19 / 20
愛の力ってなんだよ(困惑)
しおりを挟む
俺とリーナは、互いに剣を構え対峙していた。隙のない構えに強者の威圧感。以前会ったときとは、比較にならないほど力を付けていると肌で感じる。
先に動いたのはリーナだった。
一歩。たったそれだけ踏み込んだ瞬間、リーナの輪郭がかき消える。気付けば目の前に迫っていた。
「くっ!」
黒炎の残光が鋭い線を描き、俺の肩口を紙一重でかすめた。
いやぁ、今のはちょっとヤバかった。黒炎を推進に使った高速移動術か……、ギリ躱せて良かった。
リーナは小さく舌打ちをすると、黒炎をまとった剣を勢いよく振りかぶった。次いで、黒炎が獣のような唸りをあげ、焦げた空気を引き裂きながら連続で襲いかかる。
俺も闘気を込めた剣で迎え撃つ。刃がぶつかるたび、斬撃に込められた黒炎の熱が肌に突き刺さる。俺の体がベネットの菌糸で強化されていなかったら、とっくにやられていただろう。
リーナの黒炎は、シェリーのものより数段強い。さらに、黒炎を操りながら繰り出される剣技は驚くほど精緻で鋭く、華奢な腕から繰り出されるとは到底思えない圧のある斬撃だった。
だが……、それでもベネットに比べれば、まるでお話にならない。
「それで全力か?」
軽く笑いかけると、リーナはわずかに顔をひきつらせ、後方へ大きく跳んだ。リーナが剣を高く掲げ魔力を解き放つと、周囲の空気がビリビリと震えた。次の瞬間、黒炎の球が空にいくつも浮かび上がった。
「燃え尽きろ」
彼女が腕を振り下ろすと、黒炎球の雨が一斉に降り注ぐ。
まるで空が燃えて落ちてくるような光景だ。こんなの、ベネットと出会う前だったら完全に詰んでいた。でも今なら……。
俺は魔法陣を構築し、魔力を流し込んだ。魔法陣は黄色く光って、雷撃が迸る。迫ってくる黒炎球を雷撃で薙ぎ払うと、次々に爆ぜて消えていく。視界が開いたその一瞬を逃さず、俺は地を蹴り一直線にリーナへ踏み込んだ。
リーナの反応がわずかに遅れた。さっきの大技で、勝利を確信し気を抜いたな?
「これで終わりだっ!」
剣を振り下ろすと、シェリーがリーナ突き飛ばして、代わりに俺の刃を受けていた。
シェリーの身体が地に崩れ落ち、鮮烈な赤が地面を染めていく。リーナは悲鳴を上げて駆け寄り、シェリーの体を抱き起こした。
どう見ても致命傷だ。治癒魔法でも救えないだろう。シェリーは血を吐きながら、か細い声でかすれた言葉を紡いだ。
「短い間でしたけど、私は幸せでした。リーナお姉さま、大好き……」
そのまま、シェリーの体から力が抜け落ちた。
「うあああっ!! シェリー!! なんでっ!! 何で私の大切な人ばかりこんなっ……!! もう嫌!! 嫌だよ……シェリー、死なないで、私を一人にしないで……」
大声を張り上げうずくまるリーナの周囲で、黒炎が異様な勢いで立ち上り始めた。魔力量が桁違いに跳ね上がり、大気そのものが軋んでいる。
やがてリーナは、ゆっくりと立ち上がった。その顔は、先程までの彼女とはまるで別人のように、不気味な笑みに歪んでいた。
「ようやく……、ようやくこのときが来た」
悪寒が走り、俺は咄嗟に後ろに跳んで距離を取った。
「お前、ウィルと言ったか? 礼を言うぞ。お前がリーナの心を折ってくれたおかげで、この体を支配することができた。褒美に真の黒炎で焼き殺してやろう」
体を支配? ヴェザルナがリーナの体を乗っ取ったのか。
「そんな褒美いらんし」
「そう遠慮するでない」
ヴェザルナが手をかざすと、闇より深い黒炎が奔った。リーナの炎よりも黒く重い、絶望そのもののような炎だ。
俺はすぐさま全力で氷の防壁を展開するが、ミシミシと音を立てて亀裂が走った。
「ヤバい、堪えきれん……!」
気が付くとベネットが俺の前に立っていた。彼女の動きは軽やかだが、放たれる魔力は強大で、黒炎を易々と払っていく。
「何かを気にしながら防戦一方だったのは、リーナの体を乗っ取るためだったんだね」
ベネットの髪が触手のようにしなり、周囲にいくつもの魔法陣が展開された。
水刃、氷槍、雷撃、火球、風刃、光矢。多彩な魔法が怒涛のように連射された。
爆煙が吹き荒れたあと、姿を現したヴェザルナは痛痒を感じていない様子だった。どの属性の魔法も効果は薄そうだ。
ベネットは俺の手を掴んで跳び、ヴェザルナから距離を取った。
「……あれ、ちょっとヤバイね。私でも厳しいかも」
「私が真の力を取り戻した今、貴様ら如き相手にもならぬわ」
ヴェザルナは薄く笑い、黒炎球を降らせる。俺たちは躱し、払い、必死に食らいついた。
「ウィル、ああいう相手ってどうやって倒すか知ってる?」
「さぁな、そんな方法知ってたら、とっくにやってる」
するとベネットは、目を輝かせて拳を握りしめた。
「本で読んだんだ! ああいうのはね、愛の力で倒すんだよっ!」
「はぁっ!? こんなときに何言ってるんだ?」
この状況下でそんなことを言える余裕はたいしたものだが、俺には冗談に付き合っている余裕はない。
「むぅー、バカにした。いいから私に合わせて!」
「お、おぅ……」
ベネットが膨れっ面で俺の手を取ると、闘気を流し込んできた。
「二人のこの手に愛を込めるんだよ!」
愛っていうか、闘気な。でもベネットはノリノリなので、黙ってその手を握り返し、俺も闘気を込めた。
俺たちの握り合った手がまぶしい光を放ち始めた。これは……、ただの闘気の輝きじゃない? もっと複雑で温かい何かが混ざっている気がした。
さらに闘気を流していると、二人の闘気が一つに混ざり合って、虹色のオーラが二人を包んだ。
「いくよ! ウィル!」
「おう!」
二人で手を握ったままヴェザルナに突撃した。降りそそぐ黒炎は、虹色のオーラに触れた瞬間に霧のように消える。
「なんだこれは……私の炎が届かないだと……!?」
ヴェザルナは愕然と目を見開いた。奴の黒炎は凄まじい熱量を持っているが、なぜか俺たちを包むオーラを貫けない。
「くらえ、私とウィルの愛のパワー! ラブラブぅぅぅ、天・煌・拳!!」
ベネットは恥ずかしい言葉を叫びながら、俺と重ねた拳でヴェザルナをぶん殴った。
虹色のオーラが炸裂すると、黒炎が霧散しリーナの身体は地に伏した。
「真実の愛は最強なのだ!」
ベネットは得意げに胸を張った。妙なことを口走っているが、あまりに可愛かったので、「そうだな」と頭を撫でてやった。
ヴェザルナはレイス系のモンスターだから、魔力よりも純粋な生命エネルギーである闘気の方が効果が高かったのだろう。ブラッディマッシュの、異常な大きさの生命エネルギーからくる闘気だ。この結果も頷ける……、かもしれない。
倒れているリーナに近寄ると、穢れた魔力は完全に消え去っていた。まだ息はあるみたいだが、どうしたものか?
正直、俺はこいつのことを、もうそれほど恨んではいない。だが、ここで命を救っても、こいつの心は救われないだろう。
俺が迷っていると、リーナは目を閉じたまま、かすかに唇を動かした。
「ラーナ、シンシア、ヘレン、シェリー、……シャノン。私も今から……そっちに逝くね」
言葉が終わるのと同時に、リーナの生命が静かに消えたのが分かった。
横ではベネットが無邪気に喜んだ。
「やったね!」
「ああ、でも気分は良くない。殺しに来たやつを返り討ちにしたことに後悔はないが……」
ベネットは不思議そうに、首を傾げている。
「ウィルはこんな奴にも同情してるんだね。甘いね」
「おいおい、そこは優しいねって言うところだろ……。しかし……そうか、俺は同情していたのか。リーナは、自分の信念を掛けて俺に戦いを挑んだ。互いに全力で戦って、俺が勝った。それ以上に何を思う必要があるんだ……同情なんて、むしろ失礼か」
「ウィルは難しいこと、考えすぎじゃない? 敵は殺す。それでいいじゃん」
「ああ、そうなのかもな……」
深く息を吐き、俺は最後の務めとして、リーナとシェリーの亡骸を静かに火葬した。
残った灰を風に流し、俺たちはゆっくりと帰路についた。
先に動いたのはリーナだった。
一歩。たったそれだけ踏み込んだ瞬間、リーナの輪郭がかき消える。気付けば目の前に迫っていた。
「くっ!」
黒炎の残光が鋭い線を描き、俺の肩口を紙一重でかすめた。
いやぁ、今のはちょっとヤバかった。黒炎を推進に使った高速移動術か……、ギリ躱せて良かった。
リーナは小さく舌打ちをすると、黒炎をまとった剣を勢いよく振りかぶった。次いで、黒炎が獣のような唸りをあげ、焦げた空気を引き裂きながら連続で襲いかかる。
俺も闘気を込めた剣で迎え撃つ。刃がぶつかるたび、斬撃に込められた黒炎の熱が肌に突き刺さる。俺の体がベネットの菌糸で強化されていなかったら、とっくにやられていただろう。
リーナの黒炎は、シェリーのものより数段強い。さらに、黒炎を操りながら繰り出される剣技は驚くほど精緻で鋭く、華奢な腕から繰り出されるとは到底思えない圧のある斬撃だった。
だが……、それでもベネットに比べれば、まるでお話にならない。
「それで全力か?」
軽く笑いかけると、リーナはわずかに顔をひきつらせ、後方へ大きく跳んだ。リーナが剣を高く掲げ魔力を解き放つと、周囲の空気がビリビリと震えた。次の瞬間、黒炎の球が空にいくつも浮かび上がった。
「燃え尽きろ」
彼女が腕を振り下ろすと、黒炎球の雨が一斉に降り注ぐ。
まるで空が燃えて落ちてくるような光景だ。こんなの、ベネットと出会う前だったら完全に詰んでいた。でも今なら……。
俺は魔法陣を構築し、魔力を流し込んだ。魔法陣は黄色く光って、雷撃が迸る。迫ってくる黒炎球を雷撃で薙ぎ払うと、次々に爆ぜて消えていく。視界が開いたその一瞬を逃さず、俺は地を蹴り一直線にリーナへ踏み込んだ。
リーナの反応がわずかに遅れた。さっきの大技で、勝利を確信し気を抜いたな?
「これで終わりだっ!」
剣を振り下ろすと、シェリーがリーナ突き飛ばして、代わりに俺の刃を受けていた。
シェリーの身体が地に崩れ落ち、鮮烈な赤が地面を染めていく。リーナは悲鳴を上げて駆け寄り、シェリーの体を抱き起こした。
どう見ても致命傷だ。治癒魔法でも救えないだろう。シェリーは血を吐きながら、か細い声でかすれた言葉を紡いだ。
「短い間でしたけど、私は幸せでした。リーナお姉さま、大好き……」
そのまま、シェリーの体から力が抜け落ちた。
「うあああっ!! シェリー!! なんでっ!! 何で私の大切な人ばかりこんなっ……!! もう嫌!! 嫌だよ……シェリー、死なないで、私を一人にしないで……」
大声を張り上げうずくまるリーナの周囲で、黒炎が異様な勢いで立ち上り始めた。魔力量が桁違いに跳ね上がり、大気そのものが軋んでいる。
やがてリーナは、ゆっくりと立ち上がった。その顔は、先程までの彼女とはまるで別人のように、不気味な笑みに歪んでいた。
「ようやく……、ようやくこのときが来た」
悪寒が走り、俺は咄嗟に後ろに跳んで距離を取った。
「お前、ウィルと言ったか? 礼を言うぞ。お前がリーナの心を折ってくれたおかげで、この体を支配することができた。褒美に真の黒炎で焼き殺してやろう」
体を支配? ヴェザルナがリーナの体を乗っ取ったのか。
「そんな褒美いらんし」
「そう遠慮するでない」
ヴェザルナが手をかざすと、闇より深い黒炎が奔った。リーナの炎よりも黒く重い、絶望そのもののような炎だ。
俺はすぐさま全力で氷の防壁を展開するが、ミシミシと音を立てて亀裂が走った。
「ヤバい、堪えきれん……!」
気が付くとベネットが俺の前に立っていた。彼女の動きは軽やかだが、放たれる魔力は強大で、黒炎を易々と払っていく。
「何かを気にしながら防戦一方だったのは、リーナの体を乗っ取るためだったんだね」
ベネットの髪が触手のようにしなり、周囲にいくつもの魔法陣が展開された。
水刃、氷槍、雷撃、火球、風刃、光矢。多彩な魔法が怒涛のように連射された。
爆煙が吹き荒れたあと、姿を現したヴェザルナは痛痒を感じていない様子だった。どの属性の魔法も効果は薄そうだ。
ベネットは俺の手を掴んで跳び、ヴェザルナから距離を取った。
「……あれ、ちょっとヤバイね。私でも厳しいかも」
「私が真の力を取り戻した今、貴様ら如き相手にもならぬわ」
ヴェザルナは薄く笑い、黒炎球を降らせる。俺たちは躱し、払い、必死に食らいついた。
「ウィル、ああいう相手ってどうやって倒すか知ってる?」
「さぁな、そんな方法知ってたら、とっくにやってる」
するとベネットは、目を輝かせて拳を握りしめた。
「本で読んだんだ! ああいうのはね、愛の力で倒すんだよっ!」
「はぁっ!? こんなときに何言ってるんだ?」
この状況下でそんなことを言える余裕はたいしたものだが、俺には冗談に付き合っている余裕はない。
「むぅー、バカにした。いいから私に合わせて!」
「お、おぅ……」
ベネットが膨れっ面で俺の手を取ると、闘気を流し込んできた。
「二人のこの手に愛を込めるんだよ!」
愛っていうか、闘気な。でもベネットはノリノリなので、黙ってその手を握り返し、俺も闘気を込めた。
俺たちの握り合った手がまぶしい光を放ち始めた。これは……、ただの闘気の輝きじゃない? もっと複雑で温かい何かが混ざっている気がした。
さらに闘気を流していると、二人の闘気が一つに混ざり合って、虹色のオーラが二人を包んだ。
「いくよ! ウィル!」
「おう!」
二人で手を握ったままヴェザルナに突撃した。降りそそぐ黒炎は、虹色のオーラに触れた瞬間に霧のように消える。
「なんだこれは……私の炎が届かないだと……!?」
ヴェザルナは愕然と目を見開いた。奴の黒炎は凄まじい熱量を持っているが、なぜか俺たちを包むオーラを貫けない。
「くらえ、私とウィルの愛のパワー! ラブラブぅぅぅ、天・煌・拳!!」
ベネットは恥ずかしい言葉を叫びながら、俺と重ねた拳でヴェザルナをぶん殴った。
虹色のオーラが炸裂すると、黒炎が霧散しリーナの身体は地に伏した。
「真実の愛は最強なのだ!」
ベネットは得意げに胸を張った。妙なことを口走っているが、あまりに可愛かったので、「そうだな」と頭を撫でてやった。
ヴェザルナはレイス系のモンスターだから、魔力よりも純粋な生命エネルギーである闘気の方が効果が高かったのだろう。ブラッディマッシュの、異常な大きさの生命エネルギーからくる闘気だ。この結果も頷ける……、かもしれない。
倒れているリーナに近寄ると、穢れた魔力は完全に消え去っていた。まだ息はあるみたいだが、どうしたものか?
正直、俺はこいつのことを、もうそれほど恨んではいない。だが、ここで命を救っても、こいつの心は救われないだろう。
俺が迷っていると、リーナは目を閉じたまま、かすかに唇を動かした。
「ラーナ、シンシア、ヘレン、シェリー、……シャノン。私も今から……そっちに逝くね」
言葉が終わるのと同時に、リーナの生命が静かに消えたのが分かった。
横ではベネットが無邪気に喜んだ。
「やったね!」
「ああ、でも気分は良くない。殺しに来たやつを返り討ちにしたことに後悔はないが……」
ベネットは不思議そうに、首を傾げている。
「ウィルはこんな奴にも同情してるんだね。甘いね」
「おいおい、そこは優しいねって言うところだろ……。しかし……そうか、俺は同情していたのか。リーナは、自分の信念を掛けて俺に戦いを挑んだ。互いに全力で戦って、俺が勝った。それ以上に何を思う必要があるんだ……同情なんて、むしろ失礼か」
「ウィルは難しいこと、考えすぎじゃない? 敵は殺す。それでいいじゃん」
「ああ、そうなのかもな……」
深く息を吐き、俺は最後の務めとして、リーナとシェリーの亡骸を静かに火葬した。
残った灰を風に流し、俺たちはゆっくりと帰路についた。
16
あなたにおすすめの小説
追放された俺の木工スキルが実は最強だった件 ~森で拾ったエルフ姉妹のために、今日も快適な家具を作ります~
☆ほしい
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺は、異世界の伯爵家の三男・ルークとして生を受けた。
しかし、五歳で授かったスキルは「創造(木工)」。戦闘にも魔法にも役立たない外れスキルだと蔑まれ、俺はあっさりと家を追い出されてしまう。
前世でDIYが趣味だった俺にとっては、むしろ願ってもない展開だ。
貴族のしがらみから解放され、自由な職人ライフを送ろうと決意した矢先、大森林の中で衰弱しきった幼いエルフの姉妹を発見し、保護することに。
言葉もおぼつかない二人、リリアとルナのために、俺はスキルを駆使して一夜で快適なログハウスを建て、温かいベッドと楽しいおもちゃを作り与える。
これは、不遇スキルとされた木工技術で最強の職人になった俺が、可愛すぎる義理の娘たちとのんびり暮らす、ほのぼの異世界ライフ。
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
「餌代の無駄」と追放されたテイマー、家族(ペット)が装備に祝福を与えていた。辺境で美少女化する家族とスローライフ
天音ねる(旧:えんとっぷ)
ファンタジー
【祝:男性HOT18位】Sランクパーティ『紅蓮の剣』で、戦闘力のない「生産系テイマー」として雑用をこなす心優しい青年、レイン。
彼の育てる愛らしい魔物たちが、実はパーティの装備に【神の祝福】を与え、その強さの根源となっていることに誰も気づかず、仲間からは「餌代ばかりかかる寄生虫」と蔑まれていた。
「お前はもういらない」
ついに理不尽な追放宣告を受けるレイン。
だが、彼と魔物たちがパーティを去った瞬間、最強だったはずの勇者の聖剣はただの鉄クズに成り果てた。祝福を失った彼らは、格下のモンスターに惨敗を喫する。
――彼らはまだ、自分たちが捨てたものが、どれほど偉大な宝だったのかを知らない。
一方、レインは愛する魔物たち(スライム、ゴブリン、コカトリス、マンドラゴラ)との穏やかな生活を求め、人里離れた辺境の地で新たな暮らしを始める。
生活のためにギルドへ持ち込んだ素材は、実は大陸の歴史を塗り替えるほどの「神話級」のアイテムばかりだった!?
彼の元にはエルフやドワーフが集い、静かな湖畔の廃屋は、いつしか世界が注目する「聖域」へと姿を変えていく。
そして、レインはまだ知らない。
夜な夜な、彼が寝静まった後、愛らしい魔物たちが【美少女】の姿となり、
「れーんは、きょーも優しかったの! だからぽるん、いーっぱいきらきらジェル、あげたんだよー!」
「わ、私、今日もちゃんと硬い石、置けました…! レイン様、これがあれば、きっともう危ない目に遭いませんよね…?」
と、彼を巡って秘密のお茶会を繰り広げていることを。
そして、彼が築く穏やかな理想郷が、やがて大国の巨大な陰謀に巻き込まれていく運命にあることを――。
理不尽に全てを奪われた心優しいテイマーが、健気な“家族”と共に、やがて世界を動かす主となる。
王道追放ざまぁ × 成り上がりスローライフ × 人外ハーモニー!
HOT男性49位(2025年9月3日0時47分)
→37位(2025年9月3日5時59分)→18位(2025年9月5日10時16分)
隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。
実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~
仮実谷 望
ファンタジー
とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。
俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる