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「久々に早く終わったから、ちょっとでも早く香澄ちゃんに会いたくてね」
「すみません、全然スマホ見てなかったから」
「入れ違いにならなくて良かったよ」
「本当ですね」
「今夜はどこかでご飯食べて帰ろうか」
「本当ですか」
嬉しくてシートの上で飛び跳ねると、樹貴さんは可笑しそうに口元を手で覆って、なんでも好きなもの言ってと言いながら車を出す。
「香澄ちゃんのことだから、今日は焼き肉の気分かな」
「え、なんで分かるんですか」
「お腹ぺこぺこの時の顔があるんだよね」
「そんなに顔に出てますか」
「いや、多分俺しか分からないと思う」
楽しげな樹貴さんにつられて私も笑うと、焼き肉ならどの店に行くかで盛り上がって、普段は行けない高級なお店をリクエストする。
途中のコンビニで車を停めてすぐに個室を予約すると、高級焼き肉にテンションが上がる。
そして店に着くなり、樹貴さんに合わせてノンアルコールビールで乾杯すると、遠慮なくお肉を堪能しながら、お互いに今日あった出来事を話し合った。
樹貴さんの方は最近ずっとお店に顔を出せないほど経営の方が忙しいらしく、会議ばかりでつまらないと珍しく愚痴をこぼす。
「したいことだけ出来てた頃は、がむしゃらであっという間に時間が過ぎて楽しかったけどね。会社として経営する立場になると、色々と景色が変わるよ」
「確かにそうかも知れませんね」
前にも樹貴さんが言っていたけど、楽しいことばかり出来る仕事の方が珍しいし、苦手なことや嫌なことも時にはあるけど、それを乗り越えた時の達成感は大きい。
そう言ってくれたから私も頑張れてると言うと、樹貴さんは感慨深そうな顔をした。
「俺、そんな良いこと言ったの?」
「はい。今の私の原動力ですよ」
色んな話をしながら食事を楽しむと、二人ともお腹がはち切れるくらいたくさん食べたことに笑ってしまって、今日も走りに行くか相談しながら店を出た。
「カロリー消費は必要だけど、こんな時こそダラダラして、スナック菓子とか食べながら映画を見て寝落ちしたい」
「分かります。ずっと張り詰めてると疲れちゃいますからね」
「じゃあ今夜は自堕落して過ごすか」
「たまにですから、今日はそうしますか」
車に乗り込んでシートベルトを締めると、一番近いディスカウントショップに寄り道して、ジュースやお酒、スナック菓子を大量に買い込んでから帰宅した。
「ただいま」
「おかえりなさい」
玄関でハグし合ってチュッとキスをすると、とりあえず飲み物を冷蔵庫に入れて冷やしておいて、いつ寝落ちしても良いようにお風呂に入って、ちょっとだけじゃれ合う。
そしてサブスクから観たいドラマを選ぶと、冷やしたドリンクを持ち寄って、ベッドの上でお菓子を広げておしゃべりしながらシリーズもののドラマを観る。
樹貴さんは意外と詳しくて、この俳優が出てる別の作品も面白いよとか、今の脇役は原作を書いた人だよと豆知識を教えてくれる。
それが楽しくて、翌日が遅番なことも手伝って結構深い時間までドラマを観ていたけれど、いつの間にか寝息を立て始めた樹貴さんに布団を掛け直す。
散らかしてしまったお菓子やドリンクを片付けると、ようやくあくびが出て眠気が訪れた。
「私もそろそろ寝ないと」
呟いた途端にまた出たあくびを噛み殺すと、無意識なのか樹貴さんが伸ばした腕に捉えられて、彼の腕に抱かれて朝を迎えるまでぐっすり眠った。
「すみません、全然スマホ見てなかったから」
「入れ違いにならなくて良かったよ」
「本当ですね」
「今夜はどこかでご飯食べて帰ろうか」
「本当ですか」
嬉しくてシートの上で飛び跳ねると、樹貴さんは可笑しそうに口元を手で覆って、なんでも好きなもの言ってと言いながら車を出す。
「香澄ちゃんのことだから、今日は焼き肉の気分かな」
「え、なんで分かるんですか」
「お腹ぺこぺこの時の顔があるんだよね」
「そんなに顔に出てますか」
「いや、多分俺しか分からないと思う」
楽しげな樹貴さんにつられて私も笑うと、焼き肉ならどの店に行くかで盛り上がって、普段は行けない高級なお店をリクエストする。
途中のコンビニで車を停めてすぐに個室を予約すると、高級焼き肉にテンションが上がる。
そして店に着くなり、樹貴さんに合わせてノンアルコールビールで乾杯すると、遠慮なくお肉を堪能しながら、お互いに今日あった出来事を話し合った。
樹貴さんの方は最近ずっとお店に顔を出せないほど経営の方が忙しいらしく、会議ばかりでつまらないと珍しく愚痴をこぼす。
「したいことだけ出来てた頃は、がむしゃらであっという間に時間が過ぎて楽しかったけどね。会社として経営する立場になると、色々と景色が変わるよ」
「確かにそうかも知れませんね」
前にも樹貴さんが言っていたけど、楽しいことばかり出来る仕事の方が珍しいし、苦手なことや嫌なことも時にはあるけど、それを乗り越えた時の達成感は大きい。
そう言ってくれたから私も頑張れてると言うと、樹貴さんは感慨深そうな顔をした。
「俺、そんな良いこと言ったの?」
「はい。今の私の原動力ですよ」
色んな話をしながら食事を楽しむと、二人ともお腹がはち切れるくらいたくさん食べたことに笑ってしまって、今日も走りに行くか相談しながら店を出た。
「カロリー消費は必要だけど、こんな時こそダラダラして、スナック菓子とか食べながら映画を見て寝落ちしたい」
「分かります。ずっと張り詰めてると疲れちゃいますからね」
「じゃあ今夜は自堕落して過ごすか」
「たまにですから、今日はそうしますか」
車に乗り込んでシートベルトを締めると、一番近いディスカウントショップに寄り道して、ジュースやお酒、スナック菓子を大量に買い込んでから帰宅した。
「ただいま」
「おかえりなさい」
玄関でハグし合ってチュッとキスをすると、とりあえず飲み物を冷蔵庫に入れて冷やしておいて、いつ寝落ちしても良いようにお風呂に入って、ちょっとだけじゃれ合う。
そしてサブスクから観たいドラマを選ぶと、冷やしたドリンクを持ち寄って、ベッドの上でお菓子を広げておしゃべりしながらシリーズもののドラマを観る。
樹貴さんは意外と詳しくて、この俳優が出てる別の作品も面白いよとか、今の脇役は原作を書いた人だよと豆知識を教えてくれる。
それが楽しくて、翌日が遅番なことも手伝って結構深い時間までドラマを観ていたけれど、いつの間にか寝息を立て始めた樹貴さんに布団を掛け直す。
散らかしてしまったお菓子やドリンクを片付けると、ようやくあくびが出て眠気が訪れた。
「私もそろそろ寝ないと」
呟いた途端にまた出たあくびを噛み殺すと、無意識なのか樹貴さんが伸ばした腕に捉えられて、彼の腕に抱かれて朝を迎えるまでぐっすり眠った。
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