クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら

リヒト

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第三章 同棲生活

同棲生活

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 家に帰ってきた後、各々は勝手に好きな行動を取り始める。

「……あいつら。せめて靴下をリビングで脱ぎ散らかしていくなよ」

 さっさと自分の部屋に引っ込んだ涼音、真莉愛、美紀の三人が適当に脱ぎ散らかした靴下を回収しながら文句をボヤく。

「僕はお前らのお母さんじゃないんだぞ……」

 毎度毎度思うのは果たして、あいつは何の為に僕と同棲しているのかという点だ。
 自分で言うのもなんだけど、彼女たちは特異点的に現れた僕をその家に引き込むために

「ほんと……すみません」

 そして、唯一、まともな態度でこちらに接してくる歩佳に関してはこちらへの裏の敵意を隠しきれていないし。

「彼女たちは身の回りのことを使用人にやらせるのが常になっていまして……未だ、その感覚は抜けておらぬのでしょう。おそらくですが、彼女たちは未だに片づけを使用人がやってくれていると思っているのでしょう」

「はぁー。これだからご令嬢様は」

 僕はお母さんでも、使用人でもないというのに。
 まったくもって迷惑な話だよ。

「今からでも三人を呼んで片付けさせましょうか?」

「まぁ、いいさ。いちいち呼ぶのも面倒。少し僕が動くだけで済むからね」

「……その考え、絶対に自分が損しますよ?」

「少しの損くらいを気にするほど僕は貧していないよ」

「……」

 僕はサクッと洗面所に彼女たちの分の靴下を運び、そのまま直接洗濯機へと突っ込んでしまう。

「よしっ。じゃあ、夕食を作る準備でもするかぁー」

 そして、リビングの方に戻ってきた僕はそのままキッチンへと向かって行く。

「夕食の準備くらい、あの三人に手伝わせましょうか?」

「いや、料理に関しては良いよ。僕、料理作るの好きだし。むしろ、使用人にずっとお世話になっていたような奴らをキッチンに入れたくない。絶対に嫌だよ?」

 キッチンは料理人の聖域……僕は別に料理人じゃないけど、そのノリでいる。
 全然あの三人をキッチンへと立たせるようなつもりはなかった。

「……私だけは手伝いますね?一応、料理の勉強もしておりますので」

「おっ?そう?ありがと」

 歩佳ならいいや。ちゃんと料理のいろはを知っているし。
 お米を研ぐ際に以前、洗剤を使おうとしていた涼音とはまるで違う。

「それじゃあ、玉ねぎ取ってくれない?今日はハンバーグでも作ろうと思って。ちょうど、今日戦った妖魔の方もミンチにしてあげたし」

「……そういう生々しいこと言うの辞めてくれませんか?あまりにもあれです」

「あれ?ダメだった?」

「……あなたは精神の方も完成され過ぎですよ」

「それ、絶対に誉め言葉じゃないよね?」

 悪口を限りなくよく言った歩佳に対して軽く不満な態度を見せながら、僕は玉ねぎを切っていった。
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