執事も知らず声を低めにして答えた。
「私ごときに、旦那様のお考えは分からない。が……」
巷に物騒な噂が飛び交っているにも関わらず、主に娘をあてがおうとする貴族は後を絶たない。
しかし、本人を知った途端、彼女らは尻尾を巻いて逃げ出すのだ。その背中に、一介の使用人でしかない自分達は憐憫を浮かべるばかりだ。
――このたびは災難でしたね。……でも、これも良い経験ですよ? そうなるように我らは、お祈りします。
――“アレ”に嫁ぐ事を思ったら、次のお相手はきっと良い人ですよ。
ホンットーになぜ、このような変人に、人を惹きつける容姿など与えたのだろう? と、天で神もさぞかし後悔されていることだろう。
と、使用人にすら見捨てられる寸前の男が、初めて他人に興味を持った。その事については喜んでいた。……が、相手は妙齢の美女でなく、未成熟な子供だった。
“引き取った両親”と言う名の醜い大人に利用され続けている、幸薄い子供。
そして、並外れた能力があるばかりに“戦闘狂”に目を付けられた最年少B級冒険者。それが、彼らのチヨに対する評価だった。
――だからこそ。
主が彼女を気に入っているという事実に、よこしまな想像をしてしまった。
――まさか主……あんた、チヨ(子供)に手を出す気じゃないでしょうね!? 幼女ロリ、ダメ絶対!!!
人並みの常識を持つ大人として、主が一線を越えてしまわないようあの子を守らないと!!
侍女頭の決意を秘めた瞳が執事に真っ直ぐ向けられた。執事もまた、その思いに答えるべく彼女に頷き返す。
共通の強い決意を、無言で交わした2人であった。
執事と侍女頭が去った後、
公爵が窓際に行くと、外に向かって話しかける。
「――私だけあの子と話したから、怒っているのかな?」
バサ、と黒い大きなものが動いた。
「ふふ、怒らない怒らない。……そのウチ、お前にも引き合わせるよ? ……あせってるの? ……大丈夫だよ。これからはずっとここにいるのだから」
仕事の区切りが付いたところで、フランシス・クラウディアは、書斎に侍女頭と執事を呼んだ。あの子とは、今日よりこの屋敷の侍女見習いになった、チヨ・ケーチャーのことだ。
今、彼らがいる書斎は研究室とは違い、重厚感のある高級な家財が使用され、壁には名画が掛けられた、高位貴族の持つそれだ。いつ壊れるか知れないのだからこんなことにお金をかけても、と渋るのに対し、客人が来た時に示しがつかないだろうと、懸命に執事が説き伏せたのだ。
その椅子に座るフランシスは、見た目が優美なだけあり、貴族の男性そのもの。……ただし、見た目だけ。
中身は骨の髄からの魔術オタクだ。つまり彼の興味も知識もひとえに魔術一色。魔道具や魔術式を次々と生み出すその才能は、神がかり、イヤ悪魔がかりとも言われる程に素晴らしく、同時に恐ろしい。故にこの国は、彼を手放せない。このわがままな天才を、手放せないのだ。
「……大人しい、頭の良い子だと思います。リドリー伯の弟子なだけに動作もキビキビした無駄のないものですし」
「先程の異変に対しても、いち早く動いてました。普段相当の訓練と実践を重ねた結果だと思われます」
ここまでは普通に報告していた2人だったが、そこでどちらも急にきまずそうな表情で黙ってしまった。フランシスのジッと見つめる視線に耐えかねたのか、ようやく口を開く。そして
「これはあくまで私見ですが……、物わかりが、あまりにも……良すぎる、気がします」
と、答えたのだった。
彼女位の年頃なら、家族と離ればなれになったらもっと不安がるものだ。なのに彼女は涙ぐむどころか、進んで屋敷の習慣になじみ、そこにある仕事に順応しようとしている。
上司としては好評価だ。……が、反面、子供らしさに欠けている。公爵に抱き上げられた時、顔を真っ赤にしていたのを見たのが最初だ。それ以降はほぼ無表情。何よりも――あの瞳。子供のそれとは思えない。枯れたというのか冷めたというのか。
だが今は私見を述べる所ではない、と……使用人としての義務を果たそうとする。
「調べた通り、彼女が森の中をさまよっていたのを男爵が拾ったのは確かです。そしてそのまま、養女として引き取ったことも」
「その美談についてはほとんどの貴族やその関係者は知っています。吹聴されているようですよ……ご本人達が、ね」
呆れている様子を隠すもなく、侍女頭は言ってのけた。……その頭の中では、自分が直接、ご婦人方から聞き出した情報が想起されている。
必ずゴテゴテしたワンピースを着た子供を横に座らせ、男爵夫人は語り出す。
その内容に対して皆、一様に“素晴らしい事をされましたね”などと言ってはいる。が……何人かは違和感を感じているそうだ。
いつもチヨの前には果実水一つ出された事が無い事や、ワンピースが前に着ていたのと同じで、成長期である故に体に合わなくなっている事などに。
それを指摘した夫人も過去にはいたらしい。その時、男爵夫人は一瞬だけギクッとしたが、すぐに“冒険者をしているだけあって、この子はちょっと変わっていて、同じものしか好んで身につけないのです”と、答えていたそうだ。
訊いた夫人はそれで納得したようだが……公爵は、リドリー伯からも話を聞いている。
“ガキに贅沢は早いとか言って、もらい物の防具すら取り上げるから、今度から防具は貸し出す事にしたよ。……全く、アイツを弟子にしたいって言った時、あのオヤジ1発目に“大切な娘に、そのような野蛮な……イヤ失礼、リドリー嬢の事ではありませんよ? 危険な事に関わらせるのはどうも”って渋っていたくせに、授業料はいらないどころか、討伐や任務で出た報酬もいくらか回せる……って話したらコロッと態度変えて“あのような娘でお役に立つのならどうぞどうぞ!”ってきたもんだ。……はっ! 最初の危険な事、ってのはどこに行ったんだか!”
と苦い顔で言っていた。報酬を手渡しから口座振り込みに変えることにしたのも、男爵が弟子にした事に対する報復なのかも知れない。
娘を上位貴族の家に奉公に出すというのは、時に悪い意味も含まれる。
一旦外に出し“どうぞよろしく”と言ったからには、そこからはほぼ相手の所有になったと同じ事。逆らったりミス一つすれば折檻や軟禁されたりは当然、女なら最悪、主人に手を付けられる場合もある。――自分は絶対、しないけど。
「しかもあの子のB級冒険者としての才能も。……それすらも、自分達の手柄のように語っているそうです」
「はっ……とんだ慈悲深いもあったものだ。……それ以前の情報については?」
「不明です。……これから徐々に、本人から訊いてみるつもりではありますが」
「そうしてみてくれ」
今はどうであれ、信頼関係が出来ればいずれは話してくれるだろう。
そして……人間の自分にも普通に、笑ってくれるようになって欲しい。
「……旦那様?」
急に黙り込んでしまったからか、執事達が不思議そうに呼びかけてくる。
「あ・いや……何でもないよ」
「……そうですか。後、気になる情報が……。男爵夫人が、王妃殿下に謁見をと野心を燃やしているようです」
「王妃殿下に?」
問い返された侍女頭が黙って頷く。
現王妃は小国の出身で、身分差があまり無い環境に育った為か、身分の隔てなく接し寄り添うことの出来る慈悲深い 王妃として国民から慕われている。
が、反面かなり人が良く、騙されやすい。そんな彼女に接近するのに、チヨを拾った美談をエサにするつもりのようだ。
立ち上がり、怒りのままに手の平で机を叩きつける。バン! と音が室内に響いた。
「冗談じゃない! あの子はもう、ここの子だよ? あんな奴らの思い通りにはさせない! ……いや……」
謁見した自分は、知っている。あの王妃はかなり人が良い。……が、それはあくまで相手を純粋に信頼しているからであって。
……もし、その信頼が裏切られたら?
「…………ふっ」
知らず笑いがこみ上げた。信頼を裏切った時、彼らはどのような報いを受けるのか、を。
「……面白い。それ、逆利用させてもらおうかな」
「アントニオさん。どうして旦那様はあの子に、そこまで拘るのだと思われますか?」
書斎を出て、並んで廊下を歩く執事に侍女頭はそっと尋ねてみる。執事も知らず声を低めにして答えた。
「私ごときに、旦那様のお考えは分からない。が……」
巷に物騒な噂が飛び交っているにも関わらず、主に娘をあてがおうとする貴族は後を絶たない。
しかし、本人を知った途端、彼女らは尻尾を巻いて逃げ出すのだ。その背中に、一介の使用人でしかない自分達は憐憫を浮かべるばかりだ。
――このたびは災難でしたね。……でも、これも良い経験ですよ? そうなるように我らは、お祈りします。
――“アレ”に嫁ぐ事を思ったら、次のお相手はきっと良い人ですよ。
ホンットーになぜ、このような変人に、人を惹きつける容姿など与えたのだろう? と、天で神もさぞかし後悔されていることだろう。
と、使用人にすら見捨てられる寸前の男が、初めて他人に興味を持った。その事については喜んでいた。……が、相手は妙齢の美女でなく、未成熟な子供だった。
“引き取った両親”と言う名の醜い大人に利用され続けている、幸薄い子供。
そして、並外れた能力があるばかりに“戦闘狂”に目を付けられた最年少B級冒険者。それが、彼らのチヨに対する評価だった。
――だからこそ。
主が彼女を気に入っているという事実に、よこしまな想像をしてしまった。
――まさか主……あんた、チヨ(子供)に手を出す気じゃないでしょうね!? 幼女ロリ、ダメ絶対!!!
人並みの常識を持つ大人として、主が一線を越えてしまわないようあの子を守らないと!!
侍女頭の決意を秘めた瞳が執事に真っ直ぐ向けられた。執事もまた、その思いに答えるべく彼女に頷き返す。
共通の強い決意を、無言で交わした2人であった。
執事と侍女頭が去った後、
公爵が窓際に行くと、外に向かって話しかける。
「――私だけあの子と話したから、怒っているのかな?」
バサ、と黒い大きなものが動いた。
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