43 / 243
静岡昔話道場編
昔話 道場編④
しおりを挟む昼休憩に俺はハクと過ごした、ハクと俺は試合に勝ったから良い
もののライオンの仕草に試合を馬鹿にした様に見えた師範達にこっ
酷く叱られた、危うく試合も没収される所であった……しかし大人
にはわからない事がある、掛け声も応援は有り難く実力以上も出せ
る時もある、アドバイスも然り、だがそれは同時に集中力を削ぐデ
メリットにもなりえる。
次の対戦相手と、ご飯を食べるのは御法度の様に先輩に言われた
が、それは先輩の優しさだろう、知り合い等と対戦する時、判断が
鈍るからだ、憎しみあった位の方が、実力を発揮できる、躊躇しな
いで良いという事なのだろう、実際テレビで見る格闘技の対戦等も
睨みあったりする事をよく見かける、それはテレビの演出でもある
場合もあるが、先程いった意味、そして自分を追い込む為にする事
もある、だが俺達には、そういった駆け引きは無い、まだ子供だか
ら?そう言う事では無い、互いがライバルである状態なら互いが上
に行く事を喜びに感じる、それは自分を常に上に引き上げてくれる
存在でもあるからだ。
勝てる勝負など何が面白い?優越感に浸りたいならそれで良い、
しかし俺達はまだまだ上に行きたいのだ。
ーー優越感に浸る時は止まる時だーー
俺はハクが強くなる事にワクワクしハクもわざわざ俺に勝てる様
にしてくれた、あのまま何も教えず、何とか海堂戦を勝ち進み俺と
対戦したならハクは楽に俺を倒しただろう、海堂くんが勝ちハクに
当たったとしてもハクの戦い方だとハクの方が有利と考えた、海堂
君は自身の射程範囲に入ると大柄な体躯を生かした攻撃と経験で闘
うタイプ、だがハクはそれは考えてなかったろう、俺との対戦を望
んでいた、そして彼はそれをやらなかった、実際、俺は一皮も二皮
も向けた気がする、もう戦い方に迷いは無い。
そして今度は俺の戦い方が彼を強くするだろう、どちらが勝って
も……だ、そして、強くなったハクを見て俺もまた強くなるだろう、
エンドレス……
もうワクワク以外何がある!俺はハクを抱きしめたい位だw
今日は日曜日、ハクの親は仕事で忙しく、お弁当は無かった、
パンを買って食べると言うハクに俺は弁当を半分づつ分け合った、
母ちゃん特製元気が出る弁当だ、無理矢理詰め込まれた、恒例の勝
つための弁当、カツ丼、卵焼き、ウインナー、野菜が沢山、見た目
はアレだが……勝つ為に用意してくれた、有難いお弁当、勝つ意味
を込めたお弁当を俺はどうしても一緒に食べたかった、勝つ、そう
俺はハクに勝ちたい、そしてハクにも勝ってもらいたい、矛盾など
つまらない正論は大人が勝手に解釈すれば良い、実力を出して貰わ
ないと、いけないと言う事もあるが俺は友達としてそれをせずには
居られない、ハクはどう思っているかは分からないが俺の中では親
友だ。
『一番の……そして、とびっきりのだ!』
晴「なぁ、勝手に見て悪かったけどノートまた終わったら見せてく
れないか?」
ハク「いいよ、でもコレは僕の戦い方だから晴には晴の戦い方があ
る、それは忘れないで、人には適性があると思うから、でも上に行
けば頂点は同じだと思う、参考になるのなら、僕は嬉しいよ」
晴「お前……良いやつだなぁ……有難う!」
ハク「そういう恥ずかしい事を真顔で言える事は晴のいい所だね」
晴「人間素直が一番!親父がよく言ってるからな!」
ハク「いい親父さんだね」
晴「あぁ!大好きだ!酒飲んでる時は面倒くさいが、それを含め親
父だからな!尊敬してる」
たわいも無い話もコイツと話すと楽しい
そして空が青い……
空は青かった、その青に気付く者、気付かない者、愛おしく感じ
る者、忌み嫌うもの、都合の悪いもの、よい者、空はいつも人に同
じ景色を見せる、感じ方、捉え方、その日の出来事により一つの景
色は差万別に彩を人が変える、だが空は変わらない、変わるのは人
僕はそんな事を考えていた。
昼休憩は胃の中に食べ物が消化される時間を考慮し、試合の昼は
長い、開始はPM2時からだ、そしてその時は来た、道場へ入る俺
達のいつもと同じ青空の中いつもと全く違う景色と未来が待ってい
る。
晴vsハク
ーー試合は開始されたーー
0
あなたにおすすめの小説
終焉列島:ゾンビに沈む国
ねむたん
ホラー
2025年。ネット上で「死体が動いた」という噂が広まり始めた。
最初はフェイクニュースだと思われていたが、世界各地で「死亡したはずの人間が動き出し、人を襲う」事例が報告され、SNSには異常な映像が拡散されていく。
会社帰り、三浦拓真は同僚の藤木とラーメン屋でその話題になる。冗談めかしていた二人だったが、テレビのニュースで「都内の病院で死亡した患者が看護師を襲った」と報じられ、店内の空気が一変する。
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
蒼穹の裏方
Flight_kj
SF
日本海軍のエンジンを中心とする航空技術開発のやり直し
未来の知識を有する主人公が、海軍機の開発のメッカ、空技廠でエンジンを中心として、武装や防弾にも口出しして航空機の開発をやり直す。性能の良いエンジンができれば、必然的に航空機も優れた機体となる。加えて、日本が遅れていた電子機器も知識を生かして開発を加速してゆく。それらを利用して如何に海軍は戦ってゆくのか?未来の知識を基にして、どのような戦いが可能になるのか?航空機に関連する開発を中心とした物語。カクヨムにも投稿しています。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
強制ハーレムな世界で元囚人の彼は今日もマイペースです。
きゅりおす
SF
ハーレム主人公は元囚人?!ハーレム風SFアクション開幕!
突如として男性の殆どが消滅する事件が発生。
そんな人口ピラミッド崩壊な世界で女子生徒が待ち望んでいる中、現れる男子生徒、ハーレムの予感(?)
異色すぎる主人公が周りを巻き込みこの世界を駆ける!
少しの間、家から追い出されたら芸能界デビューしてハーレム作ってました。コスプレのせいで。
昼寝部
キャラ文芸
俺、日向真白は義妹と幼馴染の策略により、10月31日のハロウィンの日にコスプレをすることとなった。
その日、コスプレの格好をしたまま少しの間、家を追い出された俺は、仕方なく街を歩いていると読者モデルの出版社で働く人に声をかけられる。
とても困っているようだったので、俺の写真を一枚だけ『読者モデル』に掲載することを了承する。
まさか、その写真がキッカケで芸能界デビューすることになるとは思いもせず……。
これは真白が芸能活動をしながら、義妹や幼馴染、アイドル、女優etcからモテモテとなり、全国の女性たちを魅了するだけのお話し。
【なろう490万pv!】船が沈没して大海原に取り残されたオッサンと女子高生の漂流サバイバル&スローライフ
海凪ととかる
SF
離島に向かうフェリーでたまたま一緒になった一人旅のオッサン、岳人《がくと》と帰省途中の女子高生、美岬《みさき》。 二人は船を降りればそれっきりになるはずだった。しかし、運命はそれを許さなかった。
衝突事故により沈没するフェリー。乗員乗客が救命ボートで船から逃げ出す中、衝突の衝撃で海に転落した美岬と、そんな美岬を助けようと海に飛び込んでいた岳人は救命ボートに気づいてもらえず、サメの徘徊する大海原に取り残されてしまう。
絶体絶命のピンチ! しかし岳人はアウトドア業界ではサバイバルマスターの通り名で有名なサバイバルの専門家だった。
ありあわせの材料で筏を作り、漂流物で筏を補強し、雨水を集め、太陽熱で真水を蒸留し、プランクトンでビタミンを補給し、捕まえた魚を保存食に加工し……なんとか生き延びようと創意工夫する岳人と美岬。
大海原の筏というある意味密室空間で共に過ごし、語り合い、力を合わせて極限状態に立ち向かううちに二人の間に特別な感情が芽生え始め……。
はたして二人は絶体絶命のピンチを生き延びて社会復帰することができるのか?
小説家になろうSF(パニック)部門にて490万pv達成、日間/週間/月間1位、四半期2位、年間/累計3位の実績あり。
カクヨムのSF部門においても高評価いただき100万pv達成、最高週間2位、月間3位の実績あり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる