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第2章 生活の基盤
第35話 アスケルの森
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俺達3人は城門を出た。
「オルガさん。今日はこの前行ったところから、奥に行ってみますか?」
「そうね」
「アリッサさんは走るのは得意ですか?」
「もちろん得意よ。こう見えても昔は疾風…、な、何でもないわ。」
な、なんだろう?
そう言えばアバンス商会のアイザックさんも、何か言いかけてたけど。
まあ、エルフのアリッサさんは250歳だから、長生きしていれば色々あるよね。
あ、危なかったわ。
危うく昔の字を言いそうになったわ。
私が『疾風のアリッサ』なんて呼ばれていたのは、今から150年くらい前よ。
ドラゴンが街を襲い、その時に私も活躍し付いた字よ。
でもそんな字は、絵本の物語の中でのお話しよ。
その当時の人族はもう、誰も生きていないから。
エリアス君にはいずれ言うにしても…。
今は17~8歳に見える、このままの年齢だと思っていてほしいわ。
「じゃあ。走りますよ。それっ!」
「ずるいぞ、エリアス!」
エリアス君はオルガさんの前を走り始める!!
私も少し手を抜いて走らないと。
エルフである私は風の魔法が得意で、身に纏えば体を軽くし早く走れる。
タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!
タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!
タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!
あれ?は、早い。
さすがオルガさんは虎猫族だけある。
でもそのオルガさんが、エリアス君には追いつけない!!
でも魔法で身体強化しているようには見えない。
体からは魔力を感じないけど。
そう、まるでオルガさんと同じように、素の力で走っているように見えるわ。
エリアス君てなに者なの?
「到着~!!」
エリアス君は1番、オルガさんは2番、そして私が最後だった。
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、
私とオルガさんは、息が荒くなっている。
でもエリアス君は、普通で一切乱れていなかった。
体力が私達とは違う…。
しかしこんな森の奥まで来るなんて。
オルガさんはAランクの冒険者だからわかるけど、エリアス君はまだEなのよ。
2人でこんなところまで来て、なにをしているの?
「じゃあ、いきます。【スキル】エリアサーチ発動!」
エリアス君の体から魔力が立ち込める。
「何をしているの?エリアス君」
「はい、広範囲に鑑定魔法を使って魔物の魔石を捜しているんです」
「鑑定魔法を使えるの!!」
「えぇ、使えます。でも普段、使い道が無くて」
「そ、それはそうだと思うわよ」
鑑定魔法を使えるだけで凄いことよ。
使える人はほんの一握りで、使えるだけでたくさんの婚姻話が届くはず。
一国の王が頭を下げて、好待遇で迎えてもおかしいくないのよ。
なぜって物の本質が、分かるなんてありえないのよ。
遺跡から発掘された何に使うか分からないものを鑑定でわかったり。
人に対して使えば、ある程度の能力も分かってしまうから。
そう言えば先日、オルガさんと同じような話をしたことを思い出した。
容量が多いマジック・バッグ。
自分の望んだものが創れる創生魔法。
そして魔法が5属性も使える。
どれ1つとっても国が好待遇で迎えてもおかしくない能力。
そしてそれを1人で行える彼の危険性…。
彼の能力は戦争や国盗りにも使える能力だから…。
秘密にしなければ…。
守らなければ…。
エルフ族は寿命が500~1,000年くらいある。
寿命が長い分、なにかを追求する者が多く探求心が強い。
だから彼の能力を見極めたい。
そんな彼の側に居たい。
この先、エリアス君がどうなるのかを見守って行きたいわ。
そして出来れば、彼の子供が欲しい。
エルフの長寿命や風魔法。
そこに彼の能力の1つでも加われば、どれほどの子供が生まれるのか。
強い子孫を残したい。
それはどの種族でも同じだ。
もしこれを知ったら各種族間でエリアス君の、子種の取り合いが始まるわ。
私もその相手になりたい。
そ、そうだわ。
私はとっさにエリアス君と腕を組んだ。
「アリッサさん、なにをやっているんですか?」
エリアス君が、照れた顔をしている。
可愛い~。
わっ、なんだ。
アリッサさんが突然、腕を組んできた。
オルガさんもそうだけど、森に入ると腕を組むのが常識なのかな?
しかしレザーアーマー越しでは、当たっても分からん。
実に怪しからん装備だ。
「ねえ、エリアス君。さっきから何か言ってるけど、誰と話しているの?」
ま、まずい!口に出ていたのか?
「さすがに魔物が居るから、レザーアーマーは着ないと危ないからね」
え、もしかしたらアリッサさんは、相手の思考が読める超能力があるのか?
「今度、一緒に住む様になったら、いくらでも腕を組んであ・げ・る・か・ら・ね」
ブゥ~~~!!
普段はアーマーを着ていないから、リアルに当たるではないか?!
そんな至福の時よ、早く来い~!!
すると右側に少し大きめの魔石の反応がある。
「オルガさん、右側です。行きま~す!」
「あぁ、わかった!」
オルガさんとエリアス君だけに分かる会話ね。
さすが息が合っているわ。
でも何が右側なんだろう?
エリアス君が右側に走る。
その後をオルガさんと私が追う。
するとそこには体長1m、全長2mはありそうなワイルドボアがでてきた。
エリアス君を目掛け、突撃してくる。
あ、危ない!
エリアス君!!
するとエリアス君は、左肘を出し腰を落として構えた。
まるで見えない、盾を付けているかのように。
そして、その瞬間!!
〈〈 ボンッ!! 〉〉
音がしたかと思うとワイルドボアは、エリアス君の左腕に突撃し止まっていた。
「今です、オルガさん!!」
「あいよ!!」
横からオルガさんが飛び出し、ワイルドボアの首をミスリルソードで一刀する!!
〈〈 ズガッ!! 〉〉
シュウゥ~~~~!!
ワイルドボアの首から血が噴き出し倒れ込む。
ドサッ。
「ふぅ~。この手が一番効率が良くていいな」
「そうですね、オルガさん」
私は腰を手に当てながら2人に言った。
「そうですね、じゃないわよ!あなた達はいったい何をしているのよ?!」
「オルガさん。今日はこの前行ったところから、奥に行ってみますか?」
「そうね」
「アリッサさんは走るのは得意ですか?」
「もちろん得意よ。こう見えても昔は疾風…、な、何でもないわ。」
な、なんだろう?
そう言えばアバンス商会のアイザックさんも、何か言いかけてたけど。
まあ、エルフのアリッサさんは250歳だから、長生きしていれば色々あるよね。
あ、危なかったわ。
危うく昔の字を言いそうになったわ。
私が『疾風のアリッサ』なんて呼ばれていたのは、今から150年くらい前よ。
ドラゴンが街を襲い、その時に私も活躍し付いた字よ。
でもそんな字は、絵本の物語の中でのお話しよ。
その当時の人族はもう、誰も生きていないから。
エリアス君にはいずれ言うにしても…。
今は17~8歳に見える、このままの年齢だと思っていてほしいわ。
「じゃあ。走りますよ。それっ!」
「ずるいぞ、エリアス!」
エリアス君はオルガさんの前を走り始める!!
私も少し手を抜いて走らないと。
エルフである私は風の魔法が得意で、身に纏えば体を軽くし早く走れる。
タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!
タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!
タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!タッ!!
あれ?は、早い。
さすがオルガさんは虎猫族だけある。
でもそのオルガさんが、エリアス君には追いつけない!!
でも魔法で身体強化しているようには見えない。
体からは魔力を感じないけど。
そう、まるでオルガさんと同じように、素の力で走っているように見えるわ。
エリアス君てなに者なの?
「到着~!!」
エリアス君は1番、オルガさんは2番、そして私が最後だった。
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、
私とオルガさんは、息が荒くなっている。
でもエリアス君は、普通で一切乱れていなかった。
体力が私達とは違う…。
しかしこんな森の奥まで来るなんて。
オルガさんはAランクの冒険者だからわかるけど、エリアス君はまだEなのよ。
2人でこんなところまで来て、なにをしているの?
「じゃあ、いきます。【スキル】エリアサーチ発動!」
エリアス君の体から魔力が立ち込める。
「何をしているの?エリアス君」
「はい、広範囲に鑑定魔法を使って魔物の魔石を捜しているんです」
「鑑定魔法を使えるの!!」
「えぇ、使えます。でも普段、使い道が無くて」
「そ、それはそうだと思うわよ」
鑑定魔法を使えるだけで凄いことよ。
使える人はほんの一握りで、使えるだけでたくさんの婚姻話が届くはず。
一国の王が頭を下げて、好待遇で迎えてもおかしいくないのよ。
なぜって物の本質が、分かるなんてありえないのよ。
遺跡から発掘された何に使うか分からないものを鑑定でわかったり。
人に対して使えば、ある程度の能力も分かってしまうから。
そう言えば先日、オルガさんと同じような話をしたことを思い出した。
容量が多いマジック・バッグ。
自分の望んだものが創れる創生魔法。
そして魔法が5属性も使える。
どれ1つとっても国が好待遇で迎えてもおかしくない能力。
そしてそれを1人で行える彼の危険性…。
彼の能力は戦争や国盗りにも使える能力だから…。
秘密にしなければ…。
守らなければ…。
エルフ族は寿命が500~1,000年くらいある。
寿命が長い分、なにかを追求する者が多く探求心が強い。
だから彼の能力を見極めたい。
そんな彼の側に居たい。
この先、エリアス君がどうなるのかを見守って行きたいわ。
そして出来れば、彼の子供が欲しい。
エルフの長寿命や風魔法。
そこに彼の能力の1つでも加われば、どれほどの子供が生まれるのか。
強い子孫を残したい。
それはどの種族でも同じだ。
もしこれを知ったら各種族間でエリアス君の、子種の取り合いが始まるわ。
私もその相手になりたい。
そ、そうだわ。
私はとっさにエリアス君と腕を組んだ。
「アリッサさん、なにをやっているんですか?」
エリアス君が、照れた顔をしている。
可愛い~。
わっ、なんだ。
アリッサさんが突然、腕を組んできた。
オルガさんもそうだけど、森に入ると腕を組むのが常識なのかな?
しかしレザーアーマー越しでは、当たっても分からん。
実に怪しからん装備だ。
「ねえ、エリアス君。さっきから何か言ってるけど、誰と話しているの?」
ま、まずい!口に出ていたのか?
「さすがに魔物が居るから、レザーアーマーは着ないと危ないからね」
え、もしかしたらアリッサさんは、相手の思考が読める超能力があるのか?
「今度、一緒に住む様になったら、いくらでも腕を組んであ・げ・る・か・ら・ね」
ブゥ~~~!!
普段はアーマーを着ていないから、リアルに当たるではないか?!
そんな至福の時よ、早く来い~!!
すると右側に少し大きめの魔石の反応がある。
「オルガさん、右側です。行きま~す!」
「あぁ、わかった!」
オルガさんとエリアス君だけに分かる会話ね。
さすが息が合っているわ。
でも何が右側なんだろう?
エリアス君が右側に走る。
その後をオルガさんと私が追う。
するとそこには体長1m、全長2mはありそうなワイルドボアがでてきた。
エリアス君を目掛け、突撃してくる。
あ、危ない!
エリアス君!!
するとエリアス君は、左肘を出し腰を落として構えた。
まるで見えない、盾を付けているかのように。
そして、その瞬間!!
〈〈 ボンッ!! 〉〉
音がしたかと思うとワイルドボアは、エリアス君の左腕に突撃し止まっていた。
「今です、オルガさん!!」
「あいよ!!」
横からオルガさんが飛び出し、ワイルドボアの首をミスリルソードで一刀する!!
〈〈 ズガッ!! 〉〉
シュウゥ~~~~!!
ワイルドボアの首から血が噴き出し倒れ込む。
ドサッ。
「ふぅ~。この手が一番効率が良くていいな」
「そうですね、オルガさん」
私は腰を手に当てながら2人に言った。
「そうですね、じゃないわよ!あなた達はいったい何をしているのよ?!」
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