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第2章 生活の基盤
第27話 新居作り
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まだ時間もあるのでオルガさんにお願いして、アレン領を出て森の中の入った。
家造りの為の材料調達だ。
「ねえ、エリアス君。今から狩りをするの?」
「違いますよオルガさん。あぁ、もうそろそろかな」
森の少し奥に入ったところに木々が密集していた。
混みあったままの木々は成長が悪く、太陽光が差し込まず土地が痩せると聞く。
だから間引きを兼ねて、木材を調達することにした。
「ここです!」
「えっ、こんなところでするの?」
「だから、違いますって」
そう言って俺は武器屋から借りているクレイモアを抜いた。
その剣に風魔法を纏わせる。
「真空剣!!」
中二病のようにそう叫びながら、木々を切り倒し間引いて行く。
そして順次、ストレージに収納する。
調子に乗り辺り一面の間引きをしてしまった。
「いったいなにをやっていたの、木なんて切って」
「この木は家造りの為に使うんです」
「本当に自分であの買った家を直すの?」
「えぇ、そうです」
「まあ、好きにすればいいわ、その割には変則的に切り倒しているわね」
オルガさんに間引きの話をした。
「へ~、そんな考えがあるんだ。知らなかった。エリアス君は物知りなんだな」
それから岩山へ行き土を深く掘り、鉱物をたくさんストレージに収納した。
いや~、まさか山と山の間に谷が出来るとは、思わなかったけど。
それを見ていたオルガさんは、何をしているんだ、という顔をしていたが…。
次の朝、俺は朝食をとってから購入した家に向った。
「こんな朝早くからどうしたの?」
オルガさんが言う。
特に一緒に来た訳でもないのに、気が付くと側に居た。
恐るべし虎猫族。
そしてオルガさんは、毎朝会うと尻尾をぺシペシ俺の体にぶつけてくる。
日本人だった俺は毎日、お風呂に入る習慣があった。
だがこの世界ではお風呂は、よほどのお金持ちでないと入れない。
宿屋で木桶に水、またはお湯をもらい体を洗うくらいしかない。
しかも水は貴重で値段も高い。
だからタオルを濡らし、体を拭くくらいだ。
衛生面を考えたら、毎日でも洗った方が良いがお金が続かない。
そこで考えたのがストレージ活用だ。
ストレージは生き物を収納できない。
それを利用して自分を包むのだ。
臭いや汚れを収納すれば、毎日綺麗な体で居られる。
そして服も同じことをすれば、汚れや臭いも取れ洗濯要らずだ。
オルガさんにも帰り際に、ストレージを使い綺麗にしてあげている。
俺はこれに清潔と名前を付けた。
オルガさんは毎朝、臭いが消えているのが気に入らないらしい。
だから俺に臭いを付けてくる。
最近では頭を擦り付けてゴロゴロ喉を鳴らしてくる。
俺は可愛くて顔や喉を撫でてあげると、とても喜んでくれる。
暇があれば俺の部屋にオルガさんは、来るようになっていた。
「まあ、見ていてください」
俺はそう言うと古くなった家をストレージで収納した。
「えっ、マジック・バッグて、こんなこともできるの?」
オルガさんが、驚いている。
「俺のマジック・バッグは特別なんです。秘密にしてくださいね」
「わかってるわ。大事なパートナーだからね」
まずストレージで地面を均した。
それから塀を造り時の周りを囲む。
そして収納していた木、鉱物、岩を使いストレージ内の『創生魔法』で建物を創った。
土地も広かったので、どうせやるならと【スキル】世界の予備知識で調べ、明治時代の西洋館のような三階建ての家を創って出した。
そして門から屋敷まで石畳を引いた。
更にオルガさんが驚いた顔をしている。
「ここまできたんだ。やっておくか」
正面を入ると中には大きな階段があり、左右はフロアになっている。
一階はホール、大階段、食堂、客間、台所、洗濯場、風呂場。
二階、三階は部屋が七部屋ずつと各階にもトイレが付いている。
地下には貯蔵庫。
各部屋の窓は防犯のため、強化ガラスにしてと。
そしてトイレだ。
陶器で洋式のトイレを作り後ろにタンクを置き、その中にフロートを浮かせ水が無くなると水属性の魔石から水が出てタンクを満たすように創る。
そして水圧を利用しノズルを出し、水が出るようにした。
ウォシュレットだ。
これで毎日、すっきりだ。
この世界には江戸時代のように買取専門の『汲み取り業者』がいる。
ウンチは身分が高い人ほど庶民より美味しいものを食べているので、栄養が高く良い肥料になる。
そのため、ウンチの買取金額も高くなるのだ。
各地域に共同トイレが設けられ、賃貸住宅の大家さんにはお小遣い稼ぎになる。
ただ『汲み取り業者』に売るのも恥ずかしいので、俺のストレージに直結した。
ストレージで水分を取り乾燥させ粉末肥料にする。
なにかの時に役に立つだろう。
そして俺のストレージはパソコンを意識しているのか『ゴミ箱』があり、いらなくなったものを、ここから捨てることができることが分かった。
こんどはお風呂だ。
この国では身分の高い人でないと家にお風呂がない。
タライに水を入れ体を拭くくらいで、ボディソープやシャンプーもない。
だから庶民は汗臭い人が多く不衛生だ。
水は井戸から汲み上げて使用しており、下水が通ってないため家の前か裏庭に捨てるのが一般的だ。
まず、やることは排水対策だ。
一階にお風呂があり屋敷から1kmくらい離れたところに川が流れている。
屋敷の裏に周り風呂の排水口下の土を、幅10cmくらいにストレージでバキュームのように吸い込んで掘っていく。
そして川に向けてどんどん進めて行く。
川まで掘れたらストレージ内の『創生魔法』で鉱物に分離!
ここまで掘ってきた土や岩に含まれる成分も利用し配水管を作った。
川の手前で大きく何ヵ所かに掘り下げ、小さなじょう水場を作った。
各水場に配管を引き、じょう水場経由で川に流れるようになった。
これでろ過ができ環境にやさしく排水ができる。
万が一のことを考え河川から水路を引き、生活水に使えるようにもしておいた。
台所には火の術式を組み込み、魔道コンロを創った。
一階のお風呂場、台所、洗濯場、各階にある洗面所に魔道具の蛇口を取り付けた。
蛇口は混合栓にし、『水』と『火』 の魔石を入れお湯が出るようにした。
これはトイレの魔道具を応用し、蛇口をひねると水が出るように術式をストレージ内で変換したものだ。
照明は全て魔道具に『ライト』の魔法を付与し、屋根には『ソーラーパネル』ならぬ『魔素吸収パネル』を設置した。
大気中にある魔素を吸収し電力代わりになるのだ。
氷と風と火の術式を付与し冷蔵庫やエアコンも作った。
後は住みながら順番に揃えていくしかないか。
そして…
「…アス君、ねえ、…リアス君、エリアス君、大丈夫?お願い戻ってきて」
俺は誰かに肩を揺すぶられていた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読んで頂いてありがとうございます。
創るについて。
創生魔法で作っている時は雰囲気を出すために『創る』と、記載しております。
家造りの為の材料調達だ。
「ねえ、エリアス君。今から狩りをするの?」
「違いますよオルガさん。あぁ、もうそろそろかな」
森の少し奥に入ったところに木々が密集していた。
混みあったままの木々は成長が悪く、太陽光が差し込まず土地が痩せると聞く。
だから間引きを兼ねて、木材を調達することにした。
「ここです!」
「えっ、こんなところでするの?」
「だから、違いますって」
そう言って俺は武器屋から借りているクレイモアを抜いた。
その剣に風魔法を纏わせる。
「真空剣!!」
中二病のようにそう叫びながら、木々を切り倒し間引いて行く。
そして順次、ストレージに収納する。
調子に乗り辺り一面の間引きをしてしまった。
「いったいなにをやっていたの、木なんて切って」
「この木は家造りの為に使うんです」
「本当に自分であの買った家を直すの?」
「えぇ、そうです」
「まあ、好きにすればいいわ、その割には変則的に切り倒しているわね」
オルガさんに間引きの話をした。
「へ~、そんな考えがあるんだ。知らなかった。エリアス君は物知りなんだな」
それから岩山へ行き土を深く掘り、鉱物をたくさんストレージに収納した。
いや~、まさか山と山の間に谷が出来るとは、思わなかったけど。
それを見ていたオルガさんは、何をしているんだ、という顔をしていたが…。
次の朝、俺は朝食をとってから購入した家に向った。
「こんな朝早くからどうしたの?」
オルガさんが言う。
特に一緒に来た訳でもないのに、気が付くと側に居た。
恐るべし虎猫族。
そしてオルガさんは、毎朝会うと尻尾をぺシペシ俺の体にぶつけてくる。
日本人だった俺は毎日、お風呂に入る習慣があった。
だがこの世界ではお風呂は、よほどのお金持ちでないと入れない。
宿屋で木桶に水、またはお湯をもらい体を洗うくらいしかない。
しかも水は貴重で値段も高い。
だからタオルを濡らし、体を拭くくらいだ。
衛生面を考えたら、毎日でも洗った方が良いがお金が続かない。
そこで考えたのがストレージ活用だ。
ストレージは生き物を収納できない。
それを利用して自分を包むのだ。
臭いや汚れを収納すれば、毎日綺麗な体で居られる。
そして服も同じことをすれば、汚れや臭いも取れ洗濯要らずだ。
オルガさんにも帰り際に、ストレージを使い綺麗にしてあげている。
俺はこれに清潔と名前を付けた。
オルガさんは毎朝、臭いが消えているのが気に入らないらしい。
だから俺に臭いを付けてくる。
最近では頭を擦り付けてゴロゴロ喉を鳴らしてくる。
俺は可愛くて顔や喉を撫でてあげると、とても喜んでくれる。
暇があれば俺の部屋にオルガさんは、来るようになっていた。
「まあ、見ていてください」
俺はそう言うと古くなった家をストレージで収納した。
「えっ、マジック・バッグて、こんなこともできるの?」
オルガさんが、驚いている。
「俺のマジック・バッグは特別なんです。秘密にしてくださいね」
「わかってるわ。大事なパートナーだからね」
まずストレージで地面を均した。
それから塀を造り時の周りを囲む。
そして収納していた木、鉱物、岩を使いストレージ内の『創生魔法』で建物を創った。
土地も広かったので、どうせやるならと【スキル】世界の予備知識で調べ、明治時代の西洋館のような三階建ての家を創って出した。
そして門から屋敷まで石畳を引いた。
更にオルガさんが驚いた顔をしている。
「ここまできたんだ。やっておくか」
正面を入ると中には大きな階段があり、左右はフロアになっている。
一階はホール、大階段、食堂、客間、台所、洗濯場、風呂場。
二階、三階は部屋が七部屋ずつと各階にもトイレが付いている。
地下には貯蔵庫。
各部屋の窓は防犯のため、強化ガラスにしてと。
そしてトイレだ。
陶器で洋式のトイレを作り後ろにタンクを置き、その中にフロートを浮かせ水が無くなると水属性の魔石から水が出てタンクを満たすように創る。
そして水圧を利用しノズルを出し、水が出るようにした。
ウォシュレットだ。
これで毎日、すっきりだ。
この世界には江戸時代のように買取専門の『汲み取り業者』がいる。
ウンチは身分が高い人ほど庶民より美味しいものを食べているので、栄養が高く良い肥料になる。
そのため、ウンチの買取金額も高くなるのだ。
各地域に共同トイレが設けられ、賃貸住宅の大家さんにはお小遣い稼ぎになる。
ただ『汲み取り業者』に売るのも恥ずかしいので、俺のストレージに直結した。
ストレージで水分を取り乾燥させ粉末肥料にする。
なにかの時に役に立つだろう。
そして俺のストレージはパソコンを意識しているのか『ゴミ箱』があり、いらなくなったものを、ここから捨てることができることが分かった。
こんどはお風呂だ。
この国では身分の高い人でないと家にお風呂がない。
タライに水を入れ体を拭くくらいで、ボディソープやシャンプーもない。
だから庶民は汗臭い人が多く不衛生だ。
水は井戸から汲み上げて使用しており、下水が通ってないため家の前か裏庭に捨てるのが一般的だ。
まず、やることは排水対策だ。
一階にお風呂があり屋敷から1kmくらい離れたところに川が流れている。
屋敷の裏に周り風呂の排水口下の土を、幅10cmくらいにストレージでバキュームのように吸い込んで掘っていく。
そして川に向けてどんどん進めて行く。
川まで掘れたらストレージ内の『創生魔法』で鉱物に分離!
ここまで掘ってきた土や岩に含まれる成分も利用し配水管を作った。
川の手前で大きく何ヵ所かに掘り下げ、小さなじょう水場を作った。
各水場に配管を引き、じょう水場経由で川に流れるようになった。
これでろ過ができ環境にやさしく排水ができる。
万が一のことを考え河川から水路を引き、生活水に使えるようにもしておいた。
台所には火の術式を組み込み、魔道コンロを創った。
一階のお風呂場、台所、洗濯場、各階にある洗面所に魔道具の蛇口を取り付けた。
蛇口は混合栓にし、『水』と『火』 の魔石を入れお湯が出るようにした。
これはトイレの魔道具を応用し、蛇口をひねると水が出るように術式をストレージ内で変換したものだ。
照明は全て魔道具に『ライト』の魔法を付与し、屋根には『ソーラーパネル』ならぬ『魔素吸収パネル』を設置した。
大気中にある魔素を吸収し電力代わりになるのだ。
氷と風と火の術式を付与し冷蔵庫やエアコンも作った。
後は住みながら順番に揃えていくしかないか。
そして…
「…アス君、ねえ、…リアス君、エリアス君、大丈夫?お願い戻ってきて」
俺は誰かに肩を揺すぶられていた。
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