幼なじみとルームシェアする事になりました。

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ずっと2人で…

本音で

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俺と真夜は2人で実家へ向かった。

夜にみんなが集まってから報告するつもりだ。

「どうしたのかしら?突然2人で来るなんて。もうすぐ卒業なんだから、引越しまで来ないと思ってたわよ。」
「あぁ。ちょっとな。色々あって。」
「まぁ、あなた達のする事にいちいち口出しするつもりは無いわよ?安心して頂戴ね?」
「どの口が言うんだよ!」
「この口よ?なに??そんかにママのお口を見てチューしたいのかしら?嫌ねぇ。大人なのに。」
「ちげーよ!」

母さんとのやりとりも、もうそんなに出来なくなると思うとちょっと切なくなった。
ここまで育ててくれてありがとう。

夕方には真夜と真夜母が家にやってきた。

真夜母はいつもより、なんとなく。真面目な雰囲気をだしている。

「遥!お酒はこの2人が来た理由を聞いてからにしましょ?旦那達にも要らないからね」

やっぱり・・・・・真面目だ

そして、父親達も帰ってきて。
俺たち6人はテーブルを囲んだ。
隣には真夜。
プレゼントした婚約指輪をはめている。

「あんた達が帰ってきた理由を教えて貰える?」

真夜母が真剣な顔で2人を見て来た。

「俺たち…卒業したら結婚しようと思ってる!」
「それで?」
「それでって??」
「結婚しようとしてるから、なんなの?」
「ずっと一緒に居たいって思ったの!だから裕翔からのプロポーズを受けたんだよ?」

「遥はどう思うの?」
「私は・・・・・反対かな?」

え?まじ??

「私も同じ意見ね。」

真夜と目を合わせたけど、かなり困惑していた。

「なんで…反対なんだよ。今更!」

「結婚はね?おままごとじゃないのよ?裕翔は真夜のことが好きなのかしら?それとも環境に甘えてだけじゃないの?好きじゃない人との結婚を親が喜ぶと思うのかしら?それに真夜は妊娠でもしたのかしら?妊娠してないなら、そんなに急ぐ必要はあるの?」

「急ぐっていうか…一緒に居たいから。このまま一緒に暮らすなら結婚した方が良いと思ったんだよ」

「あんた達は恋人でもない、単なる幼なじみなんだよ?」
「単なる幼なじみじゃないよ!私も裕翔もずっと一緒に居たし!裕翔以外の人と一緒になるなんて考えられないもん!」
「俺たちは一緒にいる事が自然でお互いにとって、それが1番なんだよ!」

「社会にも出てないのに。世間を見てもいないのに、そんな事が言えるのかしら?結婚って楽しいだけじゃないのよ?」

正論を言われた。
俺は真夜と一緒に居たいだけなのに。

真夜も悔しそうにしている。

「それに真夜が裕翔を悩ませて裕翔が帰ってきた事もあったでしょ!そんな事があるのにママが許すと思ってるの!!」
「それは…」
「そうゆう事でいちいち問題があってもママたちは迷惑するんだからね!」
「香織…そんなに怒らなくてもいいのよ?でもね、裕翔も真夜も、そうゆう事があった直後に結婚って言われても。お母さんたちは賛成出来ないのよ?」

「うん、パパ達も反対かな。澤口くんはどうかな?」
「おっ…俺もそうだな…反対だな。」

父さん達まで反対して来てる

「てか、手のひら返しすぎじゃないか?」
「あんた達がもっとしっかりやってるって思ってたからね。」
「それは…でも、あんな事があったから!俺の知らない真夜の1面も見れたんだよ」
「私も…気付かなかった裕翔の1面を見れて良かったと思ってる」

「結婚したら、もっと知らない事が見えてくるわよ?それに真夜も裕翔も耐えられるってママは思わないの」
「そうね。お互いにまだ子供すぎるんじゃないかしら?人付き合いも、ろくに出来てないのに結婚なんて無理よ。真夜も裕翔ももっと色んな人と付き合ってから、それでも2人で居たいって思ったら結婚したらどうかしら?あと5年は無理ね」

「なんだよ…自分たちだって、俺たちの年齢で結婚しただろ!」
「時代が違うのよ。あなた達はお互い本当に大切なのかしら?」

「うん!私は裕翔じゃなきゃ嫌だ!」
「俺も真夜以外はないな。」

「そう…」


「遥!もういいわよ?とりあえずご飯にしましょ?」
「そうね。真夜?そこの大きなお盆重なってるから上だけとってもらえるかしら?」

真夜が落ち込んでるのがわかる。

親と決別して真夜と暮らすか?俺的にはありだな、
真夜は言われた通りおぼんを取ろうとしたけど、

「大きいから…裕翔もそっち持って?」

真夜と2人で大きめのお盆を外した。

間からは婚姻届・・・・・

「えっ?」
「ビックリした??夫婦の共同作業しちゃったわね?」
「やっとあんた達も結婚する気になったのね!」
「どうせ、みんなにやっぱり!みたいな反応されたんでしょ?だからお母さん達が違う反応してあげたのよ?」
「それで?真夜は妊娠しちゃったの?」
「してないよ…」
「あら…残念。」

騙されてムカついたけど。
俺も真夜もホッとした。

真夜は泣き出しちゃったし…

「真夜ごめんねぇ。ママも嬉しすぎて悪ふざけしちゃったの」
「パパ達はボロが出るから、一言しか話させて貰えなかったんだからね?恨まないでね??」
「そうだよ!母さん達と違って、俺たちはピュアなんだぞ?」
「何がピュアだよ…真夜も何か言ってやれ!」
「パパ達も嫌い…」

「パパ達はそんなことしてないよ!!」
「そうだぞ!真夜!俺たちは真夜が大好きなんだぞ!」

狼狽える父さんたち…
娘の力って凄いんだな・・・・・
でも、ちょっと和んた。


「結婚式はどうするのかしら?」
「そこはパパ達に任せなさい。」
「大々的にやるんじゃなく、チャペルとかだけで、披露宴はやらなくていいって思ってるんだ。今は仲の良い友達だけ呼ぶ感じにしようかと。」
「夏くらいに出来るようにしようか?真夜はちゃんとトレーニングしなよ?一生残る写真なんだからね!」
「うん!花梨とジムとかに行こうかな…」

「言い過ぎちゃったけど。あなた達のちゃんとした言葉が聞けて良かったわね。このくらいしないと、あなた達は誤魔化したり、本心から逃げてお母さん達の前で素直にならないからね。」

たしかに俺たちは反対された事に焦って本音でぶつかった。
母さん達の前で本音で話するって中々なかったかもしれない。

やられた方はたまったもんじゃないけど。
ほんと、よく頭の回る親達だ・・・・・

そうして、俺たちは結婚に向かって進み始めた。


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