幼なじみとルームシェアする事になりました。

メロン箱

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これからも2人で

今までありがとう

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直人達と別れてから夕方前には家に帰った。

「なぁ、真夜?花梨の彼氏は変なやつじゃないのか?」
「変?まぁ、大人しい感じだけど、私達の前なら普通だよ?」
「真夜も会ってんのか?」
「ん~、花梨を迎えに来た時とか、何回か花梨の家で会ったくらいだよ?」
「あーゆうタイプはキレたらヤバいだろ?花梨は大丈夫なのか?」

「なよなよしてるから、花梨の方が強いよ?」
「男と女だぞ?」
「私も駿君に腕相撲勝てたもん!」
「は?真夜が勝ったの?」

てか、真夜の手を握りやがったのか!

「だから、そんなに変なタイプじゃないよ?裕翔にもぼそっとだけど、挨拶してたじゃん!初見の挨拶で危ない人って決めつけるのは良くないよ!」

「いや…執着心凄そうじゃん。学費までゲームに課金するくらいだぞ?」
「たしかにねぇ。裕翔って花梨にもヤキモチ妬いてるの?」
「は?なんでそうなる??」
「駿君の事を悪くしようとしてるじゃん。花梨も何だかんだで幸せそうなんだからさぁ!良いでしょ。」

真夜も毒されてんのか?
男の前と女の前だと態度ちがいそうだな。

「じゃあ…あの時、俺が何言われたか知ってんのか?」
「何?なにか言われたの?」

「お前達が話してる姿を見たら、花梨の事をジロジロ見ないでくれますか?僕の彼女なんで!って言われたんだぞ?」

「なにそれ??可愛いじゃん!」
「は?」
「花梨の事を気にしてるんだからさぁ。裕翔も大人になりなよ!」

こいつには何を言っても無駄だな。

「真夜は人に騙されやすいから気を付けろよ…」
「何?その言い方!さすがに駿君に失礼だよ!花梨も今は幸せなんだから邪魔しないでよ!」

なんで、あんな奴のせいで真夜とケンカにならなきゃならないのか…

「はぁ、、、」

「なにそれ・・・・・」


真夜は立ち上がって、家から出ていった。
ため息を付いてしまった事が決定打になったんだと思う。

夜になっても帰ってこない。

真夜からメッセージが来た。

「今日は花梨と遊んで泊まるから」
「花梨の家か?」
「違うし教えない」
「帰ってこいよ!」


それからメッセージは帰ってこなかった。

知らね…


ゲームをやりながら過ごして。
お風呂に入って。
ご飯?食べる気がしないから、いらない。
真夜の事ばかり考えてしまう。
俺が邪魔したのか?花梨の心配してるだけだろ。

20時頃に花梨からメッセージが来た。

「真夜と何かあったの?大丈夫??」
「ちょっとな。一緒にいるんだろ?」
「うん。彼氏と3人で居酒屋にいるけど。」

やっぱりか、、

「花梨の家に泊まるのか?」
「うん。彼氏は帰らせるから大丈夫だよ!」
「そっか。悪いな」


しばらくすると、花梨からメッセージが来た。

「一応お知らせね。彼氏の家で飲み直しするから、そのまま泊まるかも。彼氏の友達も来るような事を言ってるけど。」
「ダメだろ…帰ってこいって言っておいてくれ」


「別にどうしようがいいじゃん!だって。ちょっと仲直りしてよ…真夜も酔すぎなの。」

真夜にメッセージを入れても既読が付かない。

代わりに花梨がくれるんだけど。

「友達呼ぶのは断ってるけど、真夜が恋してみたいって言ってて、彼氏が友達呼ぼうとするの。どうにかしてよ!」

友達同士でカップルになりたがってんのかよ…

「既読すら付かないからな。どうしようもないわ。」

何かが俺の中で吹っ切れた。
考えても仕方ないし。真夜がそうゆうつもりなら仕方ない。
てか、考える事自体めんどくさくなった。

「じゃあ。勝手にしろっていっておいてくれ。明日の朝に実家に帰るから。荷物は引越しの時に親に取りに行かせるって伝えおいてくれ。」
「何言ってるの!ダメだよ!!」
「花梨も今までありがとうな。学校もそんなに行かなくても平気だから、もう会うこともないと思うけどな。」

別に幼なじみだし。
ただ4年間一緒に暮らしてただけだ。
お互い恋もしたいだろうし。俺も真夜も恋がよく分かってないから、2人でいても得はないだろう。
俺から踏ん切りを付けてやった方が今後の2人の為だろうな。

ちょっと切なさはあるけど。
明日に備えてカバンに衣類を詰め込む事にした。
目に入るものは真夜の物。この服はあの時着てたよな。
マグカップも最初にお揃いで買ったやつだし。
この帽子も買ったよな。それで涼太のお姉さんと会ったり。
4年間の思い出もある。
でも、2人の将来の為にも真夜が恋をしたいっていうなら仕方の無い事だ。
俺たちはお互いを知りすぎてる。
相手の事を知る楽しさもない。
ただ、横に真夜がいるのが当たり前な関係。

それだけだ。

何回かスマホのバイブがなってるけど、花梨だろう。
もう、言いたい事も言ったし明日見たらいいや。

そして寝ようと思ったけど。
眠れるはずもなく。
バイトは明日代わりを探して、何回か出勤したら辞めさせてもらおう。

まだ電車ある時間だよな。

…真夜へ。今までありがとう…

テーブルの上に手紙と横に指輪を添えて。

俺は荷物を抱えて駅に向かって歩き始めた。
駅で真夜から着信。
鳴り続けてるけど…
そのまま電源を落として、俺は電車に乗って実家へ帰った。





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