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第4章 国主編
第131話 踊る女 ~夜の魔女リリム~
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擦った揉んだあったが、リリムは、本人の強い希望もあり、フリードリヒの愛妾になるということで落ち着いた。
リリムはリリスからの預かりものだから侍女やメイドという訳にもいかなかったのだ。
単に客人ということでもよかったのだが、本人が断固固辞した。
そしてリリムのローテーションの日。
リリムはサキュバス的悪魔の走りだけあって色事の達人だった。
一戦終わり。気だるい表情でリリムは言った。
「主様はソロモン王の時の記憶を持っていないの?」
ソロモン王といえば2千年以上前の人物だ。生まれ変わりだとしても、いったい何世代重ねているやら知れない。
「ああ。もう何世代も転生を重ねているからな。忘れてしまった」
「それは残念ね。主様は私の舞踏が大好きで何回も所望していたのよ。懐かしいわ」
「そうなのか…」
──2千年前の舞踏っていったいどんなだ…?
「今度機会があれば見せてあげるわ」
「そうだな。それはぜひ見てみたい」
どうもリリムはフリードリヒのことをソロモン王と重ねて見ているらしい。よほどソロモン王のことを気に入っていたのだろう。
◆
機会はすぐにやってきた。
某国の外交使節が来訪し、その歓迎の宴を開くこととなったのだ。
リリムは言った。
「今夜、宴があるのでしょう。そこで私の舞踏を披露するわ」
「いいだろう。楽しみにしているよ。しかし、楽団はどうする」
「それも覚えていないのね。私の配下にやらせるわ」
「わかった。ならいい」
「舞踏が良かったら私の好きなものをご褒美にくださいな」
「好きなもの? いいだろう」
そして宴もたけなわとなり…
楽団の者が用意を始めた。
外交使節の使者が問うた。
「これから何か始まるのですかな?」
「私の愛妾の一人が舞踏を披露いたします」
「ほう。それは楽しみだ」
「まあ。素人の嗜みですから、あまりご期待なさらず」
会場にリリムが入ってきた。
その姿を見てフリードリヒは目を見開いた。
「こ、これは…」
リリムは、まるでニンフのように裸体の上に薄絹を何枚か重ね着しているだけの煽情的な恰好をしていた。
重ねているから肝心なところは見えないが、どうするつもりだ? まさか…
音楽が始まった。
退廃的な感じのスローテンポの音楽だ。
リリムはそれに合わせて、しゃなりしゃなりと男を誘うような色っぽいポーズで踊りはじめた。
それを見逃すまいと男たちは身を乗り出して見つめている。
そして音楽のテンポが少し上がり、音楽の調子が変わるとリリムは薄絹を一枚脱ぎ捨て、これを男たちの方に投げ捨てた。
その薄絹を手に入れようと男たちが群がる。
音楽のテンポは徐々に上がっていき、その度にリリムは薄絹を一枚、また一枚と脱ぎ捨てていく。
──これではまるで伝説にいうサロメのベールの踊りではないか。
まさか(ご褒美は聖者の首です)とか言わないよな…
ついに音楽はクライマックスとなり、薄絹も残るところ一枚となった。もはやニンフもどきの半裸状態だ。
リリムの手が薄絹にかかり…
男たちの瞳孔は極限まで開かれている。
「そこまで!」
フリードリヒはストップをかけると、リリムの手を引っ張って会場から出ていく。
会場の男たちは大きなため息をついた。
リリムは戸惑いながら言った。
「別に全部脱いじゃってもよかったのに…」
「俺の愛妾の裸体を他の男に見せられるものか!」
フリードリヒは独占欲丸出しでそう言った。
リリムは赤い顔をして言った。
「そう言ってくれるとうれしいわ。あなたはソロモン王とは違うのね」
「俺は俺だ。ソロモンではない」
「それもそうね。でも、そんなあなたが好き」
会場ではせめて残された薄絹だけでも手に入れようと分捕り合戦が始まっていた。
引っ張りあううちに薄絹は裂け、断片となって行った。
そんな断片のひとかけらを手に入れた者は、他の者に自慢げにみせびらかした。
男とは誠にどうしょうもない生物である。
◆
2人がリリムの部屋に入るとリリムは言った。
「私の舞踏はどうだったかしら?」
確かにあの動きはプロのストリップダンサー顔負けのものだった。
「なかなかのものだったが、今度からは私の前だけにしてくれ」
「わかったわ。じゃあ。ご褒美はもらえるのかしら?」
「君の好きなものとは何だ?」
「私ね。赤ちゃんが欲しいの。だって、あなた避妊魔法を使っているでしょ。知っているのよ」
「それは…」
──バレていたのか…
しかし、リリス、リリム親子は子供を害するという伝承があり、その点において我が子を喰らう呪いをかけられたラミアと同一視されたりすることもある。
だが、さすがに(まさか我が子を喰らったりしないよな)とは口に出せなかった。
リリスが我が子を喰らわなかったからこそリリムがいる訳だし、たぶん大丈夫だろう。
「わかった。今度から避妊魔法はなしにしよう」
「ありがとう。大好き」
リリムはフリードリヒに抱きつき、キスをした。
その拍子に最後の一枚の薄絹がポロリと落ち、リリスは全裸となった。
「お、おい…」
(落ちたぞ)と言いかけたが、まあいいかと思い直した
そして…
◆
フリードリヒの一発懐妊力は健在だった。
避妊魔法の使用をやめるとリリムは一発で懐妊した。
生まれた子は女児だった。
リリムの娘でリリスの孫なのだからさぞかし妖艶な美女に育つだろうことは想像に難くなかった。
名前は「リリル」と名付けた。
さぞかしもてるだろうが、男にだらしないような女にならないようしっかりと教育せねばと思うフリードリヒだった。
予想に反し、リリルは長じて敬虔なクリスチャンとなった。
男にだらしないどころか、従順・清貧・純潔な性格に育っており、教会のミサにも欠かさず通っている。
一方、フリードリヒはギリシャ系の神の血筋だから、あまりにキリスト教べったりで、そのうちに修道女になるなどと言いだすのではとハラハラして見ていた。
このような従順・清貧・純潔な美少女がもてないはずはない。
様々な男が手を変え品を変え言い寄ってくるが、彼女は歯牙にもかけなかった。
そのうち間違いが起きないかを心配していたが、それは母のリリムのこと。
配下の悪魔を隠形させてリリルの警護につけているのだった。
そんな彼女だが、ミカエルとガブリエルのところに頻繁に出入りして親しくしているようだ。
彼女は母親譲りの能力で、2人が本物の天使だと見抜いたらしい。
夜の魔女の娘が最上級尾天使を親しくしている姿は、ある意味逆説的で、いかにもロートリンゲンらしいとフリードリヒは思った。
ミカエル・ガブリエルが異性のパートナーを得ている姿を見て、リリムは次第に異性にも興味を持ちつつあるようだ。
しかし、(並みの男にはリリルはやらんぞ)と決意を新たにするフリードリヒだった。
リリムはリリスからの預かりものだから侍女やメイドという訳にもいかなかったのだ。
単に客人ということでもよかったのだが、本人が断固固辞した。
そしてリリムのローテーションの日。
リリムはサキュバス的悪魔の走りだけあって色事の達人だった。
一戦終わり。気だるい表情でリリムは言った。
「主様はソロモン王の時の記憶を持っていないの?」
ソロモン王といえば2千年以上前の人物だ。生まれ変わりだとしても、いったい何世代重ねているやら知れない。
「ああ。もう何世代も転生を重ねているからな。忘れてしまった」
「それは残念ね。主様は私の舞踏が大好きで何回も所望していたのよ。懐かしいわ」
「そうなのか…」
──2千年前の舞踏っていったいどんなだ…?
「今度機会があれば見せてあげるわ」
「そうだな。それはぜひ見てみたい」
どうもリリムはフリードリヒのことをソロモン王と重ねて見ているらしい。よほどソロモン王のことを気に入っていたのだろう。
◆
機会はすぐにやってきた。
某国の外交使節が来訪し、その歓迎の宴を開くこととなったのだ。
リリムは言った。
「今夜、宴があるのでしょう。そこで私の舞踏を披露するわ」
「いいだろう。楽しみにしているよ。しかし、楽団はどうする」
「それも覚えていないのね。私の配下にやらせるわ」
「わかった。ならいい」
「舞踏が良かったら私の好きなものをご褒美にくださいな」
「好きなもの? いいだろう」
そして宴もたけなわとなり…
楽団の者が用意を始めた。
外交使節の使者が問うた。
「これから何か始まるのですかな?」
「私の愛妾の一人が舞踏を披露いたします」
「ほう。それは楽しみだ」
「まあ。素人の嗜みですから、あまりご期待なさらず」
会場にリリムが入ってきた。
その姿を見てフリードリヒは目を見開いた。
「こ、これは…」
リリムは、まるでニンフのように裸体の上に薄絹を何枚か重ね着しているだけの煽情的な恰好をしていた。
重ねているから肝心なところは見えないが、どうするつもりだ? まさか…
音楽が始まった。
退廃的な感じのスローテンポの音楽だ。
リリムはそれに合わせて、しゃなりしゃなりと男を誘うような色っぽいポーズで踊りはじめた。
それを見逃すまいと男たちは身を乗り出して見つめている。
そして音楽のテンポが少し上がり、音楽の調子が変わるとリリムは薄絹を一枚脱ぎ捨て、これを男たちの方に投げ捨てた。
その薄絹を手に入れようと男たちが群がる。
音楽のテンポは徐々に上がっていき、その度にリリムは薄絹を一枚、また一枚と脱ぎ捨てていく。
──これではまるで伝説にいうサロメのベールの踊りではないか。
まさか(ご褒美は聖者の首です)とか言わないよな…
ついに音楽はクライマックスとなり、薄絹も残るところ一枚となった。もはやニンフもどきの半裸状態だ。
リリムの手が薄絹にかかり…
男たちの瞳孔は極限まで開かれている。
「そこまで!」
フリードリヒはストップをかけると、リリムの手を引っ張って会場から出ていく。
会場の男たちは大きなため息をついた。
リリムは戸惑いながら言った。
「別に全部脱いじゃってもよかったのに…」
「俺の愛妾の裸体を他の男に見せられるものか!」
フリードリヒは独占欲丸出しでそう言った。
リリムは赤い顔をして言った。
「そう言ってくれるとうれしいわ。あなたはソロモン王とは違うのね」
「俺は俺だ。ソロモンではない」
「それもそうね。でも、そんなあなたが好き」
会場ではせめて残された薄絹だけでも手に入れようと分捕り合戦が始まっていた。
引っ張りあううちに薄絹は裂け、断片となって行った。
そんな断片のひとかけらを手に入れた者は、他の者に自慢げにみせびらかした。
男とは誠にどうしょうもない生物である。
◆
2人がリリムの部屋に入るとリリムは言った。
「私の舞踏はどうだったかしら?」
確かにあの動きはプロのストリップダンサー顔負けのものだった。
「なかなかのものだったが、今度からは私の前だけにしてくれ」
「わかったわ。じゃあ。ご褒美はもらえるのかしら?」
「君の好きなものとは何だ?」
「私ね。赤ちゃんが欲しいの。だって、あなた避妊魔法を使っているでしょ。知っているのよ」
「それは…」
──バレていたのか…
しかし、リリス、リリム親子は子供を害するという伝承があり、その点において我が子を喰らう呪いをかけられたラミアと同一視されたりすることもある。
だが、さすがに(まさか我が子を喰らったりしないよな)とは口に出せなかった。
リリスが我が子を喰らわなかったからこそリリムがいる訳だし、たぶん大丈夫だろう。
「わかった。今度から避妊魔法はなしにしよう」
「ありがとう。大好き」
リリムはフリードリヒに抱きつき、キスをした。
その拍子に最後の一枚の薄絹がポロリと落ち、リリスは全裸となった。
「お、おい…」
(落ちたぞ)と言いかけたが、まあいいかと思い直した
そして…
◆
フリードリヒの一発懐妊力は健在だった。
避妊魔法の使用をやめるとリリムは一発で懐妊した。
生まれた子は女児だった。
リリムの娘でリリスの孫なのだからさぞかし妖艶な美女に育つだろうことは想像に難くなかった。
名前は「リリル」と名付けた。
さぞかしもてるだろうが、男にだらしないような女にならないようしっかりと教育せねばと思うフリードリヒだった。
予想に反し、リリルは長じて敬虔なクリスチャンとなった。
男にだらしないどころか、従順・清貧・純潔な性格に育っており、教会のミサにも欠かさず通っている。
一方、フリードリヒはギリシャ系の神の血筋だから、あまりにキリスト教べったりで、そのうちに修道女になるなどと言いだすのではとハラハラして見ていた。
このような従順・清貧・純潔な美少女がもてないはずはない。
様々な男が手を変え品を変え言い寄ってくるが、彼女は歯牙にもかけなかった。
そのうち間違いが起きないかを心配していたが、それは母のリリムのこと。
配下の悪魔を隠形させてリリルの警護につけているのだった。
そんな彼女だが、ミカエルとガブリエルのところに頻繁に出入りして親しくしているようだ。
彼女は母親譲りの能力で、2人が本物の天使だと見抜いたらしい。
夜の魔女の娘が最上級尾天使を親しくしている姿は、ある意味逆説的で、いかにもロートリンゲンらしいとフリードリヒは思った。
ミカエル・ガブリエルが異性のパートナーを得ている姿を見て、リリムは次第に異性にも興味を持ちつつあるようだ。
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