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第4章 国主編
第142話 ハインリヒの反乱 ~対立する親子~
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ハインリヒはフリードリヒⅡ世と最初の妻コンスタンサの間に生まれた長子としてシチリア島で生まれた。
だが、貴族の長子たるもの、本人の意思とは関係なく、否が応でも政治の渦に巻き込まれていくことは避けられない運命が待っていた。
フリードリヒⅡ世は、神聖帝国皇帝即位に際し、教皇インノケンティウスⅢ世が出した条件の一つだったハインリヒへのシチリア王譲位を呑み、生まれて間もなく、ハインリヒはシチリア王位に就けられ、コンスタンサが摂政とされた。
フリードリヒⅡ世の皇帝即位後、ハインリヒは母とともにドイツに移住する。
ハインリヒにはシュヴァーベン大公位が授与され、その後アルル王国の執政権が移譲された。
しかし、シチリア生まれでイタリア育ちの皇帝フリードリヒⅡ世のアイデンティティーはあくまでもイタリアにあった。
彼は地中海からパレスチナの地に神聖帝国=シチリア王国の勢力を拡大することを目指していたのである。
このため、第5回十字軍が失敗した後、神聖帝国北部、すなわちドイツについては皇太子ハインリヒをローマ王=ドイツ王の地位に置き、ハインリヒと顧問団にドイツの支配を委ねて自らはシチリア王国のパレルモに戻った。
その時、ハインリヒは未成年であったため、ケルン大司教エンゲルベルト、バイエルン公ルートヴィヒⅠ世の保護に置かれた後、17歳になってからようやく親政を開始する。
従来の皇帝は常にローマ王を兼ねており、帝位から王位が分かれるのは初めての事態であったが、父の皇帝が王を兼ねないハインリヒは、名目上単独のドイツ君主だった。
ハインリヒは皇帝フリードリヒⅡ世から完全に独立した状態で政務を執ることができず、ハインリヒの立場は属州の総督に例えられ、周辺から揶揄された。
やがて、イタリアでの王権強化策とアルプス以北の諸侯の地位を尊重する姿勢に対する反発、親子のカトリック信仰心の差異などから、次第に親子は不仲となっていき、そのことは世間にも知れ渡っていく。
ハインリヒは積極的に王権を強化する方策を採り、高位聖職者の聖界諸侯が領有する都市の自治運動を支援し、彼らの領地経営に介入した。
しかし、彼に反発する諸侯はヴォルムスでの「諸侯の利益のための協定」を結ばせるに至り、諸侯が持つ事実上の既得特権を皇帝に追認させた。
諸侯は協定の順行を掲げたが、王としての統治を望むハインリヒは諸侯の専横と皇帝フリードリヒⅡ世の政策に不満を抱いた。
◆
皇帝フリードリヒⅡ世はハインリヒとの話し合いが必要だと考え、ハインリヒにラヴェンナでの帝国会議への出席を求めた。
が、会議の場にハインリヒは姿を現さなかった。
ロートリンゲン公フリードリヒは、なんとしても親子の話し合いで対立を解消することを熱望し、側室として嫁いでいる妹のルイーゼ宛にハインリヒを説得するよう依頼する手紙を書いた。
これを急いで煙の魔人イフリートに届けさせる。
「この手紙を我が妹のルイーゼのもとに届けよ」
「御意」
イフリートは煙の姿になると凄まじいスピードで飛んでいった。
これならばすぐに届くだろう。
この手紙を受けて、ルイーゼは言った。
「あなた。何とか陛下と話し合いをして和解することはできないのですか? このままでは帝国が分裂してしまうと兄も心配しています」
「ロートリンゲン公はどちらの味方なのだ?」
「正妻の父と妹の婿ですよ。どちらの味方もできないと言っております」
──かの暗黒騎士団を味方にできれば父上に一泡吹かせられるのだが…
「それに今回は陛下の方から話し合いを言ってきたのでしょう」
「それを無碍にするなんて…」
「そもそも経験の差があり過ぎる」
「私が行っても父に言い負かされるだけだ」
「それでもです。きちんとあなたの本音をぶつけておかないと不満が溜まる一方ですよ」
「それでも…自信がないのだ」
「いえ。あなたならできます。私は信じています」
「ルイーゼ…」
◆
周囲に促されたハインリヒは、翌年のアクイレイアの帝国会議に出席し、数年ぶりに皇帝フリードリヒⅡ世と対面する。
「父上。お久しぶりでございます」
皇帝フリードリヒⅡ世は可愛い我が子に優しい言葉の一つもかけようと思っていた。しかし、口を衝いて出たのは父として子を叱責する厳しい言葉だった。
「ハインリヒ。ローマ王でありながら帝国会議を欠席するとはなんたることだ。王としての立場を自覚しろ!」
「も、申し訳ございません」
続けて、皇帝の立場からは多くの要求を突き付けた。
数週間後に帝国会議の場はチヴィダーレに移され、会議の場でハインリヒは帝国諸侯と教皇への従属を約束させられた。
結局、話し合いによる和解はならなかったのである。
◆
ついにハインリヒは、教皇庁の働きかけに応じ、皇帝と対立していたイタリア諸都市のロンバルディア同盟と結託して反乱を起こした。
シチリアにいた皇帝フリードリヒⅡ世がドイツに向かったことを知ったハインリヒは、反対派の人間を集めてアルプスの峠の封鎖を試みたのである。
しかし、ハインリヒの味方は家士のみで、ハインリヒを支持する諸侯は皆無であり、同盟者であるロンバルディア同盟の軍隊も防衛戦を得意としていても侵略戦には不慣れだった。
ロートリンゲン公フリードリヒのもとにも使者が来たが、涙を呑んで断った。
結果、皇帝フリードリヒⅡ世がわずかな手勢でアルプスを越えようとしただけでハインリヒの敷いた防衛戦は瓦解した。
翌年7月にハインリヒは降伏、王位と継承権を剥奪され、盲目にされた上でプーリアの城に幽閉された。
その後、ハインリヒは別の城に護送される道中で、谷底に身を投げて自殺した
その時、皇帝フリードリヒⅡ世はハインリヒの赦免を決定していたとも伝えられ、父としてはその非業の死を悼んだという。
◆
万が一の時は、ルイーゼの命だけでも救おうと覚悟を決めるロートリンゲン公フリードリヒだったが、戦闘はアルプスの峠で行われたので、出番はなかった。
夫の自殺という最悪の結末をむかえたルイーゼは、意気消沈してバーデン=バーデンの実家に戻った。
政治的能力には長けてはいなかったが、ハインリヒをルイーゼは深く愛しており、再婚するつもりはないようだ。
ルイーゼは、結局、修道女となる道を選んだ。
だが、バーデン=バーデンには適当な修道院がなかったので、ナンツィヒにある修道院に入ることになった。
フリードリヒとしては、自分の目の届くところにいてくれた方が安心である。
陰ながら援助しようと思うフリードリヒであった。
だが、貴族の長子たるもの、本人の意思とは関係なく、否が応でも政治の渦に巻き込まれていくことは避けられない運命が待っていた。
フリードリヒⅡ世は、神聖帝国皇帝即位に際し、教皇インノケンティウスⅢ世が出した条件の一つだったハインリヒへのシチリア王譲位を呑み、生まれて間もなく、ハインリヒはシチリア王位に就けられ、コンスタンサが摂政とされた。
フリードリヒⅡ世の皇帝即位後、ハインリヒは母とともにドイツに移住する。
ハインリヒにはシュヴァーベン大公位が授与され、その後アルル王国の執政権が移譲された。
しかし、シチリア生まれでイタリア育ちの皇帝フリードリヒⅡ世のアイデンティティーはあくまでもイタリアにあった。
彼は地中海からパレスチナの地に神聖帝国=シチリア王国の勢力を拡大することを目指していたのである。
このため、第5回十字軍が失敗した後、神聖帝国北部、すなわちドイツについては皇太子ハインリヒをローマ王=ドイツ王の地位に置き、ハインリヒと顧問団にドイツの支配を委ねて自らはシチリア王国のパレルモに戻った。
その時、ハインリヒは未成年であったため、ケルン大司教エンゲルベルト、バイエルン公ルートヴィヒⅠ世の保護に置かれた後、17歳になってからようやく親政を開始する。
従来の皇帝は常にローマ王を兼ねており、帝位から王位が分かれるのは初めての事態であったが、父の皇帝が王を兼ねないハインリヒは、名目上単独のドイツ君主だった。
ハインリヒは皇帝フリードリヒⅡ世から完全に独立した状態で政務を執ることができず、ハインリヒの立場は属州の総督に例えられ、周辺から揶揄された。
やがて、イタリアでの王権強化策とアルプス以北の諸侯の地位を尊重する姿勢に対する反発、親子のカトリック信仰心の差異などから、次第に親子は不仲となっていき、そのことは世間にも知れ渡っていく。
ハインリヒは積極的に王権を強化する方策を採り、高位聖職者の聖界諸侯が領有する都市の自治運動を支援し、彼らの領地経営に介入した。
しかし、彼に反発する諸侯はヴォルムスでの「諸侯の利益のための協定」を結ばせるに至り、諸侯が持つ事実上の既得特権を皇帝に追認させた。
諸侯は協定の順行を掲げたが、王としての統治を望むハインリヒは諸侯の専横と皇帝フリードリヒⅡ世の政策に不満を抱いた。
◆
皇帝フリードリヒⅡ世はハインリヒとの話し合いが必要だと考え、ハインリヒにラヴェンナでの帝国会議への出席を求めた。
が、会議の場にハインリヒは姿を現さなかった。
ロートリンゲン公フリードリヒは、なんとしても親子の話し合いで対立を解消することを熱望し、側室として嫁いでいる妹のルイーゼ宛にハインリヒを説得するよう依頼する手紙を書いた。
これを急いで煙の魔人イフリートに届けさせる。
「この手紙を我が妹のルイーゼのもとに届けよ」
「御意」
イフリートは煙の姿になると凄まじいスピードで飛んでいった。
これならばすぐに届くだろう。
この手紙を受けて、ルイーゼは言った。
「あなた。何とか陛下と話し合いをして和解することはできないのですか? このままでは帝国が分裂してしまうと兄も心配しています」
「ロートリンゲン公はどちらの味方なのだ?」
「正妻の父と妹の婿ですよ。どちらの味方もできないと言っております」
──かの暗黒騎士団を味方にできれば父上に一泡吹かせられるのだが…
「それに今回は陛下の方から話し合いを言ってきたのでしょう」
「それを無碍にするなんて…」
「そもそも経験の差があり過ぎる」
「私が行っても父に言い負かされるだけだ」
「それでもです。きちんとあなたの本音をぶつけておかないと不満が溜まる一方ですよ」
「それでも…自信がないのだ」
「いえ。あなたならできます。私は信じています」
「ルイーゼ…」
◆
周囲に促されたハインリヒは、翌年のアクイレイアの帝国会議に出席し、数年ぶりに皇帝フリードリヒⅡ世と対面する。
「父上。お久しぶりでございます」
皇帝フリードリヒⅡ世は可愛い我が子に優しい言葉の一つもかけようと思っていた。しかし、口を衝いて出たのは父として子を叱責する厳しい言葉だった。
「ハインリヒ。ローマ王でありながら帝国会議を欠席するとはなんたることだ。王としての立場を自覚しろ!」
「も、申し訳ございません」
続けて、皇帝の立場からは多くの要求を突き付けた。
数週間後に帝国会議の場はチヴィダーレに移され、会議の場でハインリヒは帝国諸侯と教皇への従属を約束させられた。
結局、話し合いによる和解はならなかったのである。
◆
ついにハインリヒは、教皇庁の働きかけに応じ、皇帝と対立していたイタリア諸都市のロンバルディア同盟と結託して反乱を起こした。
シチリアにいた皇帝フリードリヒⅡ世がドイツに向かったことを知ったハインリヒは、反対派の人間を集めてアルプスの峠の封鎖を試みたのである。
しかし、ハインリヒの味方は家士のみで、ハインリヒを支持する諸侯は皆無であり、同盟者であるロンバルディア同盟の軍隊も防衛戦を得意としていても侵略戦には不慣れだった。
ロートリンゲン公フリードリヒのもとにも使者が来たが、涙を呑んで断った。
結果、皇帝フリードリヒⅡ世がわずかな手勢でアルプスを越えようとしただけでハインリヒの敷いた防衛戦は瓦解した。
翌年7月にハインリヒは降伏、王位と継承権を剥奪され、盲目にされた上でプーリアの城に幽閉された。
その後、ハインリヒは別の城に護送される道中で、谷底に身を投げて自殺した
その時、皇帝フリードリヒⅡ世はハインリヒの赦免を決定していたとも伝えられ、父としてはその非業の死を悼んだという。
◆
万が一の時は、ルイーゼの命だけでも救おうと覚悟を決めるロートリンゲン公フリードリヒだったが、戦闘はアルプスの峠で行われたので、出番はなかった。
夫の自殺という最悪の結末をむかえたルイーゼは、意気消沈してバーデン=バーデンの実家に戻った。
政治的能力には長けてはいなかったが、ハインリヒをルイーゼは深く愛しており、再婚するつもりはないようだ。
ルイーゼは、結局、修道女となる道を選んだ。
だが、バーデン=バーデンには適当な修道院がなかったので、ナンツィヒにある修道院に入ることになった。
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