幼なじみとルームシェアする事になりました。

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真夜のヒーロー

ココアちゃん

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だいぶ真夜の髪の毛を洗うのに慣れてきたと思う。
首の裏を掴んでマッサージしてあげようと思ったんだけど。
「くすぐったいよ…」
「マッサージのつもりなんだけど?」
「気持ちだけもらうね!」

真夜に髪の毛を洗ってもらったら、やり返された…

「うん、くすぐったいな…」
「でしょ~?」

今度は真夜に身体を洗ってもらって、その後は俺が真夜の身体を洗う。もちろん逆パターンもあるんだけど。それにしても真夜の身体ってムダ毛無いんだよな…
女子って生えないのか?
最近はいつも一緒にお風呂に入ってるのにそうゆう仕草を見た事がない。俺もなかなか、生えない髭と一緒か?
まっ、デリカシーの問題だから聞かないけど。

「ねぇ裕翔?そろそろ涼太にも教えてあげて、夏休みの間にうちでパーティでもしない?」
「あぁ、そうだな。そろそろ涼太にも、ルームシェアの事は伝えないと、知った時に怒るよな…」
「花梨と手巻き寿司やりたいねって話してたんだよね~!」
「手巻き寿司とか、最高だな!」
「来週くらいでどうかな?」
「涼太に聞いておくよ」

お風呂から出て、髪の毛を乾かし終わった真夜はスマホを見てニヤニヤしている・・・・・

「真夜…スマホ見て1人でニヤけるの怖いぞ?」
「えっ…あっ!見てぇ~めっちゃ可愛くない??」

スマホには犬の動画が映されていた。
他にも色んな写真があって、犬好きの真夜がニヤけるのはわかるな…

「まぁ、可愛いな。てか、犬もカメラ目線するんだな。」
「お店のお客さんなんだけどね、カレンダーとか、色んな写真撮る人なんだってぇ!」
「カメラのプロか!上手くカメラ目線で撮ったんだな。」
「うん!なんかね?犬と一緒にモデルやらない?って誘われちゃったの!」
「マジで?相手プロだぞ??すげぇーな!!でも大丈夫か?」
「なにが?」
「変な写真とかじゃないよな??」
「心配してくれるの??」
「まぁ、当たり前だろ…」
「変なのだったら、すぐに断るよ~!」
「で?いつ撮るの?」
「ん?3日後の日曜日はどお?って聞かれたけど。裕翔に相談してからにしようと思って。まだ返事してないよ!」
「日曜日は昼から夜までバイトだしな。心配ないなら、真夜がやりたかっあらやれよ!」
「うん!撮られるのは恥ずかしいけど、犬と遊びたい!」


――――――――――――――――――――

日曜日になって、裕翔をお見送りした。
いってらっしゃいのキスをしてから、ラメ入りのリップを塗って、アイシャドウもラメを塗った。
メイクによって、テンションは全然違う。
黒生地のシースルーの花柄のロングスカートに膝上のインナースカート。
フリルのついたブラウスを着て、ちょっと大人っぽくコーデしてみた。

私はお客さんの中村さんと公園で待ち合わせをした。
もう、中村さんと1匹のわんちゃんが待っていた。

「お待たせしましたぁ!」
「真夜ちゃん、よく来てくれたね。ココアも楽しみにしてたみたいだね」

中村さんの犬の名前はココア。
ミニチュアシュナウザーの女の子なんだって!

私たちは中村さんの運転する車で海に向かった。
車の中ではココアちゃんは大人しく私に抱かれてた。

1時間くらい車を走らせると、遊泳区間ではない所で他に人がいなくて。こらなら恥ずかしくない。

車から降りて、ココアちゃんを砂浜に下ろすと、中村さんはカメラを向けていた。

「えぇー!いきなり撮るんですか??」
「変に構えられるより、自然体の方がいいからね!だから、気にしないで!」

シャッターの音がする訳でもないから、ココアちゃんと普通に遊んでただけなんだけど。
ココアちゃんが海水の方に行っちゃって、服が汚れちゃうって思ったら

「服汚れるよね?真夜ちゃんに合うサイズの衣装もあるから、車で着替えてもらえる?」

渡されたのは白いワンピースと麦わら帽子。

ワンボックスカーの後ろはスモークが貼られていて、外からは見えない。
薄い色の下着で良かった。

裸足でココアちゃんと浜辺を走って遊んでた。
写真を撮られてることすら忘れて…

「真夜ちゃん、撮れた写真見るかい?」

見せてもらった写真が綺麗でびっくりした。

「真夜ちゃんが可愛から良い写真撮れたよ!」
「めっちゃ綺麗に撮ってくれてて、ビックリしました!」

ココアちゃんと遊んでると、あっという間に時間がすぎてて。
帰る時間になってた。

帰りは、車で送ってもらった。
その辺で大丈夫って言ったけど。マンションの前まで送ってくれた。

楽しかった!

家について、ふと思ったのが。
その辺って言っただけなのに、なんでマンションわかったんだろう…

ルームシェアだから、学生の住むマンションじゃなく。
一般家庭のマンションなのに。
あっ、さっき学生証出した時にマンション名、見てたのかな。

そんな事より、貰ったデータのココアちゃんが可愛すぎた。

――――――――――――――――――――――

バイトから帰ってくると、真夜はソファで寝てた。
撮影で疲れたのかな?

冷蔵庫の中には、まだ揚げてないトンカツがあった。
アプリを見ながら、揚げてみよう!

パン粉を落として、細かい泡が広がったら…
これは、細かい泡なのか?
中火にした方がいいのか??
細かい泡って事にして揚げよう!

トンカツをゆっくりと鍋に落とした。

パチパチパチって音がする。
ゆっくりと肉が浮いてきた。
真剣にトンカツを見つめる・・・・・


「あっ、ごめんね!寝てた」

救世主の真夜が来たから、丸投げした。

途中で代われたお陰で、美味しいトンカツの出来上がりだ。
真夜は撮影の話をしてて、楽しかったらしい。
楽しかったなら、良かった。
水着とか下着で撮影って言われたらどうしようか悩んでたけど、杞憂に終わった。

こうして、真夜のストーカー事件が始まった。




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