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第一部
第六章 若波さざめく 其の二
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車座になった江や子どもたちの前には、城から持ってきた握り飯と、運ばれてきたばかりの串刺しの魚が並んでいる。
「おいしそうでございますね。」
鼻をクンクンさせた民部卿は、喜色満面であった。
「さっきまで海で泳いでおった魚です。旨いですぞ~。」
自分が捕ってきたように、政吉は自慢げに両手を拡げる。
子どもたちの目が輝き、竹千代が手を伸ばすのを誰もが待っていた。
「……かわいそうじゃな……」
竹千代は魚に手を出さずにうつむく。
さっき海で見た、元気に泳ぐ魚を思うと、香ばしい薫りを放つ魚にも手を出せなかった。
江の眉がひそむ。それを見た竹千代は、ますますうつむいてしまった。
「う~む、しかし、喰わねば某が死んでしまいまする。」
政吉が膝を叩き、派手な苦悶の顔でおどける。
周りが頷きながら笑う中、竹千代は黙って目を伏せたままであった。
江は溜め息をなんとか堪えており、福は何も言えず押し黙っている。笑っていた子どもたちも、次第に静かになっていった。
居心地の悪い静けさの中、大姥局が竹千代を見て微笑み、ゆっくりと口を開く。
「竹千代さまは、まことお優しい。よいことです。」
珍しく名前で呼びかけて褒める老婆を、竹千代はまじまじと見た。
竹千代と目を合わせた大姥局はにっこりと笑い、柔らかい声で後を続ける。
「したが竹千代様、この世の生き物には皆、役割がありまする。死ぬために生まれる命、他の生き物の命となって活きる命があるのです。」
竹千代は黙っていた。大姥局の言葉は今ひとつ理解できなかったが、お婆さまがなにかを伝えようとしているのは、その真剣な眼差しから感じ取っていた。
「この魚とて、食べてあげねば無駄死となりまする。命を無駄死させてはなりませぬ。……竹千代さま、竹千代さまの今の役割は、命をありがたくいただき、己の体にして、お健やかであられること。わかりますか?」
竹千代は、こっくり頷いた。無駄な命はないこと、焼かれた魚も握り飯も食べないとかわいそうなのだというのが、なんとなく解った。自分の仕事も。
竹千代が握り飯に手をつけると、他の子どもたちが歓声をあげて、一斉に食べ始めた。
かじられた魚からはホワンと湯気が上がり、たっぷりと頬張ったままの笑顔が湧く。その賑やかさに松姫が泣き声を上げた。
「おやおや、ちい姫様もお腹がすゅきましたか?」
再び竹籠に入っていた松姫を民部卿が抱き上げ、乳母へと預けた。
竹千代は上目遣いに周りの様子を見ながらも、少しずつ握り飯をかじっている。
江はその様子を見て、ホッと安堵した。優しく微笑み、江は竹千代に訊く。
「うまいか?」
「はい!!」
兄が顔を上げる前に、国松が元気に握り飯を差し上げた。
「そうか、たんと食べるがよいぞ。」
小さな国松の力強い返事に、江は美しい笑顔を返す。竹千代は、ただ黙々と握り飯をかじった。
「しかし、さすがは大姥さま。よいことを言われまする。」
感嘆した民部卿が、大姥局を誉める。
「なに、武田の家中の者なら、みな知っておりまする。多くの命の上に成り立っているのが人。中でも武家は、人の命のやり取りさえいたしますゆえ。その責として、下の者、虐げた者に常に目配りをせねば。……それが、お館さまのお教えでした。」
海を見つめた大姥局が、珍しく哀しげな顔をした。
「上様は大姥さまのお言いつけを、よう守っておられますな。」
政吉がしんみりした空気を、響く声と感心した笑顔で破る。
「そうなのか?」
江が意外な顔をした。秀忠はいつも『親父の思うとおりにしかできぬ』と、ぼやいていたからである。
政吉は大きく頷き、遠慮なく御台所に話し出す。
「さようでございますとも。大御所さまのご意見をお通しになられるときも、必ず下の者、下々のことをお考えです。情があるというか……。大炊頭殿は、しょっちゅう頭を抱えておられますがな。」
ガハハと豪快に笑う政吉に、周りの笑顔が咲いた。
「さようか。」
心底嬉しそうな江の声に、大姥局の笑い声が重なる。
「ホホッ。それは、この私が、お育ていたしましたゆえ。ただ、少々、お優しすぎるところがございますがの。」
胸を軽く叩き、『少々』に力を込めた大姥局は、江をちらりと見た。江も同じように目で返す。ニマッと大姥局が笑った。
武田は滅びたが、その気風が秀忠に繋がっているのが大姥局には嬉しかった。
(これも死して生きる命じゃ)。
「若様、なりませぬっ。」
和んでいた空気が、福の声に引き裂かれる。見ると、皆と同じように串刺しの魚を頬張ろうとした竹千代の手から、福が魚を取り上げていた。乳母はすぐに魚の身をほぐそうとする。
「福、そのまま食わせぬか。」
せっかく己で食べる気になっているのに、三十郎より気が利かぬ……と、江が渋い顔をする。
「骨が刺さっては大事にございます。」
サクサクと骨を取りながら、福は早口できっぱり言った。
「竹千代は武士の子ぞ。そのように甘やかしてどうする。」
「将軍さまのお子です。」
福が普通の武士の子ではないと暗に反抗し、江の口許がキリリと引き締まる。
「福、控えぬか。」
とうとう大姥局が小さな声で福をたしなめた。
「さ、若様、お召し上がりくださいませ。」
福に差し出された魚を、江の顔色をうかがいながら竹千代は口に運ぶ。
「若様~、うもうござろう~。」
竹千代にニュッと顔を近づけた政吉が、ニカッと笑った。竹千代もニッと笑い、ゆっくり頷いた。
(まぁ、よいか。竹千代の食が進むなら。)
江も笑顔で我が子を見つめた。
お腹がいっぱいになった子どもたちは、また三々五々、辺りに散らばっていく。
少し疲れた国松は甘えるように江に寄りかかって座り、勝姫も江の横で貝を並べていた。
「ははうえ、うみのむこうはなにですか。」
輝く水平線を見ながら国松が訊く。
「外国があるのじゃ。ね、母上。」
小さな弟へ勝姫が自慢げに答えた。
「とつくに?」
「そうじゃ。勝はよう知っておるの。」
子どもたちに微笑みながら、江はキラキラした海に、昨夜の伊達の懸念を思い出す。
「こんふぇいとすは海の向こうの外国からくるのじゃぞ。」
勝姫はさらに得意げに弟に教えた。
江は、その星のように小さくて甘いお菓子が大好きだった信長を思い出す。
『江、うまいぞ。一粒だけなら分けてやろう。』と子どものように笑って、ザラリとたくさん分けてくれた笑顔を。そして、種子島の束を前に、同じように無邪気に喜ぶ姿も……。
『伊達殿はまだ天下を諦めておらぬだろう。戦になれば…』という昨夜の秀忠の言葉を思い出し、江の眼が潤む。
チラチラと母の様子を見ながら近くで遊んでいた竹千代が、いち早く母の悲しい顔を察知した。
竹千代が駆け寄ろうとする前に、江が自分の眼を袖で押さえる。
それを見た国松が、つと立ち上がり、江の頭を撫でた。
「ははうえ?いたいいたいですか?」
「なんでもないぞ。」
江が国松の頭を撫で返した。
「ははうえにあげまする。」
鼻声の母親に国松はあどけなく笑い、小さな手の中の貝を差し出す。
「いちばんおおきいのです。」
国松は精一杯自慢げに宣言し、すべすべした宝貝を江に渡した。
「まぁ、うれしい。」
江は巻き貝を受け取ると、つるつるとした感触を愛で、にっこり笑って国松を抱き締めた。
「では、私は父上に。誰のよりも大きゅうございます。」
負けずに、勝姫が自慢げに自分の手のひらほどの二枚貝を差し出す。
「ホホホッ、やはり三の姫様。」
民部卿が、姉君たちに負けじと遊んでいた江を思い出す。
「勝、父上が喜びましょう。」
勝姫から恭しく平貝を受け取った江は、勝姫のつややかな髪を撫でた。
竹千代が江に近づき、小さくてきれいな桜貝を差し出す。
「竹千代はこれか?先ほど福にやった貝の方が大きいではないか。」
勝姫が弟を揶揄うように非難する。
しかし竹千代は、可憐な桜貝こそが美しい母に似合うと思っていた。
(母上のきれいな爪のようだもの。)
その思いを竹千代は声に出せなかった。
黙っている竹千代に(福には勝てぬか……)と、江は淋しく思う。
「よいのじゃ、勝。竹千代は福が一番ゆえ。」
竹千代は首を振ろうとして、福が見ているのに気づいた。
(母上にはみながおる。福には私だけだ。)
竹千代はクッと唇を噛み、江の元から去った。
太陽は西の海を染め始めている。
「帰りまするぞ~」
政吉の大号令が辺りに響いた。
[第六章 若波さざめく 了]
*******
【こんふぇいとす】金平糖
「おいしそうでございますね。」
鼻をクンクンさせた民部卿は、喜色満面であった。
「さっきまで海で泳いでおった魚です。旨いですぞ~。」
自分が捕ってきたように、政吉は自慢げに両手を拡げる。
子どもたちの目が輝き、竹千代が手を伸ばすのを誰もが待っていた。
「……かわいそうじゃな……」
竹千代は魚に手を出さずにうつむく。
さっき海で見た、元気に泳ぐ魚を思うと、香ばしい薫りを放つ魚にも手を出せなかった。
江の眉がひそむ。それを見た竹千代は、ますますうつむいてしまった。
「う~む、しかし、喰わねば某が死んでしまいまする。」
政吉が膝を叩き、派手な苦悶の顔でおどける。
周りが頷きながら笑う中、竹千代は黙って目を伏せたままであった。
江は溜め息をなんとか堪えており、福は何も言えず押し黙っている。笑っていた子どもたちも、次第に静かになっていった。
居心地の悪い静けさの中、大姥局が竹千代を見て微笑み、ゆっくりと口を開く。
「竹千代さまは、まことお優しい。よいことです。」
珍しく名前で呼びかけて褒める老婆を、竹千代はまじまじと見た。
竹千代と目を合わせた大姥局はにっこりと笑い、柔らかい声で後を続ける。
「したが竹千代様、この世の生き物には皆、役割がありまする。死ぬために生まれる命、他の生き物の命となって活きる命があるのです。」
竹千代は黙っていた。大姥局の言葉は今ひとつ理解できなかったが、お婆さまがなにかを伝えようとしているのは、その真剣な眼差しから感じ取っていた。
「この魚とて、食べてあげねば無駄死となりまする。命を無駄死させてはなりませぬ。……竹千代さま、竹千代さまの今の役割は、命をありがたくいただき、己の体にして、お健やかであられること。わかりますか?」
竹千代は、こっくり頷いた。無駄な命はないこと、焼かれた魚も握り飯も食べないとかわいそうなのだというのが、なんとなく解った。自分の仕事も。
竹千代が握り飯に手をつけると、他の子どもたちが歓声をあげて、一斉に食べ始めた。
かじられた魚からはホワンと湯気が上がり、たっぷりと頬張ったままの笑顔が湧く。その賑やかさに松姫が泣き声を上げた。
「おやおや、ちい姫様もお腹がすゅきましたか?」
再び竹籠に入っていた松姫を民部卿が抱き上げ、乳母へと預けた。
竹千代は上目遣いに周りの様子を見ながらも、少しずつ握り飯をかじっている。
江はその様子を見て、ホッと安堵した。優しく微笑み、江は竹千代に訊く。
「うまいか?」
「はい!!」
兄が顔を上げる前に、国松が元気に握り飯を差し上げた。
「そうか、たんと食べるがよいぞ。」
小さな国松の力強い返事に、江は美しい笑顔を返す。竹千代は、ただ黙々と握り飯をかじった。
「しかし、さすがは大姥さま。よいことを言われまする。」
感嘆した民部卿が、大姥局を誉める。
「なに、武田の家中の者なら、みな知っておりまする。多くの命の上に成り立っているのが人。中でも武家は、人の命のやり取りさえいたしますゆえ。その責として、下の者、虐げた者に常に目配りをせねば。……それが、お館さまのお教えでした。」
海を見つめた大姥局が、珍しく哀しげな顔をした。
「上様は大姥さまのお言いつけを、よう守っておられますな。」
政吉がしんみりした空気を、響く声と感心した笑顔で破る。
「そうなのか?」
江が意外な顔をした。秀忠はいつも『親父の思うとおりにしかできぬ』と、ぼやいていたからである。
政吉は大きく頷き、遠慮なく御台所に話し出す。
「さようでございますとも。大御所さまのご意見をお通しになられるときも、必ず下の者、下々のことをお考えです。情があるというか……。大炊頭殿は、しょっちゅう頭を抱えておられますがな。」
ガハハと豪快に笑う政吉に、周りの笑顔が咲いた。
「さようか。」
心底嬉しそうな江の声に、大姥局の笑い声が重なる。
「ホホッ。それは、この私が、お育ていたしましたゆえ。ただ、少々、お優しすぎるところがございますがの。」
胸を軽く叩き、『少々』に力を込めた大姥局は、江をちらりと見た。江も同じように目で返す。ニマッと大姥局が笑った。
武田は滅びたが、その気風が秀忠に繋がっているのが大姥局には嬉しかった。
(これも死して生きる命じゃ)。
「若様、なりませぬっ。」
和んでいた空気が、福の声に引き裂かれる。見ると、皆と同じように串刺しの魚を頬張ろうとした竹千代の手から、福が魚を取り上げていた。乳母はすぐに魚の身をほぐそうとする。
「福、そのまま食わせぬか。」
せっかく己で食べる気になっているのに、三十郎より気が利かぬ……と、江が渋い顔をする。
「骨が刺さっては大事にございます。」
サクサクと骨を取りながら、福は早口できっぱり言った。
「竹千代は武士の子ぞ。そのように甘やかしてどうする。」
「将軍さまのお子です。」
福が普通の武士の子ではないと暗に反抗し、江の口許がキリリと引き締まる。
「福、控えぬか。」
とうとう大姥局が小さな声で福をたしなめた。
「さ、若様、お召し上がりくださいませ。」
福に差し出された魚を、江の顔色をうかがいながら竹千代は口に運ぶ。
「若様~、うもうござろう~。」
竹千代にニュッと顔を近づけた政吉が、ニカッと笑った。竹千代もニッと笑い、ゆっくり頷いた。
(まぁ、よいか。竹千代の食が進むなら。)
江も笑顔で我が子を見つめた。
お腹がいっぱいになった子どもたちは、また三々五々、辺りに散らばっていく。
少し疲れた国松は甘えるように江に寄りかかって座り、勝姫も江の横で貝を並べていた。
「ははうえ、うみのむこうはなにですか。」
輝く水平線を見ながら国松が訊く。
「外国があるのじゃ。ね、母上。」
小さな弟へ勝姫が自慢げに答えた。
「とつくに?」
「そうじゃ。勝はよう知っておるの。」
子どもたちに微笑みながら、江はキラキラした海に、昨夜の伊達の懸念を思い出す。
「こんふぇいとすは海の向こうの外国からくるのじゃぞ。」
勝姫はさらに得意げに弟に教えた。
江は、その星のように小さくて甘いお菓子が大好きだった信長を思い出す。
『江、うまいぞ。一粒だけなら分けてやろう。』と子どものように笑って、ザラリとたくさん分けてくれた笑顔を。そして、種子島の束を前に、同じように無邪気に喜ぶ姿も……。
『伊達殿はまだ天下を諦めておらぬだろう。戦になれば…』という昨夜の秀忠の言葉を思い出し、江の眼が潤む。
チラチラと母の様子を見ながら近くで遊んでいた竹千代が、いち早く母の悲しい顔を察知した。
竹千代が駆け寄ろうとする前に、江が自分の眼を袖で押さえる。
それを見た国松が、つと立ち上がり、江の頭を撫でた。
「ははうえ?いたいいたいですか?」
「なんでもないぞ。」
江が国松の頭を撫で返した。
「ははうえにあげまする。」
鼻声の母親に国松はあどけなく笑い、小さな手の中の貝を差し出す。
「いちばんおおきいのです。」
国松は精一杯自慢げに宣言し、すべすべした宝貝を江に渡した。
「まぁ、うれしい。」
江は巻き貝を受け取ると、つるつるとした感触を愛で、にっこり笑って国松を抱き締めた。
「では、私は父上に。誰のよりも大きゅうございます。」
負けずに、勝姫が自慢げに自分の手のひらほどの二枚貝を差し出す。
「ホホホッ、やはり三の姫様。」
民部卿が、姉君たちに負けじと遊んでいた江を思い出す。
「勝、父上が喜びましょう。」
勝姫から恭しく平貝を受け取った江は、勝姫のつややかな髪を撫でた。
竹千代が江に近づき、小さくてきれいな桜貝を差し出す。
「竹千代はこれか?先ほど福にやった貝の方が大きいではないか。」
勝姫が弟を揶揄うように非難する。
しかし竹千代は、可憐な桜貝こそが美しい母に似合うと思っていた。
(母上のきれいな爪のようだもの。)
その思いを竹千代は声に出せなかった。
黙っている竹千代に(福には勝てぬか……)と、江は淋しく思う。
「よいのじゃ、勝。竹千代は福が一番ゆえ。」
竹千代は首を振ろうとして、福が見ているのに気づいた。
(母上にはみながおる。福には私だけだ。)
竹千代はクッと唇を噛み、江の元から去った。
太陽は西の海を染め始めている。
「帰りまするぞ~」
政吉の大号令が辺りに響いた。
[第六章 若波さざめく 了]
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【こんふぇいとす】金平糖
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