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第2話 冷徹なエリート上司
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「佐倉、この資料の数字、もう一度確認しろ」
鋭く、冷たい声が降ってきた。
私は瞬時に背筋を伸ばし、指先を止める。
振り返ると、九条課長が手にした書類に目を落としながら、端正な顔をわずかに歪めていた。
九条玲司――うちの部署の上司にして、社内でも一番近寄りがたい男。その冷徹さは誰もが認めるところで、社内の噂では「社内で最も感情を表に出さない男」とまで言われている。仕事に厳しく、無駄を嫌い、完璧を求める人。
私はすぐにモニターに視線を戻し、資料を開いた。
「はい」
私は即座に返事をし、指摘された箇所を確認する。
――確かに、微妙な誤差がある。ほんのわずか、小数点以下の数字が揺れている。言われなければ気づかないレベル。実際、他の人なら見逃してしまうかもしれない。けれど、九条課長はそうではない。
「細かい数字のズレが、後で大きな問題につながることもある」
低く、静かな声が、耳の奥に深く響く。ゆるぎない断言。それは、経験に裏打ちされたものなのだろう。
「二度と同じミスをするな」
淡々とした口調には、怒りも、苛立ちもない。けれど、その言葉は否応なく胸を圧迫する。叱責でもなければ、責め立てるわけでもない。ただ、事実として。ミスをしたのなら、それを正せ。同じことを繰り返すな。――厳然と、そう突きつけられている。
私は、一度だけ小さく息を吸い込む。
「申し訳ありません。修正します」
「頼む」
それだけ言うと、九条課長はまた別の資料に目を落とした。
私は小さく息を吐き、手元のキーボードに指を戻す。責める言葉もなければ、フォローもない。ただ、ミスは許されない。それがこの人のやり方だ。
――本当に、この人は容赦がない。
私はデスクに肘をつき、もう一度画面を確認する。課長の指摘は確かに正しい。数字の微妙なズレ。「このくらいなら問題ない」なんて甘い考えは、この人の前では通用しない。言い方こそ冷たいけれど、ただ感情的に怒るわけではない。それが、九条玲司という上司だった。
私は、この会社に入って三年目になる。入社当初から、彼の評判は耳にしていた。
「九条課長には気をつけろ」
「仕事に厳しくて、一切妥協しないらしい」
「ミスをしたら徹底的に詰められるぞ」
そんな噂を聞くたびに、私は密かに身構えていた。
実際、彼の言葉は冷たい。いつも淡々としていて、感情を感じさせる瞬間はほとんどない。
でも――「怖い」と思ったことはあっても、「理不尽」だと思ったことは、一度もなかった。
たとえば、前のプロジェクトのとき。
納期まであと数日というギリギリのところで、私は資料の数値を一つ間違えていることに気がついた。冷や汗をかきながら報告すると、九条課長はほんの数秒だけ沈黙し、すぐに対応策を指示してくれた。
ミスを責めるのではなく、最善の解決策を考え、最短で問題を処理する。それが彼のやり方だった。
あのとき、私は初めて思った。「この人の下で働くのは、悪くないかもしれない」と。厳しくても、理不尽ではない。冷徹でも、的確な評価はしてくれる。結婚に興味のない私にとって、仕事で評価してくれる上司がいるというのは、ありがたいことなのかもしれない。
「……よし」
修正を終え、資料を再提出する。
課長のデスクに資料を置き、「修正しました」と声をかけると、彼は無言でそれを手に取った。
パラパラとページをめくり、確認すること数秒。
「いいだろう」
短く、それだけ。淡々とした声に、必要以上の感情はない。
それでも、この人の口から「いい」と言われたことに、私はほっと息を吐いた。
――合格の証。私は密かに胸をなでおろしながら、モニターの画面を閉じる。
と、その瞬間。
「佐倉」
唐突に名前を呼ばれ、反射的に背筋が伸びた。
呼吸を整える間もなく、私は即座に返事をする。
「はい」
視線を上げると、九条課長が手元の資料から顔を上げ、こちらを見ていた。
黒い瞳がまっすぐに向けられる。冷たい印象のはずなのに、その眼差しには確かな熱意が宿っている。
私は、なぜか指先に力が入るのを感じた。
「今回の資料、全体的に見れば悪くない」
その一言に、思考が止まった。
「……!」
今、なんて――?
悪くない。その言葉が、頭の中で何度も反響する。
九条課長の口から、そんな評価を聞いたのは初めてだった。厳格で、妥協を許さず、常に冷静に指摘を下す人。褒めることなど滅多にない。
思わず浮かれそうになる。しかし、次に続いた言葉が、浮かれかけた心を容赦なく叩き落とした。
「だが、詰めが甘い。細部まで気を配れ」
鋭く、静かに突きつけられる指摘。
胸の奥で膨らみかけた喜びは、一瞬でしぼんだ。悪くない――でも、それはつまりまだ足りないということだ。
そうだ。私は何も特別な評価をもらったわけじゃない。課長は誰に対しても同じだ。ミスがあれば淡々と修正を命じ、必要な改善を求める。
感情ではなく、ただ結果だけを見て判断する人。それでも――
(……今のって、褒められたってことでいいのかな)
わずかに浮かぶ期待と戸惑い。それを振り払うように、私は口を開いた。
「……あの」
言葉を選びながら、おそるおそる口を開く。
喉の奥が、ひどく乾いている気がした。自分でも驚くほど、声がかすれていた。
「ありがとうございます」
この言葉が適切なのかどうか、正直なところわからなかった。けれど、それ以外に言えることが思いつかない。
九条課長の評価は、常に厳しい。普段なら、ミスを指摘され、淡々と訂正を命じられるだけ。必要以上の言葉はなく、フォローもない。だからこそ、「悪くない」と言われたことが、思いのほか胸に響いていた。
課長は、一瞬だけ視線を止めたように見えた。ほんの、一瞬だけ。まるで、私の言葉を吟味するように。
けれど、次の瞬間にはもう、何事もなかったかのように視線を落とす。まるで最初から、そんなやり取りすらなかったかのように。
「礼を言うほどのことじゃない。仕事なんだからな」
まるで感情なんてないような、平坦な声音だった。
私は胸の奥がふっと締まるような感覚を覚えながら、小さく息を吐いた。やっぱり、この人は仕事以外のことには興味がないのかもしれない。それとも――単に、感情を表に出さないだけなのか。
私は無意識に、自分のデスクへ視線を落とす。九条課長のことを、私は尊敬している。仕事に対する姿勢は誰よりも真摯で、厳しくても理不尽なことは言わない。だからこそ、ついていこうと思える。
けれど、それと同時に思うのだ。――私は、この人のことを、何も知らない。
課長のプライベートについて、社内で話題にのぼることはほとんどない。飲み会にも滅多に顔を出さないし、社内の人間関係にも深入りしない。噂話好きの同僚たちも、「あの人は仕事しかしてないんじゃない?」なんて半ば冗談めかして言うけれど、実際のところは誰も知らないのだ。
どんな家に住んでいるのか。休日は何をしているのか。親しい友人はいるのか。ましてや、恋人がいるのかどうかなんて――想像もつかない。
「…………」
いけない。思考が、仕事から逸れかけている。
私は小さくかぶりを振り、気を引き締めるように姿勢を正した。
――余計なことを考えるのは、やめよう。目の前のタスクを片付けることに集中しなければ。
そう自分に言い聞かせながら、再びキーボードに手を伸ばした。
けれど、頭の片隅には、まだあの言葉が残っていた。
――「悪くない」
それは、これまでずっと遠くにあった存在から、ほんの少しだけ距離が縮まったような――そんな気がしてしまう言葉だった。
鋭く、冷たい声が降ってきた。
私は瞬時に背筋を伸ばし、指先を止める。
振り返ると、九条課長が手にした書類に目を落としながら、端正な顔をわずかに歪めていた。
九条玲司――うちの部署の上司にして、社内でも一番近寄りがたい男。その冷徹さは誰もが認めるところで、社内の噂では「社内で最も感情を表に出さない男」とまで言われている。仕事に厳しく、無駄を嫌い、完璧を求める人。
私はすぐにモニターに視線を戻し、資料を開いた。
「はい」
私は即座に返事をし、指摘された箇所を確認する。
――確かに、微妙な誤差がある。ほんのわずか、小数点以下の数字が揺れている。言われなければ気づかないレベル。実際、他の人なら見逃してしまうかもしれない。けれど、九条課長はそうではない。
「細かい数字のズレが、後で大きな問題につながることもある」
低く、静かな声が、耳の奥に深く響く。ゆるぎない断言。それは、経験に裏打ちされたものなのだろう。
「二度と同じミスをするな」
淡々とした口調には、怒りも、苛立ちもない。けれど、その言葉は否応なく胸を圧迫する。叱責でもなければ、責め立てるわけでもない。ただ、事実として。ミスをしたのなら、それを正せ。同じことを繰り返すな。――厳然と、そう突きつけられている。
私は、一度だけ小さく息を吸い込む。
「申し訳ありません。修正します」
「頼む」
それだけ言うと、九条課長はまた別の資料に目を落とした。
私は小さく息を吐き、手元のキーボードに指を戻す。責める言葉もなければ、フォローもない。ただ、ミスは許されない。それがこの人のやり方だ。
――本当に、この人は容赦がない。
私はデスクに肘をつき、もう一度画面を確認する。課長の指摘は確かに正しい。数字の微妙なズレ。「このくらいなら問題ない」なんて甘い考えは、この人の前では通用しない。言い方こそ冷たいけれど、ただ感情的に怒るわけではない。それが、九条玲司という上司だった。
私は、この会社に入って三年目になる。入社当初から、彼の評判は耳にしていた。
「九条課長には気をつけろ」
「仕事に厳しくて、一切妥協しないらしい」
「ミスをしたら徹底的に詰められるぞ」
そんな噂を聞くたびに、私は密かに身構えていた。
実際、彼の言葉は冷たい。いつも淡々としていて、感情を感じさせる瞬間はほとんどない。
でも――「怖い」と思ったことはあっても、「理不尽」だと思ったことは、一度もなかった。
たとえば、前のプロジェクトのとき。
納期まであと数日というギリギリのところで、私は資料の数値を一つ間違えていることに気がついた。冷や汗をかきながら報告すると、九条課長はほんの数秒だけ沈黙し、すぐに対応策を指示してくれた。
ミスを責めるのではなく、最善の解決策を考え、最短で問題を処理する。それが彼のやり方だった。
あのとき、私は初めて思った。「この人の下で働くのは、悪くないかもしれない」と。厳しくても、理不尽ではない。冷徹でも、的確な評価はしてくれる。結婚に興味のない私にとって、仕事で評価してくれる上司がいるというのは、ありがたいことなのかもしれない。
「……よし」
修正を終え、資料を再提出する。
課長のデスクに資料を置き、「修正しました」と声をかけると、彼は無言でそれを手に取った。
パラパラとページをめくり、確認すること数秒。
「いいだろう」
短く、それだけ。淡々とした声に、必要以上の感情はない。
それでも、この人の口から「いい」と言われたことに、私はほっと息を吐いた。
――合格の証。私は密かに胸をなでおろしながら、モニターの画面を閉じる。
と、その瞬間。
「佐倉」
唐突に名前を呼ばれ、反射的に背筋が伸びた。
呼吸を整える間もなく、私は即座に返事をする。
「はい」
視線を上げると、九条課長が手元の資料から顔を上げ、こちらを見ていた。
黒い瞳がまっすぐに向けられる。冷たい印象のはずなのに、その眼差しには確かな熱意が宿っている。
私は、なぜか指先に力が入るのを感じた。
「今回の資料、全体的に見れば悪くない」
その一言に、思考が止まった。
「……!」
今、なんて――?
悪くない。その言葉が、頭の中で何度も反響する。
九条課長の口から、そんな評価を聞いたのは初めてだった。厳格で、妥協を許さず、常に冷静に指摘を下す人。褒めることなど滅多にない。
思わず浮かれそうになる。しかし、次に続いた言葉が、浮かれかけた心を容赦なく叩き落とした。
「だが、詰めが甘い。細部まで気を配れ」
鋭く、静かに突きつけられる指摘。
胸の奥で膨らみかけた喜びは、一瞬でしぼんだ。悪くない――でも、それはつまりまだ足りないということだ。
そうだ。私は何も特別な評価をもらったわけじゃない。課長は誰に対しても同じだ。ミスがあれば淡々と修正を命じ、必要な改善を求める。
感情ではなく、ただ結果だけを見て判断する人。それでも――
(……今のって、褒められたってことでいいのかな)
わずかに浮かぶ期待と戸惑い。それを振り払うように、私は口を開いた。
「……あの」
言葉を選びながら、おそるおそる口を開く。
喉の奥が、ひどく乾いている気がした。自分でも驚くほど、声がかすれていた。
「ありがとうございます」
この言葉が適切なのかどうか、正直なところわからなかった。けれど、それ以外に言えることが思いつかない。
九条課長の評価は、常に厳しい。普段なら、ミスを指摘され、淡々と訂正を命じられるだけ。必要以上の言葉はなく、フォローもない。だからこそ、「悪くない」と言われたことが、思いのほか胸に響いていた。
課長は、一瞬だけ視線を止めたように見えた。ほんの、一瞬だけ。まるで、私の言葉を吟味するように。
けれど、次の瞬間にはもう、何事もなかったかのように視線を落とす。まるで最初から、そんなやり取りすらなかったかのように。
「礼を言うほどのことじゃない。仕事なんだからな」
まるで感情なんてないような、平坦な声音だった。
私は胸の奥がふっと締まるような感覚を覚えながら、小さく息を吐いた。やっぱり、この人は仕事以外のことには興味がないのかもしれない。それとも――単に、感情を表に出さないだけなのか。
私は無意識に、自分のデスクへ視線を落とす。九条課長のことを、私は尊敬している。仕事に対する姿勢は誰よりも真摯で、厳しくても理不尽なことは言わない。だからこそ、ついていこうと思える。
けれど、それと同時に思うのだ。――私は、この人のことを、何も知らない。
課長のプライベートについて、社内で話題にのぼることはほとんどない。飲み会にも滅多に顔を出さないし、社内の人間関係にも深入りしない。噂話好きの同僚たちも、「あの人は仕事しかしてないんじゃない?」なんて半ば冗談めかして言うけれど、実際のところは誰も知らないのだ。
どんな家に住んでいるのか。休日は何をしているのか。親しい友人はいるのか。ましてや、恋人がいるのかどうかなんて――想像もつかない。
「…………」
いけない。思考が、仕事から逸れかけている。
私は小さくかぶりを振り、気を引き締めるように姿勢を正した。
――余計なことを考えるのは、やめよう。目の前のタスクを片付けることに集中しなければ。
そう自分に言い聞かせながら、再びキーボードに手を伸ばした。
けれど、頭の片隅には、まだあの言葉が残っていた。
――「悪くない」
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