89 / 185
第89話 三者面談
しおりを挟む
~織原朔真視点~
夏休み前に三者面談を行う。既に文系、理系と別れて授業をしてはいるが、テストの結果などを鑑みて、変更することも可能のようだ。しかしそうなれば夏休みは補講が入る。
三者面談、当日。僕は自分の面談の時間を確認した。生徒達には自分達の時間しか教えられていない。生徒間のプライバシーを守るためでもあるし、現役アイドルの音咲さんの為でもあるし、両親のいない僕の為でもある。
日本では両親が共働きの割合が68%にまで上る。昔と違って三者面談や家庭訪問などがやりにくくなった時代だと世間は言う。担任の鐘巻先生は定時の17時までではなく、20時30分まで学校に残って三者面談を行うそうだ。先生の受け持ったクラス全員の面談が終わるまで一週間程そんな日が続く。
全ての生徒達と隙間なく面談を行うことができればいいのだが、次の面談まで2時間以上あいだが空くこともある。そういう時は僕を入れて調整するそうだ。僕の家庭環境を担任の鐘巻先生は知っていた。高校入学時の書類で両親がいないことを学校側は知っているのだ。義務教育を終えたが、まだ未成年であり、後見人のいない僕にこの学校は国の制度や財団法人や何とか育英会とかで奨学金を借りることを薦めてきたが、戸籍上死亡が認められた母親とは違い、失踪した父親がまだどこかで生きているということで生活保護や奨学金はなかなか認められることはなかった。失踪届けをだして7年間行方が不明なら死亡と認められるのだけれど、そんな期間を待っていたら僕も萌も高校をとっくに卒業していることだろう。
時間を確認した。
──そろそろか……
僕が教室に着く頃には既に面談を終えていたようで生徒とその親の姿はなく、鐘巻先生がただ待っていた。意図的にバッティングしないように取り計らったのだろう。
「おお~来たか、とりあえず座って」
僕は促されるままに座った。鐘巻先生は口を開く。
「で、どんな感じ?」
「…何がですか?」
「進路だよ、進路!織原は成績も良いから奨学金借りて大学に進学することもできるだろ?」
「…ん~まずは妹の進学を優先したいです。僕の稼ぎで余裕が出来れば大学も視野に入れるつもりですが、とにかく今は学校とバイトで手一杯で先のことを考える余裕がないですね……」
Vチューバー活動のことは何となく伏せた。しかし何故だか鐘巻先生は驚きの表情を見せていた。
「…織原、お前いつの間にそんな感じで話せるようになったんだ?いや、良いことなんだけどさ……」
「一対一ならなんとか話せるようになりました。でもまだ一対多数が苦手で……」
「そうか!でも良かったな!」
僕の成長を噛み締めるように、少し間を置いて鐘巻先生は言った。
「ただ織原、自分のことを蔑ろにするのはよくないぞ?」
「…蔑ろ、にはしてないですよ。学校とバイトで手一杯とは言いましたけど、自分のやりたいこともやってて…だからこそこうやって喋れるようになったというか」
「やりたいこと、か……もし、困ったことがあればいつでも──」
僕は大人や社会を信用していない。いつだって自分達の力で生き抜いてきたからだ。萌を遠ざけようとする大人もいた。僕に正論を振りかざして説教する大人もいた。誰も僕達の気持ちなどわからない。わかるわけがない。
「先生には感謝しています。色々と気遣ってくれて、このまま誰にも迷惑をかけずに卒業できたらって考えています」
鐘巻先生は、何か言いたげで物悲しい表情となった。僕を壊さないように、そっと両手で包むような言葉を発そうとしている。
僕は立ち上がった。
「もう、良いですか?」
「お、おう……」
僕が教室から出ると、音咲さんの取り巻きの1人、松本美優さんとおそらくその母親とばったり会った。
──────────────────────────────────────────────────
~松本美優視点~
「え、うそっ!?」
ママがスマホを見ながら言った。こういう時は大抵良くないことが起きる。
「どうしよう美優、今日オープンから入ってるバイトの子が来れなくなったって」
ほらね。私はストローを吸ってグラスに入ったアイスティーを空にしてから言った。
「じゃあ今日の三者面談は私1人で行くよ。ママは仕事で来れなくなったって言えば良いっしょ?」
「それじゃダメよ!あ~どうしましょう…先生に連絡を入れて時間を早めてもらえないかしら……」
ママはそういって、学校の電話番号を調べてから電話をした。
「もしもしぃ~?」
よそいきの高い声でママは喋った。
「はい。お世話になっておりますぅ~」
私はドリンクバーに赴き、新しい飲み物を入れた。
──ママに負担をかけたくないのに……
私は何杯目か忘れてしまったアイスティーを持って、席に戻った。するとママはスマホを耳から離して言った。
「時間変更はできないけど、もしかしたら前の人が予定よりも早く面談を終えて、その余った時間に面談できるかもしれないって!なんか生徒同士がバッティングしないように時間を多めに空けてるみたい!」
「そこまでして来なくて良いよ」
「だからダメよ!あなたの大事な進路なんだから」
「私は──」
私は私よりもママの方が大事なのに。
「じゃあお会計して、学校に向かいましょう?」
そう言って、私達は学校を目指した。
そして指定された時間よりもかなり早く教室の前に着いた私達とほぼ同時に織原朔真が教室から出てきた。
コイツの親がどんな奴か、私は少し興味があった。私は織原から視線をずらして、教室内を見渡すと中には担任の鐘巻しかいなかった。
「は?お前1人で面談したのかよ?」
私の言葉使いをママが注意する。
「コラ!そんな汚い言い方しちゃ──」
「ママは黙ってて!」
私は教室に入り鐘巻に詰め寄る。
「三者面談なのに生徒1人でも良いのかよ?」
鐘巻は困ったような表情をする。
「織原は、その……」
鐘巻は廊下にいる織原に視線をずらす。私も少し遅れて織原を見た。織原は鐘巻に軽く頷くと廊下を歩きだした。
「おい、帰んなよ!」
織原を引き留めてどうしようかとも考えたが私の腹の底から沸き上がる怒りが先行した。
「アイツは特別だから良いの?は?差別?先生がそんなんでいいの?」
鐘巻に怒りをぶつけた。
「美優!止めなさい!!」
教室に入ってきたママに私は言った。
「ママは、女手一つで私を育ててくれた!!」
ママは足を止める。次に私は鐘巻に向かって口を開く。
「そんなママの負担になるようなことはしたくないの……今日だって仕事の合間を縫って来てくれて……」
何故だか涙が溢れ落ちる。怒りを通り越したんだと思う。
「なのに、織原は1人で良いなんておかしい!!」
不平不満はたくさんある。しかしこんなことで爆発してしまった自分に私は少し驚いていた。華多莉と織原の関係。アイツのおどおどした態度。黙っていればなんでも解決すると言ったようなあまっちょろい考え。黙って両親の離婚を受け入れてしまった自分を思い出してつい苛立ってしまう。私はダメで何故か特別視されてる織原に私の怒りの蓄積がピークに達したのだ。
ママが鐘巻に向かって言った。
「す、すみません先生。時間よりも早く来てしまって……その、急に仕事が入ってしまって、予定より面談を早めてもらえませんか?」
「え、えぇ…どうぞ……」
鐘巻は席に座るように促した。
「ほら、美優も座りなさい」
私は座らなかった。代わりにふるふると震えながら、おさまらない怒りを巡らせていた。すると、鐘巻が口を開く。
「あのなぁ、これは織原のプライバシーというか、アイツも言われて嫌だと思うから、これから言うことは誰にも言わないでもらいたいんだが……」
私はキッ、と鐘巻を睨んだ。涙で濡れた瞳でできる唯一の抵抗だ。瞬きをしたらその涙が零れそうだった。鐘巻は私の睨み付けから目を逸らして今度は、ママの方を見た。
「は、はい……」
ママは他言しないと戸惑いながらも頷く。一体何を言われるのか、この時の私は全く予想していなかった。だから最初、鐘巻が何を言っているのか理解ができなかった。
「アイツに、織原には両親がいないんですよ」
その言葉は教室内をゆらゆらと漂う。私はそれをうるんだ瞳で見つめていた。いつまでも眺めることしか出来なかった。ママはというと口元に手を当てて驚いていたんだと思う。鐘巻は続けて言った。
「中学生の時に母親が亡くなって、その後すぐに父親が失踪したみたいなんですよ。親戚もいなければ後見人もいない。アイツは妹さんと2人でバイトしながら生計を立てていて……」
私はやめれば良いのに、何かしら言い返さないと自分が惨めになっていく気がした為に口を開いた。
「…だ、だったらそう言えば…良いのに……」
「アイツさ、中学の時にそんな経験したもんだから声が出なくなったらしいんだ。今は一対一ならなんとか喋れるらしいけど…やっぱりまだまだ面と向かって自分の考えを述べるのが難しいみたいなんだ。俺も最近までそれを知らなくてさ、授業中とかつい当てちまって、悪いことしたとは思ってる」
その後、三者面談が始まった。しかし何を話したのか私は全く記憶していなかった。
夏休み前に三者面談を行う。既に文系、理系と別れて授業をしてはいるが、テストの結果などを鑑みて、変更することも可能のようだ。しかしそうなれば夏休みは補講が入る。
三者面談、当日。僕は自分の面談の時間を確認した。生徒達には自分達の時間しか教えられていない。生徒間のプライバシーを守るためでもあるし、現役アイドルの音咲さんの為でもあるし、両親のいない僕の為でもある。
日本では両親が共働きの割合が68%にまで上る。昔と違って三者面談や家庭訪問などがやりにくくなった時代だと世間は言う。担任の鐘巻先生は定時の17時までではなく、20時30分まで学校に残って三者面談を行うそうだ。先生の受け持ったクラス全員の面談が終わるまで一週間程そんな日が続く。
全ての生徒達と隙間なく面談を行うことができればいいのだが、次の面談まで2時間以上あいだが空くこともある。そういう時は僕を入れて調整するそうだ。僕の家庭環境を担任の鐘巻先生は知っていた。高校入学時の書類で両親がいないことを学校側は知っているのだ。義務教育を終えたが、まだ未成年であり、後見人のいない僕にこの学校は国の制度や財団法人や何とか育英会とかで奨学金を借りることを薦めてきたが、戸籍上死亡が認められた母親とは違い、失踪した父親がまだどこかで生きているということで生活保護や奨学金はなかなか認められることはなかった。失踪届けをだして7年間行方が不明なら死亡と認められるのだけれど、そんな期間を待っていたら僕も萌も高校をとっくに卒業していることだろう。
時間を確認した。
──そろそろか……
僕が教室に着く頃には既に面談を終えていたようで生徒とその親の姿はなく、鐘巻先生がただ待っていた。意図的にバッティングしないように取り計らったのだろう。
「おお~来たか、とりあえず座って」
僕は促されるままに座った。鐘巻先生は口を開く。
「で、どんな感じ?」
「…何がですか?」
「進路だよ、進路!織原は成績も良いから奨学金借りて大学に進学することもできるだろ?」
「…ん~まずは妹の進学を優先したいです。僕の稼ぎで余裕が出来れば大学も視野に入れるつもりですが、とにかく今は学校とバイトで手一杯で先のことを考える余裕がないですね……」
Vチューバー活動のことは何となく伏せた。しかし何故だか鐘巻先生は驚きの表情を見せていた。
「…織原、お前いつの間にそんな感じで話せるようになったんだ?いや、良いことなんだけどさ……」
「一対一ならなんとか話せるようになりました。でもまだ一対多数が苦手で……」
「そうか!でも良かったな!」
僕の成長を噛み締めるように、少し間を置いて鐘巻先生は言った。
「ただ織原、自分のことを蔑ろにするのはよくないぞ?」
「…蔑ろ、にはしてないですよ。学校とバイトで手一杯とは言いましたけど、自分のやりたいこともやってて…だからこそこうやって喋れるようになったというか」
「やりたいこと、か……もし、困ったことがあればいつでも──」
僕は大人や社会を信用していない。いつだって自分達の力で生き抜いてきたからだ。萌を遠ざけようとする大人もいた。僕に正論を振りかざして説教する大人もいた。誰も僕達の気持ちなどわからない。わかるわけがない。
「先生には感謝しています。色々と気遣ってくれて、このまま誰にも迷惑をかけずに卒業できたらって考えています」
鐘巻先生は、何か言いたげで物悲しい表情となった。僕を壊さないように、そっと両手で包むような言葉を発そうとしている。
僕は立ち上がった。
「もう、良いですか?」
「お、おう……」
僕が教室から出ると、音咲さんの取り巻きの1人、松本美優さんとおそらくその母親とばったり会った。
──────────────────────────────────────────────────
~松本美優視点~
「え、うそっ!?」
ママがスマホを見ながら言った。こういう時は大抵良くないことが起きる。
「どうしよう美優、今日オープンから入ってるバイトの子が来れなくなったって」
ほらね。私はストローを吸ってグラスに入ったアイスティーを空にしてから言った。
「じゃあ今日の三者面談は私1人で行くよ。ママは仕事で来れなくなったって言えば良いっしょ?」
「それじゃダメよ!あ~どうしましょう…先生に連絡を入れて時間を早めてもらえないかしら……」
ママはそういって、学校の電話番号を調べてから電話をした。
「もしもしぃ~?」
よそいきの高い声でママは喋った。
「はい。お世話になっておりますぅ~」
私はドリンクバーに赴き、新しい飲み物を入れた。
──ママに負担をかけたくないのに……
私は何杯目か忘れてしまったアイスティーを持って、席に戻った。するとママはスマホを耳から離して言った。
「時間変更はできないけど、もしかしたら前の人が予定よりも早く面談を終えて、その余った時間に面談できるかもしれないって!なんか生徒同士がバッティングしないように時間を多めに空けてるみたい!」
「そこまでして来なくて良いよ」
「だからダメよ!あなたの大事な進路なんだから」
「私は──」
私は私よりもママの方が大事なのに。
「じゃあお会計して、学校に向かいましょう?」
そう言って、私達は学校を目指した。
そして指定された時間よりもかなり早く教室の前に着いた私達とほぼ同時に織原朔真が教室から出てきた。
コイツの親がどんな奴か、私は少し興味があった。私は織原から視線をずらして、教室内を見渡すと中には担任の鐘巻しかいなかった。
「は?お前1人で面談したのかよ?」
私の言葉使いをママが注意する。
「コラ!そんな汚い言い方しちゃ──」
「ママは黙ってて!」
私は教室に入り鐘巻に詰め寄る。
「三者面談なのに生徒1人でも良いのかよ?」
鐘巻は困ったような表情をする。
「織原は、その……」
鐘巻は廊下にいる織原に視線をずらす。私も少し遅れて織原を見た。織原は鐘巻に軽く頷くと廊下を歩きだした。
「おい、帰んなよ!」
織原を引き留めてどうしようかとも考えたが私の腹の底から沸き上がる怒りが先行した。
「アイツは特別だから良いの?は?差別?先生がそんなんでいいの?」
鐘巻に怒りをぶつけた。
「美優!止めなさい!!」
教室に入ってきたママに私は言った。
「ママは、女手一つで私を育ててくれた!!」
ママは足を止める。次に私は鐘巻に向かって口を開く。
「そんなママの負担になるようなことはしたくないの……今日だって仕事の合間を縫って来てくれて……」
何故だか涙が溢れ落ちる。怒りを通り越したんだと思う。
「なのに、織原は1人で良いなんておかしい!!」
不平不満はたくさんある。しかしこんなことで爆発してしまった自分に私は少し驚いていた。華多莉と織原の関係。アイツのおどおどした態度。黙っていればなんでも解決すると言ったようなあまっちょろい考え。黙って両親の離婚を受け入れてしまった自分を思い出してつい苛立ってしまう。私はダメで何故か特別視されてる織原に私の怒りの蓄積がピークに達したのだ。
ママが鐘巻に向かって言った。
「す、すみません先生。時間よりも早く来てしまって……その、急に仕事が入ってしまって、予定より面談を早めてもらえませんか?」
「え、えぇ…どうぞ……」
鐘巻は席に座るように促した。
「ほら、美優も座りなさい」
私は座らなかった。代わりにふるふると震えながら、おさまらない怒りを巡らせていた。すると、鐘巻が口を開く。
「あのなぁ、これは織原のプライバシーというか、アイツも言われて嫌だと思うから、これから言うことは誰にも言わないでもらいたいんだが……」
私はキッ、と鐘巻を睨んだ。涙で濡れた瞳でできる唯一の抵抗だ。瞬きをしたらその涙が零れそうだった。鐘巻は私の睨み付けから目を逸らして今度は、ママの方を見た。
「は、はい……」
ママは他言しないと戸惑いながらも頷く。一体何を言われるのか、この時の私は全く予想していなかった。だから最初、鐘巻が何を言っているのか理解ができなかった。
「アイツに、織原には両親がいないんですよ」
その言葉は教室内をゆらゆらと漂う。私はそれをうるんだ瞳で見つめていた。いつまでも眺めることしか出来なかった。ママはというと口元に手を当てて驚いていたんだと思う。鐘巻は続けて言った。
「中学生の時に母親が亡くなって、その後すぐに父親が失踪したみたいなんですよ。親戚もいなければ後見人もいない。アイツは妹さんと2人でバイトしながら生計を立てていて……」
私はやめれば良いのに、何かしら言い返さないと自分が惨めになっていく気がした為に口を開いた。
「…だ、だったらそう言えば…良いのに……」
「アイツさ、中学の時にそんな経験したもんだから声が出なくなったらしいんだ。今は一対一ならなんとか喋れるらしいけど…やっぱりまだまだ面と向かって自分の考えを述べるのが難しいみたいなんだ。俺も最近までそれを知らなくてさ、授業中とかつい当てちまって、悪いことしたとは思ってる」
その後、三者面談が始まった。しかし何を話したのか私は全く記憶していなかった。
0
あなたにおすすめの小説
クラスでバカにされてるオタクなぼくが、気づいたら不良たちから崇拝されててガクブル
諏訪錦
青春
アルファポリスから書籍版が発売中です。皆様よろしくお願いいたします!
6月中旬予定で、『クラスでバカにされてるオタクなぼくが、気づいたら不良たちから崇拝されててガクブル』のタイトルで文庫化いたします。よろしくお願いいたします!
間久辺比佐志(まくべひさし)。自他共に認めるオタク。ひょんなことから不良たちに目をつけられた主人公は、オタクが高じて身に付いた絵のスキルを用いて、グラフィティライターとして不良界に関わりを持つようになる。
グラフィティとは、街中にスプレーインクなどで描かれた落書きのことを指し、不良文化の一つとしての認識が強いグラフィティに最初は戸惑いながらも、主人公はその魅力にとりつかれていく。
グラフィティを通じてアンダーグラウンドな世界に身を投じることになる主人公は、やがて夜の街の代名詞とまで言われる存在になっていく。主人公の身に、果たしてこの先なにが待ち構えているのだろうか。
書籍化に伴い設定をいくつか変更しております。
一例 チーム『スペクター』
↓
チーム『マサムネ』
※イラスト頂きました。夕凪様より。
http://15452.mitemin.net/i192768/
【完結】好きって言ってないのに、なぜか学園中にバレてる件。
東野あさひ
恋愛
「好きって言ってないのに、なんでバレてるんだよ!?」
──平凡な男子高校生・真嶋蒼汰の一言から、すべての誤解が始まった。
購買で「好きなパンは?」と聞かれ、「好きです!」と答えただけ。
それなのにStarChat(学園SNS)では“告白事件”として炎上、
いつの間にか“七瀬ひよりと両想い”扱いに!?
否定しても、弁解しても、誤解はどんどん拡散。
気づけば――“誤解”が、少しずつ“恋”に変わっていく。
ツンデレ男子×天然ヒロインが織りなす、SNS時代の爆笑すれ違いラブコメ!
最後は笑って、ちょっと泣ける。
#誤解が本当の恋になる瞬間、あなたもきっとトレンド入り。
罰ゲームから始まった、五人のヒロインと僕の隣の物語
ノン・タロー
恋愛
高校2年の夏……友達同士で行った小テストの点を競う勝負に負けた僕、御堂 彼方(みどう かなた)は、罰ゲームとしてクラスで人気のある女子・風原 亜希(かざはら あき)に告白する。
だが亜希は、彼方が特に好みでもなく、それをあっさりと振る。
それで終わるはずだった――なのに。
ひょんな事情で、彼方は亜希と共に"同居”することに。
さらに新しく出来た、甘えん坊な義妹・由奈(ゆな)。
そして教室では静かに恋を仕掛けてくる寡黙なクラス委員長の柊 澪(ひいらぎ みお)、特に接点の無かった早乙女 瀬玲奈(さおとめ せれな)、おまけに生徒会長の如月(きさらぎ)先輩まで現れて、彼方の周囲は急速に騒がしくなっていく。
由奈は「お兄ちゃん!」と懐き、澪は「一緒に帰らない……?」と静かに距離を詰める。
一方の瀬玲奈は友達感覚で、如月先輩は不器用ながらも接してくる。
そんな中、亜希は「別に好きじゃないし」と言いながら、彼方が誰かと仲良くするたびに心がざわついていく。
罰ゲームから始まった関係は、日常の中で少しずつ形を変えていく。
ツンデレな同居人、甘えたがりな義妹、寡黙な同クラ女子、恋愛に不器用な生徒会長、ギャル気質な同クラ女子……。
そして、無自覚に優しい彼方が、彼女たちの心を少しずつほどいていく。
これは、恋と居場所と感情の距離をめぐる、ちょっと不器用で、でも確かな青春の物語。
隣の席のクールな銀髪美少女、俺にだけデレるどころか未来の嫁だと宣言してきた
夏見ナイ
恋愛
平凡な高校生、相沢優斗。彼の隣の席は『氷の女王』と噂のクールな銀髪美少女、雪城冬花。住む世界が違うと思っていたが、ある日彼女から「私はあなたの未来の妻です」と衝撃の告白を受ける。
その日から、学校では鉄壁の彼女が、二人きりになると「未来では当然です」と腕を組み、手作り弁当で「あーん」を迫る超絶甘々なデレモードに!
戸惑いながらも、彼女の献身的なアプローチに心惹かれていく優斗。これは未来で結ばれる運命の二人が、最高の未来を掴むため、最高の恋をする糖度MAXの青春ラブコメディ。
俺をフッた幼馴染が、トップアイドルになって「もう一度やり直したい」と言ってきた
夏見ナイ
恋愛
平凡な大学生・藤堂蓮には忘れられない過去がある。高校時代、告白した幼馴染の星宮瑠奈に「アイドルになるから」とこっ酷くフラれたことだ。
数年後、瑠奈は国民的アイドル『LUNA』として輝いていた。遠い世界の住人になった彼女との再会なんて、あるはずもなかった――そう、変装した彼女が俺の前に現れ、「もう一度やり直したい」と泣きつくまでは。
トップアイドルの立場を使い強引に迫る元幼馴染と、過去の傷。揺れ動く俺の日常を照らしてくれたのは、俺の才能を信じてくれる後輩・朝霧陽葵の存在だった。
俺をフッた幼馴染か、俺を支える後輩か。過去の清算と未来の選択を描く、ほろ苦くも甘い、逆転ラブコメディ、開幕。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
イケボすぎる兄が、『義妹の中の人』をやったらバズった件について
のびすけ。
恋愛
春から一人暮らしを始めた大学一年生、天城コウは――ただの一般人だった。
だが、再会した義妹・ひよりのひと言で、そんな日常は吹き飛ぶ。
「お兄ちゃんにしか頼めないの、私の“中の人”になって!」
ひよりはフォロワー20万人超えの人気Vtuber《ひよこまる♪》。
だが突然の喉の不調で、配信ができなくなったらしい。
その代役に選ばれたのが、イケボだけが取り柄のコウ――つまり俺!?
仕方なく始めた“妹の中の人”としての活動だったが、
「え、ひよこまるの声、なんか色っぽくない!?」
「中の人、彼氏か?」
視聴者の反応は想定外。まさかのバズり現象が発生!?
しかも、ひよりはそのまま「兄妹ユニット結成♡」を言い出して――
同居、配信、秘密の関係……って、これほぼ恋人同棲じゃん!?
「お兄ちゃんの声、独り占めしたいのに……他の女と絡まないでよっ!」
代役から始まる、妹と秘密の“中の人”Vライフ×甘々ハーレムラブコメ、ここに開幕!
10年ぶりに再会した幼馴染と、10年間一緒にいる幼馴染との青春ラブコメ
桜庭かなめ
恋愛
高校生の麻丘涼我には同い年の幼馴染の女の子が2人いる。1人は小学1年の5月末から涼我の隣の家に住み始め、約10年間ずっと一緒にいる穏やかで可愛らしい香川愛実。もう1人は幼稚園の年長組の1年間一緒にいて、卒園直後に引っ越してしまった明るく活発な桐山あおい。涼我は愛実ともあおいとも楽しい思い出をたくさん作ってきた。
あおいとの別れから10年。高校1年の春休みに、あおいが涼我の家の隣に引っ越してくる。涼我はあおいと10年ぶりの再会を果たす。あおいは昔の中性的な雰囲気から、清楚な美少女へと変わっていた。
3人で一緒に遊んだり、学校生活を送ったり、愛実とあおいが涼我のバイト先に来たり。春休みや新年度の日々を通じて、一度離れてしまったあおいとはもちろんのこと、ずっと一緒にいる愛実との距離も縮まっていく。
出会った早さか。それとも、一緒にいる長さか。両隣の家に住む幼馴染2人との温かくて甘いダブルヒロイン学園青春ラブコメディ!
※特別編6が完結しました!(2026.1.21)
※小説家になろう(N9714HQ)とカクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録や感想をお待ちしております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる