灰かぶりの少年

うどん

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灰かぶりの少年18

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今何時?


少しでもみっともない姿を見られたくない
息を切らしながら足速に駆けていく


物置場までもうすぐだ
ドクン ドクンと心臓が高鳴る


鳥達の声に風が吹くたびに草木が揺れる音
まるで自分にあてられた素敵な音色だと思える程好感に満たされていた


「ハァ…やっと着いた、護衛様の姿が見えないから中にいるのかな?」


物置場は少し横に広い建物である
窓はついているがとても古いので外から窓越しに人の影を見つけるのは難しい


だとしたらもしも中で待っていてはいけないので咄嗟にドアノブに手をかけて開けた


ギーー-ィィッ-


「失礼します、お待たせしました」


小声で薄暗い室内をキョロキョロする


グイッ!!


「っ‼︎‼︎」


細い手首を乱暴に掴まれドサッと床に叩きつけられた


一体何が起こったのか?


電気がパチンとついて眩しい
上を見ると目が眩む様な明るさで目を思わず細める


「おい、おい本当に来たぞ!
すごいかわいいじゃないか!」


「落ち着け、ルールは守れよ」


「なぁ、俺が先でいいか?」





ーーーえ?




息の荒い男達が舌舐めずりをして灰かぶりを見ていた
どこにも護衛様はいない…



「あの…僕、ここで人と会う約束をしているんです」


男達は不気味な笑みを浮かべて笑っている


「ふーん、そうなんだ」


「誰を待ってるんだ?」


「男性で…とても紳士的な…」


「…ははっ本当に来るのかその男は?」


「はい…」


小さい声で頷いた


「すげーおめでたいガキだな~面白くて笑っちまうよ」


「も~良いだろ、やっちまおうぜ」


「俺も我慢できねぇよ」


口々に言い合う男達


話の意味がわからない


「僕、外で待ってます…」


その言葉にギラリと1人の男に睨まれた


「いいか…勝手に逃げんじゃねぇぞ、ここには誰も来ない」


「…っ!」


「そうだ、そうだ!これから俺達の相手をしてもらう」


ざわっと嫌な胸騒ぎ
一瞬にして体が硬直してしまった


大きな手が胸元に近づく


「やっ…やめて下さい!」


バシッと男の手を振り払う


「暴れるなっ、じっとしてろ!!」


手の平で頬を叩かれヒリヒリと痛い


「うぅっ…」


「顔はやめろ、可愛い顔が台無しだ」


「チッ、こいつが暴れるからだ」


「やめて…助けて…」


震える声で訴える


「わかっただろ、大人しくしないと痛い目に合うしお前が持ってきたこの人形も壊すことになる」


「…そんなっ!!」


大切な人形を壊されるなんて絶対に嫌だ
あれはとても大切な物


「っお願いします…それだけは、やめて下さい…人形を壊すことだけはっ---」


「だったらどうすればいいか分かるな」


「ぅ…っぼく…」


心の底から嫌だがもう答えは決まっていた


「可愛くて美味しそうな唇と乳首はどんな味がするかなぁ」


チュウウウウ---–ッ


「んぅ…っぅ‼︎」


唇と乳首を同時に吸われる 


「すげー唇、柔らかいぜ」


「俺もこんなに乳首が良いなんて、思った以上だ」


「どんどん吸ってやる」


ちゅぅ ちゅぱぁ むちゅぅぅ
ちゅぱぁ ぅっぱぁぁ 


「ぁあんッ!ごほっ ごほっ‼︎」


「おっ、ツンツン乳首尖らして感じまくりだな」


「舌で転がす度にコリコリ硬くなりやがる」


「胸…ひぃっ…やだぁ」


抵抗したいができない
只々この行為をひたすら我慢するしかないのだ


「下の布越しの膨らみも苦しいだろ?
ズボンから出してやるよ」


「ぁっ、見ないでぇ…」


男が灰かぶりのズボンをズリ下げるとプルンと先を濡らしたペニスが出てきた


「もうベトベトに垂れ流し状態じゃねーか、いやらしいガキめ」


「触っちゃダメぇぇ…でるぅ」


「お前のモノに俺のペニスを擦り付けて一緒に扱いてやる」


「ぇっ、やめて…!」


ズリズリ ゴシュ ゴシュ


「どんどん強くしてやるぜ」


「あんぁ…っイヤぁ!」


男のドス黒いペニスの脈打つ感覚が伝わってくる


「ハハ、一発目はお前の小さいペニスにぶっかけだ」


ビューッ- ビチャッァ-ァ-


「最近全然ヌいて無かったから、濃いのが出た」


「腹ベタベタだな、この量だとコイツでも妊娠するんじゃねーか?」


男達は交互に笑い合う


「うっぅ…ひっく…っぅ」


すごく悲しくて止まることが無い涙


「お前らコイツの両足を高く上げてくれ」


「いいけど早く終わらしてくれよ、俺のがもうはち切れそうだ」


「焦らすな、今から一気にいくぜ!」




ズンッ!!




奥まで何の躊躇いも無く挿入された


「アぁああ…お腹苦しいぃ!」


ずうポォ ずうポォ ジュポ
ジュポ ジュポ ズン ヂポウゥ


男の打ち付ける腰はどんどん加速を増す


「おくっ…あたるぅやあぁぁ」


「すごい中がクネクネ蠢いて俺に絡みついてくる、これはかなりの極上穴だな」


「もう無理ぃ…!」


「ハハハハ、種づけしてやる」


ドクンッピュルーーー!


「なかっ….ヤダァ!!」


「妊婦しそうな勢いだ」


「次は俺だ!」


「オラよっ!」


ジュぷぅゥ!‼︎


「ひいぃ…っ」


「なぁ、俺もいいか?同時に入れちまおう2本刺しだ」


「やだぁあ、やめて…ぇ!」


「ほう、なかなか面白ぇなぁ」


「へへへっ」


そそり立つ別の雄のペニスを間近に感じる
そんなモノが無理矢理挿入されると思うと今度こそ壊れてしまうだろう


漆黒な恐怖にどんどん飲み込まれていく
どうしてこんな事になってしまったの?
助けて…      誰か………







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