完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ

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第4章 王都へ

第79話 帰還とロゴ

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 俺達はアレン領に戻って来た。
 普通なら12~14日はかかる旅を、往復で8日間で行って帰って来た。
 しかもまだ陽は高かった。
 天候に恵まれたのもそうだけど、道が整備されたのが一番だった。
 これからは王都方面の行き来が楽になるだろう。

 Dランクパーティー『赤い翼』のリーダー、アドレーさんは何の役にも立てなかったと恐縮していた。
 次回もあるからと、アバンス商会のアイザックさんに言われ喜んでいた。

 依頼達成のサインをアイザックさんにもらい、冒険者ギルドに寄り報告をする。
 報酬をもらい『赤い翼』のメンバーとは手を振り別れる。

 そして俺とアリッサさん、オルガさんはアイザックさん達と商業ギルドに向かう。
 魔道具を売ったお金をもらうためだ。

 この世界のお金は硬貨で、枚数が多くなると持ち運びが不便になる。
 そのため商業ギルドで証文をもらい、預ってもらうことができる。
 そしてどこの領の商業ギルドでも、下すことができるようになっている。




 商業ギルドに入ると受付には、ノエルさんがいたので軽く挨拶をした。
 アイザックさんが商談用の部屋を借り、俺達は先に入り待つことにした。
 
 するとアイザックさんとお供の2人が、沢山の袋を抱え部屋に入って来た。

 ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、
   ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、
     ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、ドサ、

 いったい何袋あるんだ?
 前回、商業ギルドに卸した時にもらったお金は1億近かったけど今回はいくらだ?
 確か卸値の倍がアバンス商会に今回売った金額になる。
 そして王都で販売することに対して、少し色を付けてもらう事になってたはずだ。
「お待たせいたしました。2億30,400,000円になります」
「「「 えぇ~~~!! 」」」
 俺とアリッサさん、オルガさんは、思わず声をあげてしまった。


「エリアス様、今回と同じように定期的に、魔道具を売って頂けないでしょうか?」
「えぇ、願っても無い事です」
「そうですか、ありがとうございます。それから今後のことを考え工房、又は商会を立ち上げた方が良いと思います」
「どうしてでしょうか?」
「知名度を上げるのと同時に、偽物防止の為です」
「偽物防止?」
「はい、有名になれば偽物も出回るようになります。それを防止するために手間にはなりますが、店のロゴを決め商品に刻印を入れるのです」
「分かりました、名前はエリアス商会にします。そしてロゴも考えてあります」
「ではこの機会に登録されるといいでしょう」
「それなら、登録してから帰ります」
「早いに越したことはありませんよ」

「はい。魔道具や冷蔵庫、家具の納品は月末に出来た分だけで良いでいょうか?」
「勿論です、無理は言いませんから。それからお時間がある時で構いませんので、店にお寄り頂けないでしょうか?」
「では明日、伺います」
「それではお待ちしております。今回はありがとうございました」
「こちらこそ」

 そう言いながら俺達は商談部屋を出た。
 そして俺達はノエルさんのところにやって来た。



おろしの商会を立ち上げたいのですが」
「お帰りなさいエリアス様。商会登録ですね、ではこの書類に記入をお願いします」
 俺は書類に店舗名をエリアス商会と記入し、考えておいたロゴも書き提出した。

「はい、これで登録は終わりました。それからギルドマスターのアレックが呼んでいます。お時間があればお寄り頂けないでしょうか?」
「分かりました、伺います」
 そう答えるとギルマスの部屋に案内された。

「や、すまないね、王都から戻ったばかりで。疲れて居るだろう」
「いえ、大丈夫です」
「それにしても随分、早いお帰りだね」
「はい、天候に恵まれまして」
「そ、そうか。では本題に入るがこの前卸してもらった魔道具だけど、定期的に卸してもらえないか?」
「はい、喜んで。魔道具の納品は月末に出来た分だけで良いでいょうか?」
「勿論だよ、それで構わないさ」
 俺はアレックさんに、アイザックさんと同じことを言った。
 その気になれば100でも200でもできるけど、それはあまりにも不自然だから。

 それにお金も貯まったし、あまり欲をかいてもいけないから。
 月10万あれば暮らせる世界で2億あれば、3人で十分暮らしていける。
 それに『味元あじげん』を月1,000個、商業ギルドに卸せば180万。
 アバンス商会に家具を売って月100万になる。
 この2ヵ所に卸すだけで十分に暮らせる。

 そして売る場所を分散することで、一度にたくさん売っても怪しまれない。
 1ヵ所でまとめて売ると、どうしてそんなに作れるのかと思われるからだ。
 調味料のように消耗品を売るのもいいな。
 それに俺が作るのではなくて、誰かを雇えばたくさん作れるからね。

 話も終わり部屋をでて、商業ギルドを後にし屋敷に戻った。
 そして2階の娯楽施設に向い、遊べるものを増やした。
 ボーリングやゴブリン叩きゲーム、ベアベアパニックだけではね…。

 そして夕方になり久しぶりに『なごみ亭』に行き食事をしてきた。
 ビルさん家族は元気で、お店も忙しそうだった。




 そして夜になった。
 この世界は夜が長く、TVやパソコンもないから今まですることがなかった。
 だが今は違う。
 そう考え俺は新しいゲームを作った。
 その名も『ゴブリンクエスト』だ。
 大きさはゲームセンターにあるアーケードゲーム機くらい。
 画面を見ながら、ハンドルとボタンで移動や攻撃の操作をする。
 この世界に銃はない。
 だからオルガさん達には、イメージしづらいと思い剣からスタートする事にした。
 
 あらすじはこうだ。
 ある日ゴブリンのスタンピードが起き、街に攻めてくる。
 スタンピードとは魔物の集団暴走を指す。
 スタンピードが起こる多くの場合、上位種であるロードやキングが出現する。
 上位種が現れるとゴブリンは興奮度が増し、普通より何倍も脅威度が増す。
 ゴブリンは繁殖力が非常に強く、メスが居ないため異種間で強姦し繁殖をする。
 その大掛かりなメスを探す行為だとも言われている。
 上位種を倒すと興奮が冷め、ねぐらに帰る。

 プレイヤーはまず剣を持ち、冒険者の討伐隊に入りゴブリンを倒しながら進む。
 倒していくと武器や防具、アイテムを拾う事もある。
 そして装備や武器を強化し、必殺技を駆使しながら進んで行く。
 最後にはこのスタンピードの原因である、ロードやキング倒すゲームだ。
 卓上のゲーム機のようにセーブ機能もある。
 
「おぉ、これは楽しいなエリアス!!」
 オルガさんが夢中になって遊んでいる。

「このやろう!くそ!!」
 ドカ、ボカ、ドカ、ボカ、
   ドカ、ボカ、ドカ、ドカ、
「オルガさん、壊れますから。叩かないでくださいよ」
「しかし、このゴブリンの野郎が…!!」




 アリッサさんが見ているだけで、つまらなそうな顔をしている。
 仕方がない。
 俺はストレージの『創生魔法』で、もう1つゲーム機を創った。

 このゲームのあらすじは、こうだ。
 妖精が悪魔に封印され、世界には魔物がはびこるようになった。
 その世界を救うため、封印された8人の妖精を解放するための旅をするゲームだ。
  その名も『フェアリーファンタジー』
 初期装備の武器は弓と風魔法。
 最後には8人の妖精を従え、悪魔を倒すのが目標だ。

 そして確率は低いがボーナスイベントもある。
 8人の妖精を揃えるとドラゴンを呼ぶことができる。
 するとなんでも好きな望みを、1つだけ叶えてくれる。
 しかし望みを叶えると、8人の妖精達は世界に散りまた封印されてしまう。
 一からやり直しにはなるが、それも楽しみの一つだ。


 アリッサさんも夢中になって遊んでいる。

「この悪魔め!」
 アリッサさん、そんなところでリアルの風魔法はだめですよ~!


 それを見ていた俺は、途中で眠くなり部屋に戻った。
 今度から2人共ゲームをする時は、時間制限をしないと駄目だな。



 商会も立ち上げ、やっとこれから俺達の生活が始まる。

 円の下部にエリアス商会の文字と、左右を向く女性の横顔を描いた。
 正面右の女性は耳が頭部にある。
 下側でクロスした麦の穂が、左右から上部に大きく伸びている。
 人族と異種族と及ばれている人達が、手を携えてやって行けるように考えたロゴだった。

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 読んで頂いてありがとうございます。
 王都に行ったけど、特に何もなかった…。

 物語はまったり、のんびりと進みます。
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