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第一章 陰陽師
納得
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受け入れる……受け入れるほかなかった。
「わかってくれましたぁ?」
「……えぇ、ここまで色々と見せられて、全部ウソだなんて言えないですよ」
本当に、頭痛い。
首相官邸にまでやってこさせられて、なおかつ夏瑠総理まで引っ張ってこられて。
そして、やってきた部屋には謎の化け物たちがいた。
それで語られるのが陰陽師がどうのとかいうファンタジー要素だ。この世界の裏側では陰陽師と妖魔が戦っているなんてことを真顔で告げられて……でも、ここまでやられると頷くしかない。
「はぁー」
もう意味が分からない。
でも、受け入れるしかない。受け入れる他ない事実ばかりが並べられている。
「これ……周りにいるあの猫とかって何なんですか?」
「式神ですぅ。陰陽師が術を駆使して召喚して、命じる友好的な妖魔、って感じですねぇ。厳密には妖魔じゃないんですけどぉ、妖魔という認識で大丈夫ですぅ」
「……そっすか」
そんなものもあるんだね。
「それで?ここら辺の話をされたのは何でですか?」
納得はした。
ただ、その上で僕が疑問に思うのは何でそんな話を自分にしたのか、というところだ。こんなん普通のガキに話すことじゃなくない?
「貴方がこちら側の世界に足を踏み入れてしまったからですねぇ。覚えていますかぁ?こっくりさん。それで、本当に狐の神様が降りられましてぇ。それへとガッツリ巻き込まれてしまったことでぇ、こちらについての話もしなきゃいけないことになったんですぅ」
「……あっ」
あぁぁぁぁぁああああああああああ!?思い出したァ!?そうじゃんっ!?
そういえば、僕が気絶したのはこっくりさん……っ!その途中に変な化け物が出てきたからじゃないかっ!
「な、なるほど……っ」
あれが妖魔だったのだとすると……確かに、僕へとその話をするのは理にかなっているかっ。
「……あれ?あれが妖魔だとして、だとするのなら、涼音は何?なんか関係者っぽい面でこの場にいるけど……陰陽師だったりするの?」
「ぎくっ……」
「だとするなら、僕は涼音の軽はずみな行動に巻き込まれた、とか?」
「ち、違うのよ!?私はただ友達にこっくりさんを誘われただけなの!?別に私は陰陽術なんて使っていないわ!そもそもこっくりさんという占い自体眉唾物だと思っていたし……」
「そうですねぇ……確かに、私もこっくりさんで陰陽校の方でもひと時流行っていましたけど、実際に出た、なんてことはなかったですねぇ」
「じゃ、じゃあ……何で今回だけ?やっぱり涼音が何かしたからじゃ……」
「う、疑り深いわね!?そんなことないわよ!……そ、それにほら!こっちの世界に入ってきた。それによって、貴方のお姉さんのことだって進展する可能性があるのよ?」
「……あぁ、それですよ。それ」
違うわ。
色々ありすぎて困惑していたけど、僕の本題はそこだった。
「どういうことなんですか?それは。お姉ちゃんが助けられる……それは、一体どんな話なんですか?」
お姉ちゃんを治せる。
それは僕にとって寝耳に水であり、願っても無い言葉だった。
「それは……」
僕の言葉に対し、赤羽先生が答えようとしたその瞬間。
「「「……ッ!?」」」
この場で大きな地震が起こる。
「こ、これは……妖魔!?」
「へぁ?」
妖魔、妖魔……?地震ではなく?
自分の前にいる赤羽先生の言葉に首を傾げる。
「優斗っ!!!」
そんな中、涼音が僕の方へと手を伸ばし、こちらへと触れようとしてくる。
「えっ?何?」
だが、それよりも早くに僕の目の前に謎の黒い壁が現れ、涼音の手がこちらへと届くことはなくなった。
「……は?」
そして、自分の視界を覆っていた黒い壁が無くなったあと、空けた後の世界にあるのは謎の見たことない荒廃した世界だった。
「わかってくれましたぁ?」
「……えぇ、ここまで色々と見せられて、全部ウソだなんて言えないですよ」
本当に、頭痛い。
首相官邸にまでやってこさせられて、なおかつ夏瑠総理まで引っ張ってこられて。
そして、やってきた部屋には謎の化け物たちがいた。
それで語られるのが陰陽師がどうのとかいうファンタジー要素だ。この世界の裏側では陰陽師と妖魔が戦っているなんてことを真顔で告げられて……でも、ここまでやられると頷くしかない。
「はぁー」
もう意味が分からない。
でも、受け入れるしかない。受け入れる他ない事実ばかりが並べられている。
「これ……周りにいるあの猫とかって何なんですか?」
「式神ですぅ。陰陽師が術を駆使して召喚して、命じる友好的な妖魔、って感じですねぇ。厳密には妖魔じゃないんですけどぉ、妖魔という認識で大丈夫ですぅ」
「……そっすか」
そんなものもあるんだね。
「それで?ここら辺の話をされたのは何でですか?」
納得はした。
ただ、その上で僕が疑問に思うのは何でそんな話を自分にしたのか、というところだ。こんなん普通のガキに話すことじゃなくない?
「貴方がこちら側の世界に足を踏み入れてしまったからですねぇ。覚えていますかぁ?こっくりさん。それで、本当に狐の神様が降りられましてぇ。それへとガッツリ巻き込まれてしまったことでぇ、こちらについての話もしなきゃいけないことになったんですぅ」
「……あっ」
あぁぁぁぁぁああああああああああ!?思い出したァ!?そうじゃんっ!?
そういえば、僕が気絶したのはこっくりさん……っ!その途中に変な化け物が出てきたからじゃないかっ!
「な、なるほど……っ」
あれが妖魔だったのだとすると……確かに、僕へとその話をするのは理にかなっているかっ。
「……あれ?あれが妖魔だとして、だとするのなら、涼音は何?なんか関係者っぽい面でこの場にいるけど……陰陽師だったりするの?」
「ぎくっ……」
「だとするなら、僕は涼音の軽はずみな行動に巻き込まれた、とか?」
「ち、違うのよ!?私はただ友達にこっくりさんを誘われただけなの!?別に私は陰陽術なんて使っていないわ!そもそもこっくりさんという占い自体眉唾物だと思っていたし……」
「そうですねぇ……確かに、私もこっくりさんで陰陽校の方でもひと時流行っていましたけど、実際に出た、なんてことはなかったですねぇ」
「じゃ、じゃあ……何で今回だけ?やっぱり涼音が何かしたからじゃ……」
「う、疑り深いわね!?そんなことないわよ!……そ、それにほら!こっちの世界に入ってきた。それによって、貴方のお姉さんのことだって進展する可能性があるのよ?」
「……あぁ、それですよ。それ」
違うわ。
色々ありすぎて困惑していたけど、僕の本題はそこだった。
「どういうことなんですか?それは。お姉ちゃんが助けられる……それは、一体どんな話なんですか?」
お姉ちゃんを治せる。
それは僕にとって寝耳に水であり、願っても無い言葉だった。
「それは……」
僕の言葉に対し、赤羽先生が答えようとしたその瞬間。
「「「……ッ!?」」」
この場で大きな地震が起こる。
「こ、これは……妖魔!?」
「へぁ?」
妖魔、妖魔……?地震ではなく?
自分の前にいる赤羽先生の言葉に首を傾げる。
「優斗っ!!!」
そんな中、涼音が僕の方へと手を伸ばし、こちらへと触れようとしてくる。
「えっ?何?」
だが、それよりも早くに僕の目の前に謎の黒い壁が現れ、涼音の手がこちらへと届くことはなくなった。
「……は?」
そして、自分の視界を覆っていた黒い壁が無くなったあと、空けた後の世界にあるのは謎の見たことない荒廃した世界だった。
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