117 / 254
第7章 思惑
第117話 和解
しおりを挟む
翌日、孤児院の子供たちがやってきた。
やってきたのは先日の男の子4人に女の子2人だ。
ランド14歳 男
ルチオ 13歳 男
カナン13歳 男
トニーノ12歳 男
カロリーナ12歳 女
イヴォンヌ 13歳 女
「今日から宜しくお願いします」
ランド少年が代表して挨拶をした。
さすが年長ですね。
さっそくアルバンさん達の家として使っている作業場に案内した。
アルバンさん親子に子供達を紹介をする。
「今日からこの子達に調味料やシャンプー、ボディソープを作ってもらいます」
「 よろしくお願いいたします!! 」
子供達は元気に挨拶をする。
子供達が作業に慣れてきたら、もう1棟作業場を作ろう。
アルバンさん達親子が住んでいるこの家で、子供達6人増えて作業をするのもね。
子供達は何か言われてきたのか最初は緊張した様子だった。
しかし段々と仕事にも慣れてきたようだ。
俺は子供達をアルバンさん親子に任せ作業場を出て屋敷に戻った。
居間に居たアリッサさんと話しドゥメルグ公爵のところに行くことにした。
いくら女神ゼクシーの神託が降りたと言え、そのままは良くないと思ったからだ。
すると今度はオルガさんが付いてくると言う。
家に居るのも飽きたのかな?
代わりにノエルさんが屋敷に残り、温泉施設の管理をしてくれることになった。
俺はアリッサさんと、オルガさんを連れてドゥメルグ公爵家に向かった。
対応に出たメイドさんに名前を名乗り、取り次いでもらった。
すると執事のアルマンさんが出て来て部屋に案内された。
少し待たされた後にドゥメルグ公爵が入ってきた。
部屋に入るなり膝こうとする、ドゥメルグ公爵を俺は止めた。
「やめてください公爵様。どうしたんですか?」
「そうはいかない。女神の『愛し子』様なら立場は国王より上だからね」
「俺は俺です。普通に接してください」
「わ、わかった。助かるよ」
「先日のお話ですが…」
「あれは無かったことにする」
「アリッサさんのこともですか?」
「もちろんだ、『愛し子』様の奥様だからね」
「私も奥様なんだけど」
「こちらの女性は?」
「妻のオルガです」
「あなたが獅星龍のオルガさんですね。お噂は聞いています」
「今日は付いてくると言いまして」
「そうか、でもこれからエリアス君の周りは大きく変わるだろう」
「『愛し子』でも俺はなにも変わりません」
「君はそう思っても周りは放っておかないだろう。女神の神託にある干渉、拘束かなわずなら周りは何もできないだろう。神罰を受けたくないからね。それに女神から勝手御免がおりたんだ。この国でいやこの世界で何をしても咎められることはない」
「そんな気はありません。俺は嫁達とささやかに生きていければいいので」
「ささやかにか。では他に望むことは無いのかい?」
「お聞きしたいことがあります。アスケルの森に村を作りたいのです」
「村だと。村は街で暮らせない人たちが集まり、開拓し造るものだ。魔物や魔獣が出る森の中で、とても苦しくそして開拓を条件に畑を耕し税として、穀物や野菜の一部を領主に納める。それが開拓だが、なぜ?」
「はい、干渉されない場所を作りたいのです」
「だから村を自分で造ると言うのか?」
「はい、そうです」
「場所の希望はあるのかね?」
「アレンの街から東側の、アスケル山脈方面に作れればと思います」
「な、アスケル山脈か?!本気で言っているのか?誰も手を出さない魔物の森を」
「はい、考えがあります」
「そうか、それならもう何も言わないよ。あそこはどこの国の領土でもなく、開拓する予定もないから特に構わない。いま地図を持ってくる」
執事のアルマンとドゥメルグ公爵は立ち上がり部屋を出た。
そして何やら大きい紙を巻いたものを持ってきた。
アレンの街の地図を広げ村を作る場所を決めた。
「村人は何人くらいの予定なんだ?」
「今のところは俺と妻の4人です」
「4人だと?それ何が出来るんだね?」
「それは気になさらないでください。俺が知りたいのは、どこから利用して良いのか、ですから」
「ではここの場所当たりから、アスケル山脈方面に進む分には、いくらでも好きにして構わない」
ドゥメルグ公爵が指差したのは、街から歩いて2時間くらいの所だった。
「ありがとうございます」
すると執事のアルマンさんが話始める。
「それからエリアス様。先日のドゥメルグ公爵様の態度をお許しください」
「態度?」
「実は王都からエリアス様の人柄を、探るようにと指示が出ておりまして。やむを得ず色々と甘い事や嫌がりそうなことを言ったのです」
「そうですか。意図的にこちらを、怒らそうとしているのかと思ってはおりました」
「お詫びと言っては何だが、我が家の紋章が入ったメダルをあげよう。これを見せれば、エリアス君は我が家と関わりがある者だとわかり、誰も手を出さないだろう」
ドゥメルグ公爵がメダルを差し出してきた。
あれ?『愛し子』の時点でもう手を出さないのでは?
それは表面上は、てことなのかな?
「それならメダルは王都に行った際に、ファイネン公爵様から頂いておりますから」
「な、なんだと?ファイネン公爵め、目ざとい…」
ドゥメルグ公爵が小さな声で呟いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読んで頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進みます。
やってきたのは先日の男の子4人に女の子2人だ。
ランド14歳 男
ルチオ 13歳 男
カナン13歳 男
トニーノ12歳 男
カロリーナ12歳 女
イヴォンヌ 13歳 女
「今日から宜しくお願いします」
ランド少年が代表して挨拶をした。
さすが年長ですね。
さっそくアルバンさん達の家として使っている作業場に案内した。
アルバンさん親子に子供達を紹介をする。
「今日からこの子達に調味料やシャンプー、ボディソープを作ってもらいます」
「 よろしくお願いいたします!! 」
子供達は元気に挨拶をする。
子供達が作業に慣れてきたら、もう1棟作業場を作ろう。
アルバンさん達親子が住んでいるこの家で、子供達6人増えて作業をするのもね。
子供達は何か言われてきたのか最初は緊張した様子だった。
しかし段々と仕事にも慣れてきたようだ。
俺は子供達をアルバンさん親子に任せ作業場を出て屋敷に戻った。
居間に居たアリッサさんと話しドゥメルグ公爵のところに行くことにした。
いくら女神ゼクシーの神託が降りたと言え、そのままは良くないと思ったからだ。
すると今度はオルガさんが付いてくると言う。
家に居るのも飽きたのかな?
代わりにノエルさんが屋敷に残り、温泉施設の管理をしてくれることになった。
俺はアリッサさんと、オルガさんを連れてドゥメルグ公爵家に向かった。
対応に出たメイドさんに名前を名乗り、取り次いでもらった。
すると執事のアルマンさんが出て来て部屋に案内された。
少し待たされた後にドゥメルグ公爵が入ってきた。
部屋に入るなり膝こうとする、ドゥメルグ公爵を俺は止めた。
「やめてください公爵様。どうしたんですか?」
「そうはいかない。女神の『愛し子』様なら立場は国王より上だからね」
「俺は俺です。普通に接してください」
「わ、わかった。助かるよ」
「先日のお話ですが…」
「あれは無かったことにする」
「アリッサさんのこともですか?」
「もちろんだ、『愛し子』様の奥様だからね」
「私も奥様なんだけど」
「こちらの女性は?」
「妻のオルガです」
「あなたが獅星龍のオルガさんですね。お噂は聞いています」
「今日は付いてくると言いまして」
「そうか、でもこれからエリアス君の周りは大きく変わるだろう」
「『愛し子』でも俺はなにも変わりません」
「君はそう思っても周りは放っておかないだろう。女神の神託にある干渉、拘束かなわずなら周りは何もできないだろう。神罰を受けたくないからね。それに女神から勝手御免がおりたんだ。この国でいやこの世界で何をしても咎められることはない」
「そんな気はありません。俺は嫁達とささやかに生きていければいいので」
「ささやかにか。では他に望むことは無いのかい?」
「お聞きしたいことがあります。アスケルの森に村を作りたいのです」
「村だと。村は街で暮らせない人たちが集まり、開拓し造るものだ。魔物や魔獣が出る森の中で、とても苦しくそして開拓を条件に畑を耕し税として、穀物や野菜の一部を領主に納める。それが開拓だが、なぜ?」
「はい、干渉されない場所を作りたいのです」
「だから村を自分で造ると言うのか?」
「はい、そうです」
「場所の希望はあるのかね?」
「アレンの街から東側の、アスケル山脈方面に作れればと思います」
「な、アスケル山脈か?!本気で言っているのか?誰も手を出さない魔物の森を」
「はい、考えがあります」
「そうか、それならもう何も言わないよ。あそこはどこの国の領土でもなく、開拓する予定もないから特に構わない。いま地図を持ってくる」
執事のアルマンとドゥメルグ公爵は立ち上がり部屋を出た。
そして何やら大きい紙を巻いたものを持ってきた。
アレンの街の地図を広げ村を作る場所を決めた。
「村人は何人くらいの予定なんだ?」
「今のところは俺と妻の4人です」
「4人だと?それ何が出来るんだね?」
「それは気になさらないでください。俺が知りたいのは、どこから利用して良いのか、ですから」
「ではここの場所当たりから、アスケル山脈方面に進む分には、いくらでも好きにして構わない」
ドゥメルグ公爵が指差したのは、街から歩いて2時間くらいの所だった。
「ありがとうございます」
すると執事のアルマンさんが話始める。
「それからエリアス様。先日のドゥメルグ公爵様の態度をお許しください」
「態度?」
「実は王都からエリアス様の人柄を、探るようにと指示が出ておりまして。やむを得ず色々と甘い事や嫌がりそうなことを言ったのです」
「そうですか。意図的にこちらを、怒らそうとしているのかと思ってはおりました」
「お詫びと言っては何だが、我が家の紋章が入ったメダルをあげよう。これを見せれば、エリアス君は我が家と関わりがある者だとわかり、誰も手を出さないだろう」
ドゥメルグ公爵がメダルを差し出してきた。
あれ?『愛し子』の時点でもう手を出さないのでは?
それは表面上は、てことなのかな?
「それならメダルは王都に行った際に、ファイネン公爵様から頂いておりますから」
「な、なんだと?ファイネン公爵め、目ざとい…」
ドゥメルグ公爵が小さな声で呟いた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読んで頂いてありがとうございます。
物語はまったり、のんびりと進みます。
47
あなたにおすすめの小説
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる