18 / 96
ラン&ジュリー
再婚しようと
しおりを挟む
ジュリーの分はミルク多めで、ガムシロップもタップリだ。
苦いのは苦手なので甘くした。
高校最後の夏休み。
ボクも本来なら大学受験でピリピリしている所だろう。
けれども地元の大学へ推薦が決まっているのでのん気なものだ。
そう言えば昨日の晩、珍しく父親から電話があった。
母親が亡くなってからほとんどまともに父親とは話していない。
顔を合わせても挨拶をするくらいだ。
学校のこともろくに話し合った記憶がない。
仕方なくボクは電話をつないだ。
「もしもし」
なんとなく他人行儀だ。
『ああァ、嵐か?』
父親の方もぎこちない。
「なんだい。オヤジさんから電話なんて何年ぶりかなァ」
ボクも何を話して良いのか、わからない。
『ああァ、悪かったな。そう言えば、嵐も大学が決まったんだってなァ』
「うん、一応、地元の大学へ推薦でねえ」
今ごろかァ。
ボクのことなんて、まったく気にもとめていないんだろうな。
『そうか。おめでとう』
「うん、まァありがと」
父親から褒めてもらうなんて照れくさい。
『実は嵐が受験が済んでから報告しようと思っていたんだが』
父親は改まった感じだ。
「報告って?」いったいなんだ。
『ああァ、明日、ちゃんと会ってから詳しく話すが、実は再婚しようと思ってなァ』
「再婚って。マジでぇ?」
思わずボクは聞き返した。
『ん、なんだ。嵐は反対なのか?』
「いやぁ別に、お母さんが亡くなって、だいぶ経つから再婚したって構わないけど」
複雑な気分だ。
しかしボクが反対する理由などない。
『そうか。じゃぁ明日、ウチに帰ったら彼女を紹介するよ』
「はぁ~、わかった」
そう言って、父親は電話を切った。
明日、父親の再婚相手が紹介されるのか。
苦いのは苦手なので甘くした。
高校最後の夏休み。
ボクも本来なら大学受験でピリピリしている所だろう。
けれども地元の大学へ推薦が決まっているのでのん気なものだ。
そう言えば昨日の晩、珍しく父親から電話があった。
母親が亡くなってからほとんどまともに父親とは話していない。
顔を合わせても挨拶をするくらいだ。
学校のこともろくに話し合った記憶がない。
仕方なくボクは電話をつないだ。
「もしもし」
なんとなく他人行儀だ。
『ああァ、嵐か?』
父親の方もぎこちない。
「なんだい。オヤジさんから電話なんて何年ぶりかなァ」
ボクも何を話して良いのか、わからない。
『ああァ、悪かったな。そう言えば、嵐も大学が決まったんだってなァ』
「うん、一応、地元の大学へ推薦でねえ」
今ごろかァ。
ボクのことなんて、まったく気にもとめていないんだろうな。
『そうか。おめでとう』
「うん、まァありがと」
父親から褒めてもらうなんて照れくさい。
『実は嵐が受験が済んでから報告しようと思っていたんだが』
父親は改まった感じだ。
「報告って?」いったいなんだ。
『ああァ、明日、ちゃんと会ってから詳しく話すが、実は再婚しようと思ってなァ』
「再婚って。マジでぇ?」
思わずボクは聞き返した。
『ん、なんだ。嵐は反対なのか?』
「いやぁ別に、お母さんが亡くなって、だいぶ経つから再婚したって構わないけど」
複雑な気分だ。
しかしボクが反対する理由などない。
『そうか。じゃぁ明日、ウチに帰ったら彼女を紹介するよ』
「はぁ~、わかった」
そう言って、父親は電話を切った。
明日、父親の再婚相手が紹介されるのか。
0
あなたにおすすめの小説
ビジュアル系弁護士シンゴ&パラリーギャル織田マリア!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
元ホストの蒲生ヒロユキは西園寺財閥の令嬢、レイカと結婚するため、邪魔になった元カノの石原百合香の殺害を計画した。嵐の中、岬の崖から突き落とし計画を遂行した。
ようやく邪魔者を処分した蒲生は清々とした気分で自宅へ戻ってみると、三人の男女が現れた。
ビジュアル系弁護士シンゴとパラリーギャルの織田マリア。そしてイケメン刑事の星優真だ。
織田マリアは、会った瞬間から蒲生を『真犯人に決定』と詰め寄った。
蒲生からすれば心外だ。
なにしろアリバイ工作は完璧だ。
百合香が殺害された時間、蒲生が家に居た事はピザのデリバリーをした配達員が証言してくれるはずだ。
だがマリアはそのピザをねだって遠慮なく開けてしまった。蒲生は注意するも、わざわざデリバリーしてもらったのに、冷えているとクレームをつけた。蒲生も美少女パラリーガルを甘く見たと後悔するが、時すでに遅しだ。
次々とパラリーギャルのマリアは難癖をつけて蒲生を追い詰めていった。
やがて一億分の一のような奇跡に見舞われ蒲生は自滅していった。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
春から一緒に暮らすことになったいとこたちは露出癖があるせいで僕に色々と見せてくる
釧路太郎
キャラ文芸
僕には露出狂のいとこが三人いる。
他の人にはわからないように僕だけに下着をチラ見せしてくるのだが、他の人はその秘密を誰も知らない。
そんな三人のいとこたちとの共同生活が始まるのだが、僕は何事もなく生活していくことが出来るのか。
三姉妹の長女前田沙緒莉は大学一年生。次女の前田陽香は高校一年生。三女の前田真弓は中学一年生。
新生活に向けたスタートは始まったばかりなのだ。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」にも投稿しています。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
アルファポリスとカクヨムってどっちが稼げるの?
無責任
エッセイ・ノンフィクション
基本的にはアルファポリスとカクヨムで執筆活動をしています。
どっちが稼げるのだろう?
いろんな方の想いがあるのかと・・・。
2021年4月からカクヨムで、2021年5月からアルファポリスで執筆を開始しました。
あくまで、僕の場合ですが、実データを元に・・・。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる