完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-

ジェルミ

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第15章 セトラー国の一日

第196話 石鹸

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 年が明け1月になった。
 以前からの小人族との約束で、煙草を栽培することを許可した。
 秋口には煙草として出荷できるそうだ。
 小人族が作る煙草はとても美味しいらしく、今から楽しみにしている住民が居る。


 そして俺は久しぶりにアレン領にやってきた。
 たまにはエリアス商会に顔を出しておかないとね。
 そんなことを思いながら歩いていると、洗濯物とおけを抱え歩ている女性を見た。
 同じ方向だったらしくそのまま女性の後を付いて行くように歩く。
 すると女性は井戸に向い水を汲み桶の中で洗濯物を洗う。

 みると他にも洗濯をしている人達がいる。
 汚れ物を桶に入れ、踏んだり叩いたりして汚れを落としている。
 押し洗いという手法だ。
 科学的な方法で汚れを落とすよりも、物理的な力を加え汚れを取る洗浄方法だ。
 これは重労働な上に生地が傷む。
 しかも油汚れが落ちるとは思えない。

 まして今の時期は真冬で、風が吹き水が冷たい。
 俺の屋敷や住民が暮らすアパートは、魔道具で温水が出るようになっている。
 だから気づかなかったのだが。

 
 俺は【スキル】世界の予備知識を使い調べる。
 只今、検索中・・・・………………検索完了。
 俺はその中から、欲しい知識を捜していく。
 あった!これだ。
 これを作ろう。

 俺はセトラー国に戻り、庭で雑草を燃やし灰を集める。
「なにをしているのですか?エリアス様」
 エリザちゃんが不思議そうに質問をしてくる。

「まあ、見ていて」
 俺は集めた灰を持って台所に向った。
 鍋を用意して草木灰と水を入れそしてよくかき混ぜそのまま1日放置する。
 翌日、上澄みだけを移して溶液を加熱して沸騰させる。
 水溶液を煮詰め水分を飛ばし、粉末になるまで加熱して水分を飛ばす。
 そして油に混ぜ型を取るために小さめのカップに流し込み、冷えたら取り出せば石鹸の出来上がり!
 灰汁はアルカリ性だから、衣服に付着した油脂を溶かすことができる。

「これなはんでしょうか?エリアス様?」
「エリザちゃんこれは石鹸というもので汚れを落とすものです。これで洗えば洗濯物の油汚れも落ちて、洗濯が楽になりますよ」
「まあ、そんなことが?!それなら今後、どれだけ洗濯が楽になるか…」
 エリザちゃんと一緒に居たメイドのアーネさんが喜んでいる。


 これを街で販売すればきっとみんな喜んでくれるに違いない。
 そう思いさっそく俺は商品化を進めていく。
 
 そして灰汁あくと混ぜる油は2種類で作る事にした。
 労働者用は臭みが出るが単価が安くなる動物油。
 富裕層は植物油を使うことを話した。
 そして香り付けに花のエキスを入れ香り付けをしておいた。




 あぁ、でも足りないものがある。
 シャルエル製作所で作ってもらおうか。
 そう思い俺は再びアレン領に行くことにした。

 するとエリザちゃんも行きたいと言う。
 ここに居ても退屈だろうから、一緒に連れて行くことにした。


 最近アレン領に行くときは、椅子を付けた手漕ぎトロッコで行くことにしている。
 天気の悪い日もあるので、雨除けの屋根も付けている。

 今までのようにエリザちゃん達を連れて行くのに都度、蒸気機関車では大げさすぎるからだ。

 エリザちゃんを連れ、2人でさあ出発だ!!

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 いつも応援頂いてありがとうございます。
 石鹸の作り方はあくまでフィクションですので、突っ込まないで下さいね。
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