初恋は溺愛で。〈一夜だけのはずが、遊び人を卒業して平凡な私と恋をするそうです〉

濘-NEI-

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 食事の後雑談をして、腹ごなしに樹貴さんと一緒に五キロほどジョギングすると、部屋に戻ってトレーニングをしてから、ようやくゆっくりとお風呂に入って湯船に浸かった。
 だけどそんなお風呂上がりの私を待っていたのは、同じく風呂上がりで濡れ髪をタオルで拭く樹貴さんの姿だった。
「えっと、どうしたんですか」
「可愛い香澄ちゃんと一緒に寝ようと思ってね」
「ふ、服を着てください」
「なんで? どうせ脱ぐのに」
 一階のバスルームからこの姿で部屋にやってきたのかと思うと、樹貴さんが使ってる部屋は真隣だけど、着替えてこいと追い出せるほど強気になれない。
 このところ樹貴さんは忙しくて、私も早番が続いていたし、つまり、そういう夜をしばらく過ごしていない。
「ほら、おいで」
「でも」
「明日は遅番なんでしょ」
「そうですけど」
「俺もゆっくりだから」
 躊躇う腕を取られて膝の上に抱かれると、チュッとリップ音を立てて首筋にキスされる。
「んっ」
「甘い香りがする」
「ヘアオイルをつけたばかりなので」
「俺この匂い好きだな。香澄ちゃんって感じがする」
 樹貴さんは髪を一房掬うと、指に絡めた髪にキスをして上目遣いに私を見つめる。
 私よりもずっと歳上のクセに、こんな時は甘え切った子どもみたいな顔をするから堪らない。
「たまには香澄ちゃんからキスして欲しいな」
 耳朶に触れるくらい近くで囁かれると、その声だけではしたなくお腹の奥が疼いて、狭間が潤むのが分かる。
「ねえ、香澄」
 しかもベッドの上でだけ、こんな風に呼び方を変えるのだって卑怯だ。
 顎を持ち上げられて喉元に噛み付くようにキスされると、熱を孕んだ鋭い眼差しと視線がぶつかって、この人には敵わないのだと思い知らされる。
 声もなく私を呼ぶ唇に吸い付くと、徐々に口付けを深くして、誘い込まれるように舌を挿し入れて上顎をゆっくりと舐る。
 そのままミントの香りがする歯列をなぞって、待ち構えている舌に舌先で触れると、くちゅんと音を立てて舌が搦め取られる。
「んんっ」
「情熱的なキスだね」
 私からキスして欲しいなんて言っておいて、結局は主導権を奪って溶けるようなキスを私に与えると、私を抱き寄せたままベッドの上を移動してヘッドボードにもたれかかる。
 そのまま私を後ろから抱きしめて、Tシャツの上から乳房を揉みしだくと、硬くなった頂をいじめながら、反対の手をズボンに滑り込ませて下生えをくすぐる。
「どこをどうして欲しい?」
「奥が切なくて」
「指でいいの?」
「樹貴さんにされてると思うだけで、ドキドキするから」
「ああもう、可愛いことを」
 樹貴さんは私の首筋にキスすると、Tシャツの隙間から手を忍び込ませて、ブラの上から乳房を掴み、器用に指を動かして乳首を捏ねる。
「あぁん」
 甘ったるい息を吐き出すと、私の首筋を舐めながら、反対の手をショーツの中に埋めて、花弁に埋もれていた淫芽をコリコリと押し潰す。
 両方を攻め立てられて身体を捩ると、逃がさないとばかりに胸元で遊んでいた手が私をきつく抱き寄せる。
 ブラの上からカリッと乳首を引っ掻かれ、同時に直接淫芽を可愛がる指が煩雑に動くと、はしたなく喘いで蜜を溢れさせてしまう。
「息が乱れてきたね」
「だって」
「気持ちいい?」
「ん。凄く気持ちいいです」
「じゃあ奥も触ってみようか」
 私の両脚を広げさせると、既にぐずぐずに蜜で汚したショーツの脇から指を差し込んで蜜口に触れると、ねちょねちょとわざと音を立て、糸を引かせて羞恥を煽る。
「凄い溢れてる」
「言わないで」
「どうして。俺がこうさせてるって思うと凄く興奮するよ」
「エッチですね」
「知ってるクセに」
 樹貴さんはブラのホックを外すと、隙間から手を忍ばせて乳房を掴んで丁寧に愛撫しながら、反対の手をゆっくりと蜜壺の中に沈めていく。
 粘ついたくちゅくちゅした音が足元から聞こえると、浅瀬を探っていた指が、肉襞を擦りながら根元まで挿し込まれて奥を掻き混ぜられる。
「あぁ、んっ、あっ」
「気持ちいい? 凄い締まってるけど」
「樹貴さんの指、気持ち良くて」
「そうなの? じゃあもっと気持ち良くなろうね」
 奥を掻き混ぜる指が二本に増やされると、親指で淫芽を捏ねられて、声を我慢することが出来ない。
 膣の奥で、上下にくちくちと指が跳ねると、隘路が押し広げられて花弁がクパッと開く。
「やぁああ」
「こっちだけじゃ足りない? 胸ももっと弄って欲しい?」
「ん。気持ちいい」
 首筋にキスされて唇を追うように舌が這うと、ぞくりと身体が震え、乳首を摘まれて弾かれながら、同時に蜜壺を掻き回され、いよいよ愉悦が弾けて愛液が溢れ出す。
「はぁああっ」
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