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平日の夕方に賑やかなバラエティ番組を流してる局があるはずもなく、報道番組にチャンネルを合わせて、聞こえてくる音声だけを拾うように仰向けになって寝転ぶ。
本当に疲れが溜まっていたのか、そうしてるうちにウトウトしてしまったらしく、テレビの音量が大き過ぎて不快感で目が覚めた。
「何時だろ」
ポケットに入れたままだったスマホを取り出して、画面を見ると表示された時間は二十一時過ぎ。
そしてメッセージの通知が何件か溜まっている。
「ダメだ。明日も仕事だし、とりあえず先にお風呂入らないと」
仕事の連絡はメールで来るので、メッセージは近しい人だけ。
緊急の要件なら、電話番号を知っている人しかいないので着信履歴があるはずだけど、それもないのできっと急ぎの用事はないはず。
着替えを用意してシャワーを浴びると、三十分ほど半身浴をしてしっかりと汗を流す。
お風呂上がりにキッチンに降りて、冷やしておいた麦茶をグラスに注ぐと、今日買って来たカップ麺で夕飯を済ませることにした。
「ごちそうさまでした」
後片付けを済ませて一階の電気を全て消すと、二階の自室に戻ってようやくメッセージを確認する。
一人は菜穂ちゃんからで、近いうちに友梨さんと一緒に遊びに来たいらしく、休みの日を教えて欲しいというもの。
もう一人は美咲からで、引っ越して困ってることはないかと心配する内容だった。
それぞれに返信すると、すぐに既読がついて早速返信が来て、僅かな時間で二人とやり取りをする。
それがようやく落ち着いた頃、未確認のままになっているメッセージを開くかどうするか、私は画面をタップするのを躊躇っていた。
「なんの用事なんだろう」
樹貴さんからメッセージが届いているけれど、私はそれを開いて確認する気力がなかった。
もっと言えば、最近の淡白な文字だけのやり取りで、すっかり心が疲弊していて、次のメッセージこそ別れ話を切り出すものかも知れないとビクビクするようになってる。
何気ないメッセージが、あっさりと別れに繋がる気がして、とてもじゃないけど読む気になれない。
スマホを枕元に放り投げると、一人には大き過ぎるクイーンサイズのベッドに大の字になって、賑やかなテレビの音量を下げた。
「何やってんだろうな」
思わず声が出る。
樹貴さんとは長く付き合った訳じゃない。
今ならきっと仕切り直しだって簡単なはず、そう思うのに、今にも涙が溢れそうになって下唇を噛む。
聞けば教えてくれるんだろうか。
どうしたって、引っ越して来た日の友梨さんとの電話の内容が気になってしまう。
仕事が忙しいのは本当だろうけど、別の理由もあるんじゃないですか。
その一言が言い出せなくて、本当に彼と付き合ってると言えるんだろうか。
寂しい、苦しい、辛い。
今にもマイナスな感情に押し潰されそうで、握った拳で涙が溢れそうな目元を押さえる。
こんな風に避けたところで、樹貴さんはこの家の持ち主の家族だし、鍵を持っているから自由に出入りすることが出来る。
再会したあの日だって、仕事を理由にここに泊まっていたんだから、忙しいこの時期に泊まりに来ないとも限らない。
そう考えると急にしんどくなって、この家から飛び出してどこかに行きたい気持ちになる。
でもどこへ行けば良いんだろう。
菜穂ちゃんにも友梨さんにも、樹貴さんと付き合ってることは話せてないし、美咲のところも石井くんが居るから迷惑は掛けられない。
「なんでこんなことになってんだろ」
押さえ付けた隙間から涙が一筋零れ落ちた。
本当に疲れが溜まっていたのか、そうしてるうちにウトウトしてしまったらしく、テレビの音量が大き過ぎて不快感で目が覚めた。
「何時だろ」
ポケットに入れたままだったスマホを取り出して、画面を見ると表示された時間は二十一時過ぎ。
そしてメッセージの通知が何件か溜まっている。
「ダメだ。明日も仕事だし、とりあえず先にお風呂入らないと」
仕事の連絡はメールで来るので、メッセージは近しい人だけ。
緊急の要件なら、電話番号を知っている人しかいないので着信履歴があるはずだけど、それもないのできっと急ぎの用事はないはず。
着替えを用意してシャワーを浴びると、三十分ほど半身浴をしてしっかりと汗を流す。
お風呂上がりにキッチンに降りて、冷やしておいた麦茶をグラスに注ぐと、今日買って来たカップ麺で夕飯を済ませることにした。
「ごちそうさまでした」
後片付けを済ませて一階の電気を全て消すと、二階の自室に戻ってようやくメッセージを確認する。
一人は菜穂ちゃんからで、近いうちに友梨さんと一緒に遊びに来たいらしく、休みの日を教えて欲しいというもの。
もう一人は美咲からで、引っ越して困ってることはないかと心配する内容だった。
それぞれに返信すると、すぐに既読がついて早速返信が来て、僅かな時間で二人とやり取りをする。
それがようやく落ち着いた頃、未確認のままになっているメッセージを開くかどうするか、私は画面をタップするのを躊躇っていた。
「なんの用事なんだろう」
樹貴さんからメッセージが届いているけれど、私はそれを開いて確認する気力がなかった。
もっと言えば、最近の淡白な文字だけのやり取りで、すっかり心が疲弊していて、次のメッセージこそ別れ話を切り出すものかも知れないとビクビクするようになってる。
何気ないメッセージが、あっさりと別れに繋がる気がして、とてもじゃないけど読む気になれない。
スマホを枕元に放り投げると、一人には大き過ぎるクイーンサイズのベッドに大の字になって、賑やかなテレビの音量を下げた。
「何やってんだろうな」
思わず声が出る。
樹貴さんとは長く付き合った訳じゃない。
今ならきっと仕切り直しだって簡単なはず、そう思うのに、今にも涙が溢れそうになって下唇を噛む。
聞けば教えてくれるんだろうか。
どうしたって、引っ越して来た日の友梨さんとの電話の内容が気になってしまう。
仕事が忙しいのは本当だろうけど、別の理由もあるんじゃないですか。
その一言が言い出せなくて、本当に彼と付き合ってると言えるんだろうか。
寂しい、苦しい、辛い。
今にもマイナスな感情に押し潰されそうで、握った拳で涙が溢れそうな目元を押さえる。
こんな風に避けたところで、樹貴さんはこの家の持ち主の家族だし、鍵を持っているから自由に出入りすることが出来る。
再会したあの日だって、仕事を理由にここに泊まっていたんだから、忙しいこの時期に泊まりに来ないとも限らない。
そう考えると急にしんどくなって、この家から飛び出してどこかに行きたい気持ちになる。
でもどこへ行けば良いんだろう。
菜穂ちゃんにも友梨さんにも、樹貴さんと付き合ってることは話せてないし、美咲のところも石井くんが居るから迷惑は掛けられない。
「なんでこんなことになってんだろ」
押さえ付けた隙間から涙が一筋零れ落ちた。
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