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第4章 国主編
第107話 謎の錬金術師 ~サンジェルマン伯爵~
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最近、薔薇十字団の動きを聞かない。
いくらなんでも、そろそろ動きがないとおかしい。
幸いに、今日はローテーションが休みの日。
奴に問いただしてやろう。
案の定、フリードリヒの部屋の窓を叩く者がいる。
「アリーセか?」
「はい」
──えっ! てっきりエリーザベトかと…
窓を開けてあげるとアリーセは身軽な動作で部屋に入ってきた。
「どうしたアリーセ? 何か情報か?」
「いえ。閣下にお願いがあって来ました。
もう、エリーザベトに会うのはおやめください。彼女は危険です。もし閣下に何かがあったらと思うと私は…」
「もちろん油断したりはしない。エリーザベトは薔薇十字団の貴重な情報源なのだ」
「警備の者がいる前で普通に謁見すればいいではありませんか。なぜプライベートでお会いになるのです?」
「彼女の目的は私の体だからな。普通に謁見は無理だと思うが…」
「でも…私は我慢ならないのです」
そういうとアリーセはフリードリヒの胸に飛び込んできた。
「私にできることは何でもいたします。ですから…」
「女の子が『なんでもする』なんて言っちゃだめだ。あんなことや、こんなことをされてしまうぞ。自分を大切にせねば」
「閣下にならあんなことや、こんなことでも…喜んでいたします」
アリーセは淡々と冷静に仕事をこなすイメージがあったが…
──また今回も俺が鈍かったということか…
「君の気持ちは理解した…」
そこで、横から声がかかった。
「ちょっとお二人さん。あたしが来ているっていうのに、見せつけてくれるねえ」
いつの間にかエリーザベトが来ていた。
「アリーセ。悪いが今日のところは…」
「閣下…」
アリーセは今にも泣きだしそうだ。
「本当にすまない。この埋め合わせは後で必ず…」
「わかりました」
そう言うと彼女は素早く部屋から姿を消した。
さすが隠密の訓練をしているだけある。
「どうやらあたしの体を気に入ってくれてるみたいだねえ」
エリーザベトが少し皮肉を込めた口調で言った。
「そうではない。薔薇十字団の情報が聞きたいだけだ」
「またあ。強がっちゃって…顔に『やりたい』って書いてあるよ」
半ば図星なだけに赤面してしまうフリードリヒ。
「その話は後だ。で、どうなのだ? 薔薇十字団の方は?」
「けっ。つれないねえ。薔薇十字団の方はダーリンにことごとく邪魔されるんで、狙いをフランスに変えたみたいだねえ」
「具体的にどういうことだ?」
「さあ。あたしはフランス語ができないから直接かかわってはいないのさ。もし荒事があれば駆り出させるだろうけどねえ」
「そうか…」
ブランシュのことが心配だが、これだけの情報を伝えても心配させるだけだろう。もう少し情報収集が必要だ。
「ところでぇ。ちゃんと喋ったんだからサービスしてよね。ダーリン」
「ああ。わかっている」
その日はエリーザベトの要求が一段と激しかった気がするが、気のせいか…
一方、アリーセの方は、彼女の気持ちに応えて愛妾にすることにした。
身近なところからのライバル登場に妻・愛妾たちは驚きを隠せなかったようだった。
◆
フィリップ・ユルプルは、フランス王フィリップⅡ世と3番目の妃アニェス・ド・メラニーの息子であるが、その結婚は無効とされたため、息子フィリップも当初庶子とされた。
母の死後、教皇庁により実姉マリーとともに嫡子と認められたものの王子としての地位は不安定であった。
彼は、ブローニュ、モルタン、オマール、ダンマルタンの女伯であったマティルド・ド・ダンマルタンと結婚し、妻の共同統治者としてこれらの伯位を得た。
兄のルイⅧ世が早世し、一時期は王位を期待したが、結局王位は息子のルイⅨ世のところに転がり込み、その母のブランシュが摂政ということになった。
この事態にフィリップは不満だった。
「ブローニュ伯などといっても所詮は閑職ではないか」
共同統治者といってもマティルドに実質的な権限があり、フィリップは多分にお飾りの要素が強かった。
その状況に余計にフィリップは不満を募らせていた。
そんな時、臣下の一人がフィリップに進言した。
サンジェルマン伯という不思議な人物がフランスに来ているので一度招いみてはどうかというのである。
「そのサンジェルマン伯とやらはどのような者なのだ?」
「聞くところによると、恐ろしく博学な人物で、錬金術に関する知識は他に並ぶ者がなく、黄金や不老長寿の薬まで造っており、そのうえ途方もない大金持ちということで、社交界の台風の目となっているとか…」
「それは面白そうな人物だな。一度会ってみよう」
「承知いたしました」
◆
フリードリヒのもとにアリーセが報告に来た。
「パリにサンジェルマン伯という謎の錬金術師が滞在しており、社交界でもてはやされているようです。何でも黄金や不老長寿の薬まで作っているとか…」
サンジェルマン伯といえば、前世の記憶によると謎の錬金術師として名高い男だったはずだ。自らは4千歳と豪語し、キリストやシバの女王と親しくしていたとか、アレクサンダー大王がバビロンの都に入場するのを目撃したという話をしては人々をけむに巻いた。実際、革命前にマリー・アントワネットに手紙を送ったなど時代を越えた目撃証言も多々あり、現在でも生きていると信じる者がいるほどである。
また、実際にサンジェルマン伯を40年前に目撃したという人物も現れた。その姿は現在と少しもかわらず、小柄で40代半ばの洗練された物腰の美男子だったという。
だが、前世の記憶によると、サンジェルマン伯は、薔薇十字団ともつながりのあるフィクサーだったという説もある。警戒するに越したことはない。
ブランシュとの文通は政治の話はしないことが不文律となっていたが、このときばかりは彼女へ「サンジェルマン伯という人物には気を許さないように」という手紙を書いた。
──エリーザベトの話もあるし気になる。薔薇十字団がサンジェルマン伯を使って何かを企んでいるということなのか…
◆
翌日の夕刻。薄暗い中、人目を忍んでサンジェルマン伯爵のもとを訪れる男がいた。薔薇十字団のヴェルンハルトである。
「首尾はどうなっているのだ」
「十分な餌は撒いてある。今は獲物が食いつくのを待っているところだ」
「団長も首を長くして待っておられる。我慢にも限度というものがあるぞ」
「大物を釣り上げるには忍耐も必要だ。そのようなこともわからないのか?」
「そのようなことを言ってけむに巻こうとしても無駄だ。とにかく目に見える成果をだすことだな」
「成果ばかり求めおって、雅のない男だな」
「とにかく頼んだぞ」
「是非もない」
◆
この日。サンジェルマン伯はフィリップ・ユルプルのもとを訪ねていた。
「これはよく来てくれた。待ちかねたぞ」
サンジェルマン伯は、次の瞬間、ポケットに手を突っ込むとひとつかみのダイヤモンドをテーブルの上に無造作にばら撒いてこう言った。
「どうぞお納めください。殿下への贈り物です」
フィリップは目を見張った。
「いったいどこでこんな素晴らしいものを?」
サンジェルマン伯は素っ気なく答える。
「私が造ったものです」
フィリップは感動した。しかも「ブローニュ伯」ではなく、わざわざ「殿下」という敬称を用いたということは、フィリップの王位継承権を認めているという証拠だ。
──この男をうまく使えば王位も夢ではないかもしれない…
フィリップは、長い間抑圧してきた欲望が沸々とたぎってくるのを抑えきれなくなっていた。
いくらなんでも、そろそろ動きがないとおかしい。
幸いに、今日はローテーションが休みの日。
奴に問いただしてやろう。
案の定、フリードリヒの部屋の窓を叩く者がいる。
「アリーセか?」
「はい」
──えっ! てっきりエリーザベトかと…
窓を開けてあげるとアリーセは身軽な動作で部屋に入ってきた。
「どうしたアリーセ? 何か情報か?」
「いえ。閣下にお願いがあって来ました。
もう、エリーザベトに会うのはおやめください。彼女は危険です。もし閣下に何かがあったらと思うと私は…」
「もちろん油断したりはしない。エリーザベトは薔薇十字団の貴重な情報源なのだ」
「警備の者がいる前で普通に謁見すればいいではありませんか。なぜプライベートでお会いになるのです?」
「彼女の目的は私の体だからな。普通に謁見は無理だと思うが…」
「でも…私は我慢ならないのです」
そういうとアリーセはフリードリヒの胸に飛び込んできた。
「私にできることは何でもいたします。ですから…」
「女の子が『なんでもする』なんて言っちゃだめだ。あんなことや、こんなことをされてしまうぞ。自分を大切にせねば」
「閣下にならあんなことや、こんなことでも…喜んでいたします」
アリーセは淡々と冷静に仕事をこなすイメージがあったが…
──また今回も俺が鈍かったということか…
「君の気持ちは理解した…」
そこで、横から声がかかった。
「ちょっとお二人さん。あたしが来ているっていうのに、見せつけてくれるねえ」
いつの間にかエリーザベトが来ていた。
「アリーセ。悪いが今日のところは…」
「閣下…」
アリーセは今にも泣きだしそうだ。
「本当にすまない。この埋め合わせは後で必ず…」
「わかりました」
そう言うと彼女は素早く部屋から姿を消した。
さすが隠密の訓練をしているだけある。
「どうやらあたしの体を気に入ってくれてるみたいだねえ」
エリーザベトが少し皮肉を込めた口調で言った。
「そうではない。薔薇十字団の情報が聞きたいだけだ」
「またあ。強がっちゃって…顔に『やりたい』って書いてあるよ」
半ば図星なだけに赤面してしまうフリードリヒ。
「その話は後だ。で、どうなのだ? 薔薇十字団の方は?」
「けっ。つれないねえ。薔薇十字団の方はダーリンにことごとく邪魔されるんで、狙いをフランスに変えたみたいだねえ」
「具体的にどういうことだ?」
「さあ。あたしはフランス語ができないから直接かかわってはいないのさ。もし荒事があれば駆り出させるだろうけどねえ」
「そうか…」
ブランシュのことが心配だが、これだけの情報を伝えても心配させるだけだろう。もう少し情報収集が必要だ。
「ところでぇ。ちゃんと喋ったんだからサービスしてよね。ダーリン」
「ああ。わかっている」
その日はエリーザベトの要求が一段と激しかった気がするが、気のせいか…
一方、アリーセの方は、彼女の気持ちに応えて愛妾にすることにした。
身近なところからのライバル登場に妻・愛妾たちは驚きを隠せなかったようだった。
◆
フィリップ・ユルプルは、フランス王フィリップⅡ世と3番目の妃アニェス・ド・メラニーの息子であるが、その結婚は無効とされたため、息子フィリップも当初庶子とされた。
母の死後、教皇庁により実姉マリーとともに嫡子と認められたものの王子としての地位は不安定であった。
彼は、ブローニュ、モルタン、オマール、ダンマルタンの女伯であったマティルド・ド・ダンマルタンと結婚し、妻の共同統治者としてこれらの伯位を得た。
兄のルイⅧ世が早世し、一時期は王位を期待したが、結局王位は息子のルイⅨ世のところに転がり込み、その母のブランシュが摂政ということになった。
この事態にフィリップは不満だった。
「ブローニュ伯などといっても所詮は閑職ではないか」
共同統治者といってもマティルドに実質的な権限があり、フィリップは多分にお飾りの要素が強かった。
その状況に余計にフィリップは不満を募らせていた。
そんな時、臣下の一人がフィリップに進言した。
サンジェルマン伯という不思議な人物がフランスに来ているので一度招いみてはどうかというのである。
「そのサンジェルマン伯とやらはどのような者なのだ?」
「聞くところによると、恐ろしく博学な人物で、錬金術に関する知識は他に並ぶ者がなく、黄金や不老長寿の薬まで造っており、そのうえ途方もない大金持ちということで、社交界の台風の目となっているとか…」
「それは面白そうな人物だな。一度会ってみよう」
「承知いたしました」
◆
フリードリヒのもとにアリーセが報告に来た。
「パリにサンジェルマン伯という謎の錬金術師が滞在しており、社交界でもてはやされているようです。何でも黄金や不老長寿の薬まで作っているとか…」
サンジェルマン伯といえば、前世の記憶によると謎の錬金術師として名高い男だったはずだ。自らは4千歳と豪語し、キリストやシバの女王と親しくしていたとか、アレクサンダー大王がバビロンの都に入場するのを目撃したという話をしては人々をけむに巻いた。実際、革命前にマリー・アントワネットに手紙を送ったなど時代を越えた目撃証言も多々あり、現在でも生きていると信じる者がいるほどである。
また、実際にサンジェルマン伯を40年前に目撃したという人物も現れた。その姿は現在と少しもかわらず、小柄で40代半ばの洗練された物腰の美男子だったという。
だが、前世の記憶によると、サンジェルマン伯は、薔薇十字団ともつながりのあるフィクサーだったという説もある。警戒するに越したことはない。
ブランシュとの文通は政治の話はしないことが不文律となっていたが、このときばかりは彼女へ「サンジェルマン伯という人物には気を許さないように」という手紙を書いた。
──エリーザベトの話もあるし気になる。薔薇十字団がサンジェルマン伯を使って何かを企んでいるということなのか…
◆
翌日の夕刻。薄暗い中、人目を忍んでサンジェルマン伯爵のもとを訪れる男がいた。薔薇十字団のヴェルンハルトである。
「首尾はどうなっているのだ」
「十分な餌は撒いてある。今は獲物が食いつくのを待っているところだ」
「団長も首を長くして待っておられる。我慢にも限度というものがあるぞ」
「大物を釣り上げるには忍耐も必要だ。そのようなこともわからないのか?」
「そのようなことを言ってけむに巻こうとしても無駄だ。とにかく目に見える成果をだすことだな」
「成果ばかり求めおって、雅のない男だな」
「とにかく頼んだぞ」
「是非もない」
◆
この日。サンジェルマン伯はフィリップ・ユルプルのもとを訪ねていた。
「これはよく来てくれた。待ちかねたぞ」
サンジェルマン伯は、次の瞬間、ポケットに手を突っ込むとひとつかみのダイヤモンドをテーブルの上に無造作にばら撒いてこう言った。
「どうぞお納めください。殿下への贈り物です」
フィリップは目を見張った。
「いったいどこでこんな素晴らしいものを?」
サンジェルマン伯は素っ気なく答える。
「私が造ったものです」
フィリップは感動した。しかも「ブローニュ伯」ではなく、わざわざ「殿下」という敬称を用いたということは、フィリップの王位継承権を認めているという証拠だ。
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