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第三章 同棲生活
模擬戦
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最初は僕と涼音の二人だけだった訓練場にはもう全員が集まってきていた。
「こんな朝っぱらから何をしているのやら」
まだ十分朝と言えるような時間帯だ。
それなのに、僕たちは全員が訓練場に集まっていた。
「何を言っているのよ。朝に陰陽師としての腕を磨く。これは当然のことよ?」
「勤勉なこった」
「そんなことより、私と模擬戦しないかしら?私、貴方とは前々から戦ってみたいと思っていたのよね」
「えぇ……?こんな朝から?」
「朝だからよ。さっ、やりましょっ!」
「えぇ……」
どうやら、こちらに拒否権はないらしい。
勝手に真莉愛は話を進め、僕から距離を取っていく。
というか、周りに他の三人もいる中で模擬戦を始めるん?物騒じゃね?
「『紅蓮賛歌』」
なんてことを考えている僕の前で、距離を取った真莉愛が術式を発動させる。
それと共に彼女の体は炎のドレスに包まれ、その手には炎で出来た鉄扇が握られる。
幾度も見たことがある……彼女の戦闘態勢の一つだ。それも後のことを考えない、今に全力を注ぐ本気の姿。
「おっと?思ったよりもガチ?」
想像以上にガチな真莉愛の様子を前に、僕は黒い毛玉を召喚してそいつから神器を引き抜く。
「えぇ、ガチよ……行くわッ!」
未だ刀を構えてもいない僕に対し、真莉愛は術式を発動。
自分の視界を埋め尽くすほどの炎が迫ってくる。
それに対し、僕は軽く神器を振るう。それだけで、術式が発動したという事実がなくなり、目の前から炎が消える。
「ハァっ!」
だが、そんな僕の前にもう既に炎を盾にして近づいてきていた真莉愛の姿があった。
それを半身逸らして回避した僕は彼女の手の甲に向かって足を上げる。
だが、それを阻止するように真莉愛も足を上げ、僕と彼女の膝が交差する。
「ほっ」
「きゃっ」
その瞬間に僕は体を回転させ、膝が触れ合っただけの彼女を自身の体重移動に巻き込ませるような形で転ばせる。
あっけなく転んだ真莉愛に向けて僕は自分の手にある刀を振り下ろす。
「あらら」
だが、それは自分の周りを襲うように向けられる火の手によって強引に止められる。僕は真莉愛に向けて刀を軌道修正させ、自分の周りに振るうことで炎をかき消した。
「うぅん。防御手段が刀一本なの問題かな?」
なんてことを考えながら黒い毛玉を斧へと変え、刀を持っていない手で真莉愛に振り落ろす。
「甘いわっ!」
だが、そのころには流石に真莉愛も態勢を立て直していた。真莉愛は斧を回避しながら立ち上がり、こちらへとその手にある剣を振るってくる。
それを僕はバックステップで回避する。
「『紅蓮賛歌ッ!』」
そんな僕に対し、今度は素早い五つの炎の玉で追撃してくる。今度は刀で簡単に対処は出来ないよう工夫された攻撃だった。
「ボンッ」
そんな攻撃に対し、僕は刀で対処せず、その途中で打ち落とすことによって対処する。
「……えっ?」
「僕の術式。忘れたのなら悲しいな?」
僕の術式によって新しい配下とした八岐大蛇。
それは今、自走する杖へと早変わりしている。
「いけっ」
自分の周りを浮いている八つ首が装飾として施された杖から幾つもの遠距離攻撃が噴出され、真莉愛へと迫っていく。
「ちょっ!?」
噴出されるのは炎であり、雷であり、風であり、水であり、土であり、音であり、ブレスであり、波動であり。その様々な種類の攻撃であった。
「がふっ!?」
僕から遠距離攻撃が飛んでくるのは想定外だったのだろう。
意識外からの攻撃に対処するのが遅れた真莉愛はそれらの攻撃をすべてもろに食らって吹き飛ばされていった。
殺さないように手加減はしてある……が、しばらくは動けないだろう。
「僕の勝ち」
真莉愛との模擬戦はこれで僕の勝ちだろう。
勝ちを掴んだ僕は胸を張り、どや顔を披露する。
「次は私っ!」
「えぇっ!?」
そんな僕の横からいきなり美紀が強襲してくる。
その彼女に驚きの声をあげながら、僕は美紀の方も対処していった。
「こんな朝っぱらから何をしているのやら」
まだ十分朝と言えるような時間帯だ。
それなのに、僕たちは全員が訓練場に集まっていた。
「何を言っているのよ。朝に陰陽師としての腕を磨く。これは当然のことよ?」
「勤勉なこった」
「そんなことより、私と模擬戦しないかしら?私、貴方とは前々から戦ってみたいと思っていたのよね」
「えぇ……?こんな朝から?」
「朝だからよ。さっ、やりましょっ!」
「えぇ……」
どうやら、こちらに拒否権はないらしい。
勝手に真莉愛は話を進め、僕から距離を取っていく。
というか、周りに他の三人もいる中で模擬戦を始めるん?物騒じゃね?
「『紅蓮賛歌』」
なんてことを考えている僕の前で、距離を取った真莉愛が術式を発動させる。
それと共に彼女の体は炎のドレスに包まれ、その手には炎で出来た鉄扇が握られる。
幾度も見たことがある……彼女の戦闘態勢の一つだ。それも後のことを考えない、今に全力を注ぐ本気の姿。
「おっと?思ったよりもガチ?」
想像以上にガチな真莉愛の様子を前に、僕は黒い毛玉を召喚してそいつから神器を引き抜く。
「えぇ、ガチよ……行くわッ!」
未だ刀を構えてもいない僕に対し、真莉愛は術式を発動。
自分の視界を埋め尽くすほどの炎が迫ってくる。
それに対し、僕は軽く神器を振るう。それだけで、術式が発動したという事実がなくなり、目の前から炎が消える。
「ハァっ!」
だが、そんな僕の前にもう既に炎を盾にして近づいてきていた真莉愛の姿があった。
それを半身逸らして回避した僕は彼女の手の甲に向かって足を上げる。
だが、それを阻止するように真莉愛も足を上げ、僕と彼女の膝が交差する。
「ほっ」
「きゃっ」
その瞬間に僕は体を回転させ、膝が触れ合っただけの彼女を自身の体重移動に巻き込ませるような形で転ばせる。
あっけなく転んだ真莉愛に向けて僕は自分の手にある刀を振り下ろす。
「あらら」
だが、それは自分の周りを襲うように向けられる火の手によって強引に止められる。僕は真莉愛に向けて刀を軌道修正させ、自分の周りに振るうことで炎をかき消した。
「うぅん。防御手段が刀一本なの問題かな?」
なんてことを考えながら黒い毛玉を斧へと変え、刀を持っていない手で真莉愛に振り落ろす。
「甘いわっ!」
だが、そのころには流石に真莉愛も態勢を立て直していた。真莉愛は斧を回避しながら立ち上がり、こちらへとその手にある剣を振るってくる。
それを僕はバックステップで回避する。
「『紅蓮賛歌ッ!』」
そんな僕に対し、今度は素早い五つの炎の玉で追撃してくる。今度は刀で簡単に対処は出来ないよう工夫された攻撃だった。
「ボンッ」
そんな攻撃に対し、僕は刀で対処せず、その途中で打ち落とすことによって対処する。
「……えっ?」
「僕の術式。忘れたのなら悲しいな?」
僕の術式によって新しい配下とした八岐大蛇。
それは今、自走する杖へと早変わりしている。
「いけっ」
自分の周りを浮いている八つ首が装飾として施された杖から幾つもの遠距離攻撃が噴出され、真莉愛へと迫っていく。
「ちょっ!?」
噴出されるのは炎であり、雷であり、風であり、水であり、土であり、音であり、ブレスであり、波動であり。その様々な種類の攻撃であった。
「がふっ!?」
僕から遠距離攻撃が飛んでくるのは想定外だったのだろう。
意識外からの攻撃に対処するのが遅れた真莉愛はそれらの攻撃をすべてもろに食らって吹き飛ばされていった。
殺さないように手加減はしてある……が、しばらくは動けないだろう。
「僕の勝ち」
真莉愛との模擬戦はこれで僕の勝ちだろう。
勝ちを掴んだ僕は胸を張り、どや顔を披露する。
「次は私っ!」
「えぇっ!?」
そんな僕の横からいきなり美紀が強襲してくる。
その彼女に驚きの声をあげながら、僕は美紀の方も対処していった。
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