262 / 384
第7章 Welcome to the world
第7章第035話 エイゼル市への帰還
しおりを挟む
第7章第035話 エイゼル市への帰還
・Side:ツキシマ・レイコ
ユルガルムでの蟻退治も終えて、本来はもっと早く帰れるはずだったのですが。テオーガル領やら王都やらで宿泊が増えいろいろ寄り道でした。
今はやっと本当に、王都からエイゼル市への街道の途中です。おやつの時間には帰れるかな?
同乗しているクラウヤート様は、私とアイズン伯爵の会話を難しい顔をして聞いていました。
「どうされました?クラウヤート様」
「いえ…おじいさまも陛下も…なんというか大きいなぁと。ちょっといろいろ不安に…」
税を搾取するだけの貴族では無く、領内を開発し、流通を促進し、民を富ませることで街を大きくしてきた伯爵。表向きは他の領主から領地開発を請負っていた形ですが。実際にやったことは、複数の領地全体の産業の効率化です。一度これに組み込まれると、ここから離脱しての再独立は非常に難しくなります。
スラムの住民にまで基礎的な教育を施すことで、労働力としての質の向上と税収入増加。商業ギルドでの預金業務によって流通する貨幣の確保、為替を使って距離の離れた領地間での商取引の促進、等々。
経済規模で言えば、王都に匹敵するまでになったエイゼル市。それを育てたのがアイズン伯爵です。さらに、その仕組みを国や辺境候領まで広げたのか今代陛下。チート要素満載ですよ。
これだけのことを一代で成し遂げた天才がアイズン伯爵です。陛下に取り入ってうまいことやって街を大きくして自分の地位を固めてきた強欲な伯爵…なんて揶揄をする貴族もいますが。実態は、街の開発が趣味と言わんばかりの言動が目立つだけの強面ツンデレ伯爵です。
私がこの世界にやってきて出来た事なんて、せいぜいアイズン伯爵のお手伝いです。
…まぁ私も、私自身の生活水準が上がるようにという知識のばらまき方をしていますからね。これまた、伯爵が私を利用してさらなる金儲けをしているけしからん… なんて見方をする人も、居るところにはまだ居るそうです。
能力主義が目立つネイルコード王国ですが。君主制に貴族制度があるこの国では、領主は一応世襲です。クラウヤート様は、アイズン伯爵嫡男のブライン様の後にエイゼル領を継ぐことが確定しています。
能力が無くても、名目上は領主に慣れてしまいます。名目だけで、実務は丸投げというか、周囲から取り上げられるというか、そういうお飾り領主は結構多いようです。
ただ領主になればいい、ネイルコードはそういう時代ではなくなりつつあります。
アイズン伯爵後にここの領主になると言うことが、クラウヤート様には重圧になっているのかもしれませんね。
「伯爵の側でその施政を見て来たんですし。伯爵がすごいってことが分かるのなら、十分領主としての素養があると思いますよ、クラウヤート様。世の中、理解出来ないからとりあえず拒絶して見下すなんて人が結構居ますからね」
俺が理解出来ないことは間違っているっ! …ほんと多いですよ。そこから、持論に都合の良いデマやら陰謀論やらをこねくり回すようになるわけで…
ネイルコードでも、今の陛下が戴冠し、アイズン伯爵の施政を真似ていろんな改革に乗り出した頃は、そういう輩が多かったそうですが。すでに左遷や更迭されて、まともな親族に実権を譲り、無害なところに収まっているそうです。
「それでも…立ち塞がる壁はとてつもなく大きくて…慄くばかりです」
それを聞いたアイズン伯爵が、くふっと笑いました。
「クラウヤート様。壁を越えるとか壊すとか考えなくていいんです。継げばいいのですから」
「継ぐ…ですか?」
「人の歴史なんて、誰かが敷いてきた道の続きを、次の世代が引き続き伸ばしていく、そんなものの積み重ねです。クラウヤート様は、アイズン伯爵と同じ事をする必要はありません。アイズン伯爵が敷いてきた道の続きを、自分が出来るように伸ばしていけばいいんです」
「そうじゃな。同じ街を別のところに作るわけじゃ無い。わしの作ったエイゼル領の上に、クラウの考える街を上書きすればいい。ワシがやってきたことでお前の今後が楽になるのなら、それもいいじゃろ。より良き街になることを期待している」
「…はいお爺さま。…まだよく分からないところはありますが。がんばってみます」
「人生ずっと勉強です …ってお父さんも言ってました」
「…まだまだ学ばないと行けないことがたくさんあるのですね」
レッドさんはバール君の上でゴロゴロしています。
エイゼル領護衛騎士団長のダンテ隊長は騎乗し、馬車の前に付いています。騎乗騎士は他にも五人、別の馬車に乗っている護衛が八人。王都からエイゼル市の移動時には、大体こんな感じの護衛です。王都に着くまでは、カステラード殿下の護衛もいましたからもっと仰々しい感じでしたけど。この街道は治安がいいですからね。
人数が少なく。道の整備も行き届いているので。馬車の速度も心持ち速い気がします。
こんどこそ本当に、やっとエイゼル市に帰還できました。
影さんの気配りで、私が今日昼頃に到着というのは、昨日のうちにファルリード亭の面々にも伝わっているそうです。
まぁ私物は大荷物ってわけでもないですが。テオーガルでいただいた大量の食べ物は店の方に卸した方がいいですね。アイズン伯爵にお願いして、馬車にはファルリード亭に寄ってもらうことにしました。
あ。エカテリンさんはマーディアの護衛任務でそのままユルガルムに残っています。
ファルリード亭に着くと、馬車の音を聞きつけてモーラちゃんが飛び出てきました。ああ、カヤンさんらキック一家、アイリさんとタロウさん、それにアライさん。あれ?マーリアちゃんとセレブロさん、もう帰ってきていたんですね。皆が出迎えてくれます。
「おかえりっ! レイコちゃん」
「レイコちゃんっ! 遅いよ!」
「活躍はいろいろ聞いているよ。大変だったな」
「レイコ、てっきり私より先に帰ってると思ったのに」
皆がつぎつぎに歓迎してくれます。皆の顔を見ると、なんかほっとします。ああ、帰ってきたんだなぁ…
店の常連の人まで出来ちゃってますよ。
マーリアちゃんも帰ってきていたんですね。昨日の時点ではしばらくエルセニムの方に居ると聞いてましたけど。
「おおっと、アイズン伯爵に坊ちゃんもご一緒だ! 中にお招きするぞ。皆もさっさと中に入れっ!」
馬車から降りてきた伯爵達を見て、カヤンさんが音頭を取ります。
「ブラインの方にはすでに連絡してあるからの。ここで風呂に入り、夕食までのんびりさせてもらうか」
「すぐにお会いしなくていいんですか?」
「あやつもいい年だぞ。一月程度合わんくらい、どうってことはない。…王都の邸宅にまで仕事を寄越しおって」
昨晩の仕事はそういうことだったんですね。
すぐに帰らないのは意趣返しですか? …やっぱ息子さんでは、奥さんや娘さんお孫さんとは扱いは違いますかね?
「まぁ、ここでのんびり旅の疲れを取るかの」
「お爺さま、お背中流しますよ」
伯爵の屋敷の方から侍従の方が何人か寄越されてまして、こんなことにもなろうかと、お二人の着替えも用意してあるそうです。準備万端ですね。
私も銭湯いただきますか。アイリさんにミオンさん、モーラちゃんにマーリアちゃんも一緒に。
おおう。アイリさんとミオンさん、表ではゆったりしている服だったのであまり目立ちませんでしたけど。もうそろそろ五ヶ月突入ですか?、お腹目立ってきましたね。あとでレッドさんチェックしてもらいましょう。
マーリアちゃんは、丁度今日到着の舟で帰ってきたそうです。幸い蟻の群れはエルセニムには出現しなかったそうですが、あれが最後の一つとも限らないので油断は出来ませんが。北の大陸との繋がりは、本気で調査をするべきでしょうね。
お風呂っでまったりして。ファルリード亭でカヤンさんの料理を食べて。アライさんのもふもふも久ぶりです。
はぁ…落ち着きますね。明るいうちから入るお風呂も最高です。
エイゼル市の陽気はもう春です。
大騒ぎも一通り片づいて。ともあれ、しばらくのんびりしたいところです。
あっと、テオーガルからいただいたチーズ、取り合えず冷蔵庫に入れときましたけど。あとでカヤンさんに説明しないと。どんなおいしい物になるのか、楽しみですね。
…。
…。
「レッドさーん!それマジですか?」
「びっくりしたっ! どうしたのレイコちゃんっ」
「"マジ"って何? レイコ」
いや言葉遣いが荒くなってしまいましたが。
なんとなんとっ! セレブロさんが、御懐妊です。
さっそくマーリアちゃんに詳細を報告しましたが、彼女もびっくりです。
「…多分、あのときね」
エルセニムでセレブロさんを何日か森の中で自由行動させていたことがあるそうですが。どうも森の奥で良い相手を見つけたよう…とのことです。
旦那さんは連れてこなくて良いんですか?とか思ったけど… 姿をちょっと見かけた程度で、人が住むとこには近寄りもしなかったそうです。まぁ野生動物ならそんなもん?
セレブロさんに久しぶりに再会したバール君が尻尾を振っている様が、ちょっと不憫です。まぁもともと種が違いすぎて番になるのは無理なのですが。
「仔犬?仔狼? 楽しみだねっ! かわいいだろうなっ!」
モーラちゃんも喜んでます。…犬や狼というより、猫科ですけど。
レッドさんの診断だと、子供は三匹だそうです。
気になる出産予定日は?
マーリアちゃんも、銀狼の妊娠期間は知らないそうで。セレブロさん本人もまだ自覚していないようです。
犬猫で妊娠期間は2ヶ月強。ライオンや虎でも4ヶ月弱。まだ一月経っていないそうですが、妊娠期間が元々短いからこそ今でも分かったということでしょうか。
大雑把で、アイリさんたちより早いかも?というくらいのタイミングですかね。急に妊婦の密度が高くなった新居なのでした。
・Side:ツキシマ・レイコ
ユルガルムでの蟻退治も終えて、本来はもっと早く帰れるはずだったのですが。テオーガル領やら王都やらで宿泊が増えいろいろ寄り道でした。
今はやっと本当に、王都からエイゼル市への街道の途中です。おやつの時間には帰れるかな?
同乗しているクラウヤート様は、私とアイズン伯爵の会話を難しい顔をして聞いていました。
「どうされました?クラウヤート様」
「いえ…おじいさまも陛下も…なんというか大きいなぁと。ちょっといろいろ不安に…」
税を搾取するだけの貴族では無く、領内を開発し、流通を促進し、民を富ませることで街を大きくしてきた伯爵。表向きは他の領主から領地開発を請負っていた形ですが。実際にやったことは、複数の領地全体の産業の効率化です。一度これに組み込まれると、ここから離脱しての再独立は非常に難しくなります。
スラムの住民にまで基礎的な教育を施すことで、労働力としての質の向上と税収入増加。商業ギルドでの預金業務によって流通する貨幣の確保、為替を使って距離の離れた領地間での商取引の促進、等々。
経済規模で言えば、王都に匹敵するまでになったエイゼル市。それを育てたのがアイズン伯爵です。さらに、その仕組みを国や辺境候領まで広げたのか今代陛下。チート要素満載ですよ。
これだけのことを一代で成し遂げた天才がアイズン伯爵です。陛下に取り入ってうまいことやって街を大きくして自分の地位を固めてきた強欲な伯爵…なんて揶揄をする貴族もいますが。実態は、街の開発が趣味と言わんばかりの言動が目立つだけの強面ツンデレ伯爵です。
私がこの世界にやってきて出来た事なんて、せいぜいアイズン伯爵のお手伝いです。
…まぁ私も、私自身の生活水準が上がるようにという知識のばらまき方をしていますからね。これまた、伯爵が私を利用してさらなる金儲けをしているけしからん… なんて見方をする人も、居るところにはまだ居るそうです。
能力主義が目立つネイルコード王国ですが。君主制に貴族制度があるこの国では、領主は一応世襲です。クラウヤート様は、アイズン伯爵嫡男のブライン様の後にエイゼル領を継ぐことが確定しています。
能力が無くても、名目上は領主に慣れてしまいます。名目だけで、実務は丸投げというか、周囲から取り上げられるというか、そういうお飾り領主は結構多いようです。
ただ領主になればいい、ネイルコードはそういう時代ではなくなりつつあります。
アイズン伯爵後にここの領主になると言うことが、クラウヤート様には重圧になっているのかもしれませんね。
「伯爵の側でその施政を見て来たんですし。伯爵がすごいってことが分かるのなら、十分領主としての素養があると思いますよ、クラウヤート様。世の中、理解出来ないからとりあえず拒絶して見下すなんて人が結構居ますからね」
俺が理解出来ないことは間違っているっ! …ほんと多いですよ。そこから、持論に都合の良いデマやら陰謀論やらをこねくり回すようになるわけで…
ネイルコードでも、今の陛下が戴冠し、アイズン伯爵の施政を真似ていろんな改革に乗り出した頃は、そういう輩が多かったそうですが。すでに左遷や更迭されて、まともな親族に実権を譲り、無害なところに収まっているそうです。
「それでも…立ち塞がる壁はとてつもなく大きくて…慄くばかりです」
それを聞いたアイズン伯爵が、くふっと笑いました。
「クラウヤート様。壁を越えるとか壊すとか考えなくていいんです。継げばいいのですから」
「継ぐ…ですか?」
「人の歴史なんて、誰かが敷いてきた道の続きを、次の世代が引き続き伸ばしていく、そんなものの積み重ねです。クラウヤート様は、アイズン伯爵と同じ事をする必要はありません。アイズン伯爵が敷いてきた道の続きを、自分が出来るように伸ばしていけばいいんです」
「そうじゃな。同じ街を別のところに作るわけじゃ無い。わしの作ったエイゼル領の上に、クラウの考える街を上書きすればいい。ワシがやってきたことでお前の今後が楽になるのなら、それもいいじゃろ。より良き街になることを期待している」
「…はいお爺さま。…まだよく分からないところはありますが。がんばってみます」
「人生ずっと勉強です …ってお父さんも言ってました」
「…まだまだ学ばないと行けないことがたくさんあるのですね」
レッドさんはバール君の上でゴロゴロしています。
エイゼル領護衛騎士団長のダンテ隊長は騎乗し、馬車の前に付いています。騎乗騎士は他にも五人、別の馬車に乗っている護衛が八人。王都からエイゼル市の移動時には、大体こんな感じの護衛です。王都に着くまでは、カステラード殿下の護衛もいましたからもっと仰々しい感じでしたけど。この街道は治安がいいですからね。
人数が少なく。道の整備も行き届いているので。馬車の速度も心持ち速い気がします。
こんどこそ本当に、やっとエイゼル市に帰還できました。
影さんの気配りで、私が今日昼頃に到着というのは、昨日のうちにファルリード亭の面々にも伝わっているそうです。
まぁ私物は大荷物ってわけでもないですが。テオーガルでいただいた大量の食べ物は店の方に卸した方がいいですね。アイズン伯爵にお願いして、馬車にはファルリード亭に寄ってもらうことにしました。
あ。エカテリンさんはマーディアの護衛任務でそのままユルガルムに残っています。
ファルリード亭に着くと、馬車の音を聞きつけてモーラちゃんが飛び出てきました。ああ、カヤンさんらキック一家、アイリさんとタロウさん、それにアライさん。あれ?マーリアちゃんとセレブロさん、もう帰ってきていたんですね。皆が出迎えてくれます。
「おかえりっ! レイコちゃん」
「レイコちゃんっ! 遅いよ!」
「活躍はいろいろ聞いているよ。大変だったな」
「レイコ、てっきり私より先に帰ってると思ったのに」
皆がつぎつぎに歓迎してくれます。皆の顔を見ると、なんかほっとします。ああ、帰ってきたんだなぁ…
店の常連の人まで出来ちゃってますよ。
マーリアちゃんも帰ってきていたんですね。昨日の時点ではしばらくエルセニムの方に居ると聞いてましたけど。
「おおっと、アイズン伯爵に坊ちゃんもご一緒だ! 中にお招きするぞ。皆もさっさと中に入れっ!」
馬車から降りてきた伯爵達を見て、カヤンさんが音頭を取ります。
「ブラインの方にはすでに連絡してあるからの。ここで風呂に入り、夕食までのんびりさせてもらうか」
「すぐにお会いしなくていいんですか?」
「あやつもいい年だぞ。一月程度合わんくらい、どうってことはない。…王都の邸宅にまで仕事を寄越しおって」
昨晩の仕事はそういうことだったんですね。
すぐに帰らないのは意趣返しですか? …やっぱ息子さんでは、奥さんや娘さんお孫さんとは扱いは違いますかね?
「まぁ、ここでのんびり旅の疲れを取るかの」
「お爺さま、お背中流しますよ」
伯爵の屋敷の方から侍従の方が何人か寄越されてまして、こんなことにもなろうかと、お二人の着替えも用意してあるそうです。準備万端ですね。
私も銭湯いただきますか。アイリさんにミオンさん、モーラちゃんにマーリアちゃんも一緒に。
おおう。アイリさんとミオンさん、表ではゆったりしている服だったのであまり目立ちませんでしたけど。もうそろそろ五ヶ月突入ですか?、お腹目立ってきましたね。あとでレッドさんチェックしてもらいましょう。
マーリアちゃんは、丁度今日到着の舟で帰ってきたそうです。幸い蟻の群れはエルセニムには出現しなかったそうですが、あれが最後の一つとも限らないので油断は出来ませんが。北の大陸との繋がりは、本気で調査をするべきでしょうね。
お風呂っでまったりして。ファルリード亭でカヤンさんの料理を食べて。アライさんのもふもふも久ぶりです。
はぁ…落ち着きますね。明るいうちから入るお風呂も最高です。
エイゼル市の陽気はもう春です。
大騒ぎも一通り片づいて。ともあれ、しばらくのんびりしたいところです。
あっと、テオーガルからいただいたチーズ、取り合えず冷蔵庫に入れときましたけど。あとでカヤンさんに説明しないと。どんなおいしい物になるのか、楽しみですね。
…。
…。
「レッドさーん!それマジですか?」
「びっくりしたっ! どうしたのレイコちゃんっ」
「"マジ"って何? レイコ」
いや言葉遣いが荒くなってしまいましたが。
なんとなんとっ! セレブロさんが、御懐妊です。
さっそくマーリアちゃんに詳細を報告しましたが、彼女もびっくりです。
「…多分、あのときね」
エルセニムでセレブロさんを何日か森の中で自由行動させていたことがあるそうですが。どうも森の奥で良い相手を見つけたよう…とのことです。
旦那さんは連れてこなくて良いんですか?とか思ったけど… 姿をちょっと見かけた程度で、人が住むとこには近寄りもしなかったそうです。まぁ野生動物ならそんなもん?
セレブロさんに久しぶりに再会したバール君が尻尾を振っている様が、ちょっと不憫です。まぁもともと種が違いすぎて番になるのは無理なのですが。
「仔犬?仔狼? 楽しみだねっ! かわいいだろうなっ!」
モーラちゃんも喜んでます。…犬や狼というより、猫科ですけど。
レッドさんの診断だと、子供は三匹だそうです。
気になる出産予定日は?
マーリアちゃんも、銀狼の妊娠期間は知らないそうで。セレブロさん本人もまだ自覚していないようです。
犬猫で妊娠期間は2ヶ月強。ライオンや虎でも4ヶ月弱。まだ一月経っていないそうですが、妊娠期間が元々短いからこそ今でも分かったということでしょうか。
大雑把で、アイリさんたちより早いかも?というくらいのタイミングですかね。急に妊婦の密度が高くなった新居なのでした。
36
あなたにおすすめの小説
異世界転生 剣と魔術の世界
小沢アキラ
ファンタジー
普通の高校生《水樹和也》は、登山の最中に起きた不慮の事故に巻き込まれてしまい、崖から転落してしまった。
目を覚ますと、そこは自分がいた世界とは全く異なる世界だった。
人間と獣人族が暮らす世界《人界》へ降り立ってしまった和也は、元の世界に帰るために、人界の創造主とされる《創世神》が眠る中都へ旅立つ決意をする。
全三部構成の長編異世界転生物語。
異世界で目が覚めたら目の前で俺が死んでました。この世界でオリジナルの俺はとっくに死んでたみたいです
青山喜太
ファンタジー
主人公桜間トオル17歳は家族との旅行中、車の中ではなく突然なんの脈絡もなく遺跡の中で目が覚めてしまう。
混乱する桜間トオルの目の前にいたのは自分と瓜二つ、服装さえ一緒のもう一人の桜間トオルだった。
もう一人の桜間トオルは全身から出血し血を吐きながら、乞う。
「父さんと、母さん……妹をアカリを頼む……!!」
思わず、頷いた桜間トオルはもう一人の自分の最後を看取った。
その時、見知らぬ声が響く。
「私のことがわかるか? 13人の桜間トオル?」
これはただの高校生である桜間トオルが英雄たちとの戦争に巻き込まれていく物語
美化係の聖女様
しずもり
ファンタジー
毒親の仕打ち、親友と恋人の裏切り、人生最悪のどん底でやけ酒を煽り何を思ったのか深夜に突然掃除を始めたら床がドンドンって大きく鳴った。
ゴメン、五月蝿かった?
掃除は止めにしよう、そう思った瞬間、床に現れた円のようなものが光りだした。
気づいたらゴミと掃除道具と一緒に何故か森の中。
地面には気を失う前に見た円が直径3メートルぐらいの大きさで光ってる。
何コレ、どうすればいい?
一方、魔王復活の兆しに聖女を召喚した王城では召喚された筈の聖女の姿が見当たらない。
召喚した手応えはあったものの目の前の床に描かれた魔法陣には誰も居ない。
もしかして召喚先を間違えた?
魔力の残滓で聖女が召喚された場所に辿り着いてみれば聖女はおらず。
それでも魔王復活は待ってはくれない。
それならば聖女を探しながら魔王討伐の旅へ見切り発車で旅する第二王子一行。
「もしかしたら聖女様はいきなり召喚された事にお怒りなのかも知れない、、、、。」
「いや、もしかしたら健気な聖女様は我らの足手まといにならぬ様に一人で浄化の旅をしているのかも知れません。」
「己の使命を理解し果敢に試練に立ち向かう聖女様を早く見つけださねばなりません。」
「もしかして聖女様、自分が聖女って気づいて無いんじゃない?」
「「「・・・・・・・・。」」」
何だかよく分からない状況下で主人公が聖女の自覚が無いまま『異世界に来てしまった理由』を探してフラリと旅をする。
ここ、結構汚れていません?ちょっと掃除しますから待ってて下さいね。掃除好きの聖女は無自覚浄化の旅になっている事にいつ気付くのか?
そして聖女を追って旅する第二王子一行と果たして出会う事はあるのか!?
魔王はどこに?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
不定期更新になります。
主人公は自分が聖女だとは気づいていません。
恋愛要素薄めです。
なんちゃって異世界の独自設定になります。
誤字脱字は見つけ次第修正する予定です。
R指定は無しの予定です。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!
胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。
主に5大国家から成り立つ大陸である。
この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。
この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。
かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。
※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!)
※1話当たり、1200~2000文字前後です。
World of Fantasia(ワールド・オブ・ファンタジア)
緋色牡丹
ファンタジー
生きる意味を見出せない三十二歳の男・山田緋色。
夏の夜、光の渦に呑まれ、彼が目を覚ましたのは――幻想の森だった。
壊れた愛車、知らない空、そして湖に浮かぶ青髪の少女。
異世界での出会いが、“止まった人生”を再び動かしていく。
異世界叙情ファンタジー、開幕──
※この小説は、小説家になろう、カクヨムにも同時掲載しています。
挿絵はAIイラストを使ったイメージ画像です。
転生特典〈無限スキルポイント〉で無制限にスキルを取得して異世界無双!?
スピカ・メロディアス
ファンタジー
目が覚めたら展開にいた主人公・凸守優斗。
女神様に死後の案内をしてもらえるということで思春期男子高生夢のチートを貰って異世界転生!と思ったものの強すぎるチートはもらえない!?
ならば程々のチートをうまく使って夢にまで見た異世界ライフを楽しもうではないか!
これは、只人の少年が繰り広げる異世界物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる