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第4章 第三の勢力、襲来
18. 過保護な光と、受難の影
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銀色に光る要塞の中。
俺とルミエールは、仲良く……じゃない、潜入任務中だった。
無機質な機械兵が、わらわらと群れで襲ってくる。
俺は「シャドウ」として冷静に、的確に斬っていたはずだった。
「しまっ……た!」
油断した瞬間、足元の銀色の触手に絡め取られていた。
ぐぐぐ、と引っ張られ、体勢を崩れる。
ま、まずい……。 その瞬間、背後の空気が凍りついた。
あの爽やかな笑顔は消え、低く、鋭い声が鼓膜を刺す。
「……僕の宝物に、そんな汚い手で触らないでくれる?」
……え?
今なんて?
え、なにその独占欲……
そう思った瞬間、視界が真っ白に染まった。
ルミエールから放たれた規格外の熱線が、
俺を捕らえていた触手どころか、広間の敵を一瞬で「蒸発」させたのだ。
「……ちょ、やりすぎだバカ!」
叫ぶ俺に、光希は涼しい顔で駆け寄り、
ひょい。
「……は?」
気づいた時には、俺はお姫様抱っこされていた。
「怪我はありませんか? 怖かったですよね、瀬戸さん……」
「……怪我はねぇよ!
あと任務中はコードネームで呼べって言っただろ! 降ろせ!」
暴れる俺を、光希は羽毛でも扱うような手つきで軽々と抱え直す。
密着する体温と、ふわりと香る彼特有の甘い匂い。
……危険。非常に。
「ダメです。足首、少し赤い」
「こんな罠を使う基地、全部消したいですね」
「擦り傷だ! 基地消すな! 任務が進まねぇ!」
必死に仕事モードに切り替える俺。
だが、光希は俺の胸元に顔を寄せ、耳元で甘く囁いた。
「いいじゃないですか。僕が全部倒します。
瀬戸さんは、僕の腕の中で守られていればいいんです。
……それとも、僕じゃ頼りないですか?」
首筋に吐息がかかる。くそ、こいつ確信犯だ。
俺はあえて、これ以上ないほど冷徹なビジネススマイルを張り付けた。
「……ルミエール。これは『公務』だ。個人の感情を持ち込むなら、
次からはパートナーの交代を申請する」
我ながら完璧な受け流し。光希の顔が少しだけ歪む。
勝った、と思ったのも束の間。
「……交代? 」
にこ、と笑ってるのに、目が笑ってない。
「いいですよ。相手が誰でも、物理的に排除するだけですから」
さらっと言うな。
「瀬戸さんの隣に立つのは、僕だけです」
「……っ、話が通じねぇ!」
守るどころか、完全に囲い込みにきている。
公式任務。
ヒーローと悪の幹部。
その間で繰り広げられる、過剰な独占アタック。
俺の胃に穴が空くのが先か、
それとも理性が折れるのが先か……
俺とルミエールは、仲良く……じゃない、潜入任務中だった。
無機質な機械兵が、わらわらと群れで襲ってくる。
俺は「シャドウ」として冷静に、的確に斬っていたはずだった。
「しまっ……た!」
油断した瞬間、足元の銀色の触手に絡め取られていた。
ぐぐぐ、と引っ張られ、体勢を崩れる。
ま、まずい……。 その瞬間、背後の空気が凍りついた。
あの爽やかな笑顔は消え、低く、鋭い声が鼓膜を刺す。
「……僕の宝物に、そんな汚い手で触らないでくれる?」
……え?
今なんて?
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そう思った瞬間、視界が真っ白に染まった。
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俺を捕らえていた触手どころか、広間の敵を一瞬で「蒸発」させたのだ。
「……ちょ、やりすぎだバカ!」
叫ぶ俺に、光希は涼しい顔で駆け寄り、
ひょい。
「……は?」
気づいた時には、俺はお姫様抱っこされていた。
「怪我はありませんか? 怖かったですよね、瀬戸さん……」
「……怪我はねぇよ!
あと任務中はコードネームで呼べって言っただろ! 降ろせ!」
暴れる俺を、光希は羽毛でも扱うような手つきで軽々と抱え直す。
密着する体温と、ふわりと香る彼特有の甘い匂い。
……危険。非常に。
「ダメです。足首、少し赤い」
「こんな罠を使う基地、全部消したいですね」
「擦り傷だ! 基地消すな! 任務が進まねぇ!」
必死に仕事モードに切り替える俺。
だが、光希は俺の胸元に顔を寄せ、耳元で甘く囁いた。
「いいじゃないですか。僕が全部倒します。
瀬戸さんは、僕の腕の中で守られていればいいんです。
……それとも、僕じゃ頼りないですか?」
首筋に吐息がかかる。くそ、こいつ確信犯だ。
俺はあえて、これ以上ないほど冷徹なビジネススマイルを張り付けた。
「……ルミエール。これは『公務』だ。個人の感情を持ち込むなら、
次からはパートナーの交代を申請する」
我ながら完璧な受け流し。光希の顔が少しだけ歪む。
勝った、と思ったのも束の間。
「……交代? 」
にこ、と笑ってるのに、目が笑ってない。
「いいですよ。相手が誰でも、物理的に排除するだけですから」
さらっと言うな。
「瀬戸さんの隣に立つのは、僕だけです」
「……っ、話が通じねぇ!」
守るどころか、完全に囲い込みにきている。
公式任務。
ヒーローと悪の幹部。
その間で繰り広げられる、過剰な独占アタック。
俺の胃に穴が空くのが先か、
それとも理性が折れるのが先か……
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