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第4章 エルセニム国のおてんば姫
第4章第007話 唐突なお泊まり会
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第4章第007話 唐突なお泊まり会
・Side:ツキシマ・レイコ
お湯を用意してもらい、マーリアちゃんが湯浴み行きます。ミオンさんがなにやらモーラちゃんに言い付けて付き添います。
部屋は、残念ながら今夜は空きがないそうで。明後日には一室空くので、それまで私の部屋で宿泊することになりました。流石に刺客は貴族街には入れてもらえない…だそうです。
セレブロさんは、急遽市場で調達してきたでっかい魚を三枚におろして炙ったものをいただいていました。余りなじみが無かったのかもともと魚が好きなのか、えらくお気に召したようですね。ぺろりです。
マーリアちゃんが湯浴みから戻ってきたところで、果実酒とメレンゲクッキーを召し上がっていただいている間に。ミオンさんにちょいちょいと呼ばれました。今夜の護衛当番の料理騎士の人も一緒です。
「モーラにマーリアちゃんの体を見て貰ったんだけどね。肩口から背中にけっこう大きなケガの痕があったそうな。多分魔獣相手に戦ったってときのケガだろうね。他には、刃物とか叩かれたとかの傷はないって。首の瘤も無いってさ。」
とりあえず、直近の虐待とかは無いようですが。…まぁあの歳で魔獣と戦わされているってのは虐待だとは思います。
一応一国のお姫様を預かりますから、この辺は先に確認しておきたいところ。ミオンさん、こういうところに気が回ってくれて助かります。
「マーリアちゃんの話していた内容に特に不審な点はないということですね」
「話を聞くに。もっとこうなんというか、荒んだ感じになっていてもいいと思うんだけどね。マナ強化とやらが吹き飛ばしているのか、もともと心の強い子なのか… まったく、正教国も碌な事しないね」
「あとは、王都の判断待ちでしょう。特に危険は無いと思いますが、注意というか、心配りはしてあげたいですね」
料理騎士さんもマーリアちゃん境遇には思うところがあるようです。
歯磨きしてから私の部屋に行きます。
歯ブラシあるんですよ、こちらにも。竹の棒に一杯穴を開けて、堅めの獣の毛を束ねたものを穴を開けた竹棒に接着して…という感じのものですね。マーリアちゃんも普段は磨いているそうで、自分用のをポシェットに備えてました。そのへんちゃんと女の子ですね。
部屋に入る前に、モーラちゃんが桶に手ぬぐいを持ってきて、セレブロさんの脚を拭きます。大人しく拭かれているセレブロさんも凄いですね。
さて…セレブロさんも一緒に私の部屋に入るのですが。
宿の部屋は、四畳半にベットが置いてあるといった感じですが、ベットと壁の間がセレブロさんで埋まりました。というより、ベットの隣がモフモフのベットになりました。まるで液体のようにぴったり填まってますです。
追加の枕を持ってきたモーラちゃんがそれを見て一言。
「私も今夜はここで寝る!」
だそうです。
まぁ、大人用ベットにプラスしてセレプロさんベットがあるのなら、三人は楽勝でしょう。
私は普段のベットの方でレッドさんと。マーリアちゃんとモーラちゃんは、セレブロさんのお腹の上です。うーん、暖かそうですね、ちょっとうらやましいです。
…ん?。
セレブロさんが、抱きついてくるマーリアちゃんを前足で抱きかかえています。しかも、なんかゴロゴロと言う音が。
んんっ?
…犬と猫の違いとして、上腕の回転範囲があります。簡単に言えば、猫は手を合わせることが出来ますが、犬には出来ません。猫の方は木登りに適応した結果と言われていて、南米のマーゲイという猫は後ろ足でもこれが出来ます。
ちょっと失礼して、セレブロさんの手を取ってみます。でかい肉球ですね。…指をぎゅっと押してみると、にゅっと爪がでました。
……。
セレブロさん、あんた猫科でしたかっ!!
ゴロゴロゴロ。
うーん、猫も犬も同じネコ目ではありますが。これも生物がこの星に放たれてからそれなりに長い時間が経っている証拠でしょうか、猫科がここまで狼に似るとは、生存環境に適応した結果ということでしょうね。
セレプロさんの顔立ちは虎というよりは狐に近いように思いますが。…そう言えば、猫もキツネも目は縦長でしたね。この子の目、今はまん丸ですけど。
猫の目が縦長なのは、瞳孔の開口率確保と開口速度を上げることと、狩りに特化して横方向へのピントの合いを向上させること…だそうです。セレブロさんを見ていて、狼よりはキツネ寄りなのかな?とか思っていたのですが。まんま猫だったんですね。
「食事は美味しいし。人の当たりは柔らかいし。…良いところね、この街は」
「うん。私もこの街に来て良かったと思ってます」
「クーっ」
うん。ほんといい街にたどり着けました。赤井さん様々です。
「マーリアちゃんもこの街に住んだら?」
モーラちゃんが誘いますが。
「うーん。そうしたいのはやまやまだけど。エルセニム国の王族として、ダーコラ国のエルセニム人達はほっとけないかな?」
「マーリアちゃんは、ダーコラ国を倒そうとか考えないの?」
「…私がエルセニム国に立って戦ったら、ダーコラ国で奴隷になっているエルセニム人と戦わないと行けない。それを防ぐために正教国やダーコラ国についたら、エルセニム国と戦わないと行けない。そうなったとしてもなるべく被害を出さないように、色々手加減出来るように訓練したつもりだけど。…こんなことをずっと続けてもいられないよね。どうしたらいいんだろ?私」
マーリアちゃんがセレブロさんに突っ伏してしまいました。
昼間話を聞いていて、どうにもその場凌ぎな話だなと思って聞いてましたけど。やはり自覚はあったんですね。
「多分だけど。お父様はそんな奴隷となったエルセニム人を見捨てられない。お兄様は、例え奴隷の方に被害が出たとしても反抗すべきだと考えているんだと思う。どちらも間違っていないけど…ダーコラ国側が本格的に不利になったら、絶対正教国が出てくる。以前の連合軍と戦った時と同じようにエルセニム国に勝てるとは思わないし。再度そうなったらもっと酷いことになる」
なるほどね。だから"今"は、ダーコラ国に必要以上に弱体化して貰っては困るとマーリアちゃんは考えているようです。
うーん。ダーコラ国が正教国に援助を求める前に電撃的にダーコラ国を叩き潰す、それも前線のエルセニム人奴隷が出張る前に、中枢を一気に。…いや、私が中枢の人間をボコッたとしても、状況は大して変わらない感じがすます。どのみち正教国が出張ってくるだけですかね?。
皆殺しルートならともかく。エルセニム国単独で、またはそこに私を追加しても、現状打破はちょっと難しいように思います。
国を丸ごと変えさせるには、やはり国が対処しないと無理ですか。根本的な解決には、ネイルコード国の協力が不可欠のようです。
今回の件は、王都にも伝えられるそうです。向こうではどういう判断がされるのでしょう。
モーラちゃんがマーリアちゃんと一緒に毛布にくるまっています。
あ、レッドさんもいつの間にかセレブロさんの上に。ずるいですよ。今夜は私はベットで一人ですが?
…しばらくして二人から寝息が聞こえてきました。
どうか情勢が良い方向に転びますように。
・Side:ツキシマ・レイコ
お湯を用意してもらい、マーリアちゃんが湯浴み行きます。ミオンさんがなにやらモーラちゃんに言い付けて付き添います。
部屋は、残念ながら今夜は空きがないそうで。明後日には一室空くので、それまで私の部屋で宿泊することになりました。流石に刺客は貴族街には入れてもらえない…だそうです。
セレブロさんは、急遽市場で調達してきたでっかい魚を三枚におろして炙ったものをいただいていました。余りなじみが無かったのかもともと魚が好きなのか、えらくお気に召したようですね。ぺろりです。
マーリアちゃんが湯浴みから戻ってきたところで、果実酒とメレンゲクッキーを召し上がっていただいている間に。ミオンさんにちょいちょいと呼ばれました。今夜の護衛当番の料理騎士の人も一緒です。
「モーラにマーリアちゃんの体を見て貰ったんだけどね。肩口から背中にけっこう大きなケガの痕があったそうな。多分魔獣相手に戦ったってときのケガだろうね。他には、刃物とか叩かれたとかの傷はないって。首の瘤も無いってさ。」
とりあえず、直近の虐待とかは無いようですが。…まぁあの歳で魔獣と戦わされているってのは虐待だとは思います。
一応一国のお姫様を預かりますから、この辺は先に確認しておきたいところ。ミオンさん、こういうところに気が回ってくれて助かります。
「マーリアちゃんの話していた内容に特に不審な点はないということですね」
「話を聞くに。もっとこうなんというか、荒んだ感じになっていてもいいと思うんだけどね。マナ強化とやらが吹き飛ばしているのか、もともと心の強い子なのか… まったく、正教国も碌な事しないね」
「あとは、王都の判断待ちでしょう。特に危険は無いと思いますが、注意というか、心配りはしてあげたいですね」
料理騎士さんもマーリアちゃん境遇には思うところがあるようです。
歯磨きしてから私の部屋に行きます。
歯ブラシあるんですよ、こちらにも。竹の棒に一杯穴を開けて、堅めの獣の毛を束ねたものを穴を開けた竹棒に接着して…という感じのものですね。マーリアちゃんも普段は磨いているそうで、自分用のをポシェットに備えてました。そのへんちゃんと女の子ですね。
部屋に入る前に、モーラちゃんが桶に手ぬぐいを持ってきて、セレブロさんの脚を拭きます。大人しく拭かれているセレブロさんも凄いですね。
さて…セレブロさんも一緒に私の部屋に入るのですが。
宿の部屋は、四畳半にベットが置いてあるといった感じですが、ベットと壁の間がセレブロさんで埋まりました。というより、ベットの隣がモフモフのベットになりました。まるで液体のようにぴったり填まってますです。
追加の枕を持ってきたモーラちゃんがそれを見て一言。
「私も今夜はここで寝る!」
だそうです。
まぁ、大人用ベットにプラスしてセレプロさんベットがあるのなら、三人は楽勝でしょう。
私は普段のベットの方でレッドさんと。マーリアちゃんとモーラちゃんは、セレブロさんのお腹の上です。うーん、暖かそうですね、ちょっとうらやましいです。
…ん?。
セレブロさんが、抱きついてくるマーリアちゃんを前足で抱きかかえています。しかも、なんかゴロゴロと言う音が。
んんっ?
…犬と猫の違いとして、上腕の回転範囲があります。簡単に言えば、猫は手を合わせることが出来ますが、犬には出来ません。猫の方は木登りに適応した結果と言われていて、南米のマーゲイという猫は後ろ足でもこれが出来ます。
ちょっと失礼して、セレブロさんの手を取ってみます。でかい肉球ですね。…指をぎゅっと押してみると、にゅっと爪がでました。
……。
セレブロさん、あんた猫科でしたかっ!!
ゴロゴロゴロ。
うーん、猫も犬も同じネコ目ではありますが。これも生物がこの星に放たれてからそれなりに長い時間が経っている証拠でしょうか、猫科がここまで狼に似るとは、生存環境に適応した結果ということでしょうね。
セレプロさんの顔立ちは虎というよりは狐に近いように思いますが。…そう言えば、猫もキツネも目は縦長でしたね。この子の目、今はまん丸ですけど。
猫の目が縦長なのは、瞳孔の開口率確保と開口速度を上げることと、狩りに特化して横方向へのピントの合いを向上させること…だそうです。セレブロさんを見ていて、狼よりはキツネ寄りなのかな?とか思っていたのですが。まんま猫だったんですね。
「食事は美味しいし。人の当たりは柔らかいし。…良いところね、この街は」
「うん。私もこの街に来て良かったと思ってます」
「クーっ」
うん。ほんといい街にたどり着けました。赤井さん様々です。
「マーリアちゃんもこの街に住んだら?」
モーラちゃんが誘いますが。
「うーん。そうしたいのはやまやまだけど。エルセニム国の王族として、ダーコラ国のエルセニム人達はほっとけないかな?」
「マーリアちゃんは、ダーコラ国を倒そうとか考えないの?」
「…私がエルセニム国に立って戦ったら、ダーコラ国で奴隷になっているエルセニム人と戦わないと行けない。それを防ぐために正教国やダーコラ国についたら、エルセニム国と戦わないと行けない。そうなったとしてもなるべく被害を出さないように、色々手加減出来るように訓練したつもりだけど。…こんなことをずっと続けてもいられないよね。どうしたらいいんだろ?私」
マーリアちゃんがセレブロさんに突っ伏してしまいました。
昼間話を聞いていて、どうにもその場凌ぎな話だなと思って聞いてましたけど。やはり自覚はあったんですね。
「多分だけど。お父様はそんな奴隷となったエルセニム人を見捨てられない。お兄様は、例え奴隷の方に被害が出たとしても反抗すべきだと考えているんだと思う。どちらも間違っていないけど…ダーコラ国側が本格的に不利になったら、絶対正教国が出てくる。以前の連合軍と戦った時と同じようにエルセニム国に勝てるとは思わないし。再度そうなったらもっと酷いことになる」
なるほどね。だから"今"は、ダーコラ国に必要以上に弱体化して貰っては困るとマーリアちゃんは考えているようです。
うーん。ダーコラ国が正教国に援助を求める前に電撃的にダーコラ国を叩き潰す、それも前線のエルセニム人奴隷が出張る前に、中枢を一気に。…いや、私が中枢の人間をボコッたとしても、状況は大して変わらない感じがすます。どのみち正教国が出張ってくるだけですかね?。
皆殺しルートならともかく。エルセニム国単独で、またはそこに私を追加しても、現状打破はちょっと難しいように思います。
国を丸ごと変えさせるには、やはり国が対処しないと無理ですか。根本的な解決には、ネイルコード国の協力が不可欠のようです。
今回の件は、王都にも伝えられるそうです。向こうではどういう判断がされるのでしょう。
モーラちゃんがマーリアちゃんと一緒に毛布にくるまっています。
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