クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら

リヒト

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第三章 同棲生活

容認

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 天妖魔を生け捕りにしてくる。
 
「む、無理に決まっておろう!」

 そんな僕の宣言に対し、まず目の前にいる老人は動揺の声をあげる。

「何故?」

「……お主は、天妖魔の強さをわかっておらぬ。あれは我々が何年かかっても勝てなかった相手で」

「でも、その状況を潰すことを僕という神器の使える存在に願っている訳だろう?その事実で僕が止まる理由にはならない」

「まだ早いわい。お主の場合はもう少し陰陽師としての経験を積んで……」

「お前の言う通りに僕が従う道理はない」

 老人の言葉を遮り、僕は口を開く。

「僕は陰陽頭さんの要請を受け、今、陰陽師という立場に一応席を置いている。だけど、本当に席を置いているだけ。別に僕は陰陽寮の下にいるつもりじゃない。あくまで、陰陽頭さんからも協力関係での構築だと言われていた」

「そんな、勝手が許されると?」

「何度も言っているけど、現行憲法。法律上において、犯罪なのはどう考えても陰陽寮という組織だよ。既にここでの記録もカメラに残している……もっと勝手して、ここの存在を大問題にさせてもいいよ?僕、これでもそこそこ有名なんだよ?」

 僕の両親は早々に亡くなり、それに伴ってお金を稼ぐ必要があった。
 それで僕が選んだのは自分が元から書いていた漫画。僕は週間連載……は学校のこともあったから無理。というわけで、同人作家並びに自費出版をしている人間だった。
 もう既に活動歴が十年近くになろうとする僕は普通に同人界隈の中でもトップクラスで知名度も高い。
 後、文章を書くのも得意だったので、ラノベの方でもちゃんと書籍を出し、コミカライズまで果たしている。
 その上に最近では配信者も始めた……そんな僕の発信力はかなり高く、自分が陰陽師について言及すればかなり大事に出来るだろう。

「支持率に悩んでいた夏瑠総理ともここら辺を駆使して仲良くなったんだよね。案外、日本政府は僕側に立ってくれるかもよ?」

「……まだ、餓鬼の分際で」

「小賢しい餓鬼でしょ?だから、その排除の為に、ってことで天妖魔の元に脅威も知らぬ餓鬼を放てばいい。どうせ、僕の持つ神器は自分が死んだところで結局、そっちの方に帰っていく。問題は何もないでしょう?」

「……はぁー。良かろう」

 少し悩んだ果てに、老人はため息交じりに許可を出す。

「うん。ありがとう。それじゃあ、涼音は解放してね?一緒についていくから」

「はぁー!?」

「どうせ彼女は落ちこぼれ……何も出来やしないさ。僕の幼馴染。返してもらうよ?」
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