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4. 決着
第79話 辺境の星で育つと魔術のようなものが使えるらしい(沙織)
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ー時は西暦2018年より数億年先の地球 忍歴2020年 帝の城ー
ま、ま、参りました!
「いや、俺たち、帝は裏切れない!すまなかった、帝!」
「全面降伏します!」
大型恐竜たちはひざまずき、帝に降伏した。翼竜もだ。
私は颯介を乗せたまま、小高い丘に舞い降りた。
体が震えるほど、感動する瞬間だった。山脈を埋め尽くした翼竜も草原を埋め尽くした大型恐竜たちも、全てが帝に降伏の姿勢を取った。
その時、ナディアを乗せて同じく丘に舞い降りた五右衛門さんが、天に腕を高く突き上げた。
「戻れ!」
「皆、ありがとう!」
空高くまた巨大な穴が空き、そこにカラスたちは一斉に吸い込まれて行った。
帝は手を振っていた。
「うわっ!なんだあれは?」
颯介は最初のカラス登場の時はまだこの場にいなかったので、突然の五右衛門さんの行動とその力に心底驚いたようだった。
「五右衛門さんは、違う惑星の方でございました。」
私は颯介に答えた。
「でしょう?でしょう?」
「でも、今の能力は何?魔術か何か?」
颯介は五右衛門さんに抱きつきかねない勢いで言った。
「いえ、私の親は地球を追われて私は子供の頃から辺境の惑星で育ったのです。」
颯介はぽかんとして言った。
「ロマン」
「そんなロマンがある話でもないです。私は数億年先の地球に生まれた人間ですので、多少は魔術のようなものが部分的に使えるようです。」
「何それ!」
颯介の大興奮ぶりは止まらなかった。
「ね、沙織さん、キスはしたの?」
隣に寄ってきたナディアが私に聞いた。
「え?」
私は目が点になった。
「今それ気になりますか?」
颯介もナディアに言った。
「なんか、ほっとしたら気になった。」
ナディアはそう言った。そうか、ナディアはまさみさんと同じタイプなのかもしれないと私は内心思った。
「しました。」
「え?」
「何を?」
「だからキスです。」
「うっそー!!」
「颯介、声が大きい。」
私たちはガグリア草原から城に戻った。
軍の大群も整然と並び戻って行った。
城には姉の琴乃も駆けつけていた。
ま、ま、参りました!
「いや、俺たち、帝は裏切れない!すまなかった、帝!」
「全面降伏します!」
大型恐竜たちはひざまずき、帝に降伏した。翼竜もだ。
私は颯介を乗せたまま、小高い丘に舞い降りた。
体が震えるほど、感動する瞬間だった。山脈を埋め尽くした翼竜も草原を埋め尽くした大型恐竜たちも、全てが帝に降伏の姿勢を取った。
その時、ナディアを乗せて同じく丘に舞い降りた五右衛門さんが、天に腕を高く突き上げた。
「戻れ!」
「皆、ありがとう!」
空高くまた巨大な穴が空き、そこにカラスたちは一斉に吸い込まれて行った。
帝は手を振っていた。
「うわっ!なんだあれは?」
颯介は最初のカラス登場の時はまだこの場にいなかったので、突然の五右衛門さんの行動とその力に心底驚いたようだった。
「五右衛門さんは、違う惑星の方でございました。」
私は颯介に答えた。
「でしょう?でしょう?」
「でも、今の能力は何?魔術か何か?」
颯介は五右衛門さんに抱きつきかねない勢いで言った。
「いえ、私の親は地球を追われて私は子供の頃から辺境の惑星で育ったのです。」
颯介はぽかんとして言った。
「ロマン」
「そんなロマンがある話でもないです。私は数億年先の地球に生まれた人間ですので、多少は魔術のようなものが部分的に使えるようです。」
「何それ!」
颯介の大興奮ぶりは止まらなかった。
「ね、沙織さん、キスはしたの?」
隣に寄ってきたナディアが私に聞いた。
「え?」
私は目が点になった。
「今それ気になりますか?」
颯介もナディアに言った。
「なんか、ほっとしたら気になった。」
ナディアはそう言った。そうか、ナディアはまさみさんと同じタイプなのかもしれないと私は内心思った。
「しました。」
「え?」
「何を?」
「だからキスです。」
「うっそー!!」
「颯介、声が大きい。」
私たちはガグリア草原から城に戻った。
軍の大群も整然と並び戻って行った。
城には姉の琴乃も駆けつけていた。
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