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憧れの学園生活(仮)、開始?! 5
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その数十分後、……美月はう~ん、う~んと唸りつつ、学園生課のパソコンとにらめっこをしていた。
ああ、――――コレをこうやって、ああしたいのに…………!
一体どうすれば、良いの~~!
助けを求め周りを見渡すも、早朝のせいか人はまだまばらにしかいない。
しかも、いつもお世話になっている事務のお姉さんの姿は、どこにも見当たらない。
え~ん……!これからの時代、ネットその他情報機器の扱いは必須だって分かってはいるけど……!
家にパソコンも、そして携帯も持っていないわたしには、ハードルが高いよ~~!
早寝早起き朝ごはん――――いつの時代の健康優良児か、と思われる美月だが、諸事情により未だアナログ時代に取り残されていた……。
つまり、今までゲームやネットに馴染む金銭的時間的その他一切の余裕がなかったため、今時珍しいほどまっさらな知識のまま、今に至る。
そして、此処は天下の五月雨学園。
当然そのシステムは常に最新を取り入れ、進化している。
今の仮期間である学園生活の大半は、全てネットを通じて各自講演、講義の申し込みを行うことになっていた。
その申し込みは前日までに締め切られ、希望人数に応じ各教室へと割り振られて、当日発表される。
また、レアな講演なども突然講師の都合がつけば、順次ネットに上げられたりもする。
そのためその確認も兼ねて、ネット環境の整っていない美月は、朝必ず生徒用パソコンのある此処へ来るのがここ最近の日課だった。
「星野さん――?どうかされましたか?」
そこへ、頭を抱えて唸っていた美月に、救いの声が…………!
がばっと身を起こした美月の横には、いつ間にか二年生の霧雨露人が立っていた。
ええと、この人は秋霖君と一緒に居た――あ、入学式の受付の……!
「せ、先輩!あの、ココがどうしても……なぜか次の画面にいけないんです!」
例え名前が思い出せなくても、学年が上であれば全て先輩で済ませてしまう美月。
藁にもすがる思いで悲痛に訴えると、霧雨は少し目を見張った後、どれが?と聞き返し、丁寧に説明しながらもあっという間にトラブルを解決してくれた。
しかも、この短期間で美月の性格を把握したのか、注意箇所もいくつか添えて――――
「先輩――!すごくよく分かりました!本当にありがとうございましたーー!」
感激して満面の笑みでもってお礼を述べる美月に霧雨もまた柔らかく微笑み、いや、また何かあれば……と言いかけてふと、止まる。
「先輩――?」
「いや、…………星野さん、もうすぐ五月。そして、クラス発表ですね。君は、理事長若しくは他の誰かに何か言われましたか?」
「クラス?ああ、そういえば…………理事長さんに」
「理事長に?」
「はい!わたしは、1-2ですよって…………!」
その時の事を思い出し、嬉しそうに告げる美月にちょっと首を傾げ、霧雨はそう、やはり……と呟くと、そのまま軽く手を振ってその場から去った。
美月は軽く会釈をして、霧雨を見送る。
そういえば、……最近秋霖君筆頭にあの目立つ人達とは全然遭遇しないなあ~。
やはりああいった選ばれし人達には、こういったありがたい仮期間は不要だから、自宅学習とか鍛錬とかしてるのかしら?
のほほんとした美月の推測をよそに、彼ら選ばれし?一族――特別寮組は、今地獄の特訓の中にいた……。
「はあっ…………きっつ――!」
「へたばってるんじゃない!この、ヘタレ……!」
「誰がヘタレだよ?!どさくさに紛れて、罵ってるんじゃねえ!」
「はあはあ、バカ颯太~~お前も男なら、黙って罵られろ~~そして、か弱いうち達の気を紛らせろ~~」
「ナニ、勝手を言ってる?!お前らのストレス、オレにぶつけるなっての!」
「ソレも下僕の務め……」
「は……?!誰が下僕だ、誰が!しかも、パシリの一週間は、とっくの昔に終わったっつーの!」
ゼイゼイと息をしながらも元気に罵っているのは、お馴染みの颯太、涙、澪の三人組。
隣では、同量の特訓を息も乱さずやり終えた湊が、その様子を見守っていた。
そして、その背後に死屍累々と横たわる人影――――
「たるんでいます!それでも君達は、この五月雨に連なる一族の末裔ですか?!健全な肉体にこそ、健全な精神は宿る――――術を扱う上、最も大切なのは、精神力!それを培うにあたり、肉体の鍛錬は欠かせません!さあ、もう一度!」
生き生きと特別寮組をしごく、霖雨教師の姿があった。
ああ、――――コレをこうやって、ああしたいのに…………!
一体どうすれば、良いの~~!
助けを求め周りを見渡すも、早朝のせいか人はまだまばらにしかいない。
しかも、いつもお世話になっている事務のお姉さんの姿は、どこにも見当たらない。
え~ん……!これからの時代、ネットその他情報機器の扱いは必須だって分かってはいるけど……!
家にパソコンも、そして携帯も持っていないわたしには、ハードルが高いよ~~!
早寝早起き朝ごはん――――いつの時代の健康優良児か、と思われる美月だが、諸事情により未だアナログ時代に取り残されていた……。
つまり、今までゲームやネットに馴染む金銭的時間的その他一切の余裕がなかったため、今時珍しいほどまっさらな知識のまま、今に至る。
そして、此処は天下の五月雨学園。
当然そのシステムは常に最新を取り入れ、進化している。
今の仮期間である学園生活の大半は、全てネットを通じて各自講演、講義の申し込みを行うことになっていた。
その申し込みは前日までに締め切られ、希望人数に応じ各教室へと割り振られて、当日発表される。
また、レアな講演なども突然講師の都合がつけば、順次ネットに上げられたりもする。
そのためその確認も兼ねて、ネット環境の整っていない美月は、朝必ず生徒用パソコンのある此処へ来るのがここ最近の日課だった。
「星野さん――?どうかされましたか?」
そこへ、頭を抱えて唸っていた美月に、救いの声が…………!
がばっと身を起こした美月の横には、いつ間にか二年生の霧雨露人が立っていた。
ええと、この人は秋霖君と一緒に居た――あ、入学式の受付の……!
「せ、先輩!あの、ココがどうしても……なぜか次の画面にいけないんです!」
例え名前が思い出せなくても、学年が上であれば全て先輩で済ませてしまう美月。
藁にもすがる思いで悲痛に訴えると、霧雨は少し目を見張った後、どれが?と聞き返し、丁寧に説明しながらもあっという間にトラブルを解決してくれた。
しかも、この短期間で美月の性格を把握したのか、注意箇所もいくつか添えて――――
「先輩――!すごくよく分かりました!本当にありがとうございましたーー!」
感激して満面の笑みでもってお礼を述べる美月に霧雨もまた柔らかく微笑み、いや、また何かあれば……と言いかけてふと、止まる。
「先輩――?」
「いや、…………星野さん、もうすぐ五月。そして、クラス発表ですね。君は、理事長若しくは他の誰かに何か言われましたか?」
「クラス?ああ、そういえば…………理事長さんに」
「理事長に?」
「はい!わたしは、1-2ですよって…………!」
その時の事を思い出し、嬉しそうに告げる美月にちょっと首を傾げ、霧雨はそう、やはり……と呟くと、そのまま軽く手を振ってその場から去った。
美月は軽く会釈をして、霧雨を見送る。
そういえば、……最近秋霖君筆頭にあの目立つ人達とは全然遭遇しないなあ~。
やはりああいった選ばれし人達には、こういったありがたい仮期間は不要だから、自宅学習とか鍛錬とかしてるのかしら?
のほほんとした美月の推測をよそに、彼ら選ばれし?一族――特別寮組は、今地獄の特訓の中にいた……。
「はあっ…………きっつ――!」
「へたばってるんじゃない!この、ヘタレ……!」
「誰がヘタレだよ?!どさくさに紛れて、罵ってるんじゃねえ!」
「はあはあ、バカ颯太~~お前も男なら、黙って罵られろ~~そして、か弱いうち達の気を紛らせろ~~」
「ナニ、勝手を言ってる?!お前らのストレス、オレにぶつけるなっての!」
「ソレも下僕の務め……」
「は……?!誰が下僕だ、誰が!しかも、パシリの一週間は、とっくの昔に終わったっつーの!」
ゼイゼイと息をしながらも元気に罵っているのは、お馴染みの颯太、涙、澪の三人組。
隣では、同量の特訓を息も乱さずやり終えた湊が、その様子を見守っていた。
そして、その背後に死屍累々と横たわる人影――――
「たるんでいます!それでも君達は、この五月雨に連なる一族の末裔ですか?!健全な肉体にこそ、健全な精神は宿る――――術を扱う上、最も大切なのは、精神力!それを培うにあたり、肉体の鍛錬は欠かせません!さあ、もう一度!」
生き生きと特別寮組をしごく、霖雨教師の姿があった。
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