灰かぶりの少年

うどん

文字の大きさ
8 / 53

灰かぶりの少年8

しおりを挟む

3日後-




今日はお屋敷の周辺が騒がしい。
朝から皆がバタバタしている。
噂によると何かお祝い事があるようだ、たくさんの人達がこのお屋敷に来るのだろう。



勿論、灰かぶりは全く縁が無く除外されている身分の為本当の事は何も知らない




「よしっ、もう少しで掃除が終わりそう。
僕なんかがいつまでも外を彷徨いてはいけないから早く済ませて納屋に戻ろう」




小さい時から自分や他の人にお祝い事をした事がないのでどの様なものなのか興味はあるが実際にそんな事ができる日なんて永遠に来る筈がない
  



自分でも分かっている




ふと考えだしたら思わず気分が落ち込んでしまう…
だが、ずっとそうしてはいられないのだ




冷たくなった手を丸めて納屋までかけ走って行く




「おい」




“-ビクッ!-‘’




この声はお兄様…




「はい…」




「何をぐずぐずしている、今日は大切な日なんだぞ!お前みたいなのが皆様の目に映ったらどうする気だ」




「もっ、申し訳ございません…」




「フンッ!」


 

お兄様の鋭い眼光に睨まれて、背筋に冷や汗が流れる




「出来が悪いお前は罰を与えなければならないな」




「えっ…!」




「さぁ、こっちへ来い!」




「お兄様っ…何を!」




腕を強い力で引っ張られ自分の納屋へ強引に入れられる




「本当に汚い所だな、まぁお前には似合っているが」




「お許しください、次からはきちんと言われた通りに早くしますので…!」




懸命に仰願しどうにかお許しを貰おうとするがそんな願いもむなしかった




「下を脱いで膝を床につけろ」




「う…ぅ」




「そのまま中腰でいろ」




下半身を剥き出しにされ一体何をされるのかとても怖い




「ちょうどここに入って来る前にいい長さの物を見つけた」




「…え?」




お兄様が何かを持っている事に気づき手元を見ると鉄製の少し細いパイプの様な物だった、もしかしてこれで殴られるのかと想像し体が小刻み震える




「足を閉じるんじゃないぞ」




「ひゃ…ァ!」




殴られると思い下を向いて身構えていると太腿と太腿の間に突然冷たい感触を感じ驚く




「動くな」




「んんッ、冷たいっ」




グッ ぐるぅ…ぐりぃぃ!




パイプの丸い部分を回転させながら灰かぶりの前立腺の裏や肛門近くを攻め立てる




「あぁァ…だめぇぇっ」




とてつもない刺激と摩擦ですぐにイってしまいそうだ




「このぐらいで出すなよ、分かってんのかお前」




「っゥ…ぐすっ…ごめんなさい」




ぐるン   …ズゥッ ズゥッ…




「んん…うン!」




「おい、今出すなと言った筈だ。なのに何だそのダラダラ溢れているものは」




「っなさい…ごめんなさい…あぁ粗相を…」




だんだんいやらしい音に変わっていく




クポぉ、くちゅ…ぐちゅん




「やあぁ、強く擦っちゃ…またでちゃぅ」




出したくないのに強烈な刺激で先端からの粘液が止まらない




「お前は何回言ってもダメだな、余程仕置きを受けたいのか…」




ドゴオッ!




「かはっぁ!!」




「いいか、今のはまだ軽い方だ。アザだらけになりたくないならちゃんと我慢しろ」




腹に激痛が走りながらもなんとかコクンと頷く




「はぁ、はぁ…」




パイプを時には前後に動かし更に灰かぶりの思考を奪う




「体は正直だな、お前のココはずっと喜んで勃起したままだ。他にも期待しているんじゃないか?」




「ち…がぃ…ます 、ぅう」




「では何故うしろもヒクヒクさせている?」



「知らな…いぃ」




「いいか、楽になりたいのだったらお前はどうするべきだ?よく考えろ」




「もう… はぁんン助け…ぇて」




兄の容赦無い攻めたてに苦しさと快感でぐちゃぐちゃだ




「…どうかおネが…い…まぁ…」




「なんだ?はっきり言え!」




「ぼっ…僕のこのいやらしい体に御慈悲を下さい!」




「詳しく言え、どこをどうするのだ?」




「うぅ…前を弄りながらうしろの穴に太いモノを下さい!」




「太いモノとは何だ?」




「ぐすっ…お兄様のペニスです…僕の中を掻き混ぜて下さい…!」




「掻き混ぜてそれでどうする?」




「…精液をいっぱい奥に注いで良いトコロを突いて…ぇ下さい!」




「ハハッ、良いだろう。正直だ」




兄の下半身は服の上からでも分かる程膨れている




「これはお前のせいだ、お前が全て悪い。貴重な時間をさいて罰を与えているんだからな!」




「ぁ…つごめんなさい。…申し訳ございません…うぅ…ごめんなさい」




目から大粒の涙が流れ頬を濡らす













しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

嫌われ者の長男

りんか
BL
学校ではいじめられ、家でも誰からも愛してもらえない少年 岬。彼の家族は弟達だけ母親は幼い時に他界。一つずつ離れた五人の弟がいる。だけど弟達は岬には無関心で岬もそれはわかってるけど弟達の役に立つために頑張ってるそんな時とある事件が起きて.....

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

悪夢の先に

紫月ゆえ
BL
人に頼ることを知らない大学生(受)が体調不良に陥ってしまう。そんな彼に手を差し伸べる恋人(攻)にも、悪夢を見たことで拒絶をしてしまうが…。 ※体調不良表現あり。嘔吐表現あるので苦手な方はご注意ください。 『孤毒の解毒薬』の続編です! 西条雪(受):ぼっち学生。人と関わることに抵抗を抱いている。無自覚だが、容姿はかなり整っている。 白銀奏斗(攻):勉学、容姿、人望を兼ね備えた人気者。柔らかく穏やかな雰囲気をまとう。

好きなあいつの嫉妬がすごい

カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。 ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。 教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。 「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」 ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」

主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。

小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。 そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。 先輩×後輩 攻略キャラ×当て馬キャラ 総受けではありません。 嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。 ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。 だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。 え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。 でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!! ……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。 本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。 こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。

ビッチです!誤解しないでください!

モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃 「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」 「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」 「大丈夫か?あんな噂気にするな」 「晃ほど清純な男はいないというのに」 「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」 噂じゃなくて事実ですけど!!!?? 俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生…… 魔性の男で申し訳ない笑 めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

処理中です...