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第1話 身代わりの結婚式
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カタンと音がした。
新は開いたドアに怯えた目を向け、慌ててスイートルームの椅子から立ち上がった。結婚式の礼服を身にまとったままの新郎が、式の間ずうっと浮かべていた幸せそうな笑顔を消して、無表情に近づいてきた。彼と同じく新もまだ礼服を着たままだ。
アルファらしい迫力のある美男子だった。力強い長身に黒いタキシードが映えている。新の夫となった木南直樹は、配偶者の前に立つとイライラと撫でつけた髪を指で梳きながら毒づいた。
「まったく。身代わりとしてベータの男を寄越すとはな」
「すみません」
新は頭を下げるしかなかった。視線を下げると自分が身につけている白いタキシードが見える。
この結婚は本来は新の兄、オメガである律が受けるはずだった。それなのに律は、式の直前に親友で側仕えであるアルファの男と駆け落ちしたのだ。
「すみませんですむか!」
直樹の罵声を、新は頭を下げたまま受け止めた。彼が怒るのも当然だと思った。アルファとベータの、男同士の婚姻。本来、彼ほど優秀なアルファが、子をなすことのできない結婚をするなんてありえない。
それなのに、中野グループの直系とはいえ、ベータの男と結婚式を挙げさせられたのだ。怒るのも当然だろう。
不意に直樹に顎をつかまれ、顔を上向かせられた。相手は傲慢に新を見下ろし、あからさまに品定めした。
「あらた、だったな。たしかに律の弟だ、目鼻立ちは似通ってる。だが所詮はまがいもののベータだ、全然華がない」
新は息を詰めた。心の柔らかい部分に刃物を突き立てられ、ぐりぐりと貫かれる痛みに懸命に耐える。
アルファというのは人の心を抉るのさえ、天才的だ。否定のしようがない。彼の言うとおりだ。
新は昔からずっと、みんなに愛されている律の影で、目立たないただのベータだった。
「で? お前は女遊びだか男遊びだかのしすぎで、父親から厄介払いされたのか?」
「どういう意味ですか。ブライダルチェックの結果はお渡ししました」
ブライダルチェックの中身は見てなくても、問題なんてあるはずがなかった。新は誰とも、何もしたことがなかった。若手起業家として初めて父親に紹介された10年前から、今までずっと、この人だけを見てきた。
直樹は新の抗議を一笑に付した。
「あのな、お互い子供じゃないんだ。お前ももう24歳だろ。男に処女膜があるわけじゃない。いくら遊んでたってわかりはしない。お前みたいな容姿をした金持ちの独身男が、清純ぶったって信じられるか!」
黒い瞳に嗜虐の色が流れ、魅力的な顔が近づいてくる。新はそれを見上げていることしかできなかった。
今日の結婚式の誓いのキスは、物心ついてから、家族以外とした初めてのキスだ。そう訴えても信じてもらえそうにない。
噛みつくような人生で2回目のキスを、新はなんとか受け止めようとした。乱暴に舌をねじこまれ、口腔を舐め回される。どういうわけか膝からかくんと力が抜けて、崩れ落ちそうになった。
「何をやってる!」
焦った声で抱き止められて、新はうつむいた。たかがキスで足が砕けそうになったとは言えなくて、もごもごと言い訳する。
「すみません、あの、新婚旅行のために平日5日間の休暇を取ろうと、ずっと残業していました」
「残業ねえ」
含みのある言い方にも、新は言い返さなかった。中野グループ直系の男子が、系列会社の一般社員として働いているなんて普通は思わない。もしも新がアルファだったら、後継者教育を受けただろう。律のようにオメガなら政略結婚の駒として役に立っただろう。でも彼はベータで、いずれ中野家から出る身だった。
「まあいい。お前には期待していない。せいぜい身代わりとして俺の性欲解消の役に立ってくれ。なあ、律」
新は顔を上げて何か言おうとした。けれど言えなかった。自分はベータの男なのに、オメガである兄の身代わりとして、律として、この人に抱かれるんだと思うと鼻の奥がツンと痛くなる。
感情を読まれないように視線をそらして、新は「はい」と頷いた。
絶対、ひどいことをされると思っていた。
人間としての尊厳を奪われるような暴行。
罵倒されて。
嘲笑されて。
辱めを受けると思っていた。
泣いても、すがっても許してもらえないような……。
「律。ほら、そんなに逃げたらベッドから落ちる」
優しく声をかけられて、新は怯えた眼差しでじりじりと直樹から距離をとるのをやめた。
「ようし、イイ子だ」
低く笑いながら、一息にベッドの中央に引き戻される。完全にのしかかられて、耳たぶを食まれた。舌で耳の中まで舐められて、ぴちゃぴちゃという音で脳髄を犯される。
乳輪をゆっくりとなぞられ、乳首が勃ったところでくにゅっと人差し指と中指に挟んでつままれた。
「ひっ!」
「感じすぎだ。擦れてないベータのふり、もうメッキが剥がれてるぞ」
笑われても我慢できなかった。自慰のときに陰茎と乳首はこっそり自分で触っていた。この人に優しく愛されることを想像しながら。
「中野グループの御曹司様は、とんだド淫乱だな」
「ちがっ! 違う、それ、駄目」
おかしくなる。身体を触ってもらうのも、身体を舐めてもらうのも、自分で触るのよりずっとずっと気持ちいい。
息も絶え絶えになっていると、陰茎にローションを大量に垂らされた。慌てて逃げようとしたのに、お互いの怒張をまとめて握られて、動けなくなる。
アルファ特有の亀頭球が新のペニスに押し付けられた。力強くしごかれて、不慣れな新は意味をなさない声を上げて直樹にしがみついた。カウパーが垂れ流しと言っていいほど溢れてきて、狂いそうなほどの快感に襲われてしまう。
「あ、あ、直樹、出る!」
睾丸がせり上がってくる。ぎりぎりまで我慢したのに、意地悪な親指に亀頭を撫でられて、頭が真っ白になった。相手の首に両腕でしがみつき、びゅっ、びゅっと大量に精液を飛ばす。溶けるかと思うほどの快感に、新は呆然とした。
「良く出来ました。律はこんなにいっぱい射精できて、えらいな」
違う、と思った。律じゃない。ベータの新だ。女にならともかく、アルファの男に触られたって感じたりなんかしないはず、だった。
「それじゃあ律。律は男の子だけどオメガだから、アルファのちんぽをお尻にちゃんと飲み込まないとな」
「や……。無理……。俺、ベータだから」
「何を言ってるんだ、律」
優しい、優しい声。
「お前が俺の結婚相手、オメガの律だ。……なあ、新。律の駆け落ちの手引きをしたのはお前だろう」
昏い瞳が、真っ直ぐに新を睨みつけている。
新は何も言えずに、直樹を見上げた。
そうだ。わかっていたことじゃないか。
アルファは、自分から番のオメガを奪った者を、決して許さない。
新は開いたドアに怯えた目を向け、慌ててスイートルームの椅子から立ち上がった。結婚式の礼服を身にまとったままの新郎が、式の間ずうっと浮かべていた幸せそうな笑顔を消して、無表情に近づいてきた。彼と同じく新もまだ礼服を着たままだ。
アルファらしい迫力のある美男子だった。力強い長身に黒いタキシードが映えている。新の夫となった木南直樹は、配偶者の前に立つとイライラと撫でつけた髪を指で梳きながら毒づいた。
「まったく。身代わりとしてベータの男を寄越すとはな」
「すみません」
新は頭を下げるしかなかった。視線を下げると自分が身につけている白いタキシードが見える。
この結婚は本来は新の兄、オメガである律が受けるはずだった。それなのに律は、式の直前に親友で側仕えであるアルファの男と駆け落ちしたのだ。
「すみませんですむか!」
直樹の罵声を、新は頭を下げたまま受け止めた。彼が怒るのも当然だと思った。アルファとベータの、男同士の婚姻。本来、彼ほど優秀なアルファが、子をなすことのできない結婚をするなんてありえない。
それなのに、中野グループの直系とはいえ、ベータの男と結婚式を挙げさせられたのだ。怒るのも当然だろう。
不意に直樹に顎をつかまれ、顔を上向かせられた。相手は傲慢に新を見下ろし、あからさまに品定めした。
「あらた、だったな。たしかに律の弟だ、目鼻立ちは似通ってる。だが所詮はまがいもののベータだ、全然華がない」
新は息を詰めた。心の柔らかい部分に刃物を突き立てられ、ぐりぐりと貫かれる痛みに懸命に耐える。
アルファというのは人の心を抉るのさえ、天才的だ。否定のしようがない。彼の言うとおりだ。
新は昔からずっと、みんなに愛されている律の影で、目立たないただのベータだった。
「で? お前は女遊びだか男遊びだかのしすぎで、父親から厄介払いされたのか?」
「どういう意味ですか。ブライダルチェックの結果はお渡ししました」
ブライダルチェックの中身は見てなくても、問題なんてあるはずがなかった。新は誰とも、何もしたことがなかった。若手起業家として初めて父親に紹介された10年前から、今までずっと、この人だけを見てきた。
直樹は新の抗議を一笑に付した。
「あのな、お互い子供じゃないんだ。お前ももう24歳だろ。男に処女膜があるわけじゃない。いくら遊んでたってわかりはしない。お前みたいな容姿をした金持ちの独身男が、清純ぶったって信じられるか!」
黒い瞳に嗜虐の色が流れ、魅力的な顔が近づいてくる。新はそれを見上げていることしかできなかった。
今日の結婚式の誓いのキスは、物心ついてから、家族以外とした初めてのキスだ。そう訴えても信じてもらえそうにない。
噛みつくような人生で2回目のキスを、新はなんとか受け止めようとした。乱暴に舌をねじこまれ、口腔を舐め回される。どういうわけか膝からかくんと力が抜けて、崩れ落ちそうになった。
「何をやってる!」
焦った声で抱き止められて、新はうつむいた。たかがキスで足が砕けそうになったとは言えなくて、もごもごと言い訳する。
「すみません、あの、新婚旅行のために平日5日間の休暇を取ろうと、ずっと残業していました」
「残業ねえ」
含みのある言い方にも、新は言い返さなかった。中野グループ直系の男子が、系列会社の一般社員として働いているなんて普通は思わない。もしも新がアルファだったら、後継者教育を受けただろう。律のようにオメガなら政略結婚の駒として役に立っただろう。でも彼はベータで、いずれ中野家から出る身だった。
「まあいい。お前には期待していない。せいぜい身代わりとして俺の性欲解消の役に立ってくれ。なあ、律」
新は顔を上げて何か言おうとした。けれど言えなかった。自分はベータの男なのに、オメガである兄の身代わりとして、律として、この人に抱かれるんだと思うと鼻の奥がツンと痛くなる。
感情を読まれないように視線をそらして、新は「はい」と頷いた。
絶対、ひどいことをされると思っていた。
人間としての尊厳を奪われるような暴行。
罵倒されて。
嘲笑されて。
辱めを受けると思っていた。
泣いても、すがっても許してもらえないような……。
「律。ほら、そんなに逃げたらベッドから落ちる」
優しく声をかけられて、新は怯えた眼差しでじりじりと直樹から距離をとるのをやめた。
「ようし、イイ子だ」
低く笑いながら、一息にベッドの中央に引き戻される。完全にのしかかられて、耳たぶを食まれた。舌で耳の中まで舐められて、ぴちゃぴちゃという音で脳髄を犯される。
乳輪をゆっくりとなぞられ、乳首が勃ったところでくにゅっと人差し指と中指に挟んでつままれた。
「ひっ!」
「感じすぎだ。擦れてないベータのふり、もうメッキが剥がれてるぞ」
笑われても我慢できなかった。自慰のときに陰茎と乳首はこっそり自分で触っていた。この人に優しく愛されることを想像しながら。
「中野グループの御曹司様は、とんだド淫乱だな」
「ちがっ! 違う、それ、駄目」
おかしくなる。身体を触ってもらうのも、身体を舐めてもらうのも、自分で触るのよりずっとずっと気持ちいい。
息も絶え絶えになっていると、陰茎にローションを大量に垂らされた。慌てて逃げようとしたのに、お互いの怒張をまとめて握られて、動けなくなる。
アルファ特有の亀頭球が新のペニスに押し付けられた。力強くしごかれて、不慣れな新は意味をなさない声を上げて直樹にしがみついた。カウパーが垂れ流しと言っていいほど溢れてきて、狂いそうなほどの快感に襲われてしまう。
「あ、あ、直樹、出る!」
睾丸がせり上がってくる。ぎりぎりまで我慢したのに、意地悪な親指に亀頭を撫でられて、頭が真っ白になった。相手の首に両腕でしがみつき、びゅっ、びゅっと大量に精液を飛ばす。溶けるかと思うほどの快感に、新は呆然とした。
「良く出来ました。律はこんなにいっぱい射精できて、えらいな」
違う、と思った。律じゃない。ベータの新だ。女にならともかく、アルファの男に触られたって感じたりなんかしないはず、だった。
「それじゃあ律。律は男の子だけどオメガだから、アルファのちんぽをお尻にちゃんと飲み込まないとな」
「や……。無理……。俺、ベータだから」
「何を言ってるんだ、律」
優しい、優しい声。
「お前が俺の結婚相手、オメガの律だ。……なあ、新。律の駆け落ちの手引きをしたのはお前だろう」
昏い瞳が、真っ直ぐに新を睨みつけている。
新は何も言えずに、直樹を見上げた。
そうだ。わかっていたことじゃないか。
アルファは、自分から番のオメガを奪った者を、決して許さない。
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