クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら

リヒト

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第三章 同棲生活

事情

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 結局のところ、目の前にいる老人三人は自分の利益を優先する汚い側の既得権益者たちだった。
 自分が窮地に陥った中で、それでもなお、口を閉ざし続けるほどガッツのあるような人たちではなかった。

「それで?土御門家は何の罪状なわけ?」

 自分と話し合いの席についてくれた唯一、意識がある老人へと僕は疑問の言葉を口にする。

「……妖魔との密通だ。土御門家は人類を裏切っておったのじゃ」

「はぁ?妖魔との内通?……あの知性のかけらも感じられない奴らと何をどうやって密通するの?」

「知らんか?長く生きた妖魔の中には人の言葉を覚えるような妖魔も存在する。天妖魔と呼ばれるような奴らがな。土御門家はその連中と裏で繋がっていた」

「何言っているのっ!?そんなことするわけないじゃないっ!」

「ふむ。そんなことはない。そう断言するだけの理由は?少なくとも、我々はその疑いを向けるに足るだけの」

「……っ」

 ふむふむ。
 天妖魔。そいつの存在は初めて知ったけど……なるほど。確かに。

「まだ、疑いであり、確証はないんだね?」

「あぁ、そうだ。だが、今回は事が事だ。まだ疑いの状態だからと言って調査の手を緩めるべきではない。徹底的な調査をするべき。それだけの事案である。四大名家のうち三家が話し合い、そのような決断を下した」

 推定無罪。
 それがこの世界の原則……。

「強引な形であることは認めるが、これは必要なことなのだよ。何もおかしなことはしていない。すべて、当然の行いをやっていただけだとも。何処の誰にも文句を言われるようなことでない。陰陽師として、やるべきことをやっただけだ」

 でも、ここにそれは機能していないみたい。
 
「あぁ、まったくもってその通りだね。今回は事が事なのだし、その扱いになるのも仕方ないね」

 とはいえ、今は別にここはいい。
 推定無罪とか、そんなことを気にするよりももっとスマートな解決方法がある。

「……?ずいぶんと利口ではないか。事情はわかったか?であれば……」

「確かさ」

「……なんじゃ?」

「妖魔の記憶を見る、っていう術式を持った陰陽師の人がいたでしょう?」

「確かにおるが……それが、何じゃ?」

「それじゃあ、簡単だよ。土御門家と繋がりがある疑いのある妖魔を僕たちが捕えてくるよ。その上で、その妖魔の記憶を見ればいい。これで解決だね……だから、僕たちが帰ってくるまでに余計なことはするなよ?」

 実にシンプルで、間違えようのない解決策。
 それを僕は何でもないかのように提示してみせた。
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