150 / 254
第10章 蒸気機関車
第150話 春の夜
しおりを挟む
や、やばい。完全に忘れていた。
結婚指輪はノリで創ったようなものだ。
その後、色々忙しくて忘れていたよ。
この世界では結婚指輪自体の習慣がない。
だから余計に失念していたのだ。
「みんな、すまなかった。気づいてあげれなくて…」
「いいんです。エリアス様は、ずっとお忙しかったので」「そうです、そうです、私達、全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気に「「 ごめんよ、みんな 」」全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、「「 俺が悪かったよ~ 」」全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、「「 だから許して~ 」」全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然「「 お願い~! 」」全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然「「 お願いだから~! 」」全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然…「わ、わかったから、わかったから。本当にごめんよ~」
アリッサさんとノエルさん、エリザちゃんの3人は、瞳孔を見開き壊れた人形のように同じことを繰り返している。
俺は3人を引き寄せ抱きしめていた。
しかし今さらオルガさんと同じ指輪をあげて、許してもらえるだろうか?
それに今度は差を付けられれば、オルガさんが面白くないだろう。
そうだ。
良いことを思い付いた。
「では、みんな左手を出して」
まず鑑定で3人の指のサイズを測る。
そして『創生魔法』を使い、ミスリルとダイヤを使い指輪を創った。
小さいダイヤをラウンドブリリアントカットと呼ばれる58面体にカットし、それを6個横に並べたオルガさんと同じデザインだ。
その指輪を俺は3人の左手の薬指にはめた。
3人は嬉しいような、少し期待が外れたような顔をしていた。
差を付けたら今度はオルガさんが可哀そうだろ。
だからみんなには、これをプレゼントだ。
俺はストレージの中で『創生魔法』でローズウッドの木を加工し、それぞれの顔を彫り込んだカメオのブローチを4人分創った。
よし、成功だ。次!
オルガさん、アリッサさんとノエルさん、エリザちゃん、そして集まったみんなが俺を見てキョトン顔をしている。
それはそうだ。
俺はなにもない空間をタップして、ストレージの中で『創生魔法』を使い作業をしているのだから。
そして作業は終わった。
「4人に俺からプレゼントです」
「「 プレゼント?! 」」
妻4人が同時に応える。
「これはカメオと言いまして、みんなの顔をそれぞれ彫り込んであります」
「まあエリアス君、これは何に対してのプレゼントなの?」
アリッサさんが、やや皮肉を込めながら答える。
「こ、これは結婚7ヵ月過ぎのプレゼントだよ」
「「 7ヵ月過ぎのプレゼント?? 」」
その場にいた全員が首をかしげる。
「俺の故郷では結婚してから7ヵ月過ぎたら祝うんだ」
「どうしてですか?」
「そ、それはねエリザちゃん。人の心は移ろいやすい。だから結婚して7ヵ月くらい経つと性格が合わないのが分かったり、お互いの嫌なところが見えてきたり。うまくいかなくなる場合があるんだ」
「そうなんですか、エリアス様」
「だから結婚して7ヵ月過ぎたら、仲の良いことを更に祝うんだよ。あははは!」
「それがこの綺麗なカメオなのですね。私達への後ろめたさから、頂けるわけではないのですね」
う、エリアスは毒を食らった。
ダメージ120%。
あぁ、そうだ。
良いことを思いついた。
「みんな、良いかな?今から良いものを見せるからね」
俺はそう言うとストレージの中で魔力を圧縮した。
魔物の体の中にある魔石が魔力の塊と考えたらできるはずだ。
どんどん、どんどん魔力を圧縮する。
そして火の魔力の塊を作り、空に放つ!!
ヒュ~~~~~~!!
『『『 ボンッ!! 』』』
『『『 ボンッ!! 』』』
さらに俺の周りに魔力が集め、そのまま空に向かって撃つ!
物凄い音がして魔法が夜空に打ち上げられる。
夜の闇の中、打ち上げられた魔法の灯りで、辺り一面が昼のように明るくなる。
やった!成功だ。
打上花火みたいだ!!
『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』
『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』
『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』
魔力が尾を引きながら、放射状に飛び散り菊花の紋を描き出す。
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
更に光の点を描きながら牡丹のような花を咲かせる。
バンバンという音を出しながら強い光を出す。
少し遅れて魔力が弾け、一斉に花が咲くように魔力が爆発する。
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
そして最後はナイアガラからの打上げ花火だ。
尾を引かず光の点を描きながら、上空で牡丹のような花を咲かせる。
丸く広がり高く舞い上がった魔力の塊がしだれ桜の様に、上空から砕け下に延びていく。
「きれい~」
誰かがそう言った。
打ち上げられた魔力が、小さく無くなり夜空に消えていく。
そして俺達は、はかなく消えていく魔力を見上げ春の夜を楽しんだ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ここはアスケルの森から、約150km離れたジリヤ国王都。
サバイア国王クリストフ ・ディ・サバイアは、今までに聞いたことがない大きな音に驚愕する。
時刻は18時頃。
夕食も終わり和んでいた時の出来事だった。
「な、何事だ?!」
「た、大変です!!国王様」
そこへシオドリク宰相が、ドアをノックもせず部屋に入ってくる。
「どうした、いったい何が起きた?!!」
「国王様、バルコニーから外をご覧ください!!」
そう促されバルコニーに出てる。
するとアレン領がある方向から、物凄い火の玉が打ち上げられてるのが見えた。
「こ、これは…」
あの方角はアスケルの森の方角だ。
アレン領のドゥメルグ公爵より、報告には聞いてはいたが。
女神ゼクシーの『愛し子』様が森を開拓し村を作ったと聞く。
そこを地盤に我が国と貿易したいという。
それでこれか?
これではまるで『恫喝』ではないか?
あれだけの魔法攻撃を受けたら、我が国はひとたまりもない。
なにか良い手はないのか?
しかし女神ゼクシー様より、『勝手御免』の神託が降りている以上は我々は手出しができん。
なにか深い絆を繋げる、友好を築く名目はないものか…。
そ、そうだ!
開拓祝いという名目でお祝いの品を送るのはどうだ。
孫娘にリボンを付けお祝いに『もらってください』と言うのは…。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
アスケルの森から25km離れた、アレンの領主ドゥメルグ公爵の屋敷の出来事。
「何事だ?!アルマン」
私は部屋のドアを開け執事のアルマンを呼んだ。
「はい、公爵様。なにやらアスケルの森の方角から、もの凄い音が…」
私達2人は屋敷を飛び出した。
すると物音を聞きつけたのか、妻と子供達3人も庭に出てくる。
「お父様、何事でしょう?」
10歳になる娘が聞いてくる。
「大丈夫だ、心配はない」
私はそう答えるしかなかった。
夜とはいえ時刻はまだ早い。
道行く人々は耳を覆い、何が起きたのかと空を見上げ恐怖する。
『愛し子』様が降臨したことを知る一部の信徒や教徒は、アスケルの森の方角を向き跪き両手を胸の前で組み祈る。
エリアスが打ち上げた(自称)花火は、隣接する各国にも観察され大きな波紋を起こすことになる。
しかしそれは後の話…。
結婚指輪はノリで創ったようなものだ。
その後、色々忙しくて忘れていたよ。
この世界では結婚指輪自体の習慣がない。
だから余計に失念していたのだ。
「みんな、すまなかった。気づいてあげれなくて…」
「いいんです。エリアス様は、ずっとお忙しかったので」「そうです、そうです、私達、全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気に「「 ごめんよ、みんな 」」全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然気にしていませんから。全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、「「 俺が悪かったよ~ 」」全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、「「 だから許して~ 」」全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然、全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然「「 お願い~! 」」全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然「「 お願いだから~! 」」全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然全然…「わ、わかったから、わかったから。本当にごめんよ~」
アリッサさんとノエルさん、エリザちゃんの3人は、瞳孔を見開き壊れた人形のように同じことを繰り返している。
俺は3人を引き寄せ抱きしめていた。
しかし今さらオルガさんと同じ指輪をあげて、許してもらえるだろうか?
それに今度は差を付けられれば、オルガさんが面白くないだろう。
そうだ。
良いことを思い付いた。
「では、みんな左手を出して」
まず鑑定で3人の指のサイズを測る。
そして『創生魔法』を使い、ミスリルとダイヤを使い指輪を創った。
小さいダイヤをラウンドブリリアントカットと呼ばれる58面体にカットし、それを6個横に並べたオルガさんと同じデザインだ。
その指輪を俺は3人の左手の薬指にはめた。
3人は嬉しいような、少し期待が外れたような顔をしていた。
差を付けたら今度はオルガさんが可哀そうだろ。
だからみんなには、これをプレゼントだ。
俺はストレージの中で『創生魔法』でローズウッドの木を加工し、それぞれの顔を彫り込んだカメオのブローチを4人分創った。
よし、成功だ。次!
オルガさん、アリッサさんとノエルさん、エリザちゃん、そして集まったみんなが俺を見てキョトン顔をしている。
それはそうだ。
俺はなにもない空間をタップして、ストレージの中で『創生魔法』を使い作業をしているのだから。
そして作業は終わった。
「4人に俺からプレゼントです」
「「 プレゼント?! 」」
妻4人が同時に応える。
「これはカメオと言いまして、みんなの顔をそれぞれ彫り込んであります」
「まあエリアス君、これは何に対してのプレゼントなの?」
アリッサさんが、やや皮肉を込めながら答える。
「こ、これは結婚7ヵ月過ぎのプレゼントだよ」
「「 7ヵ月過ぎのプレゼント?? 」」
その場にいた全員が首をかしげる。
「俺の故郷では結婚してから7ヵ月過ぎたら祝うんだ」
「どうしてですか?」
「そ、それはねエリザちゃん。人の心は移ろいやすい。だから結婚して7ヵ月くらい経つと性格が合わないのが分かったり、お互いの嫌なところが見えてきたり。うまくいかなくなる場合があるんだ」
「そうなんですか、エリアス様」
「だから結婚して7ヵ月過ぎたら、仲の良いことを更に祝うんだよ。あははは!」
「それがこの綺麗なカメオなのですね。私達への後ろめたさから、頂けるわけではないのですね」
う、エリアスは毒を食らった。
ダメージ120%。
あぁ、そうだ。
良いことを思いついた。
「みんな、良いかな?今から良いものを見せるからね」
俺はそう言うとストレージの中で魔力を圧縮した。
魔物の体の中にある魔石が魔力の塊と考えたらできるはずだ。
どんどん、どんどん魔力を圧縮する。
そして火の魔力の塊を作り、空に放つ!!
ヒュ~~~~~~!!
『『『 ボンッ!! 』』』
『『『 ボンッ!! 』』』
さらに俺の周りに魔力が集め、そのまま空に向かって撃つ!
物凄い音がして魔法が夜空に打ち上げられる。
夜の闇の中、打ち上げられた魔法の灯りで、辺り一面が昼のように明るくなる。
やった!成功だ。
打上花火みたいだ!!
『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』
『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』
『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』 『バンッ!』
魔力が尾を引きながら、放射状に飛び散り菊花の紋を描き出す。
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
更に光の点を描きながら牡丹のような花を咲かせる。
バンバンという音を出しながら強い光を出す。
少し遅れて魔力が弾け、一斉に花が咲くように魔力が爆発する。
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
『ボン!』 『ボボン!』 『ボボン!』 『ボン!』 『ボボン!』
そして最後はナイアガラからの打上げ花火だ。
尾を引かず光の点を描きながら、上空で牡丹のような花を咲かせる。
丸く広がり高く舞い上がった魔力の塊がしだれ桜の様に、上空から砕け下に延びていく。
「きれい~」
誰かがそう言った。
打ち上げられた魔力が、小さく無くなり夜空に消えていく。
そして俺達は、はかなく消えていく魔力を見上げ春の夜を楽しんだ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ここはアスケルの森から、約150km離れたジリヤ国王都。
サバイア国王クリストフ ・ディ・サバイアは、今までに聞いたことがない大きな音に驚愕する。
時刻は18時頃。
夕食も終わり和んでいた時の出来事だった。
「な、何事だ?!」
「た、大変です!!国王様」
そこへシオドリク宰相が、ドアをノックもせず部屋に入ってくる。
「どうした、いったい何が起きた?!!」
「国王様、バルコニーから外をご覧ください!!」
そう促されバルコニーに出てる。
するとアレン領がある方向から、物凄い火の玉が打ち上げられてるのが見えた。
「こ、これは…」
あの方角はアスケルの森の方角だ。
アレン領のドゥメルグ公爵より、報告には聞いてはいたが。
女神ゼクシーの『愛し子』様が森を開拓し村を作ったと聞く。
そこを地盤に我が国と貿易したいという。
それでこれか?
これではまるで『恫喝』ではないか?
あれだけの魔法攻撃を受けたら、我が国はひとたまりもない。
なにか良い手はないのか?
しかし女神ゼクシー様より、『勝手御免』の神託が降りている以上は我々は手出しができん。
なにか深い絆を繋げる、友好を築く名目はないものか…。
そ、そうだ!
開拓祝いという名目でお祝いの品を送るのはどうだ。
孫娘にリボンを付けお祝いに『もらってください』と言うのは…。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
アスケルの森から25km離れた、アレンの領主ドゥメルグ公爵の屋敷の出来事。
「何事だ?!アルマン」
私は部屋のドアを開け執事のアルマンを呼んだ。
「はい、公爵様。なにやらアスケルの森の方角から、もの凄い音が…」
私達2人は屋敷を飛び出した。
すると物音を聞きつけたのか、妻と子供達3人も庭に出てくる。
「お父様、何事でしょう?」
10歳になる娘が聞いてくる。
「大丈夫だ、心配はない」
私はそう答えるしかなかった。
夜とはいえ時刻はまだ早い。
道行く人々は耳を覆い、何が起きたのかと空を見上げ恐怖する。
『愛し子』様が降臨したことを知る一部の信徒や教徒は、アスケルの森の方角を向き跪き両手を胸の前で組み祈る。
エリアスが打ち上げた(自称)花火は、隣接する各国にも観察され大きな波紋を起こすことになる。
しかしそれは後の話…。
35
あなたにおすすめの小説
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
平凡なサラリーマンが異世界に行ったら魔術師になりました~科学者に投資したら異世界への扉が開発されたので、スローライフを満喫しようと思います~
金色のクレヨン@釣りするWeb作家
ファンタジー
夏井カナタはどこにでもいるような平凡なサラリーマン。
そんな彼が資金援助した研究者が異世界に通じる装置=扉の開発に成功して、援助の見返りとして異世界に行けることになった。
カナタは準備のために会社を辞めて、異世界の言語を学んだりして準備を進める。
やがて、扉を通過して異世界に着いたカナタは魔術学校に興味をもって入学する。
魔術の適性があったカナタはエルフに弟子入りして、魔術師として成長を遂げる。
これは文化も風習も違う異世界で戦ったり、旅をしたりする男の物語。
エルフやドワーフが出てきたり、国同士の争いやモンスターとの戦いがあったりします。
第二章からシリアスな展開、やや残酷な描写が増えていきます。
旅と冒険、バトル、成長などの要素がメインです。
ノベルピア、カクヨム、小説家になろうにも掲載
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
世界一簡単にレベルアップ ~魔物を倒すだけでレベルが上がる能力を得た俺は、弱小の魔物を倒しまくって異世界でハーレム作る事にしました~
きよらかなこころ
ファンタジー
シンゴはある日、事故で死んだ。
どうやら、神の手違いで間違って死んでしまったシンゴは異世界に転生することになる。
転生する際にオマケに『魔物を倒すだけでレベルが上がる』能力を貰ったシンゴ。
弱小の魔物を倒してレベルを上げ、異世界でハーレムを作る事を企むのだった。
完結【進】ご都合主義で生きてます。-通販サイトで異世界スローライフのはずが?!-
ジェルミ
ファンタジー
32歳でこの世を去った相川涼香は、異世界の女神ゼクシーにより転移を誘われる。
断ると今度生まれ変わる時は、虫やダニかもしれないと脅され転移を選んだ。
彼女は女神に不便を感じない様に通販サイトの能力と、しばらく暮らせるだけのお金が欲しい、と願った。
通販サイトなんて知らない女神は、知っている振りをして安易に了承する。そして授かったのは、町のスーパーレベルの能力だった。
お惣菜お安いですよ?いかがです?
物語はまったり、のんびりと進みます。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる