13 / 49
第十三話「今世で初めての甘いパンケーキ」
しおりを挟む
「ここが、王都……」
屋敷からしばらく歩き、初めて見た王都の景色は壮大なものだった。
あちこちにカフェや屋台が並び、美味しそうな匂いを振りまいている。
仕立て屋や洋服店、宝飾店もあり、大きな百貨店もあった。
見ているだけで気分が高揚して、きょろきょろと辺りを見回してしまう。
そして何より……。
「す、すごい! モフモフがすごい!」
王都には獣人がちらほらといて、頭に生えているモフモフとした大きな耳に私は釘付けだった。
す、少しだけ触らせてもらえないかな……なんて、初対面の人が触ったら完全に不審者扱いだよね。そうよね。
可愛らしい猫や犬の獣人に、ガタイの良い熊の獣人、肌の白い山羊の獣人など様々……!
獣人たちをこちらが見ているとわからない程度に見つめながら歩いていると、長蛇の列ができている店を見つけた。
そこから、ふわりと甘い匂いが漂ってくる。
これは……。
「甘いスイーツの匂いだわ!」
公爵令嬢たるもの、優雅に歩きなさいと言われてきていたけれど、もうその役目も終わった私は全速力で走ってその店の前に辿り着いた。
長蛇の列の中には兎や狐の獣人がいたりして、ワクワクしてしまう。
「こ、ここは……パンケーキ!?」
立て看板には可愛らしい写真映えする二段重ねのパンケーキの絵が描かれていた。
つい大声を出してしまったため列の人たちから視線が刺さる。
「……こほん。とりあえず並びましょう」
長蛇の列の最後尾に並ぶ。
前の方がちょうど犬の獣人で、フワフワの尻尾が左右に揺れていた。
もしかしてパンケーキが楽しみなのかな? と思うほどにブンブン揺れている。
モ、モフモフしたい……!
モフモフ欲を必死に抑えながら待つこと数十分。
店員から名前を呼ばれ、中に入ることができた。
家を出る間際、お父様から私の爵位を剥奪する準備をしておくと言われた。
だから、お店で名前を書く時も「ヴィーレイナ」とは書かない。
アイリスなんて名前、この国にはたくさんいる。
私が元公爵令嬢、しかも殿下の元婚約者だなんて、誰もわからないだろう。
「わっ! すごい、かわいい……!」
お店の中は小さなスプーンが中に入った小瓶や、アンティーク調の小物、ドライフラワーのリースなど可愛いものがたくさん飾られている。
特にドライフラワーは至るところに飾られていて、すごく可愛い。
メニューを開けば美味しそうなパンケーキの写真がずらりと並んでいる。
私は前世でカフェ巡りをしていたときに食べたスイーツを思い出してしまい、思わず瞳が潤んだ。
「美味しそう、美味しそうすぎる……! これ、甘いんだよね!? そうだよね!?」
この十八年間ずっと甘くないスイーツを食べ、カフェにも入れなかった私は嬉しさのあまり天井を見上げた。
この世界で初めて食べる甘いスイーツだから、私はシンプルにメープルシフォンパンケーキを注文した。
店員さんも可愛らしく、笑顔を振りまいてくれてこちらも気分よく注文できた。
メニューの写真からしてすごく美味しそうだったため、ウキウキ瞳を輝かせながら待つ。
そして他のメニューを眺めながら待つこと十数分。
店員がぷるんぷるんと揺れるパンケーキを持ってきてくれた。
二段重ねで、上には四角いバターが乗って溶けだしている。
メープルは別添えで、小瓶に入れて持ってきてくれた。
「それじゃあ……っ、はぁっ、い、いただきます……っ!」
興奮のあまり息切れがしてきた。
メープルシロップをかけてナイフでパンケーキを切ると、とても柔らかくフワフワなのがわかる。
そして、一口。
「ん~~~~~っ!!!」
美味しい。美味しすぎる。
語彙力が消失して今美味しいという言葉しか脳にない。
パンケーキはふわふわのとろとろで、隠し味に恐らく塩が入っていて少ししょっぱさを感じる。
でもしっかり甘くて、メープルをかけると甘さと美味しさはさらに増す。
溶けだしたバターと一緒に食べるとコクを感じられる。
すごく美味しい。
十八年間甘いスイーツを食べていなかった私は、たった一口で嬉しさから泣きそうになってしまう。
そのままもきゅもきゅと食べ続けて、最後の一口になったとき。
低めのコック帽を被った調理人が私の席にやってきた。
「あの……」
「? はい。どうかされましたか?」
「とても美味しそうに召し上がっているなと、キッチンから窺っておりまして……。その、美味しかったでしょうか?」
「え? ええ! とってもとっても美味しかったです! もうふわっふわのとろっとろで、最高でしたよ!」
「そう、でしたか……」
その人は少し悲しそうに目を伏せている。
「あの、どうか?」
「その……このメープルシフォンパンケーキは、この店で一番人気がないんです」
「ええっ!? こんなに美味しいのに!」
「ありがとうございます……。人気がないメニューをこんなに美味しそうに食べてくれて、嬉しくて。つい、来てしまいました」
調理人が嬉しそうに目を細める。
顔立ちを見るに女の人で、目がくりっとしていて可愛らしい方だった。
でも、こんなに美味しいのにどうして人気がないんだろう……。
「シンプルなメニューなので、他のパンケーキより見劣りするのかもしれません」
それとなく聞いてみると、調理人は悲しそうに言った。
試しに再びメニューを捲ってみると……確かに、他のパンケーキと比べて装飾が少ない。
イチゴパンケーキはイチゴの他にブルーベリーやクランベリーも飾られ、イチゴのホイップクリームも乗っている。
チョコレートパンケーキも色んな種類のナッツがかかっているし、バニラアイスも乗っていて見映えする。
それらと比べると……確かにこのメープルシフォンパンケーキはバターとメープルだけという、かなりシンプルなメニューだ。
確かに物足りなさはあるかもしれない……。
「このメニューを考案したのは、貴方?」
「はい。調理人みんなでメニューを考案しています。私は新米で、このメニューでやっと通りました。でも、やっぱり人気がないんです。売上を伸ばせと、店長からよく怒られてしまってて……あはは」
「うーん……そうね……」
シンプルなのも私は全然いいと思うけれど……この店にくるお客さんが、きっと見映えのある立派なパンケーキを求めているのだろう。
だけど、上にバターが乗っているから生クリームを乗せるわけにもいかない。
上に何かを乗せるより、パンケーキの皿に余白が残っているから、そこに何かを飾ったほうがいいだろう。
余白を埋めればきっとお客さんも満足するんだろうけれど……。
私は前世で行ってきたカフェを思い返す。
何か良い案はないだろうかと店内を見渡した。
店内はそこかしこにドライフラワーが装飾されていて……あっ!
「花の形をしたクッキーを飾ったらどうかしら?」
「花の形をしたクッキー、ですか?」
「ええ。ここはドライフラワーがたくさん飾ってありますよね。花の形をした小さなクッキーを、お皿の余っているところに飾ったらいかがでしょうか。味は、プレーン、イチゴ、チョコ、というようにカラフルにしたり。あとは、小皿にアイスを盛ってクッキーの横に添えるとか。カラフルなクッキーに粉糖をかけても可愛いと思います。あと、他のパンケーキもそうですが、三段重ねのメニューも取り入れたほうがいいと思います。男性だとこの量では足りないと思いますから」
「おお……おおお……!」
調理人が目を輝かせ、ポケットからメモとボールペンを取り出した。
「メ、メモしてもよろしいでしょうか……!」
「はい。大丈夫ですよ」
私が言ったことをせっせとメモし終えると、私の手を彼女の両手でガシッと包んできた。
「あ、あの……! ありがとうございます! すっごく参考になりました! 店長に提案してみます! 本当にありがとうございます……! お名前を、教えてはいただけないでしょうか!」
「アイリスと申します。貴方は?」
「私はカリナです! またぜひ、ぜひともこのお店にお越しください……!」
「ええ。また来ますね」
私がにこりと笑うと、「て、天使……! 女神……!」とわけのわからないことを言ってさっきの私みたいに天井を見上げていた。
カリナさんは私が会計をするときも「ありがとうございます!」と頭を下げてくれて、本当に悩んでいたんだなと感じた。
私のアドバイスであのパンケーキが売れるといいな。
屋敷からしばらく歩き、初めて見た王都の景色は壮大なものだった。
あちこちにカフェや屋台が並び、美味しそうな匂いを振りまいている。
仕立て屋や洋服店、宝飾店もあり、大きな百貨店もあった。
見ているだけで気分が高揚して、きょろきょろと辺りを見回してしまう。
そして何より……。
「す、すごい! モフモフがすごい!」
王都には獣人がちらほらといて、頭に生えているモフモフとした大きな耳に私は釘付けだった。
す、少しだけ触らせてもらえないかな……なんて、初対面の人が触ったら完全に不審者扱いだよね。そうよね。
可愛らしい猫や犬の獣人に、ガタイの良い熊の獣人、肌の白い山羊の獣人など様々……!
獣人たちをこちらが見ているとわからない程度に見つめながら歩いていると、長蛇の列ができている店を見つけた。
そこから、ふわりと甘い匂いが漂ってくる。
これは……。
「甘いスイーツの匂いだわ!」
公爵令嬢たるもの、優雅に歩きなさいと言われてきていたけれど、もうその役目も終わった私は全速力で走ってその店の前に辿り着いた。
長蛇の列の中には兎や狐の獣人がいたりして、ワクワクしてしまう。
「こ、ここは……パンケーキ!?」
立て看板には可愛らしい写真映えする二段重ねのパンケーキの絵が描かれていた。
つい大声を出してしまったため列の人たちから視線が刺さる。
「……こほん。とりあえず並びましょう」
長蛇の列の最後尾に並ぶ。
前の方がちょうど犬の獣人で、フワフワの尻尾が左右に揺れていた。
もしかしてパンケーキが楽しみなのかな? と思うほどにブンブン揺れている。
モ、モフモフしたい……!
モフモフ欲を必死に抑えながら待つこと数十分。
店員から名前を呼ばれ、中に入ることができた。
家を出る間際、お父様から私の爵位を剥奪する準備をしておくと言われた。
だから、お店で名前を書く時も「ヴィーレイナ」とは書かない。
アイリスなんて名前、この国にはたくさんいる。
私が元公爵令嬢、しかも殿下の元婚約者だなんて、誰もわからないだろう。
「わっ! すごい、かわいい……!」
お店の中は小さなスプーンが中に入った小瓶や、アンティーク調の小物、ドライフラワーのリースなど可愛いものがたくさん飾られている。
特にドライフラワーは至るところに飾られていて、すごく可愛い。
メニューを開けば美味しそうなパンケーキの写真がずらりと並んでいる。
私は前世でカフェ巡りをしていたときに食べたスイーツを思い出してしまい、思わず瞳が潤んだ。
「美味しそう、美味しそうすぎる……! これ、甘いんだよね!? そうだよね!?」
この十八年間ずっと甘くないスイーツを食べ、カフェにも入れなかった私は嬉しさのあまり天井を見上げた。
この世界で初めて食べる甘いスイーツだから、私はシンプルにメープルシフォンパンケーキを注文した。
店員さんも可愛らしく、笑顔を振りまいてくれてこちらも気分よく注文できた。
メニューの写真からしてすごく美味しそうだったため、ウキウキ瞳を輝かせながら待つ。
そして他のメニューを眺めながら待つこと十数分。
店員がぷるんぷるんと揺れるパンケーキを持ってきてくれた。
二段重ねで、上には四角いバターが乗って溶けだしている。
メープルは別添えで、小瓶に入れて持ってきてくれた。
「それじゃあ……っ、はぁっ、い、いただきます……っ!」
興奮のあまり息切れがしてきた。
メープルシロップをかけてナイフでパンケーキを切ると、とても柔らかくフワフワなのがわかる。
そして、一口。
「ん~~~~~っ!!!」
美味しい。美味しすぎる。
語彙力が消失して今美味しいという言葉しか脳にない。
パンケーキはふわふわのとろとろで、隠し味に恐らく塩が入っていて少ししょっぱさを感じる。
でもしっかり甘くて、メープルをかけると甘さと美味しさはさらに増す。
溶けだしたバターと一緒に食べるとコクを感じられる。
すごく美味しい。
十八年間甘いスイーツを食べていなかった私は、たった一口で嬉しさから泣きそうになってしまう。
そのままもきゅもきゅと食べ続けて、最後の一口になったとき。
低めのコック帽を被った調理人が私の席にやってきた。
「あの……」
「? はい。どうかされましたか?」
「とても美味しそうに召し上がっているなと、キッチンから窺っておりまして……。その、美味しかったでしょうか?」
「え? ええ! とってもとっても美味しかったです! もうふわっふわのとろっとろで、最高でしたよ!」
「そう、でしたか……」
その人は少し悲しそうに目を伏せている。
「あの、どうか?」
「その……このメープルシフォンパンケーキは、この店で一番人気がないんです」
「ええっ!? こんなに美味しいのに!」
「ありがとうございます……。人気がないメニューをこんなに美味しそうに食べてくれて、嬉しくて。つい、来てしまいました」
調理人が嬉しそうに目を細める。
顔立ちを見るに女の人で、目がくりっとしていて可愛らしい方だった。
でも、こんなに美味しいのにどうして人気がないんだろう……。
「シンプルなメニューなので、他のパンケーキより見劣りするのかもしれません」
それとなく聞いてみると、調理人は悲しそうに言った。
試しに再びメニューを捲ってみると……確かに、他のパンケーキと比べて装飾が少ない。
イチゴパンケーキはイチゴの他にブルーベリーやクランベリーも飾られ、イチゴのホイップクリームも乗っている。
チョコレートパンケーキも色んな種類のナッツがかかっているし、バニラアイスも乗っていて見映えする。
それらと比べると……確かにこのメープルシフォンパンケーキはバターとメープルだけという、かなりシンプルなメニューだ。
確かに物足りなさはあるかもしれない……。
「このメニューを考案したのは、貴方?」
「はい。調理人みんなでメニューを考案しています。私は新米で、このメニューでやっと通りました。でも、やっぱり人気がないんです。売上を伸ばせと、店長からよく怒られてしまってて……あはは」
「うーん……そうね……」
シンプルなのも私は全然いいと思うけれど……この店にくるお客さんが、きっと見映えのある立派なパンケーキを求めているのだろう。
だけど、上にバターが乗っているから生クリームを乗せるわけにもいかない。
上に何かを乗せるより、パンケーキの皿に余白が残っているから、そこに何かを飾ったほうがいいだろう。
余白を埋めればきっとお客さんも満足するんだろうけれど……。
私は前世で行ってきたカフェを思い返す。
何か良い案はないだろうかと店内を見渡した。
店内はそこかしこにドライフラワーが装飾されていて……あっ!
「花の形をしたクッキーを飾ったらどうかしら?」
「花の形をしたクッキー、ですか?」
「ええ。ここはドライフラワーがたくさん飾ってありますよね。花の形をした小さなクッキーを、お皿の余っているところに飾ったらいかがでしょうか。味は、プレーン、イチゴ、チョコ、というようにカラフルにしたり。あとは、小皿にアイスを盛ってクッキーの横に添えるとか。カラフルなクッキーに粉糖をかけても可愛いと思います。あと、他のパンケーキもそうですが、三段重ねのメニューも取り入れたほうがいいと思います。男性だとこの量では足りないと思いますから」
「おお……おおお……!」
調理人が目を輝かせ、ポケットからメモとボールペンを取り出した。
「メ、メモしてもよろしいでしょうか……!」
「はい。大丈夫ですよ」
私が言ったことをせっせとメモし終えると、私の手を彼女の両手でガシッと包んできた。
「あ、あの……! ありがとうございます! すっごく参考になりました! 店長に提案してみます! 本当にありがとうございます……! お名前を、教えてはいただけないでしょうか!」
「アイリスと申します。貴方は?」
「私はカリナです! またぜひ、ぜひともこのお店にお越しください……!」
「ええ。また来ますね」
私がにこりと笑うと、「て、天使……! 女神……!」とわけのわからないことを言ってさっきの私みたいに天井を見上げていた。
カリナさんは私が会計をするときも「ありがとうございます!」と頭を下げてくれて、本当に悩んでいたんだなと感じた。
私のアドバイスであのパンケーキが売れるといいな。
25
あなたにおすすめの小説
【読切短編】婚約破棄された令嬢ですが、帳簿があれば辺境でも無双できます ~追い出した公爵家は、私がいないと破産するらしい~
Lihito
ファンタジー
公爵令嬢アイリスは、身に覚えのない罪で婚約破棄され、辺境へ追放された。
だが彼女には秘密がある。
前世は経理OL。そして今世では、物や土地の「価値」が数字で見える能力を持っていた。
公爵家の帳簿を一手に管理していたのは、実は彼女。
追い出した側は、それを知らない。
「三ヶ月で破産すると思うけど……まあ、私には関係ないわね」
荒れ果てた辺境領。誰も気づかなかった資源。無口な護衛騎士。
アイリスは数字を武器に、この土地を立て直すことを決意する。
これは、一人の令嬢が「価値」を証明する物語。
——追い出したこと、後悔させてあげる。
最強令嬢とは、1%のひらめきと99%の努力である
megane-san
ファンタジー
私クロエは、生まれてすぐに傷を負った母に抱かれてブラウン辺境伯城に転移しましたが、母はそのまま亡くなり、辺境伯夫妻の養子として育てていただきました。3歳になる頃には闇と光魔法を発現し、さらに暗黒魔法と膨大な魔力まで持っている事が分かりました。そしてなんと私、前世の記憶まで思い出し、前世の知識で辺境伯領はかなり大儲けしてしまいました。私の力は陰謀を企てる者達に狙われましたが、必〇仕事人バリの方々のおかげで悪者は一層され、無事に修行を共にした兄弟子と婚姻することが出来ました。……が、なんと私、魔王に任命されてしまい……。そんな波乱万丈に日々を送る私のお話です。
醜貌の聖女と呼ばれ、婚約破棄されましたが、実は本物の聖女でした
きまま
恋愛
王国の夜会で、第一王子のレオンハルトから婚約破棄を言い渡された公爵令嬢リリエル・アルヴァリア。
顔を銀の仮面で隠していることから『醜貌の聖女』と嘲られ、不要と切り捨てられた彼女は、そのまま王城を追われることになる。
しかし、その後に待ち受ける国の運命は滅亡へと向かっていた——
「ときめかない」ものなど捨てておしまいなさい
megane-san
ファンタジー
私、クリスティーナは、前世で国税調査官として残業漬けの日々を送っていましたが、どうやら過労でぶっ倒れそのまま今の世界に転生してきたようです。
転生先のグリモード伯爵家は表向きは普通の商会を営んでおりますが裏では何やら諜報や暗部の仕事をしているらしく…。そんな表と裏の家業を手伝いながら、前世で汚部屋生活をしていた私は、今世で断捨離に挑戦することにしたのですが、なんと断捨離中に光魔法が使えることが発覚!
魔力があることを国にバレないようにしながら、魔術師の最高峰である特級魔術師を目指します!
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
追放令嬢、辺境王国で無双して王宮を揺るがす
yukataka
ファンタジー
王国随一の名門ハーランド公爵家の令嬢エリシアは、第一王子の婚約者でありながら、王宮の陰謀により突然追放される。濡れ衣を着せられ、全てを奪われた彼女は極寒の辺境国家ノルディアへと流される。しかしエリシアには秘密があった――前世の記憶と現代日本の経営知識を持つ転生者だったのだ。荒廃した辺境で、彼女は持ち前の戦略眼と人心掌握術で奇跡の復興を成し遂げる。やがて彼女の手腕は王国全土を震撼させ、自らを追放した者たちに復讐の刃を向ける。だが辺境王ルシアンとの運命的な出会いが、彼女の心に新たな感情を芽生えさせていく。これは、理不尽に奪われた女性が、知略と情熱で世界を変える物語――。
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる